希望に満ちた瞳が突然折れるとき。「プリキュア５GOGO第10話」

まず一言言っておきます。
今回はエロかったです。

まず草むしりのシーンですが、このりんちゃんの脚どうですか。まさにカモシカのような脚とはこのことです。
しかしそれのみならず、

やった！ぼくらの夢見た限界へ！
やってくれるぜ東映。ぱんつ見えない規制があることを逆に利用して最大限の元気なエロスをたたき出す。
まだそこでとまることはありません。快進撃です。

ありがとうありがとう。
ミニスカートのおしりをはたきながら立ち上がる女の子なんて都市伝説かと思っていました。
ありがとうありがとう。りんちゃんの必殺技は今回出なかったけど自分はこれで当分の間笑顔で暮らせそうです。
あとのぞみさんですが、

いいか、信じられないかもしれないが手前にあるのはスパッツなんだぜ。
この体勢でこの笑顔なんだぜ。
ありがとう東映。
　　
そんな回でした。
そしてそれをぱんつのえらい人が見事に描写していました。
プリキュア５。それは無限の可能性。
　

●のぞみさんの笑顔●

そんな元気溢れるプリキュア５人ですが、不安にかられることは常にあります。日々恐怖におびえています。そりゃね。命がけですから。なにげに。
しかしそれを勇気付けていたのは、いつものぞみさんでした。

いつどうなるかわからない不安。どこに向かって何をすればいいのか分からない不安。明日には何かが崩れてしまうかもしれない不安。
のぞみさんはそれらを全部「みんなでいれば大丈夫！」と笑顔で自信を持って言います。
その笑顔に「意味はあるのか」と言われたら、実はないです。
ないけれども「笑顔でいよう」「大丈夫だと言おう」と言うのが、１年かけて築いた彼女の信条です。

「のぞみなら大丈夫」というよりは「のぞみだから仕方ないな」の方が的確かもしれません。
それはあきれて言う「仕方ない」ではなく、これからの不安を考えるより一緒に笑ってないとね自分達も、という意味合いです。
もう４人はのぞみがどういう行動をとっても、それがお互いを信じる強さであることも分かっているから反論しません。そりゃムチャもいうけどね。

のぞみを中心とした笑顔の輪は、これからもずっと続くと思われました。
私たちなら大丈夫。どんな困難があっても大丈夫。
そう思っていました。
　

●笑顔が奪われるのはほんの一瞬の出来事●

しかし、まだまだ彼女達の考えは甘いのです。
「絶対できる」「みんながいれば大丈夫」。そう言う事には大きな価値があるんですが、じゃあ予期せぬ出来事でそれが崩れてしまったら？
希望が大きければ大きいほど、土台が揺るいだ時の代償も大きいのではないですか。
特にのぞみさん、あなた。１００％絶望がないということはありえるのですか。

ふと気を抜いた瞬間に、完全かと思われていた希望は一気に崩れ去ります。
のぞみさんはいつも「絶対」と言いますが、その「絶対」の基盤が揺らいだ瞬間でした。強烈な描写です。
　
のぞみさんは仲間との１年を通じて、心の中にガチガチに固めた大きな塔を建てました。それはどこから蹴飛ばしても揺らぐことのないものになりましたし、自分の不安定だった心も、周囲のみんなの不安もすべて支えるくらいのものに成長しました。火事や地震に相当するような大きな出来事も経験し、もう何があっても崩れないと信じていました。
しかし突然雷が落ちることもあるわけです。隕石が落ちてくることすらあるかもしれません。それでも乗り切れるくらいの固さを持っていればよいのですが、あいにくまだ成長途中でした。
強固に見えた塔は、小さな弾みでまだまだ壊れてしまうのです。

激情に駆られ激しく戦いを挑む彼女も、信じていたものを見失って心折れてからは、「まだまだ！」と向かうことが出来なくなります。
のぞみさんが下を向くなんて。
諦めずに食いつくことをしないなんて。
５人の絆は固いし、のぞみさんは大きく成長したけれども、まだまだ成長の余地はあるようです。
　

●ミルキィローズと中国拳法●

はて、そこで突如現れた新キャラ、ミルキィローズ（以下、乳薔薇）。つうか突如も何もようやくの登場です。この瞬間をわざと待っていたんじゃないかと思えるほどのタイミングのよさ。
いやいや、ピンチの時にあらわれてこその新キャラでありますよ。

ちゃんとスパッツであることを最初に見せているのがイイネ。
たいていこういうとき、新キャラは新技を披露するものですが、乳薔薇さまの衝撃はここにありました。

流れるような、攻防一体の裡門頂肘。
裡門頂肘
バーチャファイターでおなじみのこの技。八極拳です。
大きく踏み込むためスキもでかいのですが。

キマれば問題なし。
魔法チックな技じゃなくてガチ格闘ですべてをかっさらう彼女は化け物だと思いました。

何から何までガチ格闘。
プリキュア５の格闘ゲームはまだですか。
　

●乳薔薇さまの冷たい視線がイイね●

まあなんというか、キッツイ子が今までいなかったので乳薔薇さまの登場はなかなか刺激的です。
今回のみどころ。
　
その１

乳薔薇さま「何私の脚を見ているの。汚らわしいわ。あんたなんて一生地面ではいつくばっていればいいのよ。あるいは下僕になるかどちらか選びなさい。」*1
えーと、世の中にはジト目フェチをというMっ気あふれる漢の集団がいましてなあ。
　
その２

今回もおいしいところはブンビーさんがもって行きました。
にしても、今後伏線のように出てくるのかもしれませんが、役立たずは「使い捨てる」のではなく、「地下で永遠にさまよわせる」って恐ろしすぎです。いっそクビにしてください。ナイトメアよりたちが悪い。

しかし、そこでお金のことを気にするブンビーさんがらしいというか。給料どころじゃないだろう、と思ったのですがローンが残っているそうで。
待て待て、何を買ったのブンビーさん？
加えて、ここではじめての敵のタッグ攻撃。今までなぜしなかったのか不思議なくらいですが、このコンビも「生き残るため（自分の会社から）」という切羽詰った状況だからこそ生まれたと言えます。
なんだろう・・・敵はプリキュアじゃなくて自分の会社って。
　
その４

なにげに強くなったブンビーさん。
あんまり強くならなくていいよ！ボコボコにやられっぱなしでいいよ！その方が生き残れそうだから。
　
その５
　
すません、すげーこの手前のカップルが萌えるんですが。多分この子たち同じクラスで百合カップルだぜ。セミロングの子が大人しそうに見えて攻めなんだ。
　
その６

雨降っているのに傘差さないイケメンの図。
　
その７

りんちゃんも結構やってくれました。パルミエ関連のグッズは中国拳法が仕込んであるんじゃないでしょうか。
　
その８

みんなでつないだ手が、５の中盤を思い出させてくれます。
このときに手を最初ににぎったのが、こまちとかれんからだったのがいいんですよね。下級生に積極的に働きかける手。今後の彼女達もこうやって結ばれていきそう。
　
その９

プリキュアの夕日は重要シーン。チェックです。
　
その１０

予告より、アナコンディ姉さん荒れるの図。ひょっとしてあの所蔵品って彼女が石にしたんじゃあるまいな？
あとスコルプさんに死亡フラグ立ちまくりで困りました。ああー、ここに来てせっかく仲良くなったのに退場ですか！？
　
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