たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

マンガから「遊園地デート」が無くなる日がくるのか?

友達と「遊園地」の話をしながらWikipedia見て、びっくりしたものです。

遊園地 - Wikipedia
めっちゃ減ってるのな遊園地。
 
まー、ディズニーランドとかユニバーサルは別格として、wikiの北海道の欄を見て欲しいですよ。この減りっぷり。
34あったのが、今3つしかない。(しかもそれぞれスキー場隣接のものだけ)
中島公園こどもの国とかいつの間になくなったんだろう?
 
東京も、ナンジャタウンとかを含めても7つ。正式にカウントされていないのも入れたらもうちょいありそうですが、そんなもんかー。
大阪は近鉄玉手川遊園地やさやま遊園など、20世紀初頭からあった遊園地が、00年前後に閉園。
 
ぼくは北海道で行われるロックフェス「JOIN ALIVE」に毎年行っていて、そこが「北海道グリーンランド」という遊園地を使ったイベントなんです。
いいよね、遊園地でロックフェス。サーカステントのライブとか楽しいですよ。
しかし、遊園地自体はむっかしからのまんまで、確かに家族連れは来ているけれども、盛況といった趣ではない。
ライブイベントとの共存はナイスアイデアだと思いますが、古びたままの遊具には哀愁を感じてなりません。
 
で、ですよ。
家族連れ遊園地はわかりますが、カップルで遊園地って今も「あこがれ」なんだろうか?という疑問が湧いてならない。
少女漫画やラブコメやギャルゲーでは定番中の定番だけど、東京近辺ならディズニーランド行くんじゃないの?って気がする。少なくとも北海道の遊園地であんまりカップル見たことがない。
無論ゼロじゃないですよ、絶対いると思うし。むしろ浅草花やしきに行くカップルとか最高にかっこいい。最高時速たったの42km/hのローラーコースター!
ただ、これだけ遊園地が閉じたように、遊びに行く場所が変容しているのは間違いない気がします。
 
一番大きいのは、巨大アミューズメントスポットの誕生。
つうかラウンドワンです。リア充の巣窟で非リア充が入りづらい場所ベスト3入りします。……ってマンガのネタにはなるけど、案外そうでもないか。
ジェットコースター系絶叫マシーンはないけど、ひと通り遊べる。しかも安い。
90年代から00年代だと、そういう建物の中に、巨大ゲームゾーン(レーザーシューティングとかそういうの)があったものですが、今はそれも減ったのかなー。
でもアミューズメントスポット内のホラーハウスとか、実在してます。
 
もう一つはお台場のような、家族連れ・カップル向けに進化した遊び場所が増えたこと。
遊園地の正当進化系がこれなのかも?
また、観覧車+遊具+ショッピングモールなんてのも増えています。
単体遊園地ではなくなってきている。
 

                                                                                                                                          • -

 
まあ、リアルでどこに行くのかってのは、人それぞれなので別にいいのです。
問題は、アニメ・マンガ・ゲーム・ドラマなどで、「遊園地」の扱いは今後どうなるのか。
 
記号的に「遊園地に行く=デート」みたいなイベントなわけですよ、特にゲームだと。
観覧車とかなー。憧れだよなーふたりきり。エロマンガだと重要だよなー。
やっぱり「人の多い遊園地に行って」というシチュエーションに持っていくまでの流れが面白いんだから、「遊園地」がなきゃいけない。
 
海・山・遊園地。
今はまだ、読者層が大人で、遊園地にしょっちゅう子供の頃いっていた、憧れだった層が見ているからそこにノスタルジックや共感を覚えます。
でも、遊園地に行かないで、ラウンドワンに行く子どもたちが大人になったとき、「遊園地デート」という記号に共感できるんだろうか?
 

                                                                                                                                          • -

 
結論から言うと、遊園地デートイベントは、今後もアニメ・マンガで活躍すると思ってます。
たとえ、行ったことがない読者層がメインになっても。
 
例えば今、ブルマはありません。
でも、小中学生の読むマンガでもブルマは存在します。男の子の心をくすぐります。
 
多分そういう、ファンタジーな空間になっていくんじゃないか。
プチディズニーランドみたいな、デートでいく夢の国というもう一つの世界として残り続けるんじゃないかなと。
実際にそれが、仮に、ディズニーランドのような大テーマパーク一極化した時代になっても。
ただ、もしかしたらですが、マンガ・アニメ・ゲームのようなフィクションの中での遊園地は、実際の遊園地ではありえない遊具が出てくる可能性は、十二分にあるな、と思いました。
ドラマになるとまた大変そうですけどね。ロケが必要なので。
 
ネズミーランドでたこぶえ号に乗るマンガを描くのも大変。許可的に。
やっぱり遊園地はどこまでも、夢の詰まった楽しく面白い空間で、人であふれかえっていないといけない。
ぼくは、やっぱり遊園地でダブルデートしてドキドキみたいなシチュエーションを、ベタではあっても今後も見たいなあと心底感じます。
観覧車が一周20分くらいが平均のところ、1時間近く乗っていてもいいんです。それでいいのです。
ヒーローショーとかボリショイサーカスとか見ているシーンを、見たいのです。親の気持ちで。
ああ「みつどもえ」のひとはを遊園地のヒーローショーに連れて行ってあげたい。