たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

笑う被告。

笑う被告、涙の両親 奈良女児殺害判決
死刑にガッツポーズ 小林被告にんまり 奈良女児誘拐殺人 YellowTearDropsより)

とんでもない事件だな、とありふれたコメントしか浮かばないです。
 
が、こんな気の狂った事件そうそうないので、いっそ逆に勝手解釈してみます。とんちんかんだったらスイマセン。
結局これ、死ぬとか死なないとか、犯罪の軽重じゃなくて「アピール」だったんでしょうか?
笑う被告。名前だけでシュールすぎです。
とはいえ、どうせアピールするならもっとハデにやらかせばよかったんじゃないか、と思ったりもするのです。
少し気がひけるところも多少なりとも彼には・・・ないよ!
やっぱりどうしてもこれは笑ってすませられんわ。
 
謝罪の言葉なく、死刑を望んだ宅間守死刑囚と類似。
死刑を望んだ被告としては、かの「大阪小学校児童殺傷事件」の宅間守を思い出します。
しかしどうも今回の事件は、根本的に何か被告の根っこが違う気がしてならないのです。
判決を聞いて・宅間守の人生
妄想性人格障害者の話とかは興味深いですね。

1、十分な根拠もないのに、他人が自分を利用する、危害を加える、またはだますという疑いをもつ。
2、友人などの誠実さや信頼を不当に疑い、それに心を奪われている。
3、情報をもらすと自分に不利に使われるという恐れのために、他人に秘密を打ち明けようとしない。
4、悪意のない言葉や出来事の中に、自分をけなす、または脅す意味が隠されていると思い込む。
5、侮辱された、傷つけられた、または軽蔑された感じると、恨みを抱き続けけ、相手を許さない。
6、自分の評判などに敏感に反応し、攻撃されていると感じ取り、すぐに怒ってたり、逆襲する。
7、何の根拠もないのに、配偶者や恋人の貞節に対して疑いを持つ。

宅間はこうであったため、病人のようであったわけです。
そりゃね、心身ともに狂うわ。でも、そんな彼の犯罪を裁くのは死刑しかなかったのに、死刑にしたら喜ぶという狂いっぷり。
 
正直ね、死刑じゃダメだと思うんですよほんと。一生なんか責め苦を味わうような仕方じゃないと、家族は納得しませんヨ。
いや、家族はどうあっても納得なんてできないんですが。
昔の残虐すぎる死刑法は、こう考えると、狂人的殺人犯に対しては効力があったのかもしれません。できるだけ楽な死に方、なんて甘いのかもしれないです。
(もっとも、じゃあだれが死刑執行するの?という問題に発展していくわけで。)
 
今回の小林被告は、さらにあらゆる面で、半端。
宅間被告の精神的な闇も感じないし、快楽殺人犯的でも、恨みもった殺人でもない。宮崎勤のような偏執的な部分も感じられない。
すごく、適当な感じがしてならないんですよ。アピールだとしても半端すぎ。
何考えてるの?

小林被告の死刑判決は当然と考える。だが、死刑確定の早急な死刑執行は慎重に考えてもらいたい。無理かもしれないが、小林被告には謝罪の言葉と同時に死刑執行がいつになるのかを苦しむ焦燥感、そして絞首刑にされる恐怖を胸に刻んでもらいたい。

できるのであれば、気が狂いそうなくらいの何かが必要なのかもしれない、と感情的に思ってしまいます。
まあね、だめですよ。そんなことしたら。わかってはいるんです。
でも・・・。自分がその家族だったらこの手で殺してしまいたいくらいに。辛いだろうなあ。
復讐が何も生まないのも、わかってはいるんです。
死が苦しみじゃない時代。狂ってるなあ。
 
オマケ
拷問資料館ザイーガより)(グロ注意)
なにがすごいかって全部少女マンガ仕立てのイラストだということ。
今の萌えブームの最果てでしょうか。いや、グロテスクすぎて萌えれません。怖い!
リアルな図柄よりかえってなんだかフェティッシュな感じがするのが、二次元文化なのかしら。
 
とはいえ、資料としてもかなりくわしいです。
「騒々しい人の笛」なんて初めて知りました。
痛い系はともかく、曝し系はこのくらいやらないといけない、そんな時代もあったんだなあ、と思い知らされます。まあ、非人道的なのは間違いないですが、辱め系の刑罰もひょっとしたら必要なのかなあ、一部には。市中引き回しだお代官さま。