たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

中学生的妄想を今ここに。「まーぶるインスパイア」

この「まーぶるインスパイア」というマンガ、きらら掲載らしい「ゆるゆるな女の子日常4コマ」です。
と思って油断していたら、開き直るように中学生男子が妄想するタイプのエロネタを盛り込んでいるトラップが張り巡らされていて驚きます。これはタグをつけておきましょう。「無駄にエロい」
まーぶるインスパイア (1) (まんがタイムKRコミックス)
表紙を見て「こういう萌えキャラ見たら、君の脳内はエロ妄想に発展するんだろうそうだろう?」と言われることもあるかもしれません。「ああそのとおりさ!」と思ったら当たりです。

具体例をあげておきましょう。
ロデオボーイに乗っている女の子の内股の汗とかぶるぶる震えるダイエットマシーンに載せた腕の肉の震えとかマッサージチェアに座った女の子の表情のことを妄想できる人ならニヤニヤできます。
「そんなことあるわけない」というのはまあおいておいて。いいんです。ファンタジーだから。
ライトな絵柄でフェティッシュなネタが、ローテンポで反復される心地よさと後ろめたさ。真のエロネタを求めている人には物足りないかもしれないですが、油断をしていると妄想に噛み付かれます。
ここは一つ、後ろめたいことこそにニヤニヤしながら、素直に「この絵柄でオレエロいこと考えるよ!」と言って楽しみましょう。

こういう展開の繰り返し。
あれです。邪心を堂々と持てばいいんだと思います。
 
ところで、基本的には女の子たち視点でゆるゆる描かれるんですが、一話だけ「満員電車で中学生の女の子と乗り合わせた男の人視点」の回があって、これが非常に変態的。
「間接呼気!オレの呼気がオマエの呼吸器(なか)に…!」
「満員電車内プレートテクトニクス
と、明らかに変態的な名言満載で、この回だけ異常にテンションが高いです。

誰もが一度は妄想しつつも決して「これは言ったらいけない」ということを、すっと差し出す偉大さよ。
むねきち先生はこの方向の描写をもっと増やしてほしいと思いました。