たかみち先生がのぞき込んだファインダー。「LO画集」対談その1
買ってひらいた瞬間からいろいろな思いが一気に吹き出してしまい、泣きながら読みふけって、二冊目を買いました。
なんでこんなに心くすぐるんだろう。確かにかわいいしきれいだし…でもなにかあるはずだ。
そう思い、きなこ餅コミックのゆすらさんと、LO画集片手にひたすら「いいよねー」という話をしました。
その1では、たかみち先生がカメラのファインダーを覗いたかのように描かれた少女たちの話や、絵の技法で気になるところなどを見てみます。
また、その2ではぼくらがLO表紙を見るときに感じている「少女」を編集Wさんや宮村さんの言葉やデザインから考えてみます。
本文は18禁ではないですが、一部リンク先に18禁がありますのでご注意ください。
たまごまご:LO画集の話をしたいのです
ゆすら:うんうん、画集さいこーーーーー!
たまごまご:というか、ほんとたまらなくなって泣いたですよ。画集で!
ゆすら:ほんとに泣いたのかwwwバナナの涙じゃなくて(いきなり最低なツッコミ
たまごまご:奇面ではないですw
ゆすら:たしかに、とくに編集Wさんの言葉は熱かったです!
たまごまご:感動したとか悲しかったとかうれしかったじゃなくて、好きでたまらないんだなあーと。あと編集Wさんの言葉がなんかうれしくて。そうそう!
ゆすら:あんな風にLOが作られてたってのがわかる、これはLOの教科書ですよ。LO歴史教科書。
●構想2年の創刊号●
たまごまご:1のコメントにもあるんですが、構想に2年かかっていたことには驚いたなあ。
ゆすら:うん、ビックリしました。
たまごまご:一応それまでも、アリスの城とかアンソロなどでロリ専門雑誌はあったとは思うんですが…方向性かな?
ゆすら:方向性で難航してたのかな?
たまごまご:1の時点で意見広告がすごい多いんですよね。4枚もある。
ゆすら:そんなにあったのかwww
「Lolita Organization Supported by COMIC LO」による熱い主張まとめ
ゆすら:ほんとだ!!!よく見たら4枚!
たまごまご:最初から・・・というか最初がとがってるなあ−。
ゆすら:ここまで警告しないと、出せなかったってことかな?
たまごまご:どうなんだろう・・・1の時点で没ラフ含めてたかみち先生ってエロ路線捨ててるじゃないですか。
ゆすら:エロはわずかながらのパンチラだけですもんね
たまごまご:宮村さんもエロ雑誌デザイン脱却をはかってるし。ですよね。LO通じて二回しかぱんちらがない!
ゆすら:編集Wさん的には毎回出したかったかもしれないがwあのパンチラへの熱さを見ると。でも表紙絵もデザインも、クールそのものですよね
たまごまご:うんうん。「快楽天」の村田蓮爾表紙なんかはクール路線だけど、それでもここまでエロマンガに見えない表紙にした1号はすごいや。没絵のほうがさらにえろくないという不思議。
ゆすら:普通の、少女誌?の表紙ですよね。美しい……
●グラビア写真とスナップ写真●
たまごまご:個人的に没絵のほうが好きですw
ゆすら:没の方が、今のLOっぽい!
たまごまご:あ、確かに???ああ、そうか、
たかみち「ポーズもとらせている感があったりして表紙の中で一番異色ですね」
たまごまご:1はスナップ写真じゃないんだ。
ゆすら:そうそう、ポーズが、かっこよすぎるんですよね。ふたりの視線も、グラビア的視線だもの
たまごまご:グラビアかあ、なるほど・・・
ゆすら:それ以降はカメラ目線でも、スナップ的ですもんね
たまごまご:うん。2のは完全にスナップですよね。ゆすらさんも書いてましたが、たかみち先生の、「少女が好きな人に向けた絵」って。
『LO画集 TAKAMICHI LOVE WORKS』たかみちのいいしごと。のいいところ。(きなこ餅コミック)
ゆすら:うんうん。その言葉はかなり印象的でした。
たまごまご:これどういう意味だと思います?
