たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

エロマンガで異例のリアルタイプガンアクション「DISTANCE」

●純愛系エロマンガ家、松阪先生新機軸●

松阪剛志先生というマンガ家さんがいます。非常にラブラブで、女の子が積極的に「エッチなことしたいよ!」と明るく楽しいエロマンガを描かれる作家さん。自分も昔から大ファンでした。ヘリコプターのラジコン買う話がすげーいいんだ。
そんなこんなでファンレターみたいにメールを送っていたら、「新連載始まります」ということを聞いて、早速連載されている「コミックXO」を買ってきました。
ふたをあけてびっくり。おお、ガチガチのガンアクションじゃん!
ほわほわ明るい女の子のラブコメが多かった作家さんなので驚いたというのもありますし、エロマンガというジャンルでひたすら銃器にこだわった、しかもスナイパー物というのに更に仰天。
これは面白いことになってきたぞ・・・。
 

●セーラー服とスナイパーライフル●

自分もそこまで詳しくないのですが、エロマンガでガンアクションメインというのはかなり珍しい気がします。

ライフルやマシンガン、ノートPCに双眼鏡あたりはリアリティ追求のために3Dでモデリングされているという凝りよう。
ちなみにここで撃っているのはレミントンM24A1。アメリカの対人狙撃銃です。
一枚一枚描いていくのも大変ではありますが、こうやってあらゆるパーツを3Dレンダリングして「いかに銃器らしさを描くか」「リアルに狙撃するか」に焦点を当てたことが何より面白い。
だって、なんてったって「エロマンガ」のジャンルでそれをやりますか。松阪先生相当銃器がお好きとみました。
 
女の子が銃器を持つ、ってのがいかに男性の心を刺激するかはいまさら言うまでもないことかもしれません。とはいえ、やはり持っている武器をリアルにしようとすればするほど、女の子のかわいさかっこよさも比例していくから不思議。
そして、それをエロマンガの中でやられると、ライフルを構えて射撃するシーンまでの溜めと、打ち出すシーンが非常に快感で、エクスタシーすら感じるから不思議。
無機物な銃器と少女の組み合わせは定番ではありつつ、描けば描くほど深い永遠のテーマかもしれません。そして、性的な意味でも。
 

●銃をかざす少女達のワケ●


また敵役がなんともイカしていて惚れます。この悪役面たまりません。もっとどんどんあからさまな悪役してほしいです。
また、手前にいる少女がゴスロリ風味の小さな女の子なのもたまりません。彼女も凄腕のスナイパー。
まだ第一話で一気にキャラがどどんと登場した状態です。しかし、先ほどのヒロイン二人が淡々と人を撃ち殺していく様はウムを言わせません。いきなり世界が変わっちゃった感じで読んでいけます。だって、距離方角など計算しつくしながらのスナイプですよ、セーラー服少女が。そりゃ「よし、やってしまえ!」ですよ。
とはいえ今の時点では、悪役面満載のおっさんがいるせいでヒロイン達が酷い役柄ではないとは分かりますが、まだまだ分かりません。なんせかなりの人間をあっという間にヘッドショットで殺しつくしていますし。
 
もちろんエロシーンもあり。
しかし今後銃器にとことんこだわり、かつ「なぜ彼女達は殺しあうのか」がじわじわ出始めたら相当面白いことになるんじゃないかと思います。18禁のジャンルだからこそ、エロじゃない方面でのこだわりも楽しめそうな予感がします。
エロ中心の雑誌の中でも特に「コミックXO」は、西部劇風味の作品あり、グロテスク蟲物あり、金平守人先生の日記マンガありと、異色な存在。そんな舞台でのシリアスガンアクション、どこまで「少女がスナイプする」興奮を描いてくれるか楽しみでなりません。
もちろんエロシーンもね!
 
コミックXO 5月号(AA)
弐駆緒先生の表紙がエロすぎて貼れない件。

  
〜関連リンク〜
松阪剛志 DISTANCE
XOろぐ