たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

mixiが危ないんじゃなくてネットが危ない。

  • mixi大ピンチの巻

ここしばらくmixiがらみの鬼のような出来事が続いています。
アタック25事件と保険証事件は先日も書きましたが、ヌード写真とプライバシー漏洩事件に、チェーンメールの続出。挙句の果てには株価が大暴落。IDも無連絡で大幅削除されまくりというパニック状態。なんだこの恐怖政治時代の有り様!?
おーーい!mixiよどこへいく!?
 
mixiと日記とチェーンメールの相関。
mixiの株価が危険な気がする件について。
RinRin王国より)
mixiが株価暴落・炎上続発で捨てアカを退会しまくってるっぽい明日は明日の風が吹くより)
とりあえず気になる方はmixiで消されてないかチェックしたほうがよいかもです。変なことしてない限り消えてないようですが、どうも基準がわかりません。ご存知の方は知ってると思いますが、とある噂にふれるとアウトとかなんとか。ふう、とりあえずマイミクも含めて消えてなくてよかったー。
にしても、ちょ、このグラフ・・・なんかわけわからないんですが。
(追記・mixiの株価が特別じゃないRinRin王国より)10月11日)
そして、ヤフオクの「mixi」の扱い。うはあ…なんじゃこりゃ。惨憺たるありさまなのでここには載せません。気になる人はヤフオクで「mixi」と入れてみましょう。
 
そんなこんなで、ここ1月くらいのmixiの大惨事ときたら、目を覆わんばかりです。
しかし、なんだか「ほんっとmixiときたらぜんぜんダメだね!」といえない自分がここにいます。
好きだからってのもあるんだけど、たまたま目立っちゃってるのがmixiだった、って気がしてて、本質が別のところにある気がするんですよ。

  • mixiが悪いのですか?

非常に興味深く、かつわかりやすくまとめられたエントリがあったので、ちょっとこちらの記事を参考に。
それは mixi だけの問題か?(suVeneのあれ)

要するに、mixi というサービスは日本国内においてリアルとネットの境界を曖昧にするという意味で、先駆者であり、もっとも成功した事例だという事にすぎない。これからはもっと色んなところで、リアルとネットの融合は進み、先に定義した一般ユーザーの進出は著しくなる事は明白だ。
そんな時、「mixiユーザーは」という言葉は「○○ユーザーは」という言葉に置き換わっていくだけだろう。

mixiが今大きな問題点を抱えているとは思います。ありますよやっぱり。名前とかさらしちゃったりとか(っていうかプライバシーがわりと丸出し)、リアル悪口のはきだめになってたりとか、デマがおおいとか。
んじゃ、mixi以外ならよかったのか?と言われると、おそらくここにも書かれているとおり、別のサービスであっても同じことになる気がします。
 
mixiの閉鎖性、というか村意識にはやはり懸念するところはあります。決していい状態ではないですネ最近。個人情報のだだもれ事件や、暴露愚痴をいうのを自分も目で見ましたが、あれは「閉じてるからいいや」的でほんと気分がわるい。んじゃオープンにすればいいか、となるとSNSの存在そのものの価値が…。
あれ?なにか自分おかしなこといいはじめてますヨ?
mixiって楽しいはず、楽しかったはずだけど、・・・あれれ?
そう、実際はその「みんなのくつろぎ空間」「それでいて新しい人と出会える場所」というのが一番の楽しさのはず、だと自分は思っています。
できれば、面白い人だなと思ったらどんどんマイミクにしたいし、知り合いは増やしたいものです。本音は。それがSNSだったはず。
やっていることは、多分間違っていない、はず。プライバシーとか悪口とかの問題も、mixiが、ではなく個々の管理の問題が一番だと思いますし。
 
現在のこの惨状、このエントリでも指摘されているように、「コミュニケーション」が多数に広がっていく場合必ずあることなんですよネ。リアルでも。

  • たとえば。

自分が小学校の教室にいるとします。最初は2,3人の仲良しさん幼馴染は楽しくやっていました。
30人クラスになったとき、気の会うグループができはじめます。するとその中でケンカや悪口も自然発生します。
中学校になると部活などの関係で、学年単位のグループができます。すると、聞こえないところで悪口をいったり暴露しあったりも増えます。なかなか実態は見えません。
そのうち悪事が発覚し、問題になっていきます。
「ここの学校の生徒ときたら!」
しかし、最初の2,3人の仲良しの幼馴染は、なーんにも悪いことしてません。でもその学校にいることでしょんぼりなのです。
一方、他の学校の子は「あそこの学校悪いんだよねー」っていいます。
 
他の学校の子は「mixi会員じゃない人」、中学校の生徒は「mixi会員」。
人の輪は広がると、どうしてもマイナス面は出てきます。ましてや「半リアル(現実はちょっとしっててネットで良く会う)」な環境という間口を開いた「mixi」です、問題が起こるのはわからんでもないです。たまたま、その学校が「mixi」だったってだけ。

  • mixiを憂うよりも?

先に定義した「一般ユーザー」においては、mixi だろうがオープンだろうがクローズだろうが、リアルと同じ繋がりに近いネットワークが近づけば近づくほど、この問題の発生率は高くなるだろう。

近年、「ネットむずいよこわいよ」信仰が激減したことで、パソコンを今まで使ってなかったライトユーザー層にが爆発的に広がりました。
そのネット本来の楽しさを教えてくれる存在としての「mixi」の功績は非常に大きいと思います。決して悪の巣窟ではない、楽しい場所だったんですヨ。って過去形で書くとなんかヤだな。
コミュニケーションの幅が広がったとき、悪いこと傷つくこともありますが、楽しいこともいっぱいあるじゃないですか。それは「mixi」にはまだ残っているはず、だと、思いたい。自信ないナア。
いやもうmixiじゃなくてもいいや、これからネットをはじめるすべての人に言えることだと思います。
 
人間が大人になるときに、人付き合いのマナーを学びます。んで痛い思いとかもしながらやっていいこと悪いことを学んでいきますが、今は何もかも便利すぎるますネ。楽チンインターネット、楽チン出会い。楽チンなのは、いいことなんですが。
「ネットのコミュニケーション」についての知識が追いつかず、技術ばかりが先行している今日この頃。ネチケットメディアリテラシー、なんていわれるものがもう一度問われ直されているのかもしれませんネ。そういえば最近の小中学校の授業で、メディアリテラシーの授業もあるみたいです。うん、必要だ。
 
というわけで草の根BBSからやりなおしてらっしゃい!・・・なんていいませんヨ?
いわゆる「メディアリテラシー」。自分も絶賛お勉強中です。