たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

ちょっとした言葉が私の支えです。「プリキュア5GOGO第5話」

プリキュアにとって大事なものって知ってるかい。
スパッツ、百合、そして。

ひかがみさ。
そんな回でした。
プリキュア5シリーズのエロのなさは徹底しているんですが、同時にそれを回避した上でのフェティッシュなパーツの描き方は尋常じゃない。ひかがみとか、脇とか、ひざとかね。
 
さて、今回はかれんさんの新必殺技お披露目回でした。
それにともなってかれんさんが生徒会長だった話が再度ピックアップされます。ほんっとうにのぞみさん以外、みんなやたらめったら私生活の忙しいプリキュア達であります。
今回のgogoでテーマになりそうな「手紙」「コミュニケーション」と照らし合わせながら、みてみたいと思います。
 

●コミュニケーションの断絶●


前回からずーっと「わざと」名前を呼び間違え続けているブンビーさん。
まあブンビーさんのことだからアドリブなんだろうな程度に思っていたら、さすがに冷静沈着なスコルプさんもキれたようです。そこで「ふっ」って鼻で笑えるほど大物ではなかったんだなあ。まあ怒りますよね。酢昆布じゃね。

しかし、このコミュニケーションの断絶は意外と深い。ただ茶化しているだけではありませんでした。
特に仕事社会だと名前と挨拶は円滑に仕事を進める上での第一段階。挨拶のない会社はちょっち怖いし一日がシンドイ。
で、やはりエターナルという組織はそういうのがダメっぽい雰囲気のようです。新入りブンビーさんに対しても二人の態度はそっけないままですし、ブンビーさんもスコルプさんの名前を間違え続けるまま。
そーりゃ険悪でギリギリな気持ちになりますわな。
 
ここで注目すべきは、ブンビーさんとスコルプさんが日々追われているのが、感情のこもらない報告書の山だということでしょう。
ブンビーさんはむしろこの中では割と感情をあらわにする方だと思いますが、以前のナイトメアと違って今回は感情をむき出しにしたコミュニケーションを許さない雰囲気がびりびり伝わってきます。
コミュニケーションは最低限でいい、なんていう会社も確かにあるかもしれませんが、やはりこれは胃に悪い。
ブンビーさんを心から応援したい自分ですが、今回ばかりはスコルプさんにも同情せざるを得ませんでした。
こんな会社でよくやってますなあ、と言いたいところですよ。スコルプさんは理念で働いてるんだろうか、お金なんだろうか?ブンビーさんはお金でしたねそういえば。
 

●目と目で通じ合え●

一方、久しぶりにプリキュアたちはお互いの心の通じ合いを再確認する回でした。
いかんせんエターナルが乾燥しすぎてギスギスしてるもんだから、なおさら比較されて、みずみずしいんです。

そんな中、激務に追われるかれんさん。どうしても視聴者側からしたらのんびりしているイメージありますが、学校のシーンではやはり常に忙しく働いているんだなあと改めて思い知らされました。
それに対しては、じゃあ超人なのか?と言われるとそんなことはない。以前もいっぱいいっぱいすぎてパンクしたことがありました。なんだかんだで中学生ですものね。
関連・あなたがいつも側にいたから。「プリキュア5第28話」
そう、常にいっぱいいっぱいなのです。
しかし今回の彼女は違うぜ。

先ほどのリンク先でも書いたように、信頼できる友が側にいます。手をつないだ人が側にいます。だから逃げる事はない。無理っぽく見えてもやれるんだ。そんなアイコンタクト。
特にこのかれんさんの目、いい目をしているじゃないか!
無論、ここまでの間には幾多の困難もありましたが、お互いが言葉にし、確認しあった結果の二人の絆です。

ちょっとしたときに、少しでも言葉をかわす。そんな二人の姿勢が安心感と信頼関係を生みます。あいさつはもちろん、本当に、本当に小さくささいなことでもコミュニケーションすることの積み重ねで、この二人はつながってきているんだよ。

