たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

同人は「読む」だけが面白さじゃないよね。

●おいらのコミケがやっと終わりそうです●

コミケ7日目終了。たまごまごです。
いい加減コミケじゃねえよ!と突っ込まれそうですが、やっと北海道に戻ってきて、買い損ねた本の数々をとらのあなやメロンで購入したため、本日にてやっと終了でございます。
いやー、今年のコミケはいいコミケ。エロ同人的な意味で。
 
はて、今回は自分でも本を出しましたが、基本買い手側です。二日目にはマリみてゾーンに突入してから息が荒くなり、友人に「君はこのゾーンすべて買うつもりかね」と言われるほどでした。
もちろんそれは二次創作が見たいからに他ならないです。だからこそ委託販売も買いますしね。しかし同時にもう一つ目的があったりします。
それは、作者さんとの交流。
 

●同志がいる安心感●

これは人それぞれだと思うんですが、自分はあんまり学生時代、オタ同志がいなかったわけです。まあ隠れでしたしね。
いざエヴァの話がしたいと思っても、誰と話せばよいのやら。おれのアスカ論を聞け!とかモンモンとしても、話す相手は見つからない。インターネットもないもんだから、草の根BBSで熱弁していたってなもんです。
そんな中で急速にネットが普及し、気づけば自分よりスゲー人がいることが一気に分かって、世界がガガーン!と広がったときに、自分も同人誌即売会に行くようになりました。
まあ、それで買ったのはエヴァとかエヴァとか、もうちょっと具体的に言うとエヴァでした。
どんだけ。
 
しかしですよ。
学校とかでエヴァっていっても「?」となるから、話さないわけです。草の根BBSでは熱弁したり痛いことしましたが、返事がかえってくるとは限らないんですよね。
ところがどっこい、即売会でエヴァの本を描いている人はガチなわけですよ。
時間かけて本描いて、自費で印刷して、愛情こめまくって「エヴァ好き!」を体言しているわけです。
そりゃーまあお互い意見のあわないところがあったり、解釈も違ったりするのですが、それでも「そこにいる人はエヴァが好き」と分かるだけで感じるものっそい安心感ときたら!
 
それが高じて、気が付けばいつも買っている作者さんに恋焦がれるようになります。
この人の作品はなんでいつも心を打つんだろう?ああ、そうか、自分がこの作品に恋焦がれるのと同じ気持ちを共有しているからなんだな、と。
まあ一方的な思いこみではあるんですが、案外この「同志に出会えたうれしさ」は人生にとって大きなものになります。
 

●「わたしはこれが好きだよ!」●

二次創作は基本グレーな部分が多いですし、色々ややこしい問題も多く抱えていますが、とりあえずそれは置いておきます。
コミケやその他同人誌即売会の強烈なところは、そこにいる人の愛情を感じることです。ほかに「私はこれが好きです!」を高らかにうたう場所ってそうそうないです。
あ、なくはないですね。インターネット上とか。
でも現実世界で面と向かってはやっぱりないですね。
逆に売る側からしても、その本を買ってくれる人は、「好き」を共有できる同志です。そりゃ握手もしたくなります。
 
実は今回うれしかったのが、もう単純にこっちが一方的に好きなサークルさんが、買いに行った自分を覚えていてくれたこと。
冬のときに好きで好きで、話しかけたとはいえ、まさか覚えていてくれるとはー、でした。その方もマリみてをずっと描かれている方なんですが、じかに顔をあわせて「好き」がぶつかりあうのはほんっと楽しい。
 
基本的に同人誌を出す人は「それが好き!」を情熱こめているから。買いに行く人もそれを愛しているから。
そんな生の「好き」の混じりあいがある同人誌即売会が、とっても好きです。
まさに「ビッグサイトでぼくと握手!」ですな。