たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

少女マンガを様々な視点から楽しもう!「男女とも楽しめる少女漫画会議」第二部〜男でも女でも楽しめるオススメの少女漫画〜前編

第一部では、少年マンガ好きな男性側からみた少女漫画について語っていただきました。
第二部ではメンツを変えて、「少女漫画が好きな男女から見た、男性でも女性でも楽しめる少女漫画」ということで、少女漫画に詳しい方々にオススメの作品をあげていただき、男性と女性の間の少女漫画観を語っていただきました。男性から見た少女漫画観、女性が楽しむ視点。いろいろ感じ取っていただけると幸いです。
前編ではさまざまな少女漫画の話に加えて、近年の過激な性を描く少女漫画観についても語っていただきました。

〜参加者〜

女性チーム
サヤカ・(萌えプレ)
葉月ゆら・(カルチェラタン)
松平アミ・(フィアンセ戦車)
ゆすら・(きなこ餅コミック)
 
男性チーム
いずみの・(リクィド・ファイア)
かがみ・(The男爵ディーノ)
ゴルゴ31・(ゴルゴ31)
たかすぃ・(マンガがあればいーのだ。)
種村理沙・(KYTIMKYM)
だんげ・(酔拳の王 だんげの方)

  
〜司会〜
たまごまご(たまごまごごはん)
水音・(マンガ☆ライフ)

(50音順敬称略)
収録・4月27日(土)PM10時〜
参考リンク・脚注は編者が入れました。

 
〜過去会議録〜
ぬかおののき!な裏漫画談義2006
マンガオタクによる、マンガオタクのための、「オタクマンガ」会議。
絶望した!「久米田康治マンガ談義」第一部
狂ったキャラと歪んだ世界はお好き?「狂気・ヤンデレマンガ会議」第一部
恋するヒロインがぼくらは大好きです。「男女とも楽しめる少女漫画会議」第一部〜男から見た少女漫画の思い出〜
  
 
 
たまごまご:「男性でも女性でも楽しめる少女漫画」を教えてください。それらの作品に対して、いろいろ話し合えればと思っています。時代や、どこまでが少女まんがか、というのは全部ここの価値観におまかせして、そのへんの考え方も楽しめればなと思っています。
 

たまごまごのおすすめする、少女漫画。●

吸血姫(ヴァンパイア)美夕 (10) (秋田文庫) 吸血姫夕維香音抄 3 (秋田文庫 43-16)

たまごまご:まずトップバッター行きます。自分、垣野内成美、すごいすきなんですよ。吸血姫美夕*1とか。
葉月ゆら:うおおおー!すきです。でもアニメでしかわかんないけど。旧も新も。
たまごまご:あのシリーズもかなり長いですよね。今も吸血姫夕維*2をやってるのかな。
かがみ:アニメは見てましたー
 
関連・吸血姫美夕 アニメ公式
 
たまごまご:アニメもOVAとテレビで二回やってますよね、美夕
葉月ゆら:あれ 初版の漫画はフィギュアがついてましたよね
いずみの:元々アニメーターの人ですよね
ゴルゴ31:くりいむレモンで見た記憶が
種村理沙:平野俊貴*3のカミさんですね。
葉月ゆら:イクサーワンですよね
たまごまご:そうそう。夫婦そろって、90年代のアニメ・マンガシーンを作った第一人者だとおもうんですよ。
いずみの:美夕も平野アニメという印象が強いですね*4
葉月ゆら:素敵夫婦だわぁ
たまごまご:垣野内先生って、アフタヌーンで連載してたじゃないですか。「午後三時の魔法」だったかな。あのころのアフタヌーンって割と男性よりな感じだったので、少女漫画風味をがっちり持ち込んだので驚いたんですよ。
ゆすら:93年ですか
たまごまご:診療所の、オムニバスですね。美夕と夕維は、アニメ方向で男性の心もぐっとつかんだし、何よりあの主従関係がたまらなくスキです。
葉月ゆら:美少年従者すてきw
 
たまごまご:そして足。*5
水音:やっぱり足かよ!w
たまごまご:はだしで美少年をひきつれて歩く、って、男女とも惹かれるじゃないですか!
かがみ:足ですね、同感です
水音:いや分からないでもない。むしろ全力で同意したいけどもw
葉月ゆら:翻弄される女子達もかわいいし 百合な雰囲気もありますよね。原作はラヴァを慕う男性もいるし。
 

●種村理沙のおすすめする、少女漫画。●

絶愛―1989― 1 (集英社文庫―コミック版) BRONZE 14―ZETSUAI since 1989 (マーガレットコミックス)
種村理沙:あえて、読んでいる人が少ない作品で・・・尾崎南とかどうでしょう?
ゆすら:おおお
葉月ゆら:「絶愛」!!*6
ゆすら:「ブロンズ」*7
葉月ゆら:石原慎一*8
たまごまご:「絶愛」、はじめて表紙見たときびっくりしたなー。
種村理沙:BL漫画で、この作品を読むと他が読めないくらい衝撃的でしたね。泉拓人の足が動かなくなったり。
 
関連・KREUZ-NET.com
 
葉月ゆら:いま 南條の手がなかったんでしたっけ
松平アミ:腕切り落としましたよね、確か
種村理沙:ないですね。しかも利き手の左手。
 
いずみの:なんかサラリと凄い会話になってるな。
葉月ゆら:だからこそ愛の強さがひきたつっていうか。いいっすよねー。
松平アミ:それに対して、「ぱふ」かなんかで読者投稿で『もう両腕で拓人を抱きしめてあげられないなんて切ない』ってあって、よくわかんない世界だと思った。
ゆすら:そこまでいってるのか……すげぇ
水音:捻りまくってるw
たまごまご:はっ、でもその表現すごいいいなあ。同じことを何冊かのBLでよんだことあったので、なんか通じるものを感じました。
松平アミ:それよりも先に切なく悲しいことはいっぱいあるとおもうんだぜ
いずみの:愛情表現で、いきすぎちゃってる典型っぽい。
種村理沙:とにかく、展開が激しくて毎巻読む前に気合いをいれていましたねぇ…。*9
たまごまご:89年かー、今みたいにBLが表になってないでしょうしねえ。
種村理沙:しかも、マーガレットって所が凄い。
ゆすら:元々同人の人ですね
葉月ゆら:アニパロにのってましたよね。アンソロジーとか。
種村理沙:独占欲っていう単行本で発売されています<同人誌の方の作品
 

●少女漫画で、男がケガをするということ。●

かがみ:バトル漫画?
たまごまご:え、バトルなの?w
かがみ:いや、足が動かないとか手が切り落とされるとかw
ゆすら:愛です。
松平アミ:愛は戦いなのよにゃ。
種村理沙:うーんと・・・手が切り落とされるのは、晃司が実の兄を刺した事によって、もう二度と出来ないようにの戒めだったかな?
かがみ:「絶愛」って作品が、愛で人が不具になるんですか?
いずみの:足が動かなくなるくらい愛しちゃうと。
葉月ゆら:なんか、事故がおおいのですよ。
かがみ:愛で空が落ちてくるような話だ。*10
 
松平アミ:前にいずみのさんとも話したけど、『少年漫画はすぐ生きるの死ぬのの展開になるから、命をかけて愛し合うやおいカプが生まれる』ってパターンの逆回しって言うか、命を懸けて愛し合うから、生きるの死ぬのの展開になるってーか。そういうのおおい、やおいは。
葉月ゆら:自己犠牲の愛の典型的なかんじですよね。
水音:あーなるほど。なんか、すごい愛だなぁ。
種村理沙:でも、それを商業誌でやった所が凄いなっと。まぁ・・・そのまま同人でやってた事をキャラ変えてやってるだけって言ったらそれまでなんですが(汗)
いずみの:それに関連して「男同士ならドバドバ怪我させられる」っていうのもありそうですね
松平アミ:女の子だと、傷一つで大騒ぎですしねえ
 