ゆすら:LOの漫画もそうだけど、少女が好きな人って、とにかく自分の好きな少女を、理想の少女を絵に込めると思うんですよ
たまごまご:ふむふむ
ゆすら:それはどうしても、媚びというか、「キャラ立ち」「属性」が生まれてしまう
たまごまご:ツンデレ、とかですね。たとえば。
ゆすら:でも、たかみち少女は無個性なんですよね、どこにでもいる、日本の少女。誰もがはじめに好きになる少女を、あえて描いてるんだと思うんです。
たまごまご:確かに物語の主人公ではないですよね
ゆすら:原始的に少女が好きな人への、少女。そういう意味が込められてるのではないかと思いました
たまごまご:そかー、2で品をつくらず、キャラ立ちをすてて、子供らしさに向かった結果が、いろいろな人の中にある「少女像」に迫っていったのかな。
ゆすら:いろいろな人の中にある、原始の少女、そしてすぐ隣にいてもおかしくない少女、ですね
たまごまご:キャラ立てない、って難しい・・・。
ゆすら:難しいですよー。たまごまごさんも描かれてたけど、やっぱ絵師としては、黒髪ばっかじゃ飽きたりするじゃないですか。それ専門のフェチ絵師ならいいけど。どこか自分なりの個性を人物につけたい。
たかみち先生の描く少女のノスタルジィ(たまごまごごはん)
たまごまご:武器になるものはほしいし、ぱっとみて「あ、●●さんだ!」ってのはほしいなあー。確かに。マンガならば。
ゆすら:たかみち氏は自分の個性を人物につけず、光彩に付けた。絵の雰囲気全体に。それがスゴイです。写実的でありながら、キュートでポップ。この絶妙さ。
●光と影●
たまごまご:理解!そか、この絵って誰が見ても「たかみち絵」だってわかるんだけど、それはキャラじゃなくて光彩、色なのね。
ゆすら:線画だけだったら、けっこうわかりにくいと思うんです
たまごまご:ですねえ。色に関しては、それこそ画集でみるしかないですよね。14号の色とかよく印刷したなあと。
ゆすら:造詣への個性を消してるから、「誰もが好きになれる少女」が生まれてると。14号のピンクと黄緑はまた、目を奪われますね!少女が主役というか、もう画面全体が、存在感を持ってる
たまごまご:もちろん個性はもちつつ、出来る限り子供に近づけて・・・ですね。14のピンクもいいんですが、緑はほんとうにいい。日が暮れる瞬間って一瞬だけ緑になるんですよね。それがなんかこの服の色見ているとよみがえってくる。
ゆすら:たかみちさんの背景って、けっこうザックリ描いてるんですよね
たまごまご:ざっくり?
ゆすら:あれ、ひょっとしたら自分も描けるかも?と思わせるザックリ感。線じゃなくて面で立体を作ってる、それも正確にではなく。抜くところは抜いて描く。だから少女も浮き立つ。じゃーだれでも描ける背景なのかってゆーと、とんでもない
たまごまご:ははー、なるほど。16なんかは花もそんな感じですね。
ゆすら:そうそう、花とか、ちょんちょん〜って描いた感じですよね
たまごまご:色も二色くらいで。でもこれ描けないんだよなあ^^;
ゆすら:でもこれ、風景のデッサンをガッシリ描ける人だからこその、抜き方なんですよね。
たまごまご:意識的に抜いていく、というか、んー
ゆすら:描けない人がマネしたら、ただの手抜き・らくがきにしかならんとゆー
たまごまご:カメラでフォーカスするときに、ピントが少女にいっている、って思うんですよ。で、周囲の背景はそれにあわせてぼやけたり、囲んだりする感じになっていく。
ゆすら:そうですね、写真でぼける部分をラフに、っていう手法ですね
たまごまご:17なんかがうまいなーと思うんですが、背景だけじゃなくて他の子供たちまで背景になってる。一人だけに焦点をシュート!
たまごまご:カメラっぽいですよね。たぶん「これはこのカメラで」とか考えて書いてそう。
●カメラのファインダーをのぞいて●
ゆすら:カメラぜったい詳しいですよね。創作ノートでもカメラの話してたけど。写真的なつくりなんだけど、ちゃんと漫画っぽいといとゆーか、無個性的カリカチュアをされてる。ポップに!
