たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

ラノベが手にとりにくいワケ

ラノベのカベ●

ちょっと面白い話題があったので、WEB拍手より紹介。

やっぱラノベって敷居が高いんでしょうかねー。
色んな人に読んでもらいたい面白い作品って個人的に結構多いですよ。
僕からすればラノベは敷居が低くて手が出しやすいジャンルです。「普通の本」に比べてね(笑

自分だけでいうと、高「かった」です。敷居。
どこまでがラノベなのか、ヘビーなラノベもいっぱいあるし境界線もわからないしでなんともいえないんですが、とりあえずラノベゾーンというのは書店にあるので目分量では分かる、あとは個々の心で決める、としておくとして。
あのラノベゾーンは本当にハードルが高かったです。独特のオーラがある気がしてなりませんでした。
そもそもマンガコーナーの方がはるかにオーラあるじゃん、と言われたらまったくそのとおり。しかし、マンガはあくまでも最初に絵ありきだという認識があるので気にならない場合が多い気がします。
しかし、ラノベが苦手という人は、実は文字ありきの状況という心理的なカベがあるのではないかと思いました。つか自分なんですが。
 

●入り口のちがいで感じるカベ●

マンガやアニメが好きで、その流れからラノベを読むようになった人は、非常にハードルが低い位置にあると思います。むしろ難解でめんどくさい文章読むよりも、まさに「ライト」な「ノベル」。スナック菓子感覚で楽しめる上に、ときどき舌鼓を打つような傑作にも出会えるというとてもステキなジャンルです。ラノベから本を読むようになった、という人も多いと思います。
ただし、「らき☆すた」のこなたさんのように、文字を読むのがめんどくさくて…という敷居もやっぱりあります。まあそれは、別問題。

一方文学が好きでラノベにも手を出そうとなるとこれが敷居が高いのなんの。マンガは絵だから割り切って見ることができるんですが、なんせ表紙がアニメ絵、挿絵がいっぱい、キャラのネーミングに抵抗。
特に絵についての抵抗が強い人は多いようで、保護目的ではなく表紙にカバーをかけることで隠すことは多々*1。純文学にイラストが入ることに抵抗のある人も多い様子。このへんの好みはどうしてもぱっくり分かれて当然な気もします。自分は、それで読む人が増えるのなら大歓迎派。

一部のラノベ文体はやはりラノベらしさがあるので、その点も「焼いた肉食べようと思ったら生だった」的な歯ごたえの違いがあってびっくりしてしまうんだと思います。もちろんどっちもおいしいんだけれども。
 

●入り口は違えども。●

しかし、本当に本の好きな人なら、最終的にはそんなハードルはどこへやら、面白いものは面白いで読むようになります。むしろ、食わず嫌いだった時期がもったいないなあと思うほどに。
ハードルがあるのは人それぞれの感覚なので否定はできません。むしろ、そのハードルをやすやすと超えさせてくれるくらいの作品を紹介してもらいたい、というのが、ハードルを越えられずうずうずしている人の本音だと思います。つうか自分はそうでしたよほんともったいないね。
 
この話は、実はラノベに限らず、純文学派の人から見たSFやミステリ、クラシック嗜好の人から見たポップス、芸術肌の人からみたイラストにも同じことがいえる気がします。どっちがいい悪いではないんですよね。どっちも楽しめたら最高なんだけれども。
そういう意味での最高値としては、やはりエロゲでしょうか。18禁、アニメ絵、文体と、ハードルが幾層も。だからこそ乗り越えて見つけた時の楽しさは、何物にも変えがたいのかもなあ、なんて思いました。
 
〜関連記事〜
エロゲーをやっていないのは損をしている気がする(ような気がする)。
でもオタク文化の一部って、ハードルは高いからこそ実は面白い、ってのはある気がします。
オタクにとって「足りないのは覚悟」か?
コメント欄にある「こんなに面白い話があるのに知らないまま過ごしていたなんて勿体ない!」の言葉に深く共感。ですよね。それがあるとハードルなんて気にならなくなると思いました。

*1:周囲へのマナーという人も。これはステキ。