いずみの:女同士でやると生々しいというか>怪我とか不具とか。男だとなんとなく「それはそれでカッコイイ」と思えそうな気もすると(笑)
たまごまご:ふと思ったんだけど、少女漫画の少女が、腕なくすほどのケガしてるマンガってあります?
いずみの:失明とか、車椅子とかはありますよね。はかなげなイメージ。
種村理沙:車椅子はまんま、拓人がそうなるわけで・・・(汗)
葉月ゆら:んでも「絶愛」は少女漫画では激しい部類ですよね
いずみの:あと、なるしまゆり*11先生は良く欠損さ

せるイメージがあるかな
ゆすら:少年魔法士ですね
 
関連・地底探検〜JOURNEYofTheCENTERofTheEARTH〜
 
松平アミ:単に『歩けない子』『喋れない子』ってのは多いですよね。個人的にこの系の最萌えは日出処の天子の馬屋古たん*12ですけど。なるしまゆりやおい出身だなあ…
いずみの:なるしま先生は『プラネット・ラダー』だけちゃんと読んだんですけど、少年魔法士よりも男女向けでオススメできると思うですよ。設定がSFっぽいから、男でも入りやすいと思う。まぁ百合も凄いけど(笑)
 

●葉月ゆらのおすすめする、少女漫画。●

パタリロ! 79 (花とゆめCOMICS) パタリロ源氏物語! 第3巻 (花とゆめCOMICS) パタリロ源氏物語! 第4巻 (花とゆめCOMICS)
葉月ゆら:あいー まずわかりやすいところで 好きなのがパタリロ*13ですw
ゆすら:クックロビン!*14
葉月ゆら:最近マライヒ*15に子供ができて
松平アミ:最近じゃねえ!もう十年くらい前からいる!(笑)
葉月ゆら:その子が天使なのですよね。
ゆすら:どういうことですか!?
いずみの:それは驚くよね(笑)
葉月ゆら:天使が赤ちゃんになって下界を見にきてるみたいな。んで、最後の審判みたいなかんじで、天使同士で集まったときに、パタリロが論破して、そのまま赤ん坊におさまってるみたいな。
ゆすら:……カオス
 
関連・パタリロ!.com
 
松平アミ:あの世界、思っている以上に伝奇
水音:ややこしい
葉月ゆら:うん。たまに悪魔とかからんできたときに、その子がでてきて、一撃してみたりとか
松平アミ:クトゥルー*16とかも出てきますしねえ。
ゆすら:アニメではまだ人の世界だったのに……パタリロ
 
ここでたかすぃさんが参加。
 

●長期作品の中でのキャラクターの移り変わり●

関連・パタリロ!の登場人物一覧
葉月ゆら:最初の方の、プララとかロボット家族はもう出てきてないですからねー*17
ゆすら:そうなんだー。遠いところに行ってしまった。
いずみの:それは悲しい>ロボット家族
松平アミ:こないだちらっとプラズマの名前が出てきた気がする…
水音:名前だけだったら泣きそうだ
 
いずみの:アニメだとプラズマ人気ありましたよね
松平アミ:最近、古いキャラがどんどん再登場してるんですよね、パタリロ
水音:話をまとめに入ってるのかなぁ
ゆすら:まとまるのかよ!
葉月ゆら:結構続いてますよねw
松平アミ:20巻くらいの時に出てたキャラ出してきて、『覚えてねーー!』と
たまごまご:今80巻くらい?*18
葉月ゆら:いま「家政夫パタリロ!だっけ、はじまってますよねw*19
松平アミ:まとまりはしないと思うw 単に、読み返しただけじゃないか?
種村理沙:あさりちゃんと共に、少女漫画のこち亀なだけに終わるとは思えない・・・(笑)
いずみの:リサイクル期に入ってるだけでは。もう、こち亀に近いシリーズですよね。
 
関連・アニメ版パタリロ キャラ紹介 
 
いずみの:プララかわいすぎますね
松平アミ:スクン1、懐かしいなあ……
葉月ゆら:ああ なつかしいw
松平アミ:必殺間者猫
葉月ゆら:マライヒとバンコラン*20の子供なので やおい風味は健在です。
松平アミ:でも、最近はあの夫妻がいちゃついてくれないので、つまらない……ウェディングドレスとか着てくれてた頃が好きだ。*21
 

●男性作家が描く、少女漫画。●

いずみの:作者も男性だったりするわけですけど、「少女漫画」っていうジャンルの中でパタリロはどういう存在なんでしょうね?……と、よく繰り返される質問をぶつけてみる(笑)
ゆすら:不思議ですよねぇ
葉月ゆら:ギャグ漫画・・・かなー 耽美ギャグ漫画
たまごまご:「パタリロ」ってジャンルなきがしてならない^^;
松平アミ:でも、連載が始まった頃は、まだ男性作家の方が多かった頃じゃないですか?
たまごまご:wikipediaでは「魔夜峰央(ミステリー・怪奇・耽美・ギャグ)」となってます
松平アミ:『魔夜峰央(カオス)』と同義じゃないか
 
たかすぃ:男性で少女漫画描いてる人って誰がいますか?有名どころで・・・全然わからないっすw
たまごまご:なんだろう、千之ナイフ*22とか。
いずみの:もっとさかのぼれば、手塚治虫*23横山光輝*24が描いてたわけですしね
松平アミ:石森章太郎*25とかね。赤塚不二夫も。
葉月ゆら:「ひみつのアッコ」ちゃんとか。
水音:確かにそうなりますよねぇ
 
いずみの:そういうセンスを今も残している人……ってことかしら
たかすぃ:その辺りの大御所かー。ここ数年だと誰かいます?
ゆすら:スケバン刑事*26の人も
種村理沙:和田慎二柴田昌弘きたがわ翔とか>男性
松平アミ:そこからちょっと下っても、萩尾と同期あたりで少女漫画描いてた男性は多いですし。当時は、文学的な内容書きたければ、少女漫画しかなかったし。
たかすぃ:「少女鮫」*27とかも好きでした・・・
葉月ゆら:「怪盗アマリリスも!クリーミィマミみたいになってましたよねw*28
 
たかすぃ:男性が描く少女漫画、そう考えると多かったんですね。
いずみの:あと、白泉社がそういう土壌を持ってるんじゃないかって気もしますね。スケバン刑事も花ゆめ*29ですし
葉月ゆら:花ゆめは中高生が読む感じですよね
 

●少女漫画ので「レイプ」シーン増えてる?昔からあったっけ?●

ゆすら:昔は、女性の漫画家が少なかったからじゃないのかな。最近は男性作家がいないから、少女漫画が幼児化してるのかもしれませんね
たかすぃ:幼児化ってのはどの意味での幼児化ですか?性の氾濫・・・?内容的に・・・?
ゆすら:性はむしろ、ぜんぜん。
松平アミ:マライヒ手篭めシーンのエロさをなんだと>性の氾濫<昔からエロイ*30
ゆすら:白泉社だと、そうでもないんですけどね。
 
葉月ゆら:りぼんは小学生
松平アミ:でも、りぼん、ちょっと前はレイプ未遂だらけだったよ
かがみ:ええ!? リボンでレイプ未遂……
葉月ゆら:りぼんってそんな風になってるんですかwwww
たまごまご:それちょっと気になるんですが。
 
いずみの:少女漫画はたまにレイプ描写が流行ることが。
たかすぃ:なかよしとかりぼんって小学生がメインじゃないんですか。
ゆすら:レイプ未遂って、最近でぇ?昔は多かったですね。
松平アミ:3年位前、一月に三本は押し倒されてる漫画があった気がする
ゆすら:押し倒されて、それから……?
たまごまご:つまり、「昔から多かった」だけで、最近目立ってきちゃっただけの話なのかもですね>レイプ少女漫画
葉月ゆら:あたしcheese*31をはじめて読んだ時は びっくりしましたわー
いずみの:レイプ描写というと生徒諸君!なんですけど、読んでる人います?
葉月ゆら:新しい生徒諸君もー。あれはどちらかというと 考える部類のショッキングなシーンですよね
 

