たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

「プレイボーイ」のヤンデレ特集は、結構前向きに楽しんでいます。

かーずさんが取材を受けたと言う、プレイボーイNo.41を買ってきました。
記事の名前は「『ヤンデレ』萌えな男たち急増中ってなんでやねん?」
 
プレイボーイみたいな雑誌でオタ記事!?
こういうのを見ると「びくっ!」と自分みたいな気弱なオタは身構えてしまうわけですよ。
だってねえ。昨今のオタクに対するマスコミ事情を考えると「ヤンデレが記事にされて、『オタクって本当に痛いですね』」とか言われるのいやじゃないですか。完全に偏見なんだけど。
しかしだ。あのかーずさんが出ると聞いて、何やらそういうのとは違うなあというものをジワジワと感じたので、即効で買ってきたわけです。
 
かーずさんに限らず、今オタクのトップランナーな人たちって、非常に前向きに、「オタクは楽しいんだよ、もっとやっていいんだよ」とひっぱってくれるのが魅力だと思っています。
それを反映するかのように、この記事は非常に前向きにヤンデレの楽しさを探ってみようよ」という中身でした。
 
もちろん「ヤンデレ」なんて、プレイボーイ読む層は知るはずもないので、基本スタンスは「それってなに?なんでそんなおっかなげなものに萌えるの?」という部分から切り込んでいました。
語り口はそんなわけで、すこぶるライト。しかし読んでいくと、なかなか興味深い上に、「オタクが萌えを前向きに楽しもうとするワケ」にまで切り込んでいて、非常におもしろい内容になっています。うまーく難しげな「『萌え』の理論」を噛み砕いています。
一部だけ抜くと。

「自分にできないことを作品に求めるのは創作の原点だと思う」
「あくまでバーチャルであることを理解して楽しんでいる」

なるほどなるほど。おおむね同意。
 
決してヤンデレを否定することなく、むしろどのような切り口で楽しむことが出来るかを、「ヤンデレ大全」の内容とはまたちょっと別角度で4Pに渡って書いています。
同人ゲーム「やんデレ」や、ヤンデレオンリーイベント「病みなべPARTY」第二回まで取り上げられる細かさ。好きな人なら読んで満足できる記事何じゃないかと思います。
 
ちなみに。
巻末の袋とじエロマンガグラビア集が素晴らしすぎるので、これだけで買っておく価値ありです。
米倉けんご先生、しなま先生、師走の翁先生などなど、編集者に相当のエロマンガ好きがいるとしか思えません。ぶっちゃけこの袋とじだけで買う価値アリの雑誌だと思いました。
 
チャレンジャーなプレイボーイ、一体どこにいくんだろう。もっとがんばってください。