たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

徒歩暴走族についてしらべてみた。

色々なニュースサイトで取り上げられてますね、これ。
札幌に多い、と聞きますが、実はあんまり見たことありません。ってわけで、気になるので調べてみました。

先ほどのサイトから引用。
「特攻服を着て、繁華街(札幌中心部では狸小路・大通りやすすきのなど) に出没し、迷惑な行為をする・・・これが徒歩暴走族です。寒い外だけでなく暖かい地下街も活用するとか。」
コレだけ見るとネコか浮浪者みたいです。もっとも迷惑行為を働くのが問題点。
「暴走族の事例からも分かるように、北海道の冬は、たいへん厳しいのであります。」このおとしかたはどうよ。
単純にまとめると、
夏・バイクで暴走族  冬・寒くてすべるから徒歩
って感じみたいですね。確かに冬はほとんど暴走族見かけません。あたりまえだあね。冬にバイク乗るのは、自殺しにいくようなもんです。
そもそも暴走族っていうのはどのへんをさすのか。wikipedia
やっぱり1980年代が一番盛り上がったみたいですね。横浜銀蝿とかなめ猫グッズが出始めたころです。なめ猫、今みてもかわいいなあ?
21世紀になってからは、田舎にこそ多いものの、都会部ではほとんど見かけなくなりました。ようは「ダサイ」「上下関係がめんどくさい」から、ストリートギャングに流れているようです。なんつーか、仁義とか信念とか誇りまで捨てちゃった感じがして、ちょっとなー。
とはいっても、「誇り」なんつー「暴走族=カッコイイ」のイメージは、やっぱりマンガとバイク雑誌に根ざしていると思います。
 
マンガで言うと、湘南爆走族」「特攻の拓」「BE-BOP-HIGSCHOOL」(主に「マガジン」系列?)、バイク雑誌でいうと「ティーンズロード」「チャンプロード」なんかでしょう。このへんは別の機会にでも調べてみたいところ。こうして、「悪」がかっこいいいい、という変な文化が育ちます。いわば、連続万引き犯や、変質者を「かっこよく」描くのと同じで、妙な話です。
 
ではそれらをふまえて「徒歩暴走族」の記事を見てみます。
北海道だけじゃなくて姫路でも。
2006年記事。いるんですねー、あったかいとこにも。2000人の警官など、すごい警戒態勢からも、規模がうかがえますね。記事には、なんかほんとマンガみたいな写真が載ってます。写真は特攻服ではありません。ゆかた祭りなのにゆかたも着てません。「『電車などで来て、途中で特攻服に着替える若者もいる』といい、“徒歩暴走族”と呼ばれる。」暴走もなにも、走ってすらいません。一人で電車乗ってるときどんな感じなんだろう?記事だけ見ると、暴走族ってより、「単にめちゃくちゃしたい」フーリガン的な感じです。お祭りの期間も短くなっちゃったらしいですね。「お祭りに暴走族(徒歩)」のイメージは、結構現実的で深刻な問題のようです。
1999年の徒歩暴走族の記事
ちょっと時代さかのぼってみますinサッポロ。1995年のサリン事件とかでごたごたしていたころですね。まだこのころは札幌にも、うじゃうじゃと徒歩暴走族がいた時期です。「『口で』爆走音を奏でる」ってのは本当でしょうか??ブーンバリバリ。
2001年記事(8月7日の日記)(終わらない日々)
inサッポロ。目撃者証言です。どっちかというと「仮想暴走族」のほうがが面白すぎですねwこうやって見ると、なんだか風物詩的です。
2003年 家庭訪問で壊滅作戦 61人が「辞めます」(のんびりすくぷ)
ソースがないのでリンクページだけ。家庭訪問かー。先生みたいだなあ。このころから「徒歩暴走族」は存在そのものがあやふやで、小さい規模になっていきます。暴走族を擁護するつもりはないですが、なんかショっぱいですね。とはいえ、まだわずかながら気合の入った人たちが残っているようです。
暴走族対策の条例を制定する自治体増える
2004年記事。暴走族そのものの対策が徹底化されます。2003年の家庭訪問の話も載ってますネ。「集団で『声出し』などの威圧行為を行う」、なんだろう、いっせいに並んで声はりあげるんだべか。
しらべてみた
「自分の所属する暴走族名や自分の名前などを大声を張り上げて名乗る」ことだそうです。昔の武将みたいですネ。
 
はて、徒歩で特攻服着て暴れる、というと、今増えている「カラーギャング」を思い出します。どういうとこがちがうんでしょうか?
TOKYO THUG NIGHT
「『カラーギャング』なる集団はアメリカで犯罪を繰り返すストリートギャングを真似したものでHIPHOPの影響が非常に強い。」なるほど、ファッションの方向性がちがうようですね。流行の差、ってレベルかな。上下関係がないのもちょっとちがいます。「池袋ウエストゲートパーク」「TOKYO TRIBE」を思い出します。とはいえ、徒歩で暴行など、やってること自体は同じですね。カラーギャングも移動手段は、車・徒歩・交通機関でしょうし。曲がった自己主張する若者、って面では変わってないと思います。カラーギャングももうすこし調べてみたいところ。
 
徒歩暴走族カラーギャングは、どちらもフーリガン的に暴力行為をはたらく、という面では、同じように迷惑千万。なくなっていくのが一番望ましいです。
そこで、いやな名前をつけようキャンペーンが広がります。
暴走族を珍走団とお呼び
2000年以降「暴走族と言う語句がかっこよすぎる」ということで、「珍走団」というカッコワルイ名を使おうと言う動きが起きます。もちろん読みは「チンソウダン」。
カッコワルク呼ぼう!(探偵ファイル)
珍走行為で少年を逮捕」うーんかっこわるい。
ジグザグ走行→振り珍走
二人乗り→二個珍
レディース→女珍

「にょちん」いやすぎ。

んで、当の「徒歩暴走族」は・・・
徒歩暴走族珍歩団
「チンポダン」。歩いてるだけでえらい恥ずかしい呼ばわり方です。でも、このくらい恥ずかしくて当然なことはしてますね。
友人「お前のアニキ、珍歩団なの?だっせー」
彼女「ねえ、珍・・・なんてやめて!」
効果は抜群かと思います。言うのも恥ずかしいですね。wikiにもありましたがどうせ言うなら、みうらじゅんが言っていた「おならぷーぷー団」がいいです(`・ω・´)ノ
色々な珍名称
珍が格好いいと勘違いしている人→珍般児(チンパンジー) これはうまい。
かっこいいと思い込んでいるチンパンジーな人たちは、コスプレにしておけばいいと思います。まずはその辺から。
 
オマケ
「にこにこぷん・苺みるく」バイク
どのへんがかっこいいんですか。
自転車暴走族、秋田で少年9人を検挙
沖縄にいっぱいいた、と友人に聞きましたが、秋田にも。自転車かー。自転車ね。自転車かア。車にはねられるヨ。