●なぜ、少女漫画で「レイプ」なんですか?●

たかすぃ:なんで少女漫画という土俵でそういうネタを描くんでしょうかね?意義はどこに・・・?
松平アミ:少女という性は蹂躙されるもの、失われるものだからじゃないか?
たまごまご:ありゃ、蹂躙されるものだったのか。通過儀礼みたいなものですか?
いずみの:萩尾望都*32以降とかになると、それをあえて少年に置き換えたりもしますよね。>蹂躙されるもの
松平アミ:少女という性から『汚れた女』をそぎ落としていくと少年になりますから。
 
松平アミ:『お前らはいつか男に手篭めにされる運命にあるんだ、うりうり』みたいな? 女にとって全てのセックスはレイプであると。
たまごまご:そりゃまた、なんというか男性的にはびっくりなんですが^^;
ゆすら:男性に強引に。ってのが、トキメクからかなと思いますよ。
たかすぃ:ええええ蹂躙されるという意識をそんな小さい時に植えつけるって事なんですか?
いずみの:性に対する意識の持ち方の問題なんでしょうね。
葉月ゆら:りぼんとかcheeseとかはよくわからないですなぁ。
 
ここでだんげさんが参加。
 

●少女の「穢れ」のイメージ●

たまごまご:少女マンガの中の少女、って、穢れたイメージなんですかね?
ゆすら:穢れてない子が穢れるのがいいんじゃないんですか
たかすぃ:うーん深い。汚れた女をそぎ落とすと少年、かぁ…ちょっと考えてみたい内容です。
松平アミ:真芯たん*33とかさあ。明らかに、『少女=エロくても清らか』『女性=エロくて汚い』なんだよね。真芯たん、非常に腐女子思考で、『少女』はそのまんまやおいの受け傾向なんだよねwww
葉月ゆら:女性はみんな 少女の部分を持っているものです。低年齢の漫画では大人になりたくて穢れをメインにおきますよね。
 
だんげ:穢れ?
たかすぃ:大人になる為に、穢れを知るんですか!?それはまたすごいなぁ
葉月ゆら:でも大人さん向けになると、そのプロセスとか、少女に戻る気持ちに焦点をあてる気がします。
ゆすら:あーなるほど
たかすぃ:まだ恋愛してないからこそ、そのプロセスに共感できないから小学生向けマンガはあまりその辺りが重視して描かれないんでしょうかね?
 
かがみ:なぜ、少女たちはその理想を実現に移そうとしないのか
ゆすら:実現?
たまごまご:その実現って・・・レイプ?w
かがみ:そうすれば学生の時にもっとモテたのに*34
 

●少女の性への興味と、そこに至るプロセス●

松平アミ:少女漫画の男みたいに、爽やかで紳士だけど、勃起するべき時はする男がいないからでは?>実現
葉月ゆら:こわいのですよ、たぶん。レイプじゃなくて経験の意味で。
いずみの:子供、というか幼児向けの少女漫画と、背伸びしたい世代向けの少女漫画ってだいぶ違うもんですよね。
葉月ゆら:んで やっぱりそこまでのプロセスを大事にするから。
ゆすら:少女はエロに興味ありますけどね。
たまごまご:でも、そういう性への恐怖感を「現実」じゃなくてマンガで、穢れを背負ってくれるってのはありそうですね。
たかすぃ:そのプロセスをしっかり描いてくれるから少女漫画の恋愛は好きです。
だんげ:たかすぃさんだっけ? 全体的に早めにやっちゃうシーンが来るってかいてたの。
たかすぃ:あれは少女漫画と少年漫画の恋愛プロセスの違いですよね
ゆすら:たしかに、少年漫画ではプロセスはないかぁ
葉月ゆら:女性はそこまでいくのに言い訳も必要ですからねーそういう意味でもプロセスは大事ですね
たかすぃ:少女漫画の恋愛ってSEXも恋愛プロセスの一つなんですよね
だんげ:少年漫画は恋愛というかOKもらって終わりで、少女漫画はSEXの後まで続いていく、というようなかんじ
たかすぃ:男性はゴール、目的だけど女性は愛を深める手段の一つ、って感じで。
たまごまご:あー、少年マンガはSEXでおしまい、ってのはありそう。少女漫画はむしろそのあとが繊細に描かれてたりしますよね。
松平アミ:少女漫画だと、朝チュンでもしっかりセックスを描いたことになりますからね。
たかすぃ:朝チュンw涼風ww*35
 

●かがみの「興味を持っている」少女漫画。●

禁断秘密の花園完全版 (フラワーコミックス) Sexとキスと切なさの間 (フラワーコミックス)
かがみ:たまごさん、ちょっと順番変わりますが、ちょうどそこらへんのネタなんで、次僕いってもいいですかね?ちょうど、ましんたんを挙げようと思ってたので。僕は新條まゆ*36とか、すぎ恵美子*37とか、非常識な漫画しか読んでないので。
 
関連・刑部真芯研究所
 
だんげ:あらすじ見て吹いたw
水音:あらすじが酷いw
松平アミ:真芯たんは全部あらすじひどいよww
 
かがみ:男でも楽しめるというか、むしろ、男では理解できないゆえに、逆に興味深いというスタンスなんですが
種村理沙:初コミックスの帯の推薦文が新條まゆっていう時点で、どんな漫画か悟った記憶が(笑)
かがみ:ましんたんの短編集「SEXとキスと切なさの間」に収録されている、「情熱の檻」という短編がありまして、簡単にあらすじを紹介すると「結婚直前の女の子を、結婚相手の男の弟がさらって、監禁してレイプしてハッピーエンドになる話」です。
 
葉月ゆら:「禁断」とか ロリータだもんね
松平アミ:あっはっはっはっは。そんなんばっかや、真芯たん
たかすぃ:そのあらすじで最後がハッピーエンドってとこが素敵ですね。
水音:監禁してレイプしてるのにハッピーエンドw
松平アミ:『囚』はなにげに最後泣ける。
かがみ:で、まあ、イケメンに強引に監禁されたいとか、レイプされたいとかは、なんとか理解できるんですが。
だんげ:これって少女漫画なの?
 
葉月ゆら:みんな奪われたいのですよー。心を。
松平アミ:奪われたいねえ
たまごまご:あ、いいこといった。
たかすぃ:みんな奪われたい・・・メモメモ
松平アミ:腐るほど愛されたいねえ
水音:誰が上手い事言えと(ry
 

●男性にとって、謎のシーン。これはどういうシーンに見えますか?●

かがみ:僕が理解できないのは、さらった男が、女の子にスープを飲ませるシーンです。レイプの後なので「飲みたくない」という少女に、飲ませてあげるシーンなのですが。

(クリックで拡大)
かがみ:なぜ、ここで精液のメタファーにする必要があるのか、理解ができない。
たまごまご:いやがってる、めっちゃいやがってるw
かがみ:読者が男性であれば、肉まんから美味しいお汁がドピュっと出る類だと理解できるんですが。
ゆすら:精液のませるよりエロイじゃないですか
種村理沙:このシーンで普通にコレは成年漫画だって言い聞かせた記憶が(笑)
 
葉月ゆら:あまいな。顔が赤いでしょ。たぶん、心は葛藤してるんだよ!
たかすぃ:何と何の葛藤なんですかw
たまごまご:なんか、男性側むりやりのわりに、とまどってますよねえ
 
かがみ:女性が読者である場合は、一体、女性読者がこれに対し、どのような喜びを感じるのか、理解できない
たかすぃ:やっぱりイケメンにめちゃめちゃにされたい願望ですか?
葉月ゆら:こういうのの基本は相手の男性がかっこいいからいいんです
ゆすら:うーん、イケメンだからだな
葉月ゆら:極論それでしょうな
 
だんげ:ちょいまってwww これってさターゲットはどのあたり狙ってる漫画なの?女子中学生?
松平アミ:多分、これ、『男性がレイプした事実を追確認し、それに罪悪感を抱いてる』ってシーンなんじゃね?
種村理沙:服従心・・・?
たかすぃ:罪悪感に共感するってことですかね?
たまごまご:確かに、このスープ飲ませてるのがイカ太郎*38だったら最悪だもんなあ。
 

●なぜ「無理やり」なんだろう。●

いずみの:このイケメンは本質的にヒロインに依存してるってことですよね。
葉月ゆら:自分の好みの男性が強引に私を欲しがっているわー、でもあたしはそんなつもりはないのにー、みたいな、根底に愛があるとおもわれ。
松平アミ:『死ぬほど愛されたい』けど、『殺すことを怖がってて欲しい』という母性本能。女から見ると
たまごまご:結局さ、レイプ系マンガって、女性のほうが強い位置にいるってことなのかな。
松平アミ:『求められる』位置だからね>レイプ漫画
いずみの:どっかでヒロイン側が精神的に優位になれるポイントがあるというか<依存
葉月ゆら:レイプじゃなくてね あなたの色に染まる系?
 
