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影絵人形劇「パンを踏んだ娘」の絶望っぷりと「さよなら絶望先生」

WEB拍手より。

さよなら絶望先生の第七話の色々なアニメ手法を見て、NHKの教育番組を思い出しました。
特に影絵アニメのところは、今でもトラウマになっている「パンをふんだむすめ」を思い出しましたね。
あの手法はどことなく恐ろしさを感じますよね・・・。

俗・さよなら絶望先生」第7話では色々な手法のアニメーションが取り入れられていましたが、その中でも妙に見覚えがある人が多いのではないかと思うのが、影絵アニメーション。というか影絵人形劇。

NHKの昔話でよく使われていたため、今20代の人たちは見たことが多いのではないでしょうか。
 
その中でも、多くの人がトラウマ的な記憶を抱えている作品が、「パンをふんだむすめ」です。
今見ても、不安になるOPですよ。曲をお聞きくださいよ。
一発で忘れられなくなりますから。


まるで可符香(P.N.)が作ったかのようなこの歌詞。これを幼稚園で歌っている子供がいたらぼくが泣きます。
パンを踏んで地獄に落ちるのもすごいのですが、インゲルという娘が虫などを残虐に殺して遊ぶシーンや、いきなり荒涼とした風景ではじまる絶望的な導入部分など、こりゃ子供の時に見たら恐怖で泣き出したくもなります。
ちなみにアンデルセン原作です。
 
これ、実はちゃんと原作の「さよなら絶望先生」にも収録されてパロディになっているんですよね。
第12集より。

「パンをふんだカエレ」
このネタ実はかなりよく作りこまれております。
右下と左下にカエルとヘビがいるのが見えるでしょうか。
これ、インゲルがパンが足にはりついて、石のように体が動けなくなるというシーンからです。スカートのひだの間にカエルがもぐりこんだりヘビが体にからまったりするシーンがあるんですよ。クモにも襲われます。
エロいですね。
 
このネタは久米田先生お気に入りのようで、本編にも出てきます。

二つ目の動画を見ると分かるんですが、ゆらゆらゆれながら娘が落ちていくわけですよ。
そのトラウマ度はネットでもかなり話題になっていましたが、そのあまりの絶望っぷりを見逃さない手はない。
 
絶望先生の扉絵の美術はどの回もかなり見事なので、いずれ色々思いついたら書いていきたいんですが、この回は比較的分かりやすい上に、見ていて20代がくすりと笑えるつくりなのがうまいものです。大人にとって影絵動画といえばやっぱりこれなんですよなあ。
それを意識してかせずかのアニメ版。
動画からマンガパロへ、そしてマンガパロからアニメパロへ。くるりと一周したのなら…なんていう見方もちょっと楽しいですね。
 
おまけ。
 
「パンをふんだむすめ」着メロ
NHKメロディファイルに。あるんかい。

ニコニコ動画(RC)‐アイドルマスター パンをふんだむすめ 伊織

パンよりぼくらを踏んでください。
 
さよなら絶望先生(12) (講談社コミックス)

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