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楽しみ方の入り口としての「ヤンデレ」

「ヤンデレ大全」こぼれ話 -キャラの収録基準について-(身辺雑記)
ヤンデレ大全」責任編集のみやもさんの記事。とてもオタク文化への視点としても面白い記事だと思うので、ぜひ読んでいただきたいです。
今回自分もちょっとだけ参加させていただいた際に書きながらぼんやり考えていたことを。
ツンデレヤンデレ、クーデレ、などさまざまな分化が行われている「萌え」記号ですが、それに対してサブカル用語で考えられる「どこまでがツンデレなのか」「どこまでがヤンデレなのか」の定義論の話ってきっとハードルがものすごい高い位置にあるんだと思います。
同時に、ハードルが高いからこそオタク的には燃える部分ではあります。しかしその境地に達するには「答えなんてない、だがその過程こそが面白いのだ」という、キャラ理解前提、内容把握前提のベースが求められます。そこに自力でたどり着くのは大変です。

らき☆すたより。
ツンデレとはっ!」と語る白石の気持ちはよーくわかるようになった自分は、オタなんだろうなあとつくづく思います。まあ、それは踏み込んだ楽しさでもあるので、後悔はありません。
 
はて、「ヤンデレ」についてはみやもさんの記事が詳しく書いているのでここではあんまり深くは書きません。特に最後の方はとても同感で、一ヤンデレファンとして、こういうことを言える方が本を出すことがちょっとうれしくなったり。
ヤンデレ」って言う言葉自体、すごく扱いずらいと思うのです。
好む人はどんどん使いたい言葉だし、興味ない人は一切使わない言葉でしょう。
だけど、「作品を楽しむ視点として、こういう見方もある」という視点の切り口の一つとして見るのは、ちょっと面白いと思うのです。
ヤンデレ」という言葉の包丁で最高級の料理を作るもよし、リンゴの皮だけむくもよし、嫉妬した相手を刺すもよし。
いやよくない。
 
〜関連リンク〜
★特報★ 「ヤンデレ大全」発売します!(8月29日)(身辺雑記)
 
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ヤンデレ大全 (INFOREST MOOK Animeted Angels MANIA)

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