編集W
「LOの表紙絵はカメラレンズのイメージで作られていることが多く、カメラ素人の私としてはなかなかに手強い打ち合わせになります。」
たまごまご:ここはどこそこのあれあれのカメラのレンズの雰囲気で!とか言われたら悩むw
ゆすら:まったくわかんねぇw困る困るw
たまごまご:無個性的カリカチュアかあ。面白い言葉つかうなあwいや、確かにそこにあるのは「少女というイメージを描こう」なんですよね。決してピンク髪にはならない。どこにでもいる少女。でも毎回違う。すごいや。
ゆすら:背景があってこその少女だから、存在感、生の感じが半端ない。
たまごまご:うんうん。前もちらっとかいたんですが、少女たちがカメラをいやがってない、意識しすぎてもいないけど全く意識して無くもないのが好きなんですよ。
ゆすら:スナップ写真って、基本家族が撮るものですよね。グラビアとかだと、プロのカメラマンが取る。その、心許せる者が撮影者、という、少女の自然の笑顔がまたたまらんです。
たまごまご:1と18にはその緊張感ありますよね>プロの視線。それ以外は、そうそう。近所の人とか家族みたいな安心感がある。
ゆすら:そうそう、1の子の視線は、プロに向ける視線ですね。18はまだけっこう、モデルの合間の気をぬいた顔?っぽい気もするかな。
たまごまご:わかった、エスパー魔美的な関係なんだ!
ゆすら:おとんかwww
たまごまご:あのお父さんいいよなあ・・・
ゆすら:親父!俺と代われ!
たまごまご:そうするとこの18の視点はうまれないわけですがw
ゆすら:軽蔑しきった目で見られるわけね……orz
たまごまご:それもいいね。毎回軽蔑の視線を送るエロ漫画雑誌。
ゆすら:たまごまごさんは毎回随喜の涙だなww
たまごまご:二冊かいますね!
●少女に向ける視線●
たまごまご:ルイス・キャロルの写真とはまた雰囲気違うんですよね。これらの表紙。やっぱりスナップっぽい。
ゆすら:ルイスのはまさに、理想の「アリス」というキャラが撮られている
たまごまご:さっきの言葉で言えば、「少女が好きな人が描いた」、かな?
ゆすら:でもたかみち少女に、名前はないですね。そう、日本のプリミティブ少女がそこにいる!ですね
たまごまご:ああ!そか、名前ないなあ
ゆすら:名前があったら、個性が生まれますしね
たまごまご:青山静男の写真がすごい似てるんですよ。年代は古いですが。
ゆすら:おおー!生々しいかわゆさ……!
たまごまご:近所の仲のいいおっさんが撮っている、という人間関係の中の写真で、いやがるのを撮ることを決してしなかったゆえの、気のゆるみがリアルなんですよねえ。
ゆすら:自然な視線ですね。作ってる部分のない。
たまごまご:癌とロリコン騒動で自粛して、少女写真は一切やめられて亡くなったのです・・・本当に惜しい。うんうん。作ってないですね。
ゆすら:ええええーもったいねーー
たまごまご:このお祭りのとかそのままLOの表紙にしたいくらいw
ゆすら:うん、たかみち氏が書きそうなポーズとあたたかい視線だ
●笑顔●
たまごまご:あっ、それでピンときた。確かにたかみち先生の絵って笑顔多いですね。ニコニコしてる。
ゆすら:そうなんです!笑顔多いんです!
たまごまご:すごいみんな人生楽しそうな。
ゆすら:表紙としては、むしろもっといろんな表情、怒ってたり泣いてたりしても、インパクト強くていいんじゃないかなーとも思うんですけど、それをすると、独特のドラマ作っちゃうんですよね
たまごまご:うんうん。今回小説になってた11号なんかは確かに表情あるから、ドラマ性ありますよね。
ゆすら:そう、まさか百合になるとは思わなかったがwww
たまごまご:ニヤニヤでしたwまたさ、あれを写真部の渋谷さんが撮っている、っていうのがいいんだ!「Photo by Shibuya-San」
ゆすら:親しい友達だもんねw
たまごまご:うんうん。そりゃああいう表情もとれるよ!
ゆすら:百合はほのぼのでよかったけど、たかみち氏は表紙にドラマっぽいドラマを作らないようにしてると思うんですよね。ドラマを思わせても、本当に何気ない日常。
ゆすら:ドラマチックなドラマは、絵以上の強さを持ってしまうというか
たまごまご:ですね。36の「んまい!!」とかがとても人気があるのはそのへんかも。
ゆすら:ジブリ映画の食事シーンを彷彿としますね、あの食べっぷり。本当にうまそうに見える。しかも食べてる少女がかわいい。
たまごまご:もういますぐラーメンいきたくなるよ
LO掲示板より。
http://akane-m.net/lo/rakugaki/?p=472 (+18?)
ゆすら:すげー人気w!
