たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

結果論でしかないんだけれど。

14歳以上への「性交後ピル」無償提供に波紋 チリ

 バチェレ大統領は9月はじめ、14歳以上の女性を対象に、それまで暴行被害を受けた場合にだけ提供していた緊急避妊ピルの無料提供を始めた。両親の承諾は必要ない。反対派は差し止めを求めて提訴したが、裁判所は22日、提供を認めた。
 カトリック教会のサンティアゴ大司教は「結婚と家族への攻撃だ」と非難。与党の一角を担うキリスト教民主党女性党首、アルベア氏も「安易な道を選んだ」と反対姿勢を示す。自らもシングルマザーとして子育てをしたバチェレ大統領は「早い時期から性交渉をするよう呼びかけているのではない」と理解を求めている。
朝日新聞

まず、チリの基本的な部分として「中絶を認めていない」ことをおさえておく必要があります。
ここにも書かれているように、カトリック教会が「婚前交渉」と「中絶」を否としているのが一番の要因でしょうネ。それはもっともではあります。政治に口出せることではないんだけど。
しかし、ちょっと疑問に感じるのは「んじゃなんでコンドームじゃないの?」ってことと「年齢14歳はやばいだろう?」っていうこと。
 
こっから私見です。
「なぜコンドームではないのか」
南米でのレイプ事件は日本の比ではありません。チリの詳しい状況はわかりませんが、知り合いのいるペルーの状況だけ聞くと、とても夜の女の子の一人歩きはできないです。特に10台は、レイプはおろか、臓器売買が盛んすぎるので危険極まりないです。これはほんと誇張なしで、マジで。
レイプされた後かけこんでも間に合わない。コンドームを持っていたら「ゴム持ってるんならOKだろ?」ってことになってしまいます。実際、こうなるまでの期間、レイプと認定されないけれど限りなくレイプに近い状況って多かったんじゃないかなーと推測します。あくまでも推測。詳しくはいずれしらべてみます。
病気の心配は消すことができませんが、緊急避妊ピルの携帯はそのような経験を踏まえた上での、大人の判断なのかも?
「年齢14歳はやばいだろう?」
うん、やばいと思うナ。もっているから大丈夫、といって性行為を助長するとは簡単にはいえないけど、結局「くさいものにふた」でしかないのかもしれません。上の話と矛盾するけど、それこそ病気をふせぐためのコンドーム配布は必要な気もしますが。あと、14歳だろうが10歳だろうが、レイプ対象であることは覚えておかないといけないかも。
 
もうちょっとチリという国について調べないとはっきりとはいえないけど、フタの上にフタの繰り返しな気がします。病気とか広がりまくっちゃいそうだなあ。
以前書いたジンバブエほどひどくはないですが、キリスト教的「理想」まで現状が及んでないのに、根本を変えずに後押し対処しかできない現状。どこから改善するべきなのか、とんと見当もつきませんが、とりあえず緊急対策として、この処置をとったのは仕方ないのかもしれません。とりかえしの付かない状況を、今防ぐために。
 
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めでたしめでたし。ではないけど。いずれはこんなのも必要になるのかと思うと、なんか動物以下で滅入ってしまう。