ゴルゴ31:Sに見える男でもちょっと突っつけばMに変わるものです
たかすぃ:見た目Sの人は大抵M!女性は染まりたい願望がある・・・って事ですか
かがみ:「精液をスプーンごしに飲ませる」というマニアックなプレイを女性読者に連想させることに、作品的にプラスがあるのかなあと。
たまごまご:むしろ、レイプするほどの男性が、自分の魅力にめろめろ、っところで、逆に染められちゃってる感じがします。
松平アミ:『染まりたい』というより、『染めようとするほど求めて欲しい』かねえ
たかすぃ:うん、それ感覚的に理解できました!>染めてほしい
ゆすら:拒むのもプレイの一環
水音:あれもプレイか!w
 
たまごまご:ん?このスープ・・・・精液?
葉月ゆら:女子は精液とかかんがえないもんwそういうの読んでもw
たまごまご:そうか、そうだよなあ、そこか・・・w
だんげ:あれはやさしさにみえるのか。
松平アミ:精液じゃなくてもいいんだよ。『性』を感じさせるメタファーが必要なんだよ。
ゆすら:じゃないと、盛り上がらない。
 

●主導権は、無理やりされるのを嫌がる少女側にあるのかもしれない。●

たかすぃ:いやよいやよもすきのうち!!っていう名言を今深く心に刻みました
葉月ゆら:好きなひとになら ぎりぎりの線まで許せるみたいなかんじかな Mだね M
いずみの:染めて欲しいんだけど、主導権も微妙にほしいわけで(笑)
ゆすら:拒んでも奪って欲しい
たまごまご:「レイプ」っていうのは、もしかしたらどうでもいいことで、この主従依存関係に近いものが大事なのかな?
葉月ゆら:そういうことです!スープでもグミでもいいじゃないですかー。
 
松平アミ:バランスのいいMの人って、精神的には完全に主導権握ってるからねえ
いずみの:だから「んっ」てなった時に、ちゃんとためらってくれる男の人が理想という
ゆすら:SMの主導権はMですからね
たまごまご:ここでねじこんだらだめなんですね。
たかすぃ:拒むぐらいで引き下がるような男は女性にとっちゃダメって事ですか
ゴルゴ31:SMの主導権はMってのはよく分かる。
ゆすら:Mがちゃんといやがらなと、SMにならない。
たかすぃ:Mがキレたらおしまいですもんねw
ゆすら:Mが許容したらおわり!
葉月ゆら:うん。この加減が難しいのよね
 
いずみの:こうして見るとイキな関係の世界ですよね(そうか?)
葉月ゆら:そうなの ワビサビ よ!
松平アミ:引き下がるって言うか、過剰に紳士な男は、逆に女にとって不利益にしかならんからな。『エマ』のウィリアムとか。ハキムくらいでちょうどいい。
たかすぃ:押せば離れるくらいが恋愛はちょうどいいのかもしれないですね
ゆすら:かけひきですねぇ
 

●少女漫画のレイプ描写は、男性の考えている「レイプ」とは違う●

たまごまご:男性側はこのへん、「レイプマンガ」って読んじゃうんですが、女性でも「レイプ」っていう言葉で言っていいですかねえ?
ゆすら:うーん、レイプっていうかなぁ
たかすぃ:追えば逃げ、追われれば逃げる。それは恋愛の本質なのかも・・・?
松平アミ:誘って拒んで誘って拒んで拒んで、ちょっと引いたところで、攻め込んでくれないとダメw
葉月ゆら:いあー レイプマンガっていう呼び方は違和感があるかも。
いずみの:こういうSM依存関係をうまく少年漫画で描いてるのが、ネウロ*39だと思うんですが、かえって喩えにしにくいかな?
たまごまご:なんかレイプじゃなくて、形態な気がします。
ゆすら:ですね。レイプってのは違うかなぁ。
松平アミ:いいんじゃないかな、レイプで。レイプだし。
たかすぃ:攻めるポイント間違えると大変な事になりそうw
いずみの:「SM漫画」ってくくりでいいかもしれませんね。プレイの一環としてのレイプという
 
かがみ:んー、結局、この描写は精液っぽく見せていることには、あんまり意味はない、ということ?
葉月ゆら:私には意味ないけど 他の人はどうなのかなぁ
松平アミ:精液っぽいことに意味は無いが、性的であることに意味はある
ゆすら:精液をやさしく飲ませてるからいいんじゃないんでしょうか
葉月ゆら:女性が一瞬弱くみえて 男性にアピールできるシーンみたいな
たかすぃ:やさしく飲ませたらいいんですか!
ゆすら:激しくしたあとで、優しくするなら
いずみの:単に「苦しくて飲めないもの」のイメージ表現だと思うかしら
たまごまご:「こばむかどうか」がポイントなんでしょうねえ
たかすぃ:やっぱりそういうアップダウンが必要ですよね。辛い後に甘いモノみたいな感じで
松平アミ:ずっと攻められっぱなしじゃ、単なるエロマンガやしにゃあ
種村理沙:レイプしたわけだから…終わった後でもこの男性がまだ悪者っていうのを見せたいのかなぁ…っと思ったり。
 
月光の囁き (2) (小学館文庫)
葉月ゆら:これの少年漫画verが月光の囁きになるとおもうですよー
いずみの:喜国雅彦ですね
 
関連・喜国雅彦の漫画単行本
 
たかすぃ:月光の囁き・・・!懐かしい!月光の囁きは正直大人になってから読むべき。
葉月ゆら:心の底の葛藤とか 自分を捨てる魅力みたいな。そういう快楽を少女にしめしてるのかなw
たかすぃ:あれを中学生とか高校生が見ても半分も理解できないと思うんですよね。
葉月ゆら:うん あれは大人マンガですよね。泣いたもん あれ。最後の洞窟のシーンでw
たかすぃ:月光の囁き初めて読んだ時はまだウヴでしたので・・・
松平アミ:足フェチは月光からだったなあ
葉月ゆら:あれだけ強烈に求められたらいいなぁ とか思うですよう。
たかすぃ:あの足への欲望は見ている人を引き込みますよね、足フェチワールドに
松平アミ:靴下に性的なもの感じるのは、アレのせいだw
たかすぃ:ちょww靴下に感じるのwww
松平アミ:エロくね?靴下。しゃぶりたくね?私が男だったら、中学生美少女の靴下に5万とか払う人だと思う
ゆすら:ルーソは見た目はかわいいけどねぇ。そいえば、ルーソはパンツのメタファって説もありましたね。だからか。
たかすぃ:今ではもうほとんど見ないルーズソックスが好きでした・・・あの中に入りたいと思いましたもの。
だんげ:入りたいってwwwwwwwwサンタさんか?
たかすぃ:あの中に入ったら色々嫌な事忘れられそう
松平アミ:どんな極楽だww
 
ここでサヤカさんが参加。
  

●少年漫画のフェティズムと、少女漫画のフェティズムの少なさ●

たまごまご:そういえば、そういうレイプ系マンガで、少女のとある一点にこだわる主人公っています?脚フェチのイケメンがレイプとか。少年マンガは割とそこ重要じゃないですか。
松平アミ:指舐めまくる男はよくいるけどなあ…
いずみの:とある一点? 手首とか(笑)*40
葉月ゆら:少女漫画で声フェチがあったきがするです
松平アミ:『そんな声だしちゃイヤ!』か。清麿が帯にコメントかいてたやつ
いずみの:BLはフェチものが多い気が。
種村理沙:がゆんの「飢餓一族」とかも、一点モノかな・・・?
松平アミ:あー、がゆんはフェティッシュだね。でも、あの人はキャラに異常性を持たせたくてフェティッシュなだけで、当人はさほどフェチではないから。フェチがライトで、初心者に入りやすいエロさ。
 