たまごまご:LOといえば「んまい!」を思い出す、なんて人もいたなあ。わかるわーw
ゆすら:それぐらいインパクトがありますねwなぜLOでラーメンw幼い子って、美味しさを顔全体で体全体で表現しますよね。それが見事に出てるなーと思います。
たまごまご:また、キャッチコピーとデザインがうまいですよねえ。「ん」にびっくりマーク二つ。
ゆすら:「ん゛」の「゛」が「!!」 たしかにビックリだ!Wさんコピー毎回楽しそうだわー
たまごまご:ですよねえ。かなり苦しんでいる回もありそうですが、すごく楽しそう。
●編集Wさんのキャッチコピー●
たまごまご:21のコメント読んでたらもう胸が熱くなって。
ゆすら:21のコピーは、たしかにイチバン上手い!と思った!雨の音はたしかに拍手だよ!
たまごまご:難産したんでしょうね。そして本当にこの人「楽しい」と思ってるんだ、って伝わる名文でした。もうみんな読むべき!
ゆすら:うん、イラスト好きだけじゃなく、コピーはデザインに興味ある人も読んでほしい。デザインラフの没とか、めっさ勉強になるわー
たまごまご:表紙の没デザインまでのってる画集ってないんじゃないかな??
ゆすら:うん、他に知りませんよ!編集長とデザイナーまで解説してる画集も知らないw
たまごまご:ですよねw41の没デザインは4つあるんですが、これがびっくりするほどそれぞれで印象が違う。
ゆすら:どれが悪いとかじゃないんですよね、見比べてもここらへんはやっぱり編集長の好みが優先されたというか、どれもいいからもめるのもわかりますね
たまごまご:コピーが「君は遠く輝く、僕は少し泣く。」。屈指の好きなコピーなんですが、これ白背景と黒背景で全く意味かわりますよね。
ゆすら:ですね。欄外に置くか絵内に置くか、少女の視線の後ろに置くか向こうに置くか、でも違ってくる。まったくデザインは難しいわ!
たまごまご:黒縁デザインだととたんにファインダーの向こうの少女との距離遠くなりますものね。ピンクは・・・エロいw
ゆすら:完全に撮ってる人間の心象ですね
たまごまご:うんうん。そして最終的に残ったのが白。正直このコピーについて考えたら1日たってしまいそうです。
ゆすら:そこまで……!!
たまごまご:いやー、だって不思議じゃないですか。白背景ですごく世界は明るいのに、泣くんですよ。なぜ?かなしい?うれしい?
ゆすら:その綯い交ぜなのか
たまごまご:縁があるから、視線はやっぱり「こっち」なのかな、とか。
ゆすら:縁で、線がひかれてますね。輝いてる少女の一瞬を納めてる。でも少女はその先へ行こうとしてる、みたいな。
たまごまご:この僕が「ぼくら」なのか、この子に恋をする「誰か」なのかも記になる。なんか「ぼくら」だと、おいてかれるような不安すらあります。
ゆすら:「僕ら」になると完全にこっちがわだけど、「僕」にすることで、少女と撮影者との近しい関係が見えてきます
たまごまご:なるほど・・・
ゆすら:いつもいっしょにいた少女がこんなに輝いてると知った日は……泣くよ!
たまごまご:ああああ!ぼくがいま泣きそうです!
ゆすら:もう泣き果てただろうw
たまごまご:なんだろう、ノスタルジックのツボも突かれるのですよw物語がないからこそ、表紙の少女に恋しますねやっぱり。
ゆすら:しかも少女の視線はさらに輝きの先を見てる。「僕」であるコピーは少女の背後に置かれている。切ないねー。
たまごまご:いろいろな解答がでそうですねこれも。
ゆすら:恋しますね!絵自体にドラマがないから、コピーが持つドラマ性はスゴイ
たまごまご:のってないんですが、52の「母は少女であった」も意味が不思議すぎて、考えれば考えるほど深みにはまる名コピーでした。
「LO」表紙の「母は、少女であった」の意味を考える(たまごまごごはん)
ゆすら:記事で書かれてましたねー
たまごまご:うんうん。ほんと短い言葉ですごい情報量をもってきますね。だってわかんないじゃん。母は少女??おかーちゃんは少女だった、ってそんな簡単なものじゃなさそうだし。
ゆすら:考えさせられますね。母の中の少女と、少女の中の母。どっちも見せているという。
たまごまご:うん。色が落ち着いているので、少女の母性ともとれるし。
ゆすら:まさに、いろんな解答を持たせるコピーですな
●画集のおまけと熟女ものがたり●
たまごまご:あ、誰か「子供旅」発行してください。
ゆすら:あ、そうそうこのはじめの方の、この画集のお遊び企画なの?
