たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

なぜ、大きい女の子は魅力的なのか!!?

 
表紙絵でベタ惚れしたのででっかいのはってみる。
富士山さんは思春期最高にいいね!!!
そうなのよ。ぼく背の高い女の子好きなんです。
『ネガティブツインタワー』とか大好きでした。
もっと大きな巨大娘(怪獣級)も好きですが、180センチくらい、大好きですいいよねー。
あと富士山さんは眉毛がいいよ最高にいいよ。
 
身長181cmの中学二年生の女の子と、身長160cmの男の子の恋の物語です。
160cmは低くはない。中学生だと普通かちょい大きいくらい。
だがしかし、中学二年生で181cmは大きい。かなり。
 
この二人、幼馴染です。小学校まではよく遊んで、中学に行ったらそんなに話さなくて。
読者から見て富士山さんはすっげえ可愛く描かれているんですが、中学生男子達は興味を持ちません。
「175越えたら女じゃないしなっ」とクラスメイト。おいふざけんな屋上!
でもまあ、中学生男子ってそんなもんですよね。
序盤は「富士山さん大きい」という大きい子ネタでやり取りされますが、少年上場は気づいてしまいます。
背が大きくて、天真爛漫な富士山、「最高だぜ」
な! ほらな! お前いいよ、実にいい!
こうして、二人はあれよあれよという間に、付き合うことになるのです。
 
背は大きくても、二人は中学生。全然心育ってません。
本当にぎこちない、二人の恋愛。それを、富士山さんが大きいことで起きる小さな小さなハプニングで彩りながら、青春の日々を描きます。
 
背が大きい子が好きなのは性癖、みたいなセリフがありますが、違う。
マンガの場合、「背が大きい女の子」には2つの魅力があります。
このマンガはそこをがっちり掴んでいる。
まあ、古いところですが思い出すのは『かぼちゃワイン』。基本、その2点は同じだと思います。

 
一点目は思春期男子から見て、女の子は不思議だということ。
極端な話、異生物です。自分たちと違う人種どころか、生態系自体違うんじゃないかってくらい不思議。
大人になっても異性は不思議ですけどね。謎の彼女Xですよ。よだれなめたいよ。
背の高い女の子は、もう物理的な大きさとして、理解できない、自分たちの身体と違うんです。
その物理的大きさと、精神的に感じる存在の大きさが比例します。
逆に、なんでそんなにってくらい小さい女の子像も、「女の子は不思議」の直系。
 
物語は上場君視点で描かれます。
だから、いつも大きな富士山さんを見てるんです。
中学思春期に、これだけ視界に大きな存在として女の子が入り続けているのが描かれたら、いかに自分がその子に夢中なのかをじわじわ感じ取れて、もう自然に富士山さんに恋します。
ただ、かわいいなあと思いつつも、彼女が何を考えているかまでは「わからないなー」という感じなのがいいのです。
 
二点目は、性的フェチズムが大きく視界にはいる感覚の表現。
身長が大きい、イコール、胸が大きい、脚が長い、肉体の隅々まで健康感あふれる。
また富士山さんバレー部なのよね。ひゃー汗の匂いかぎたい。
実際に大きいサイズで眼に入るんですが、それはまんま、性的な興味やドキドキの大きさに比例します。
一点目も二点目もそうですが、「いかにその子が大きく自分にとって見えるか」に集約されていきます。
背が大きいことで、それがわかりやすくなっている。
 
富士山さんは、天真爛漫で、元気で、健康的で、明るい。
思春期的な悩みも抱えつつ、それも振り払ってニコニコしている太陽のような子です。
口数は多くないですが、のびのびはしています。
彼女のモノローグは一切ありません。すべて、富士山さんを見ている、上場くんの視点・モノローグで描かれます。
 
女の子ってかわいい。
女の子って不思議。
女の子って魅力的。
女の子って、なんで一緒にいるとこんなに幸せになるんだろう。
 
大きいから好きなんじゃなくて。
好きだから大きい。
 
ああ、中学生の頃こんな恋愛してみたかったなあ。ときめきたかったなあ。
今、富士山さんと付き合えるなら……そりゃ嬉しいけど、ちがうんだよ。
中学生の時に、大きい女子中学生と、素朴な恋をだな!
 
なんか自分で色々考えてると、背の大きい女の子も魅力的だし、ちっちゃい女の子もやはり好き。
電撃4コマ コレクション ちいさいお姉さん 6 (電撃コミックス EX 電撃4コマコレクション 140-6)
『ちいさいお姉さん』とか最高ですよね。あれは20代だけど(そこがいい
中学時代の恋愛そのものが、好きなんだろうなあ。
疑似体験楽しい。もっとドキドキさせてね。
 
眉毛太いのはすごくいいよね。