たまごまご:そかー、あんまり少女漫画は、フェティッシュな部分は大切じゃないのかな。さっきのスープのシーンがフェティッシュと感じるかどうかが、男女の差な気がしてきたんですよ。
ゆすら:フェチって基本、男性のものですよね
松平アミ:フェチって結局性器の一種ですしねえ
サヤカ:でも、フェチってそもそもパーツが優先になるじゃないですか。
いずみの:結局精神的な所にいきそうな気もしますしね>女性
葉月ゆら:フェチですって顔しないで、足にキスする男性とかがすきかも>女性。かしずいてるかんじで。
たかすぃ:自分より強くないとダメとか・・・?それはフェチじゃねえなw
だんげ:それすももじゃんw*41
 

●「おまえだから好きなんだ!」●

サヤカ:少女漫画やBLは、「おまえだから好きなんだ」が基本ですから。
たまごまご:そか、そいつ「だけ」なのがポイントなのねw
葉月ゆら:みんなお姫様になりたいのですよねw
だんげ:少女漫画って自分に自信にない子が多いけど、やっぱ「自分だけ違う」の裏返し?
葉月ゆら:うんうん そうだとおもう。浮気したとしても 酔ってとか 同じ香水でとか
たかすぃ:みんなに通じるポイントじゃなく、その子だけに当てはまる事で好きでいてほしい
たまごまご:んで、その主人公が特別な個性があるってわけでもないですよね、たぶん。
葉月ゆら:自分を基本にするのかな。
サヤカ:そうそう。乳がでかくなくてもいい、ブサイクでもいい、男でもいい、お前だから好きなんだ、を期待してる。
 

●メガネ男子。●

いずみの:ヒロイン視点で男性へのフェチを描いた漫画というのは無いんですかね
たまごまご:なんだっけ、あのめがね男子しか出てこないマンガとか。
ひざまずいてメガネをかけろ (B's-LOG COMICS)
これだこれだ
葉月ゆら:めがね男子を好きになる気持ちわかるわぁ
松平アミ:でも、眼鏡がすきというより、眼鏡があらわす属性が好きなのよな、女性は
だんげ:メガネがすきってわけじゃないのか
 
たかすぃ:めがねがあらわす属性って何ですか?
葉月ゆら:なんかねー 眼鏡をかけてると賢そうにみえるのよね んで自分の前ではずすと、なにかが始まるのねー、みたいな。上品にみえるし。めがね。めりはりかな、これも。
松平アミ:おいら、斑目*42とかすげこま*43みたいな、守ってあげたい眼鏡フェチ
ゆすら:メガネをかけてますよという属性が好き。
サヤカ:まじめ、照れ屋、誠実、エロス、冷徹、腹黒、の象徴かな>私にとってのメガネ。
だんげ:メガネをとったら何かが始まる、のか。
たかすぃ:少年漫画のメガネを取ったら美人パターンと一緒ですかね。
いずみの:でもそれじゃ、外見的なかわいさの話になっちゃう>美人パターン
 
かがみ:取ることを前提にめがねを愛するなんて間違ってると、めがねっこ好きとしては言いたい。
たかすぃ:けどかけてるだけで色々なイメージを与えられる、素晴らしいアイテムですよね
松平アミ:私、眼鏡は外しちゃダメ派だ
だんげ:あなただけに見せますよ 的なものもあるよな
ゆすら:メガネ外したら……は、逆に女の子の場合に多いですよね。
たかすぃ:男はメガネ外してもあまりイメージ変わらないのかも
 
葉月ゆら:眼鏡はずさないとちゅーできないじゃないですか
松平アミ:眼鏡あってもするもん、思いっきり顔傾ければ大丈夫だもん>ちゅー
たかすぃ:メガネつけたままでもちゅーできるような器量がないとダメなのかもしれませんね!
葉月ゆら:それはそれで萌える!
松平アミ:もしくは、ちゅーするときは上にずらすだけでお願いする。着エロと同じで。
たかすぃ:メガネがカチっと当たる、あのもどかしさがまたいいのかもしれませんね!
ゆすら:メガネは外すものではなく、外されたい。
だんげ:べつにメガネ同士じゃなければめがねとらんでも。
たかすぃ:ちょww深いwww
いずみの:リアルの男眼鏡は、はずすと目がしょぼしょぼしちゃいますよね(夢のない発言)
たまごまご:リアルは、・・・のび太
 
たまごまご:メガネのオンオフで、受け攻めがかわるゲームがあったじゃないですか、あんな感覚。
サヤカ:きちくめがねwwww>オンオフ
 
関連・鬼畜眼鏡
 
かがみ:何を考えてるんだ、この製作者w
たかすぃ:ちょちょちょちょちょwwww
いずみの:これはエロそう(笑)
種村理沙:すげぇ・・・ある意味やりたいゲームですw
松平アミ:ぬう、眼鏡受け派には厳しいゲームだ…
葉月ゆら:かえてくれるんだw
ゆすら:差分メガネにここまで意義を与えたゲームはないですね
水音:ヤバい。やりたいと思ってしまった
 
たまごまご:レイプ系の話はかなりおもしろいですねえ・・・めからうろこでした。
たかすぃ:色々価値感変えられましたわー
 

●いずみののおすすめする、少女漫画。●

生徒諸君!(1) (講談社漫画文庫)『生徒諸君!教師編』イッキ読み(1~11巻セット)
いずみの:さっきも出しましたけど、生徒諸君!は勧められる漫画ですよね。「学園生活」という点では、男女共通のテーマだからだと思うんですが。そこから、グリーン・ウッドカレカノの話に繋げられたらいいかなーと思ってました<学園漫画という共通点。
たかすぃ:学園漫画は大好きですよ。ちょっと一風変わった設定を持つ学園を舞台にした漫画が特に好きだったり・・・
葉月ゆら:ホスト部*44とかもいいですねー
たまごまご:えーと・・・学園アリス*45とか。
たかすぃ:そうそうそういう意味では「ホスト部」とか好きです。「学園アリス」もそう!大好きです。学園アリスは少女漫画版の能力モノみたいな感じなので隠れた名作ですよね。
種村理沙:最近・・・でもないけでど、「ひつじの涙」*46推したい!!>学園モノ
 
いずみの:「生徒諸君!」は、ドタバタ中学生活が最初で、その時の悪友達が成長して、ヒロインが中学教師になって母校に帰るまでの話なんですけど、最初の中学編のドタバタが凄いパワフルで、泣けるし、いいんですよね。ある意味、番長漫画の面白さと変わらないというか。
サヤカ:ぼろっぼろに泣きましたよ。
たまごまご:ば、番長?
たかすぃ:青春っぽいですもんねぇ。少女漫画の青春モノってとことん爽やかですよね
だんげ:あの漫画は「人の死」についてすごい深く突っ込むじゃないですか
サヤカ:マールとかね、沖田くんとかもうね…
だんげ:そこが 普通の少女漫画を超えてくるところかなあってきがするんですが
葉月ゆら:主人公がお金持ちってとこもいいですよね。お金もってるのにいい人なの
だんげ:むしろ少年漫画の主人公に近い性格ですよね ナッキー*47
サヤカ:苦労してるからなぁ…>ナッキー
 
