たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

「24のひとみ」の柔らかな百合関係

WEB拍手より。

放送席放送席、今週の24のひとみは、百合……ですかね?
私の見たところ、藤本先生のいかにもツンデレな態度、ストレスなしでは(=あなたなしでは)生きられない発言など、明らかに藤本先生→ひとみ先生という描写が数多く見受けられるような気がします。
この作者は女性二人があたかも一夜を過ごした後のようなカットを描いた(2008 17号)前歴がありますからね、意図している可能性は高いと思いますが、どうでしょう解説のたまごまごさん。

はいこちら放送席のたまごまごです。
いやー、今週のチャンピオンの「24のひとみ」あちこちで話題になっておりますねー。
こういう微妙な関係の描写こそ、今地道につむがれはじめている「百合」という曖昧な言葉の本質ですよね。そう、線引きできないけど惹かれているその視線よ!

藤本先生は前々からひとみ先生に迷惑かけられ放題だったため、そりゃあもう「いたら迷惑、いないでください」という人でしょう。
でも「好きの反対は嫌いではなく無関心」とはよく言ったものです。
まさに藤本先生の極度のストレスは、ひとみ先生を意識している証なんだもの。
いたらイライラするけれど、いないともっと落ち着かない。
気になっちゃう、気になっちゃうんだってば。

「ストレスなしでは生きられない体なのよ」発言は意味深でしたね。
もちろんそれはひとみを引きとめるための言葉なんですが、かなりストレートな告白になっています。
 
そもそもひとみ先生はちょっとやそっとで揺らがない人なわけです。だから最初は藤本先生も「まったくいい気味だわ!せいぜい辞表の内容を考えておくのね!」と茶化しても「きっと受け止めて流してくれる」という安心感を持っていたんだと思います。
絶対揺らがないと思っていた日々が突然終わりを告げることによって気づく、自分の気持ち。喪失感。
藤本先生はひとみ先生に、確かに「ストレス」を受けていながらも、なぜか不思議と惹かれてしまっていたんでしょう。きっと、「ウソをつく」ことで受け止められていたから。
今週のをうけて、今後どうなっていくのやら。これでひとみ先生がさらに藤本先生を茶化してくれたら楽しいですねニヤニヤですねもうちゅっちゅしちゃえよ!いや、ちゅっちゅはないか。
あとはひとみ先生がどう思ってるかですが・・・みんなに分け隔てなくちょっかいかけてるので特別な意識はないのかなあ。
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