たまごまご:ですね。むろんないです。
ゆすら:ほっほー。LOにあったのかと思った。ほんとに書き下ろしなんだ。多いな!
たまごまご:雑誌の表紙をここにまで入れるあたり、本のコンセプトはっきりしていてうれしい!
ゆすら:いきなりウソ雑誌ね!
たまごまご:旅と子供の写真集orイラスト集って、売れそうだけどナー。だれかつくらないかなーw
たまごまご:pixivではやったあれおもいだしますねw
ゆすら:あ、たしかにwww面白い遊びだ〜w
ゆすら:あ、編集長がノートでいってた「熟女〜」って雑誌?あれはなんですか
たまごまご:あれはですね・・・
たまごまご:熟女ものがたり、っていう雑誌があるんですよ。劇画タッチの。
ゆすら:ほっほー茜新社から
たまごまご:どこだったかなー。昔はおどろくべきことに、出会い系の広告ものってたんですよ。
ゆすら:なななんと
熟女ものがたり(+18)
たまごまご:諸処の事情があってその増刊でだしていた、ってことですなあ。極端なまでに正反対だよねw
ゆすら:なるほど……LOなのに熟女……よくわからんなーと思ってたのです
たまごまご:どっかの号に「ロリがすき?」っていう見開き宣伝と「熟女はどう?」っていう見開き広告があって吹いた記憶が。LO「ロリータはどうでしょう?」熟女ものがたり「熟女はどうだ!」園ジェる「愛してるぜ赤ちゃん☆☆」
ゆすら:それは面白い対だなwww
●見つめ合ってどきどき。●
たまごまご:総合的に表紙としてみて、どのへんの号がすきですか??
ゆすら:えっとね
7、9.11.12,16,22,27、28,33、36、37,45,48
って多いわ!!
たまごまご:おおいわw
ゆすら:あかん……決められん……あのねー、たかみち絵は全体の光彩もいいんだけど!
たまごまご:うんうん
ゆすら:アップもたまらんのよね……もーメロメロ。少女の表情に
たまごまご:7は特にアップですよね。そしてちょっと変わってますよね。視線が明らかにこっち向きなの。普段はLO表紙って全体的に実は視線があわないんですよね。読者と。
ゆすら:なんつか、これは、こっちがわも「傘の中にいれてもらってる」よね。その距離感が!ドキドキする!
たまごまご:めっちゃちかいですよねこれ。
ゆすら:でもドキドキするのも悪いような、無垢な瞳。ああもう、そんな目で見んといて……
たまごまご:そうかー、入れてもらってる、のか。それはときめくわw
ゆすら:LOはほんと、中はエロエロなのに
たまごまご:他の号でも視線がこっち向きなのはあるんだけど、視線があってそうであってない。やっぱりカメラがはさまってるんだなーって。でも7は完全に近い。目が。
ゆすら:表紙の少女は、まさかこっちがそんなよこしまな想像をしてるとは微塵も疑わない、親しさ100%の表情をしてるよね
たまごまご:ああああー、ごめんよー!
ゆすら:それがつらいやらうれしいやらw
たまごまご:まあ、うれしいけどな!
ゆすら:そこもかんじちゃうんだけどな!ごめんよ、悪いおじさんで!
たまごまご:ああ、おじさんと言われたとたん現実味が・・・w
ゆすら:げっひっひっひ
たまごまご:でも目が上向きだから、少なくとも年上だあよね。
ゆすら:そう、友達じゃない。ああ、だから見ないデー
たまごまご:おじさん、ピュアになっちゃうよ!
ゆすら:こんな目線で傘入れられたら、ピュアッピュアだよ
●なぜか視線が重ならない不思議●
たまごまご:9もね、視線不思議なんですよ。なぜかどうやっても目があわない!
ゆすら:なるほど、たしかにカメラの向こう、のような
たまごまご:微妙に位置ずらされてますよね。
ゆすら:写真を見てる僕たちじゃなくて、親しい撮影者へ視線を向けてる?
たまごまご:か、あるいはカメラのレンズに視線を向けておらず、カメラをとっている人に視線が向いているか。いずれにしても親しい撮影者、でしょうね。
ゆすら:あ、それ。そういう感じ!
たまごまご:こんなに視線あいそうなのに、どうしても7とちがってあわない。はがゆいw
ゆすら:読者は部外者……orz間に入れない!少女との関係の間に!
