たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

エッチの前後には笑顔だよ!「Positive!」

家に帰ってきたら、アマゾンさんの袋に混じってなんだか妙に分厚い荷物が。あれ、なんか頼んだっけ。
 
【モニター募集】ブロガーの方へ。コアマガジンの新刊書等をレビューしてみませんか。
応募したら受かりました。わーい、エロマンガ×2冊だ!やったー。
そんなわけで、感謝の気持ちを込めてレビューを書きます。といってもヨイショするのでは意味がないので、感情のまま思いっきり書いてみます。
 

一冊目がPONPON先生の「Positive!」
極めて前向きラブラブエッチ満載の、読んでいて心が気持ちよくなるエロマンガ
そもそも題名からしてPositiveです。かなりターゲット層は幅広く巨乳からロリまで揃っているんですが、なにより一貫して「Positive」なのが重要。
 

●幼な妻●

作者のPONPON先生が「読後にこの中から一人でもお気に入りの娘を見つけて頂けたら、きっと3冊目に繋がる励みになりそうです。」とおっしゃっているんですが、そんな甘っちょろいもんじゃないですって。一人じゃすまないって。
PONPON先生はラブラブを貫く方です。なので出てくる女の子達がほとんど「恋人」を見る視点になります。
その中でも個人的に一番きたのは「マイワイフ☆マイロスト」のハルちゃん。
なにせ、幼な妻ですよ。いきなりしょっぱなから夫婦えっちですよ。それを覗き見る感じがまたもうね。
はて、だんなも相当若いんですが、ハルちゃんの幼さっぷりは極めつけ。ただでも見た目が幼いのに、その上途中で記憶喪失にななることで加速していきます。
 
女の子の記憶喪失っていうのは、本当にいい意味でズルいわけですよ。マンガ表現の中では。
だってね。大人の容姿で内面が急激に幼くなるわけですから。
表紙の絵柄を見て分かるように、PONPON先生は明るく幼げなノリをもった、でも体は成長をした女の子を描くのがえらいうまいです。このハルちゃんという奥さんも、幼げな外見だけど大人な成長で描かれていますが、そこに加えての記憶喪失。
この際悲壮感なんてかなぐり捨てよう、ほら見てごらん、愛のポジティブフィルターを通してみたら、なんとつたなくかわいいことか。
そしてちょっと後ろめたい気分で媚薬を使いながら、愛の営みで記憶が蘇っていく様の二人の気持ちの高ぶりは、もう「前に光しか見えないぜ」という明るさと愛情でパンパン。しまいに二人がお互いをめきめき求めてしまうその興奮っぷり。
ああ、妄想だからこその変化球を使った奥さんのかわいらしさぶり。ハルちゃんに自分は擬似恋愛です。
やっぱり、悶絶するくらいラブラブなエッチシーンは、一服の清涼剤だなあと再確認しました。
 

●ロリもいけるぜ●

基本成長した子メインの本なんですが、ロリもしっかり描かれています。
こちらも巨乳ロリからぺたんこロリまで幅広いのですが、その中でも「こみっくていすと」の少女は先ほどの「容姿は大人、ノリは子供」の逆で、「容姿は子供、中身は妙に成長している」というギャップを見せてくれます。
ちょっとこの本では異質であまりラブラブではないんですが、ふと見せる大人びた表情ってのはロリ者にはクるわけです。だって、少女を振り回すような状態で実際は振り回されたいのですもの。
特に「もしかして…ドーテー?お兄ちゃんヘタクソぉ…」のセリフは飛び道具だと思いました。先ほどの記憶喪失奥様の幼さと比べてみると、さらにそのひっくり返し方に酔います。
しかし、こうして見ると本当に幅広く描かれた本なんですが、一貫して通っているものがあります。
それは体を求めてしまうことがプラス思考につながっていること。
 

●とにかく笑顔がほしいから●

エロマンガの「エロ」をどこに求めるかというのは人それぞれ。ハードな陵辱に求める人もいれば、受身でマゾヒスティックなところに求める人もいます。そして「好き!」「相手を求めることは絶対いいことなんだ!」という情動の様子にエロを覚える人も多いはず。
この作品はその、エッチに相手を求めるのはいいこと!で終始しているため、非常に読んでいて安心感と安定感を感じます。一番最初にあげた幼な妻なんか特にそうなんですが、エッチの前後には前向き笑顔があることこそが、一番の魅力なのだと思います。
好きで触れたいからはじめに笑顔がある。もう好きでたまらなくて求めた後だから二人は笑顔になる。
 
太眉の幼馴染の先輩とのエッチを描いた「えいとふぉう」もそんな作品。もうね、とにかく一番最初のページに描かれている幼い頃の「結婚する!」という約束と笑顔!これだけでこの本読んでよかったと思いました。
このシーンを描くために作られた話なんじゃないかと思われるくらいに、すげーいい笑顔なんですよ。そしてページをめくると成長した先輩の笑顔。最後にエッチの後の先輩の笑顔。まさに笑顔ではじまり、笑顔で終わるのです。
そのほか、家庭教師に恋する少女を描いたムチャにエッチな女の子アタック物語「なつやすみno祝題」や、田舎で待っていてくれた少女が失恋をすべて受け止めてくれる「田舎に泊まろっ!」などもイキイキした少女の様子と明るく軽快な足取りが心を揺らします。特に後者の作品にあるような、失恋を「愛情とエッチな心」で前向きによみがえらせる様は、この作家さんの持ち味だと思います。
そう、男性が女の子に空想の中で求めてしまう抱擁感・前向きさ・エッチさ。
それぞれがミックスしているから、こんなにも読んでいてほっとする。
 
一番最初に書いた作者の言葉をもう一度引用します。
「読後にこの中から一人でもお気に入りの娘を見つけて頂けたら」。
リアルを超えたところにある、オトコノコが求める安らぎの泉。心地よいくらいお互いが求めてしまい、こっちのエッチな気持ちをも自分のエッチな気持ちで覆いつくしてくれる女の子像。
キャラクターが前向きな分、こっちも「ああ、自分はえっちでいいんだ」と前向きになれる一冊でした。
 

PONPON先生は「成長しているけどノリの軽い子」を描くのがうまいんですが、ロリを描くのも極めてうまい…というか絵柄とノリがマッチしているので、ロリ作品集が個人的にみたいです。
それと別に、幼な妻作品集を…ゼヒ…。もう一冊の作品集「Start Up!」も買ってみようかな。
 
あとラブラブ話の中一つだけ陵辱物があるんですが、これがえらくノリノリで面白いので、陵辱苦手な人でも楽しめると思います。やっぱりポジティブな作品集だなあ。
もう一冊は明日。
 
〜関連リンク〜
メガストアの表紙が「むっくむくにしてあげる」
色々な意味で「えっ!マジ?」。いやもうそりゃ、夢に見たシチュエーションですけれどもさ。