たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

女性が買いずらい、エロマンガのハードルを越えよう

●女性だからこそ楽しめるエロマンガの面白さ●

すごくうれしいWEB拍手があったので紹介。

本日はお礼を申し上げたく拍手します。
先日ネットで同じ大学同じ学科の方に声をかけていただきました。その方とLOや町田ひらく先生の話で盛り上がり、大学で会いました。
どこでこういう漫画を知ったの?ということを聞いたらなんと「たまごまごごはん」でした。
私もたまごまごさんの大ファンなんだよーと告げたら、もうディスティニー以外の何物でもありませんでした。
たまごまごさんありがとうございました。お陰でエロ漫画好きの女ということでさみしい思いをしていた私に同じ年、同じ学校、同じ漫画を語れる同じ女の子と出会えました。これからも応援しています。長々と失礼しました。それでは。

うはあ、お恥ずかしい。恐縮どころじゃあない。ありがとうございます!
以前も同じようなWEB拍手いただいたのですが、エロ漫画がうちを経由して話題になるとは願ったりです。うああうれしいなあ。しかもLOと町田ひらく先生だなんて。どんな町田会議があったのか気になって仕方ないのですが!
 
ところで、自分は「町田ひらく先生作品に惹かれる女性の心理」がすごく気になります。
実際町田先生がサイン会をやると半数が女性というくらい、多くの女性に愛されている作家さん。内容はひたすら少女が救いのない中で犯され続けるという陰鬱極まりないもの。自分も信者の一人ですが、これが女性に大きく支持されることが興味深いじゃないですか。
 
その他にもスタイリッシュな米倉けんご先生、かわいらしい少女と年齢差ある男性の姿をしっかり描く関谷あさみ先生、ハード陵辱の風船クラブ先生、サブカルマンガの第一人者山本直樹先生などの、明確に「男性向けエロ」として描かれた作品が、女性に受け入れられることがまれにあります。
もちろんそのハードルは半端なく高いので、決して多くはないですが。
 
でもね。
面白いマンガにジャンルやフィールドはないんですよね。一般であろうとBLだろうとエロマンガだろうと、本当に面白いものは面白い。これを逃すのはもったいない。
 

●「エロマンガ」の入手困難度●

もう一つWEB拍手から。痛いほどわかるお話。

たまごまごさんの作品紹介は、いつも鋭い視点と愛情ある文章で書かれていて毎回どの本も欲しくなってしまいます。
エロ漫画もしかりで、こちらで紹介されたいくつかのエロ漫画が欲しくなって最近本屋に行くのですが、やはり女ですとハードル高いですね男性成人漫画棚…orz 
エロゲーは割と最初から平気でしたが成人漫画売り場はほんとに独特のオーラと人の視線が3倍くらい強く感じます。
目当ての本を探してても長居出来なくて…。ゲーム売り場とのあの違いはなんでしょうね。女の私がそう感じてるだけでしょうか?
ちなみに欲しくなったのは「時計仕掛けのシズク」です。先日紹介されたきりりん氏や町田ひらく氏も気になってます。あとは関谷あさみ氏の「おとなになるまえに」とか…。
表紙と作品イメージだけなんとなく憶えてる漫画もあるので(廃墟っぽい所と少女?)じっくり見て探したいんですけどね…。諦めてネット通販を使うべきか悩み所です。本は本屋で買う信条がありまして。う〜ん、どうしたものか…

ありがとうございます!感謝感謝です。と同時にすげー気持ちが分かります。
まず先に質問に答えて起きます、多分廃墟と少女はおそらく三浦靖冬先生だと思われます。
 

 
廃墟とエロの退廃感と少女の壊れやすさが一体となった、他に類のない作家さんだと思います。
 
話を戻します。
女性がエロマンガを買うハードルは、男の自分から見ても高いと思います。
町田ひらく先生のようなサブカル系作家さんは、割とヴィレッジヴァンガードに置いてあるので手に入れやすいのですが。
手に入れずらいという理由は以下の三つ。
 

1、エロマンガ自体がそもそも通常の書店にほとんど置かれなくなった(以前より置かない書店が増えてます)
2、エロマンガを多く取り扱う書店は女性が入りずらいことがある。
3、男性が棚に密集していることが多い。

 