たまごまご:一個みつけたのがね、スクール水着違うの。ドラマありそうな予感!
ゆすら:転校生か!!?
たまごまご:となりまちの子か!?おじいちゃんの家に帰ってきた里帰りの子か!?
ゆすら:いいねー!
たまごまご:でもその、間にカメラがある感覚は好きデス。
ゆすら:うん、なんか、他人の家のアルバムを見るのって、けっこう気恥ずかしくないですか?
たまごまご:12もそうですよね。やっぱり視線はあわない。少なくともピーピング写真ではない。誰かに話しかけてる。ああー、それは気恥ずかしいかもw
ゆすら:すげー楽しそうだけど、自分は知らない時間というか、ああ、他者なんだな。でもかわいいな。みたいな
たまごまご:入れないんですよね。
ゆすら:12は親だな!おとんだな!
たまごまご:おかんかもよw
ゆすら:いや、おとんだ!お父さん、みてみてー。そんな雪だるまより……娘の成長ぶりしか目に入らないよ、お父さんは……
たまごまご:うわー、ますます入れない。その間は。第三者だからかもですが、だからこそ「大きく育ったナー」の喜びと同時に「どんどん育っていくなあ」の寂しさもありそうです。ロリ的な意味じゃなくて「お嫁にいかないで!」的な。
ゆすら:そうそう、成長して欲しいけど、でもそのままで!とも叫びたいジレンマというか
たまごまご:ヌードなのにそのへんが入ってエロくないのがいいなー。
ゆすら:だって、温泉で裸で無邪気に雪だるまつくって見せてくれるなんて……もう3年後にはしてくれなくなるぜ
たまごまご:「パパとお風呂に入るのもうやだー」
ゆすら:orz
たまごまご:ショック!
ゆすら:その限りある時間のなかでの視線と体、嗚呼
たまごまご:ああ、あのときちょっとエロそうな視線になっちゃったからだろうか!とか悩んだり。一瞬ですねー。
ゆすら:だいたいコピーが「脱(衣)子供宣言」て!服は脱いでもいいけど、子供を脱ぐな!みたいな
たまごまご:一番美しい衣装は全裸だ、とルイス・キャロルは言った。
ゆすら:至極名言ですな
たまごまご:子供脱いだら大人だもんなあ。一瞬が終わってしまう。
●パンチラ、しない。●
たまごまご:16は好きな人多そうだな−。
ゆすら:16はパンチラしてないのがスゴイんでしたっけw
編集W
「激しく悔しい」
ゆすら:そら悔しかろうww
たまごまご:しかもたかみち絵だと「はいてない」も通用しなさそうです。
ゆすら:ないですねー!はいてるならはいてるできっちり描く!見えないなら見えない!
たまごまご:激しく悔しい・・・wあと、宮村さんのハチかわいすぎ。*1
ゆすら:このポイントさいこー!こういう遊び、いいよなー
たまごまご:宮村さんのすごいところは、遊び心も忘れないことですよね。「うまい!」のどんぶりの文字とか。*2
ゆすら:そうそう、「隙あらば面白いとこに入れる」精神ステキ!
たまごまご:正直言われないと気づかないw
ゆすら:うん、わからんかったw
●少女が照らす世界●
たまごまご:22も人気ある表紙ですね。枠の色がまたいい。
ゆすら:やっぱ光強い!たかみち絵
たまごまご:光が強いというか、影がうまい。
ゆすら:足もそうだけど、胸と顔のラインに入る照り返しがいいよ!
たまごまご:おお!た、たしかに照りかえってる。なかなか普通これは入れられないなあ。
ゆすら:たかみち絵はけっこう、日陰絵の方がテク光ってるかもしれませんね。照り返しでできる立体感が大好きです
編集W「少女は世界を照らす灯り」
たまごまご:照り返しもそうですが、少女に光が当たる→少女から光が動いて視線にはいる、のですね。
ゆすら:照らす話もしてたんだな、ここで。少女そのものが光ってるんじゃなくて、あらゆるものの反射の中にいるっつーか。
たまごまご:反射の中心にいるのが少女。うあー、いいなあ。
ゆすら:少女を射た光がこちらへ向かってくる感覚が、なんとも!
たまごまご:少女の視線もこっちを射てますしね。確かにこれは「僕は、ロリコンであってよかったと、時々思う。」なあ。時々ね。
ゆすら:そうそう。少女の顔は陰の中にいるのに、視線は光と笑顔を反射してこちらへ向けられる。少女を愛せるって、素晴らしいね〜。
その2に続きます。