たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

プリキュアになりたいオトナとコドモ

子供の夢「プリキュアになりたい。」
福井県の子供アンケート。女子の6位にきたよ、「プリキュアになりたい」が!
ああもう、かわいいなあもうかわいいなあ。
プリキュア以外のアニメキャラがないのも印象的。野球選手になりたい、とはこれもほほえましいですが、ライダーになりたい子はいなかったかー。平成ライダーはちょっと「なりたい」と違うのかしら。
 
はて、そんなことを言っている自分ですが、なれるものならなりたいです。プリキュア
まーたバカなことを、と思われるかもしれませんが、なりたくないですか、プリキュア
信頼できる仲間がいて、かっこよくて、しかもかわいい女の子。特に最後ポイント。
もうおっさんになるかというような人間だからこそ、そこにあこがれます。かわいい女の子になってキュートな世界でニコニコしたいんです。
過酷な中で友情とかはぐくみたいんです。
不思議ですね。通常だと「二次元キャラに愛されたい!」なのに、プリキュアは「なりたい。」。
 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 
WEB拍手より。

プリキュアになりたいって気持ち良く分かります。自分もプリキュアになりたいです。でも戦うのはイヤです。
ブンビーさんやスコルプさんを倒すなんてできないです。みんなで一緒に遊べればそれで良いんです。あれ?
プリキュアになる必要ないかも。

そう、あの女の子たちが集い、いろいろ乗り越えた上で絶対的な友情を育む世界にただ、いたいんですよ。
プリキュアシリーズが実質女の子同士の恋愛は描写されていないものの、ほのかに見える香りに百合っぽさを感じて、たまらない憧れを抱くのもまた、あるのです。
 
こう書いてくると相当突っ走っているなあとは思うのですが、今のオタクサブカルチャーを男性が見る視点のひとつだと思うんです。
「女の子だらけワールド」あるいは「男はいてもいなくてもいいワールド」な作品って非常に増えています。
そんな中で「そこにいたい」と思う視点と「外から眺めていたい」という視点に大きくわけられます。もちろんその子たちの恋人になりたい、というのもまたあるのですが、百合っぽい空気をたたえているとそれを壊したくないと思ってしまうから、また不思議なもの。
「ふたりは」のころは外から見ていたい、の気持ちが強かったのですが、5人になってからだとあの中にいたいという気持ちもふつふつとわいて来ます。
なぜなら、受け入れてくれそうだから。共に戦ってくれそうだから。まあずうずうしいわね。ほんとに。でものぞみさんは必死にがんばっていれば手を差し伸べてくれそうだから。
それは情熱を傾けていた、あるいはうまく傾けられなかった中学校時代の追体験なのかもしれません。
 
自分が「プリキュアになりたい」と言っているこのこと自体、とても恥ずべきことでしょう。ピーターパン症候群的な部分と、見えない性欲と、逃避願望の塊でしょう。
でもそんな恥ずかしいことだから、口にしちゃうことで改めて作品を見たいな、と思うんです。自分の心を一度確かめながらなぜ心ひかれるのか考えたいんです。
 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 
今の幼児が「プリキュアになりたい」と思えることはとても幸せなことです。
だって、それだけ魅力的な空間が描かれているということじゃないですか。
そしてその魅力的な空間のアニメの中で、時には「あきらめるな」と、時には「それでいいんだよ」と言ってくれる。子供たちの心にきっと、その記憶は刻まれていくはずです。
そんな子供たちの気持ちと、自分たちのノスタルジックが重なっていくこと自体もちょっとした幸せなんだろうな。
プリキュアが次の世代次の世代へと連なって、何かを教え続けてくれますように。
 
〜関連記事〜
ぼくらはプリキュアにはなれないけれども。
オタカさんの正体が意外にもアレでしたが、根本は変わらないと思います。