エロマンガ棚周辺のオーラ●

比較してもアレなんですが、男性がBLを買うのは非常に楽です。
だってね。18禁じゃないもん。
特に最近、オフィス街にある書店はBLの特集コーナーを組んでいる場合が多いです。風通しいいけれども微妙に隠れている位置にうまーく配置しているので、すごい買いやすいです。
しかしエロマンガは18禁です。
だから、普通に目に付くところには置けません。こっそり隔離された位置にあるか、専門書店にいかないと手に入りません。
もうこの時点で女性にはハードル高いですよね。男性ならBL本をドライブスルーできるわけですが、女性はわざわざ自力で一歩踏み出さないと手に入らないというワナが。
 
このハードルこそが実は「エロマンガ」を「エロマンガ」たらしめているもの。
自分も偽善者なので、やっぱりある程度のゾーニングは必要だと思うのもあるんですが、それよりもそのハードルがあるからこそ描けるものがある、というのが大きいからです。
だってねー。18禁にすることでハードルの向こうに無限に広がる世界を作ったんですもの。
 
とはいえ…男が集まっているエロマンガゾーンに入ることははばかられるのは痛いほど分かります。
確かに男性も女子の密集した少女漫画ゾーンは入りずらいですが、まだ我慢すればいいだけなんです。
しかし「性欲」抜きには語れないエロマンガ。それを見ている自分達男子が性欲0だとはいえません。自らの性癖をあらわにして最高の出会いを目を光らせている世界には、ピンクのオーラがないわけないじゃん。そんなエロオーラ満々の中に入るのは、女性ならためらわれて当然です。
 
あ、ちなみに。エロマンガを必死に選んでいる男子は女子が紛れ込んだからと言ってエロい目で見ることはほとんどないです。多分AVコーナーでもそう。
だって、逆に恥ずかしいから。性癖あらわにしているのを女性に目撃されるのが。
そんなもんです。みんな健康なシャイ男子なのですたぶん。
 

●ネット通販は偉大だけれども・・・!●

そんな男女の悩みをすんなり解決してくれるのは、ネット通販。
偉大すぎですよね。自分もどうしても手に入らないものはアマゾン頼りです。
実際の大手書店からは姿を消しているエロマンガ単行本ですが、ネット通販のおかげで実は数はそんなに減っていない気がします。加えて一般との境界が曖昧なものが増えてきているので、縮小どころか分散して広がっている気がします。
そんなわけで、女性がエロマンガに触れる機会は以前より簡単になってきているとは思います。本当に面白いマンガをそのハードルでシャットアウトされてしまってはもったいない。
 
ただこれにもデメリットが。本を買う最高の楽しみである「背表紙を見て選ぶ」ことができない!
特に先ほどWEB拍手であったように「だれのなんという作品か分からない」場合はもう涙涙。こればっかりはネット通販でもどうにもなりません。
 

●強力な解決策●

しかしここは、ネット時代の利点を借りようじゃないか。
 
1、エロマンガが好きな女性の友人を探す。
一つ目のWEB拍手ともつながりますが、これほど心強いことはないです。
そして、二人で買いに行くと壮絶な勢いでハードルは下がります。さっきも書いたように男性って、エロゾーンに女性がきたらおじけづくのですが「入ってくるな」オーラはほとんど放ちません。
そう。思ったよりエロマンガ好きはみんな紳士です。一人では難しい時はふたりで。一緒に突入するのは結構楽しいものですし。
 
2、男性のエロマンガ好きの友人を探す
一緒に買いにいってくれるくらいならベスト。さらにハードル下がります。
めんどくさかったら、自分の買い物のついでに買いに行ってもらいましょう。大抵自分が買うからまとめて買ってきてくれるはず。
 
3、広めで女性物も扱っているオタクショップを探す。
最終手段。最近は女性向けをおいておきながら男性向けも扱っているオタクショップがあるので(一部のとらのあなとか)、それを狙ってみます。
特に「エロ同人誌」はエロマンガより女性が買っているシーンをよく見るので、フェイクにもなります。なってるのかな?なってると思います。
 
最終的には気にならなくなるくらい面白いマンガがいっぱいあるので、一度超えたらサクサクだと思います。エロマンガを普段読まない男女も、たまにはチャレンジしてみると新しい世界開けるものですよー。
 
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これは夢ですが・・・ネットでも背表紙と表紙を見ながら買えるマンガショップが出来たらいいなあ。
ずらーっと棚みたいになってて、クリックすると表紙が見られるの。
ネットでも表紙買い、したいです。
 
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一度女性エロマンガ好きの人達に「どんな作品が好まれているのか」お伺いしてみたいものです。
逆に男性BL好きの人にも同じ質問を。結構面白い結果が出そうかも??