たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

マネキンやロボットは「作り物」な方がいい。

マネキン人形が萌え化している、と話題になっていますね。たまごまごです。
でも正直、その「萌え」はむりがあるような気がする自分はここで書かれている新しい感性の持ち主ですか?いえー!ん?ただのオタク?そうですね。はい。
あと、「日本的記号化」とは書かれていますが、個人的には香港製デザイナーズフィギュアみたいだなあーと思ってました。ようするに、こういうマネキンは好きだってことです。
ここでも書かれていますが、人形やロボットには不気味の谷があります。どれだけ精巧に寸分たがわず似せたとしても、あるいは型を取ったとしても、なぜか人間と違って不気味になっちゃうんですよね。似せていく過程まではかわいらしいのに、リアリティ追及するとある地点から急に「不気味」になる、そのカベのことを言います。
これ原因がさっぱり分からないようです。近年かなり精巧な人間型リアルロボットは出来ましたが、どんな美女にしてもちっともかわいくないどころか「怖い」のです。
マネキン人形に対しても「怖い」という印象の人は結構多いと思います。映画などでもホラーで多様されますよね。やはり人型のものがバラバラになることに、少なからず生理的恐怖感を起こさせられるんでしょうね。逆にマネキンが人間になる映画もありましたが、マネキン状態のままではないからなあ。

以前ものっけたうちの人形。スーパードルフィーをちょっと改造したものです。あらまあ親ばかですことね。
リアルかといえば、そうでもない。アニメ顔かというとアニメ顔でもない。うまいところをついたなあ、とオタク心くすぐられるアイテムです。そして、中間地点だから不気味すぎず「萌え」くさすぎず、見やすい。このシリーズがうまく突いたラインだと思います。
 
マネキン人形はもちろん洋服のディスプレイですから、見栄えがして親しみやすいものがいいです。となるとマンガチックな表現になるのも、もっともだろうなーと感じました。そして、リアルなポイントを「不気味の谷」と呼ぶのなら、フィギュア的な「萌えの谷」も、渡ることもないだろうなと思います。「目が大きくてマンガチックなら『萌え』」ではないでしょうしね。二次元的、という意味としては、あってるかもしれないですが。どちらかというとマネキンから「人形やぬいぐるみ」に近づいた、が正解なのかも。
 
話は飛びますが、ちょっと画像見つからないのですが、1970年代に女性の身体感覚をいかしたマネキンができたことがあって、それは割りと驚愕でした。すっごいホソくて骨ばってるんですよ。顔は寺山修司の挿絵などをやっていた宇野亜喜良風。二次元的で日本的、と言うならばコレはダントツだった気がします。
というわけで、ここはひとつ流行ってことで村田蓮爾風マネキンを作ってください!…え?その発想がオタク的?まったくでございます。はい。