たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

かつて自分が見てきた、三峯徹さんの衝撃

三峯徹御大Tシャツ(アキバblog)超ほしいんですが。
三峯徹さんといえば、エロマンガ好きな人なら知らない人はいない、載ってない雑誌はないという伝説もある、偉大なお方です。といってもマンガ家ではなく、ハガキ職人
関連・三峯徹 非公式ファンクラブ
 
自分がはじめて買ったエロマンガ雑誌はもう覚えていません。「ばんがいち」か「快楽天」だった気がします。
とりあえずどれにしようかじっくり中身を吟味してから買うわけですよ。
そうすると、読者投稿ページに、明らかに他と違うタッチの、超独特な絵柄の絵が。
他の雑誌を手に取ると、やはり同じ絵が。
次の月に他の雑誌を見ても、やはり同じ絵が。
おかしい・・・これは何かの陰謀なのだろうか?と思った人は自分だけではないはず。ほぼ必ずと言っていいほど、エロマンガ雑誌の投稿欄には三峯徹さんがいました。
それがもう10年近く前なんですが、話によると三峯徹さんのハガキ暦はなんと18年とか。
一番最初に載ったものが何かすら、誰にも判別できないと思われますが、はるか昔に買った「快楽天」にも、今日買ってきた快楽天にも、全くといって変わらない三峯徹さんの絵が載っているのです。

 
そう、全く変わらないのがすごい。
だって、普通18年も、ほぼすべてのエロマンガ雑誌にハガキを描き続けたら、絵が変化するじゃないですか。
それが全くしないんです。いや、これはおそらく意図的にこう描いているとしか思えない独特ぶり。
 
エロマンガ雑誌の空間って、他の雑誌に比べて極めて特殊だと思います。
確かに流行り廃りはあるし、人の入れ替わりも激しいんですが、他の雑誌に比べて基本的な部分は決して変わらないし、エロシーンがあるという共通項の元でありとあらゆる手法が自由に繰り広げられる不思議な空間。しかもほとんどが1話完結なんだけど、手にしたときに「ファンタジーとしてのエロ」が必ずそこにあるという安心感のある世界です。
ものすごいスピードで時間が流れる本なのに、大きく見ると、上へ横へと根っこを同じにして広がる大樹みたいな気がします。
そしてそこに、必ずいる三峯徹氏は、木陰で休むような安心感を持たせてくれるわけです。
 
そんな三峯徹氏を尊敬してやまない人は数知れず。
その継続力、アクティブさ、変わらない時間。
エロマンガというサブカルチャーを、特殊な空間たらしめる影の偉大な人、だと信じています。
最近はイベントにも参加されているらしいので、ぜひともお会いしたいものです。