そんなことを、当たり前ながらもじっくり温かく伝えてくれる話でした。
仕事は以前よりも多い。でも、もう大丈夫。
 

●言葉が「いらなくなる」わけではないよ!●

親しさはどんどん増していくと、「まあ分かってくれるよね」という安心感が厚くなっていきます。
しかし、じゃあ言葉にしなくてもいいのかというと、プリキュア5は「言葉も大事なんだよ」と最後の最後に伝えてくれます。
もちろん、5人の間ではもう言葉にならないほどの絆はあるんだけれども。

だからこそあえて出す手紙って、大事なんです。
親友だからこそ出す手紙やメール。夫婦だからこそ渡す感謝の手紙。親子だからこそ伝えるねぎらいの言葉。
仲間だからこそ、あえて手渡す「がんばれ!」の手紙。
「ガンバレ!」も渡す人によって異なってくる場合がある微妙なバランスの言葉ですが、この5人なら「ガンバレ」で十分でしょう。大事なのは中身じゃなくて、それを渡すと言う行為そのものです。
ちなみに余談ですが、これそれぞれがイラスト描いた設定なんでしょうね。タッチからしてかれんさんを描いたのはのぞみかな。あとうららのイラストが妙にレトロ少女漫画チック。こまちさんはなんとなく谷川史子先生とか好きそうなタッチ。慣れてますね。…やはり!(?
  

手紙をもらってイヤな人はいない。なんてことを言う人がいますが、自分も同感です。
好意で送られるメールや手紙は、うれしいのです。送る側は「迷惑かなあ」なんて考えることもありますが、好意のコミュニケーションに基づくメールや手紙、つまり「言葉」は、やはり無条件にうれしいんです。*1
それがましてや、普段手紙を送らないようなほど側にいる人たちのものであれば、かえって嬉しく感じるのもまたしかり。このかれんさんの笑顔!きつい状態で仕事しているのも吹き飛ぶよ。
今回はシロップ・メルポなどがからんで手紙絡みの話が増えそう。
手紙なんて考えてみたらぜんぜん書いてないなあ…ちょっと久しぶりに、昔の友人に送ってみるのもいいかもしれないな。なんてね。
ちょっと恥ずかしいね。
 

●もりもり食ってこそプリキュアだ●

そう、もりもり食って初めてプリキュアの仲間入りです。
そんな今週の見所。
 
その1

まさかのシロップとオタカさんフラグ(?)。
いずれにしてもシロップがホットケーキ好きになる、という設定はいいですね。これでやっともりもり食うメンツの仲間入りです。名前ともぴったりだし。

それにしても見逃せないのは、「行列は解消されたけど人が増えた」というところでシロップが働いている事が明らかになったこと。
つまりなんですか、サンクルミエールの生徒はシロップ目当てに食堂に来るようになったってことですよ!
みんな若いねー。
 
その2

目安箱は自分も中学校の時、生徒会でやりましたねえ。
んでたいてい鼻かんだゴミ入ってるのよね。いやあねえ。
 
その3

こまちxかれんもすてきな回でしたが、今回はのぞみxりんちゃんもイキイキしていましたようー。こんなに素直にじゃれていたのは久しぶりじゃないでしょうか。

攻撃も今回は二人で。息もぴったり幼馴染。
 
その4

やけに地味な作業が似合うブンビーさん。つうかこの作業の勘違いっぷりもまた甚だしい。まあこの抜けっぷりこそが彼らしいところですが。
ただ、さすがに今回はちょっと黒いところ出してきましたね。一応敵だものねー。
 
その5

プロレス技じゃなかった!残念だ!
弓矢でした。「ビューティーセレインアロー」かと自分は思ってましたが、友人はセーラーマーズの「マーズ・フレイム・スナイパー」を思い出したそうな。なるほど。
 
その6

このホシイナーのデザインの強引さがちょっと好きです。
 
その7

次回予告のスコルプさんがあまりにもへこんでいるのが気になるんですが。がんばれスコルプさん。がんばれ子安さん。
 

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まもなく映画版が発売になるよ!
 
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プリキュア5感想過去ログ

*1:ミルクレベルの枚数だとめげますが。