たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

「薔薇の花かんむり」が出る前に乃梨子x瞳子で妄想しておく。

ついに、マリア様がみてる 薔薇の花かんむり (コバルト文庫 こ 7-55)発売ですよ!たまごまごです。ついに、ついに瞳子のドリルが天を衝くのか!
つってもまあこっちはまだ発売されないんですけどね。ぷっぷー。
ところで祐巳瞳子の話は死ぬほど好きではあるのですが、このサイトは乃梨子瞳子推奨サイトですので、その接触が減るとなると、ちょっとばかり妄想力を強化して補わなければいけなくなります。
そんなわけで妄想しておきます。
 

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夕闇迫る放課後の教室。
ついに祐巳様のスールになった瞳子。その浮かれようは半端ではなかった。
乃梨子、私、どうすればいいのかしら」瞳子は恋する乙女の瞳をしていた。しかし乃梨子はそれを見てクスクスと笑う。
「よかったわね。」乃梨子瞳子を微笑むかのように見つめていた。
瞳子は、胸がずきんと鳴る音を聞いた。それは彼女が紛れもなく、乃梨子と共に過ごしていた時間が長すぎたことを感じさせるに十分だった。
「あ、あの、私、浮かれちゃって…。」
乃梨子から瞳子は目をそらした。しかし乃梨子は首を傾げながら彼女にやさしい視線を与えるのだ。
瞳子が幸せそうな顔をしてるのは、私も幸せ。」
「で、でも!」瞳子は不安な犬のような目で乃梨子を見つめ返した。そして彼女は身をすくめた。そう、鼻の位置が触れるかと思うほどに、乃梨子瞳子に近寄っていたからだ。その温度と香りに、瞳子は急に顔が紅潮するのを感じた。
「な、なんですの!私は、祐巳さまのスールで、あなたとは…。」乃梨子を傷つけたくない、でも乃梨子を失いたくない。そんな瞳子の思いが言葉を詰まらせた。
乃梨子はそんなおびえる瞳子の唇に、そっと唇を重ねた。
「な!」
耳まで真っ赤になった瞳子を見て笑いながら、乃梨子くるりと回って笑った。
「いいんだよ」
乃梨子は目を輝かせて手を後ろに組んだ。
瞳子のすべてを知ってるのは私だけだもん。心も、体もね。」
「〜〜〜〜!!!」瞳子は下を向いたまま、手をじたばたさせた。
「何も、変わらないよ。これからも、よろしくね。」乃梨子はそんな瞳子を愛しそうに見つめて、肩をすくめた。
「・・・はい。」
 

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妄想おわり。