りんちゃん語る。ドリームのことが大好きなの、と。「プリキュア5GOGO第15話」
なんつーか「パルミンってなんだっけ」状態になるくらいすっかり忘れていたのですが、今回久しぶりにつかまえたようです。
見つけたときに鳥かごの中に入ってたんですが。
超逃げれるじゃん。
あ、そうか、ガラスとかはってあるんだなきっと。
そんな回でした。
正直本当にパルミンの存在忘れかけてました。あぶないあぶない。中に王様いるかもしれないのに。
さて、今回は「ジャックと豆の木」をベースに話を展開しつつ、りんちゃんとのぞみさんの絆を描きなおす話でした。
のぞ×りん派としてはそりゃあもうたまらないので、今回はほとばしるパトスのままに書いていこうと思います。すいません。
●りんちゃんからみた「夢原のぞみ」●
先にまず整理をしてみます。
りんちゃんとのぞみさんは唯一、学校に入る前からの幼馴染です。
関連・プリキュア5が二話目にしていきなり百合展開でした。
幼い頃からいつも一緒だから、なんでも君の事なら知ってるよ。
そもそもりんちゃんがプリキュアになった理由を改めて考えるとすごくないですか。だって、のぞみさんを助けるためですよ。なんという妻っぷり。
とはいえ、のぞみはいつも暴走気味。それが彼女の蒸気機関車的なリーダーの素質なんですが、正直危なっかしいといったらありません。彼女一人でプリキュアできるかというと、決してそんなことはないのです。むしろ、まっすぐすぎるがゆえに、無謀を極めてやられていることでしょう。
実際致命的なミスが非常に多いです。今までずーっと。今回もりんちゃんがいなかったら、のぞみさんは死んでいました。これは冗談抜きで。恐ろしい高度から変身せず落下したとき、アレは間違いなく助からなかったはず…。
それだけ、りんちゃんの存在は心の支えなだけではなく、命の恩人です。
それに対して、一度カワリーノさんの心理攻撃で彼女も疑問を抱いていました。
こんなことのままでいいの?
実際はうざったく思っているんじゃないの?
今のままでいいの?
彼女の言動が不安なのは間違いないんです。しかし、それに対して厳しい言葉をはくことも、たまにはあります。たまには。
●のぞみさんが思う、りんちゃん。●
りんちゃんは、この作品の中では目立つ位置にはいません。ボケ4の突っ込み1というすごい環境なので、彼女はいつも後手後手にまわります。「うららに食われる」というのもまたしかり。うらら強烈すぎだあよ。
そんな中でりんちゃんは、特に暴走の激しいのぞみさんをフォローするべくレーダーを張り巡らせているわけですが、ではのぞみはそんなりんちゃんをどう見ているでしょう。
最近はうららとコンビで動く事が多かったり、ココといちゃいちゃちゅっちゅ(誇張気味)してたり、くるみとギャーギャーやっているのぞみさん。女房状態だったりんちゃんとは密着した生活を送っていましたが、人間関係の広がりで「いつも一緒」ではなくなりました。
でものぞみさんはやっぱり、のぞみさんなんですよ。
常にいてくれるりんちゃん。失敗してへこむこともあるけど助けてくれるりんちゃん。
ヒーローのようにそんなドジな自分を助けてくれる、王子様みたいなりんちゃん。
のぞみさんがりんちゃんに対して微妙に距離をおいても平気なのは、彼女のことを絶対的に信頼しているからなんですよね。
のぞみさんがありえないくらいの暴走をするのも「りんちゃんは着いてきて守ってくれる」という確信があるからです。
これってすごいことですよ。「ごめーん」という気持ちもわくことがありますが、自分がりんちゃんの立場なら「ごめんねごめんね」というのぞみさんが見たいですか?
自分がりんちゃん視点なら、遠慮して後ろを向く彼女が見たいですか?