いずみの:レイプ*48もそうですけど、庄司陽子先生は割とズバズバ辛い展開もってきますからね。物語上必要なんだ!ってノリで。
サヤカ:初音ちゃんのアレはきつかった…。でも、無駄なエピソードがないんですね。
いずみの:教師編でも唐突にバス事故起こしたり。
水音:無駄な部分を省いて居るんじゃなくて、洗練されているんだよなぁw
葉月ゆら:初音ちゃんが乗り越えて結婚したときは大泣きでした。
いずみの:あの漫画は中学時代の幸福な世界っていうのが至上のもので、その対比として大人の現実があるって感じ。レイプとかはその象徴で。
だんげ:あー あれは見てて痛かった 初音ちゃん
サヤカ:男女の垣根を越えた友情だったのに、否応なくそれで男女なんだって自覚させられてしまうんですよね。
いずみの:中学ではスーパーマンだったナッキーが、大人になると、色々ヘコまされていくのが痛ましいですよね。教師になるまでが大変だったという。
だんげ:それだわああああああ
たかすぃ:少女時代と大人時代を描いた作品はその辺りの葛藤がありそうですよね。けど心の芯は少女時代と変わらないみたいな。
  
だんげ:いずみのさんが番長とかいってましたけど、なんだろ、「熱血もの」じゃないですか。あれって今読んで感銘を受けてくれたりするんだろうか?ってのが気になるところ。
葉月ゆら:受けてくれたらいいなぁ・・なにも感じなかったら寂しいわぁ
だんげ:飛び抜けたやつはたたかれるというのが今の日本の風潮って感じがして。心の中では飛び抜けたい とか思ってるのかなあ?
いずみの:うーん、そこから徐々に話を最近に近づけてくといいかもしれませんね>風潮
たかすぃ:飛びぬけたやつは叩かれる・・・そこは確かに憂いですね
いずみの:例えばカレカノ*49ってまさにそういう話だったりするわけで>叩かれる
葉月ゆら:うんうん
だんげ:あーそれだ>カレカノ
 
だんげ:自分の場合だと、ナッキーみたくなりたいけどなれない自分がいて、そのあたりのギャップに、むふーんと悩んだりしました。
サヤカ:あの家庭環境で、あそこまでしっかり育つってのはすごいかもですねぇ。>ナッキー
葉月ゆら:おばあさまの家にあずけられてつらかったとかあるですもんね。*50
いずみの:ゆきの*51は現代のナッキーって呼んでも良さそうな感じですね。今思い付いたフレーズですけど
いずみの:少女漫画を超越したオーラみたいのがあるっていう点でも、結構通じる所があるかな? と>生徒諸君とカレカノ
 

●「ここはグリーンウッド」幻想●

ここはグリーン・ウッド Vol.1 [DVD]
だんげ:「グリーンウッド」*52はなんだろう。あずまんが大王みたいなもの?
サヤカ:グリーンウッドは…先輩萌えの漫画。
だんげ:ジャコウネズミ先輩
葉月ゆら:あれで少年ってこういうものなんだって、さとりました。男の魅力はルパン三世で、少年の魅力はグリーンウッドみたいな。
たまごまご:あんまり少女漫画っぽさは感じないですよね、いい意味でどちらも。
いずみの:GWの面白いところは、彼らは大人にならないんですよね。あくまで夢としての学園生活、みたいな。
だんげ:GWはいごこちいいもんなあ
たまごまご:あー、それはちょっとわかるなあ。「少年像」がある。あずまんが、ってのは的確な表現かも。
葉月ゆら:男性って羨ましかったですよw あのマンガよんでて。どろどろしてないしw
だんげ:実際どろどろはないですね。仲悪いやつはいるけど お互い近づかないからいがみあいとかないし
  

●「しょうじょまんがっぽくない」●

サヤカ:あのーちょっと話はずれますが、「少女漫画にしては」とか「少女漫画っぽくなくていい」とかそういう表現があるのは、不思議なんですが。
だんげ:男が楽しめる少女漫画だからでは?
たかすぃ:少女漫画っていう定義が曖昧だからですか??広義だから?
いずみの:あ、個人的にプラスでもマイナスでもない言葉として使ってる筈……かな?>「少女漫画っぽくない」
たまごまご:同じような使い方で「少年漫画っぽくない」ってのもいいますしね。
 
サヤカ:うーん、なんか「少女漫画」の枠っていうのが、すごく狭いような気がして。恋愛だったり?
いずみの:いい悪いじゃなくて、単純に「男女双方に対する読まれやすさ」の基準というニュアンスで使ってました。
ゆすら:少女漫画誌かどうかってだけで判断してますね。
たまごまご:あと、本屋の棚かなあ。
ゆすら:その中から突出してるかとか、なかったものがあるとか、かな。線引きが難しいのもありますねぇ。
 
サヤカ:私も雑誌と棚判断なんですけど、漠然と恋愛色が薄いものや、話が複雑だったりすると、「少女漫画っぽくない」って思ってしまっている自分がいて、私自身が少女漫画というものを侮ってるんじゃないかと反省することがあるんです。
ゆすら:少女漫画誌自体に、作品の傾向って決めてるでしょうしね。アレは載せないコレはダメ、とか。
たかすぃ:少女漫画=恋愛、複雑じゃないっていう感じのイメージなんですかね?
松平アミ:『少女の価値観』が主体だと、少女漫画って気がするなあ
たかすぃ:少年漫画だと少女が主人公の作品って極端に減りますものね。逆もしかり。
 

●「少女漫画」のイメージ●

だんげ:ベッタベタな少女漫画って言うとどんなんだろう?
たかすぃ:あ、けど少女漫画は男の子主人公のやつけっこうあるのかな。*53
いずみの:個人的には、「女から見た少女の問題」が描かれていれば、少女漫画だと思うんですけど。アミさんの「少女の価値観が主体だと少女漫画」とほぼ言ってることは同じかと>女から見た女の話
たかすぃ:その辺編集者の人とかいたら面白い話聞けそうですね
 
葉月ゆら:ハチミツとクローバーって どうですか?ばりばりの少女漫画
ゆすら:女性漫画?>ハチクロ
たかすぃ:ハチクロは少女漫画ですね
サヤカ:ハチクロは少女漫画だと思ってます
松平アミ:ハチクロは少女…なのか? あれはむしろ、思春期ズルズル漫画じゃないか?話のつくりはエロゲ的だと思う。
たまごまご:ハチクロ少年マンガ的だと思います。
サヤカ:雑誌判断と棚判断で>ハチクロは少女漫画
だんげ:ハチクロは少女じゃないかなあ
種村理沙:絵的に見れば、少女漫画かなぁ・・・>ハチクロ
たかすぃ:おお分かれたww
 
松平アミ:ハチクロは、セックス描写が入ってれば、スピリッツとかでやってもいい感じの話だったと思うんだが
だんげ:メインが人間の動きと恋愛ですし
たかすぃ:ああいう苦悩する男の子を女の子は見たいんじゃないですか??
いずみの:男を通して女性性を描くこともできるのが少女漫画の面白さですよね。例えばBANANA FISH*54とか。グリーウッドだってそうですけど。「女からみた『男の子っていいなぁ』」を描いてるわけで。
だんげ:設定が飛びすぎてて、少年のいい部分しか拾ってなくて。
サヤカ:モノローグが多いのも少女漫画かも。
松平アミ:『男の子ってステキ』って夢が、少女の価値観なんですよね。
サヤカ:少年漫画のおにゃのこってステキと一緒かなぁ。
たかすぃ:少年漫画のヒロインと一緒ですね。理想が形になってるみたいな
 
ゆすら:それでいうと、ラブコメ以外の少年漫画って、女キャラはだいいたい記号だったりしますね。
たまごまご:今の女の子しかでてこない男性向けマンガも同じかもですね
いずみの:そういうGW*55的なものが、最近になると、つだみきよのプリプリ*56みたいなのになると思ったり。
 

●ジャンプとすね毛と少女漫画と●

葉月ゆら:すね毛がはえてなさそうな男性がでてくるのが少女漫画な気がする
水音:すね毛で判断かぁ
たかすぃ:胸毛もなさそう
ゆすら:ジャンプもすね毛なくない?
松平アミ:男の汚い部分がない漫画wwでも、ハチクロ、男きたねえよ?*57
たかすぃ:普通のジャイアンが出てくるのが少年漫画、キレイなジャイアンが出てくるのが少女漫画ですね!(ぇ
サヤカ:極端にデカいとか、太いとか、そういうのがない>少女漫画
かがみ:田仁志様*58がいるよ
たかすぃ:太っちょキャラはあまりいないですよね、確かに・・・
だんげ:すね毛かく人っていうと「巨乳ハンター」安永航一郎*59
 
