たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

男装喫茶事情あれこれ

はて、以前執事喫茶や男装喫茶があることは紹介しましたが、話に聞くと今も増えているみたいですね。
今回は特に男装喫茶の方をちょっと紹介してみます。とはいっても、地方在住で行けないので、ネタだけです。(情報くださった方サンクス!)
男装ってくらいだから、基本ウェイター・ホストは女性が男装したものです。

  • 男装喫茶をながめてみる。

乙女カフェ B:Lily-Rose
喫茶、とは言ってもお酒も出ます。男性のみの場合は18時になったら入れなくなるシステムで、ばっちし女性向け。こういう形式の場合は、女の子のみの方が余計な心配しないですむし安心だろうなー。
60分ワンオーダー制、ということです。今のブームの火付け役になっただけあって、いろいろなテレビ番組で紹介されていましたネ。
さて、ギャルソン紹介を見てみると、RoseとLilyという風に分かれています。やおいなのか百合なのかどっちだ!と思ったらRoseが攻めでLilyが受けみたいですね。つまりはやおいベースの様子。にしてもみんなめちゃくちゃ美人です。
こちら、オリジナル男装コスプレ写真集も出しているそうで、ギャルソンさんたちの人気も半端じゃない様子。ってかあれだ、イベントでは彼女らも、お客さんも、コスプレイヤーとして交流ありそうですネ。
 
男装喫茶80+1
ストレートな名前だな!そういうの嫌いじゃないゼ。というわけでこちらもBLがコンセプトの男装喫茶。
こちらは逆に18時まで男子禁制。
社長さんの遍歴もステキすぎます。

秋葉原で働いていた元メイド。社長を目指し様々な方法で資金700万を貯金。春に念願のカフェ&バー(男装喫茶)を4月17日東池袋3丁目にOPEN!

メイドがギャルソンになった!その一念通ずる的思想たるや、尊敬しますマジで。すごいなー。
80+1社長ブログ
好きでやっているんだなー、という空気漂っていて、好感度高し。男装喫茶自体日本に指で数える程度しかないと思うんですが、それをやってのける先鋭部隊な企業家さんなわけで、これはビジネスでやるってより好きで好きで好きで死んでしまうってくらい好きでしかたない人じゃないとやっていけないでしょうネ。

CAFEタイムは完全男子禁制ですので、存分にオタクトークからガールズトークまで お楽しみ下さい。
乙女ロードでゲットした同人誌などの戦利品を広げながら・・・

なーるほど。もう最初からそれをコンセプトにしてるわけですネ。これは居心地がよさそう。メイド喫茶も自然とそういう雰囲気になっているお店あると思いますが、こういうのを前面に押し出している店ってあるのカナ?
とりあえずハートにきたのはコレ。

ストレートだな!超ほしい。
ギャルソンさんたちも美形ぞろい。レイヤーの年季を感じさせます。
 
cafe BL〜Black Lily〜ExciteStageより)
大阪難波に出来た男装喫茶・・・いや、こちらは「BL喫茶」の方がしっくりくるのかなあ?かなりアニメ寄りのコンセプト喫茶です。ブリーチ、テニプリホスト部、D−Graymanなどのコスプレデーを設定されていて、毎日がコミケという感じ。
なるほどなー、男装するだけじゃなくて、アニメキャラになりきるのか。やおい本を具現化させたようなお店ですネ。これ、もしギャルソンが男でイケメンでも、いまいち成立しない気がするのは自分だけでしょうか。やっぱり男装だから安心感もあるだろうし。面白いなあ。ほかの店でもコスプレデーはやってるんだべか?
ふっと、メイド喫茶で百合コスプレデーがあったら、と考えたらちょっとワクワクしました。マリみて喫茶とか!あ、まてよ、女装はありえないわけで、マリみてファッションで普通に給仕しても全然斬新じゃないなあ?それならいっそ女性向けメイド喫茶のほうがよっぽどよい気がする。
このへんが男装喫茶特有の何かなのかもしれません。
 
CLUB-ZEUS
こちらは池袋にある、アニメやゲームのキャラクターを演じるギャルソン達の男装コスプレホストクラブ。
ホストクラブなので、18歳以下だと入れませーん。男性は女性同伴でも禁止という徹底っぷり。50分飲み放題のチャージ料と、指名料ということでほんとにホストクラブ。ほほー、喫茶じゃないところもあるんだなあ。

楽しそうだし違和感ないなー。手つないでるヨ。
 
確認できたのはこの4店のみ。ほかにもあるかもしれません。

  • あえて男装にこだわるワケ

池袋・「乙女系」ジャンル誕生 「乙女ロード」が注目を集める(女性向「執事喫茶」「男装喫茶」が人気急上昇中)(名古屋・大須電波ニュース)
男装喫茶(美少女研究所)

っていうか前から思ってたけど、2丁目には、根っからレズビアンで来ましたーっていう人と、オタク・カルチャーの方から流れ着きましたーっていう人の2種類いるような気がする。
前から不思議に思ってるのは…なぜオタクの人はレズビアンに近づくんでしょうか?
つまり、オタクの人の中には、ノンケであるにも関わらず、一人称「オレ」だったり、「ボク」だったり、女の子好きーって言ったり、服装が男装っぽくなったりする人がいますよね。(←男装っぽくというより、男ウケを気にしないファッションっていった方が正確かな?)
美少女研究所

2丁目には、根っからのビアンの人と、オタクのレイヤー趣味が高じてという人の二種類がいるみたいです(正確なデータはありません、念のため)。
先ほどの「アニメコスプレ喫茶」あたりが、その点を紐解く入り口な気がするのでちょっと考えて見ます。
 
実際、本当にアニメキャラをリアルにして、やおいな風景を作るのならば男性同士のほうが断然リアルなわけです。しかし、それは成立しない気がします。実際イケメン喫茶や執事喫茶、外人執事喫茶なんてのもあるので、まったく「かっこいい男性像をコンセプトに」がナイわけではないんですよネ。あ、あとビジュアル系インディーズバンドの今でも衰えない人気はそのへんを体言している気がします。その中で、あえて男装。
 
先ほどの動画で「仲間内の安心感」と言っていましたが、そこになんだか納得。
想像すると、この空間妙に落ち着く感じがします。まず「男性がいない」。本末転倒な感じもしますがそこのポイントは高いなじゃないかなあ?と。別に男嫌いっていうわけではないです。先日のやおい観のエントリでも書きましたが、男とか女とかの視点を交えると面倒くさいんですよネ。いや、この意見むちゃくちゃなんですがほんとそう思う。これ男性向けにやったら、やっぱり「男装した女性」に意識がいってしまうので、成立しなそうな気がしますもん。
女性側も、落ち着いて同人誌広げたりオタトークができる空間、となると、女性同士の方が安心です。かつそれでBLごっこが出来る。ドリーミンな空間だなあ。おそらくこの空間では、ギャルソン側も「女性でも男性でもない」中性でしょう。そこに訪れるお客さんも、女性ではなく「乙女」なはず。
というわけで、男性入店禁止はもったいないなあと思いつつも、今回ばっかりは女性のみの特権だな、と思いました。
個人的には女性向けに作られた落ち着きのあるメイド喫茶にあこがれます。シックなんだろうなあ。いいなあ。

続き・男装喫茶バリエーション色々。