いや違う、りんちゃんならば、こう思う。
ただ私を信じなさい、あんたは前だけ向いていればいい。
のぞみさんはりんちゃんがそう思っているのを分かっています。だから遠慮はしないのです。もちろん謝るけれど、必要なのは「ごめん」じゃない。「ありがとう」です。
●もうこの絆が壊れることはない。●
関連・あなたと一緒に、自分達のペースでゴールまで。「プリキュア5第36話」
第一期の中でも屈指で大好きなシーン。
りんちゃんが転んだ時にのぞみが手を差し伸べるシーンです。これが今は、りんちゃんがのぞみを支える手になっています。
二人は何度かぶつかったりも(というかりんちゃんがのぞみを叱ったり悩んだり一方的だけど)しました。
一度はくじけそうにもなりました。
しかし今回、二人の絆が確証されました。
突っ走っていいよ、あなたはそのまま行きなさい。
「ドリームのことが大好きなの」
ごく自然な告白でした。命をもかけたこの絆、もう絶対壊れる事はないよ。
ただ見つめあうだけでも通じ合えるものもあるけれど、やはり言葉は大事です。
あなたのことが好きだよ。あなたのことを信頼しているよ。
のぞみさんは比較的誰にでもすいすい「大好き!」と言っちゃうのですが、今回りんちゃんに語る言葉はやはり特別でした。
りんちゃんは落ち込んだのぞみには「でものぞみだってできるよ」とさりげないフォローを入れたり、「もっとしっかりやってみなよ」と叱咤激励したり「のぞみがんばったじゃない!」と褒めたり、毎回意図的に言葉をかけているんですよね。
一朝一夕、一つの出来事で信頼するようなものじゃないです。ずっと繰り返し、積み重ねて出来ているんです。
二人の母親の仲のよさを思い出させるような、瞳の交し合い。
プリキュア5は完全なる百合度こそはそこまで高くないけれど、友情以上の信頼感が感じられるから、好き!
●うららはどこまで本気なんだ!?●
そんないい話でしたが、ぶっちゃけうららが全部もっていった印象が強い回でした。
今回のみどころ
その1
女の子同士の友情と反比例するかのごとき、女の戦いがここに。
ほんっとエターナルっつう組織は「一致する」ということをしない組織です。ナイトメア以上に険悪な上に、権力争いはげしすぎ。
あらためて、ブンビーさんとスコルプさんの仲のよさが偲ばれます。
その2
りんちゃん壮絶アクロバット。のぞみのためならほいさっさ。
つかおしい!あと左に20度!下から5度!
その3
息ぴったりすぎのうららとのぞみ。のぞみは天然臭がしますが、うららはのぞみを喜ばせるために空気読みまくって先に動いている気がしてなりません。ほんと、のぞみが好きで好きでしかたないんだものなあうららは!
しかし致命的な暴走まで真似るうららはほんと大変。突っ込み待ちのような感じもしますが、…あぶないから!あんたあぶないから!
その4
そんなうららに突っ込みを入れるくるみさん。
まさか・・・ミルクが突っ込みに回る日がこようとは・・・。でもこれでボケ:ツッコミが4:2です。軽減しました。よかったよかった。
その5
致命的ミスをのぞみの代わりにやってしまううらら。
これは天然ですかわざとですか。彼女のそのへんのバランスが計り知れない。恐ろしい子。
その6
しかし、今のところ必殺技的には一番便利で最強状態のうららラブミーチェーン。コレ本当に応用きくなあー。コレ今後の戦いの要になりそうでですね。
その7
パルミンがりんちゃんの髪にいたのは驚き。アニメーション的にみても相当のくせっ毛のようです。そこがいい。
その8
こまちさんの足。
これってどう見てもはだしに靴ですよね。…なんだろうこの妙な大人の色気。よい!
その9
今回はこま・かれが一切出なかったので、次回はそちらがメインの様子。いいね、少女達の絆月間です。
あるいは、お菓子の家をもりもり食うプリキュア部になるのかしら。
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