たまごまご:だから、ハチクロってすごく少年マンガ的な感じするんですよ。少年としても泥くさいし、マサルさん的だし。*60
葉月ゆら:マサルさん的だねww
松平アミ:少年を脱ぎきれない男どもの話ですよね
たかすぃ:青春スーツはどんな男も脱ぎきれてないですよ*61
だんげ:脱ぎたいねw 青春スーツ
たまごまご:いや、脱がないからいいんじゃないかw
 
葉月ゆら:あのサジ加減がいいのよね。
たまごまご:ちょーど橋渡しの位置にいそうなんですよねえ。男女の。
いずみの:元々ジャンプ同人の人だったりしますね作者
葉月ゆら:女性を少女としてあつかって そこから大人になる過程みたいな
たかすぃ:心の繊細さを丁寧に描いてる、モノローグの使い方でやっぱり少女漫画と感じてしまうんですよね、ハチクロ
松平アミ:スラダン*62は、ああいう少年から男に変化するネタでいい話書いてた人が多かったですな。よしながふみとか。
 
いずみの:「ジャンプとかロボットアニメ読んで育った少女漫画家」っていう流れもあるんですよね。那州先生もそうで、桑田乃梨子とか。白泉社系が男性にも読まれやすいのは、そういう作家が集まったからかな、という見方もしてます>ジャンプで育った
たかすぃ:ジャンプで育った、か…そういう意味ではジャンプの役割って未来の漫画業界に影響を与えるんですね
種村理沙:あー…だから、白泉社系とWings系は被るのか。
 

●少女マンガと801とモノローグ●

サヤカ:これを言うとアレなんですが…ハチクロの描き方って…801同人誌的描き方かなぁと。
松平アミ:青臭いほうの801ですね>ハチクロ
たまごまご:801的、ってどういうらへんですか?>サヤカさん
サヤカ:モノローグを重ねて、心情変化を出していくとこ。モノローグだけのページがあったり。あと、細かくギャグを入れるとこ。>801同人誌
たかすぃ:801同人誌は読んだ事ないから分からないのですがそんな感じなんですかー
ゆすら:やおいはモノローグかー
松平アミ:あと、男がやたら青臭く内罰的になるところも801っぽい
サヤカ:モノローグ+ポエム
 
葉月ゆら:あたしもやおい大好きな人だったけど 薔薇族*63を読んで目がさめましたわー
ゆすら:むしろ薔薇族で目覚めてほしい
たまごまご:ゲイとBLは別物だしなあ。
だんげ:薔薇はゲイであって 801じゃないからなあ。
サヤカ:薔薇族を見て、これはこれそれはそれだと思いました。
ゆすら:ですね。現実がゲイ。
松平アミ:BLはファンタジー…
たかすぃ:え。ゲイとBL別なんですね
サヤカ:別です
 

●少女漫画のギャグのテンポ●

たかすぃ:少女漫画のギャグって普通に好きなんですよね。少年漫画のそれよりも面白い場合が多いです
たまごまご:テンポっていうか、入れる間がいいですよね
たかすぃ:少年漫画は不条理で笑わせようとするけど、少女漫画は純粋なキャラの面白さとツッコミで読ませてくれるというか
 
いずみの:ギャグマンガだと何が一番メジャーでしょうね>少女漫画
たまごまご:ちびまる子ちゃん*64
葉月ゆら:お父さんは心配症*65
たかすぃ:きせかえユカちゃん*66
種村理沙:きんぎょ注意報!*67
かがみ:有名というだからな、やっぱちびまるこかと
だんげ:赤ずきんチャチャ*68とかもギャグだなあ。
松平アミ:現役だと、にざかな*69じゃね?
ゆすら:4コマ強いですね
たまごまご:いまだと「HIGH SCORE」*70とか?
サヤカ:こいつら100%伝説*71
だんげ:最近のリボンとしては はやってるギャグ漫画とかないんでしょうか?>種村さん
種村理沙:HIGH SCOREとか終わったけど、「めだかの学校」*72とか・・・りぼん。
サヤカ:美川べるの先生*73に期待。
種村理沙:最近ですとチョコミミ*74が癒されるギャグで大好きです。
 
だんげ:ちゃおもギャグマンが多いの?
種村理沙:ちゃおはギャグとは言えないけどもりちかこ*75が抜群に面白い!
葉月ゆら:「パンクポンク」*76とかオヨネコぶーにゃん*77とかありましたよね昔w
種村理沙:最近、83巻が出たあさりちゃんとか・・・
だんげ:あさりがいたw
たかすぃ:あさりちゃん!まだやってるんですかアレ
 

●すきすき新井理恵先生●

×(ペケ) (1) (別コミフラワーコミックス・スペシャル) ろまんが 4 (フラワーコミックス)
だんげ:あとは「×−ペケ−」*78とか
種村理沙:×−ペケ−は歴史に残る傑作!
葉月ゆら:ペケおもちろいw
たかすぃ:もう一回新井先生んは4コマ描いてほしいですね。ペケのタイトルの横に書いてた新井先生のコメントが好きで好きで・・・
ゆすら:コメントいつも字が小さすぎ。
種村理沙:確かにコメントは良かったですんぇ・・・
たまごまご:新井先生の筋少ネタがすきです。
たかすぃ:ペケは1冊読むのに時間がかかりすぎて面白かったです。新井先生は、少女漫画界の久米田先生*79になってほしかったんだけどなぁ…ブラック素質たっぷりなのに。昔の尖った感じが欲しいですね>新井先生
たまごまご:「子供たちをせめないで」、とか「脳髄ジャングル」あたり?
葉月ゆら:いま少年誌にいってますよね
サヤカ:今、ろまんが。>新井先生
ゆすら:たしかに、ペケが一番ですね。
 

ここで葉月ゆらさん、かがみさん退席。

                                                                                          • -

後編へ続く。

*1:神魔と呼ばれる人間の世界にあらざるものを狩る少女美夕とラヴァの幻想的な物語。マンガ・OVA・TVアニメ版でそれぞれ性格も物語も別物。

*2:サスペリアミステリーで連載。美夕のサイドストーリー的な作品だったが、今は完全に単独の物語になっている。耽美性の強い美夕に対して、切ない物語が基調になっているのが特徴。

*3:マクロス、イクサー1、メガゾーン、レイアースなどに携わっているキャラクターデザイナー・アニメ監督。

*4:吸血姫美夕のアニメに平野俊貴が携わっている。

*5:美夕も夕維も、すらりとした足+はだしが特徴。

*6:主人公の人気歌手、南條晃司が、高校生の少年へ激しく愛を抱く、いわゆるBL作品。

*7:1989年に絶愛が連載され、その発展のような形で「BRONZE-ZETSUAI since 1989-」が連載されている。

*8:石原慎一は「彼烈火」など、尾崎南作品の歌を歌っている。絶愛のイメージアルバムなどにも参加。その他にも声優速水奨を中心にしたドラマCDなども販売された。

*9:とにかく死んだり事故ったりが多い壮絶なマンガなのです。

*10:北斗の拳のOPのネタ。

*11:プラネットラダー、少年魔法士などの作者。SFやファンタジー描写が秀逸な作家。

*12:山岸凉子の作品。超能力者で同性への愛で悩む聖徳太子を描いた仮想歴史物。「馬屋古女王」はその続編

*13:魔夜峰央の超長期連載ギャグ?耽美?マンガ。独特の世界観とカオスっぷりが今も昔も人気。ちなみに作者は男性です。

*14:「だーれが殺したクックロビンー」のクックロビン音頭パタリロの基本ギャグで、アニメED。元ネタはマザーグース

*15:元暗殺者の美少年。正式名はマライヒ・ユスチヌフ…だけどフルネームで出てきた事はないです。お色気担当で、ヌードも多い。受けの同性愛者です。

*16:クトゥルー神話など、伝奇モノの流れをネタとして取り込むことがあります。

*17:パタリロのつくったロボット、プラズマXの家族。妻のアフロ18、娘のプララ、息子のαランダムの4人家族。アニメではとても人気のある一家でした。

*18:2007/5/18に80巻発売予定。

*19:その他にも「奥様はパタリロ!」「パタリロ源氏物語!」「パタリロ西遊記」などもあり、とにかく量が多い!

*20:ジャック・バルバロッサ・バンコラン。アイシャドーっぽい美青年。自分の命を狙っていたマライヒと今は愛し合っている。「美少年キラー」と呼ばれ少年と床を一緒にするのですが、どっちかというと女性恐怖症のケがあります。

*21:女装キライのマライヒがバンコランに見せたいがためにウェディングドレスを着たのです。やきもちやきのバカップルなのです。

*22:ホラー漫画家。耽美な作風が特徴。独自の文字「センスクリット文字」でファンとのコミュニケーションをとっていたこともある。

*23:リボンの騎士」など

*24:魔法使いサリー」など

*25:さるとびエッちゃん」「龍神沼」など

*26:和田慎二の作品。スケバンである麻宮サキを、学生刑事としてスカウトし、事件解決に挑む物語。もう何度もアニメ・実写化されましたネ。

*27:和田慎二の作品。麻薬組織を壊滅させたりゲリラ戦を行ったりする、戦闘とサバイバルの天才の少女の物語

*28:和田慎二の作品。高校生の椎崎奈々が怪盗として活躍するストーリー…でしたが途中からアイドルになります。そして最後は敵の巨大組織と戦うことに。

*29:雑誌「花とゆめ」のこと。

*30:パタリロ!」では手篭めにするシーンはもちろん、マライヒのオナニーまであります。エロス。

*31:少女漫画雑誌。とにかく「性体験」寄りの恋愛マンガの多い少女漫画雑誌。なんというか、一度読んでみましょうレッツトライ。

*32:SF、サスペンス、ラブコメととにかく幅広いジャンルの作品を描いた、現在の少女漫画の核を作ったような作家。日常の細やかな表現も、エロティックな表現も、詩的な表現からシュールなものまで描いた作家。コミケ開催の母体集団への影響も彼女にあるとかないとか。

*33:刑部真芯のこと。レイプ→ハッピーエンドが多い。

*34:それはモテなんですか。

*35:マガジンの「涼風」では最近、朝目覚めたらSEX後、という展開になっていて、読者を興奮…びびらせた。

*36:快感フレーズ」などの作者で、今のレイプの入った少女漫画の布教者。レイプ→ハッピーエンドは基本。

*37:性欲が暴走する少女を描くマンガ家。セックスしながら町へ、など仰天の展開が多かった…のですが、最近お亡くなりになられました。

*38:「モザイク」に出てくる嫌悪感あふれるキャラクター。女性に対して想像を絶するほど奇怪な行為を行い、衝撃を与えた。

*39:魔人探偵脳噛ネウロのこと。ネウロと弥子の関係はかなり特殊なので必見。

*40:ジョジョに出てくる吉良のことデス。

*41:すもももももも 〜地上最強のヨメ〜」のこと。

*42:げんしけん」のオタク道を歩むメガネくん。しかしその実、気が弱く恋愛ベタで、男女に愛されるキャラでした。

*43:永野のりこ「GOD SAVE THEすげこまくん」のキャラ。ものすごくとんちんかんでマッドサイエンティストなのだが、自分の狂いっぷりに気づいていて悩んでいるのがミソ。

*44:葉鳥ビスコ「蘭高校ホスト部」のこと。暇をもてあます美少年が暇をもてあます美少女をもてなす、というホスト部にヒロイン藤岡ハルヒが巻き込まれてしまい、男装してホストをするラブコメディー。アニメも大人気でした。

*45:樋口橘の作品。特殊な能力を持った少年少女たちが、蜜柑と蛍を中心学園生活を送るストーリー。こちらもアニメともども話題に。

*46:日高万里の作品。蓮見圭を中心に描いた学園恋愛物語

*47:ヒロイン、北城尚子のこと。とにかくパワフルだけど、苦労も多い。そこがいい。

*48:いいお母さんになれるといわれるほどやさしい少女の初音が、レイプされてしまうショッキングなシーンがある。

*49:彼氏彼女の事情」のこと

*50:双子の姉が病弱のために、青森の祖父母の家にひきとられる、というくだりがある。

*51:彼氏彼女の事情に出てくるヒロイン、宮沢雪野のこと。最初は有馬に自分の弱さを救われ、そして後から有馬の心の闇を包んでいく役柄になる。

*52:那州雪絵の作品「ここはグリーン・ウッド」。男子寮の楽しさと学園生活を描きながら、時にはパラレルワールドに行ってしまったりと、なんでもありの学生達の楽しさを詰め込んだ作品。

*53:たとえばなかじ有紀の『RED』などがある。

*54:吉田秋生の作品。ベトナム戦争の傷跡残るアメリカを描いた作品で、ニューヨークの不良少年アッシュが軍や国家やマフィアと運命の歯車が絡まっていく様を描いた

*55:グリーンウッドの略

*56:プリンセス・プリンセス」。男子校で容姿端麗な生徒に女装をさせる「姫」制度がある。

*57:比較的男性の汗臭そうな部分もしっかり描かれている。竹本がどろどろになって自分探しをするあたりはステキな汚さ。

*58:テニスの王子様」の沖縄の巨漢。でかいというレベルではない。最近は猛烈に肉を食っていた。

*59:やたら男性くささの強い絵を描くマンガ家。すね毛と筋肉は当たり前。

*60:「すごいよ!マサルさん」のこと。シュールなギャグが秀逸。

*61:野宮さんのイメージの中の話。第一部参照。

*62:スラムダンク羽海野チカ先生はかつてスラムダンク同人の出身者だそうです。

*63:ゲイ雑誌。

*64:さくらももこ作品。いまや日本の顔の一つ。

*65:岡田あーみんの作品。娘に対してキチガイじみた行動を繰り返す、常軌を逸したお父さんマンガ。「心配性」は間違い。

*66:東村アキコ作品。おしゃれ好き小学生ゆかちゃんが巻き起こすラブコメディー

*67:猫部ねこ作品。都会っ子の千歳が田舎の学校でわぴこ達のテンションに巻き込まれていくコメディー。頭身がコロコロ変わり、アニメでは名言も続出。

*68:彩花みんの作品。第一部参照。

*69:B.B.Joker」の作者。シュールでハイテンションでブラックなギャグが魅力。

*70:津山ちなみの作品。アクの強すぎる少年少女+変な生き物の日常を描いた4コマギャグマンガ

*71:岡田あーみんの作品。姫をめぐるむちゃくちゃなコメディ。

*72:森ゆきえ作品。田中先生の頭が魚だったりと、奇抜でクセの強いキャラの集まるギャグマンガ

*73:ストレンジ・プラス」の作者。アンソロ出身者で、下ネタやパロディに強い。

*74:園田小波作品。かわいらしい絵柄のキャラと、毎回変わるファッションが見もの。

*75:「スパーク!!ララナギはりけ〜ん」の作者。感動と笑いのバランスが魅力の作家。

*76:たちいりハルコの作品。太ったデブうさぎが巻き起こす騒動を描いたギャグマンガ。「むちゃー」が口癖

*77:市川みさこの作品。デブ猫のオヨヨと、少女ゆでたたまごのギャグマンガ。…デブ動物まんが結構あったんですねえ。

*78:新井理恵の作品。いくつか核になる話を並列させながら、学校全体のおかしなテンションを描いてく、ブラックでシュールな4コマの傑作。

*79:さよなら絶望先生」の久米田康治のこと。ブラックな自虐皮肉ネタが持ち味。新井理恵先生も自虐な自画像や皮肉ネタが多く、ファンを喜ばせた。ちなみに自画像の不細工っぷりは筆舌に尽くしがたいくらいヒドイのですが、CDに収録されていた声はかわいらしくファンびっくり。