たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

ブンビーさん、無職になる。「プリキュア5GOGO第39話」

とりあえず明るくかわいいりんちゃんの1カットを見て和みましょう。

りんちゃんかわいい!りんちゃんかわいい!
 
そんな回でした。
とりあえず内容が微妙に重苦しいため、最初に明るくしてみました。
今回の主役は一応かれんさんなんですが、ぶっちゃけ真の主役はブンビーさんといって過言ではありません。
今までも色々紆余曲折迷走しまくりのブンビーさん、ついに無職です
 

●ブンビーさん、寒さが身に染みる●


外は寒く、冬の気配。
ああ、男ただ一人、着の身着のまま羽織る物も無し。食べるものも無し。
暖まる所も安らぐ場所も、迎える人も無し。

財布の中はからっけつ。
職場に戻るあてもなし。
 
ずいぶんきっつい日曜日の朝ですな。
一応説明しておくと、プリキュア5に出てくる敵は基本「会社」のため、敵キャラ達は給料で働く社員です。
信念とかそういうのはどーでもいいのね。お金ですよ要するに。もちろん業績がよければ出世しますが、悪ければ干されるだけです。
前回は上下関係があり、その他的な一般社員の立場もあったため降格処分というのも存在したのですが、エターナルになってからはみんな平社員です。その中で業績をあげるしかないので、あがらなければクビか、永遠に逃げられない地下室をさまようかどちらかしかありません。
こんなブラック企業的なところでも人が来るんですから、相当に給料がよいのでしょうか。
 
いや、そんなことないですね。このブンビーさんの財布の様子では。
あるいは「まだ給料が出ていない」という可能性もあります。以前もありましたが、求人情報誌を持っているあたりがガチすぎます。
どっちにしても、「とんでもないところに入ってしまった」と本人が言うくらい、エターナル就職は彼にとっては大きな失敗でした。
そもそも悪役向きじゃないんだもんなあ、根が。
 

●無職男の、足の向かう先●

哀れブンビーさん。会社に戻ろうにも戻りたくない戻れない。戻んないほうがいい。
そんな彼の来た先にびっくり。

ナッツハウスでした。
なんということでしょう…失望と挫折と悲しみを背負った男が、以前恥をさらした敵の所に向かっていってしまうとは!彼の切羽つまりっぷりは、さすがにこちらも泣けてきます。
以前さらした恥というのは「俺がプリキュア(のリーダー)だ!」と宣言したこと。
ああブンビー、その悲しき中年の歴史。「プリキュア5GOGO 第35話」
まあ不器用なのでまるっとスルーされたのですが、彼はこのナッツハウスに「温かさ」を求め始めているようです。

外は寒い、中は暖かい。
私は外で独り身。中は和気藹々とした優しい女の子達の空間。
入りたいよね。入りたいよ。ボクも入りたいよ。
嗚呼、ひょっとしたらブンビーさんは大人オタクの行き場のない悲しみやストレスそのものなんじゃないだろうか。
 
いやいや、おおげさじゃないですよ。

「エターナル!」と呼ばれて、ものすごい複雑な顔をするブンビーさん。この時の彼の心中を考えるだけで涙が出てきます。
彼は確かに「悪いことをしている」という自覚はそこそこにあるでしょう。エリートとしてかつて活躍した記憶も残っているでしょう。
信頼出来る部下達と過ごした日々。共に信じ合い戦ったスコルプという友人。
今は全て、ありません。
もし仮に今後、エターナルで上に登り詰めたとしても、彼が心に安息を得ることが出来ないのは自分自身わかっているのです。
どこにいけばいい?どこにいけばいい?
 
もう、いくところはない。
 

●ブンビーさん、人生の崖っぷち●

それでもなんとか、最低限の生活費はかせがねばなりません。そのためにエターナルが喜びそうなものを入手しようと企みますが、いつもどおりうまくいきません。ぶっちゃけ詰めが甘いです。冷静に考えて作戦練る暇もないでしょうし、6対1じゃ勝てっこない状態です。
そして、それでも帰って少しでもおこぼれにあずかろうとするブンビーさんに、アナコンディさんはプリキュアのリーダーになりたいんでしょう?」と非情のまなざし。そして。

どどーん。はじめて開く奈落の扉。
入ったら二度と出られずさまようだけという恐怖の地下室が初めて顔を出しました。

この時に恐怖感は半端じゃありません。大人もびびる。むしろ大人のほうがびびる。
どん底まで追い詰められた上に、更にその下に落とされ、死ぬことすら許されないってしゃれにならないですよ。こえーよ!「死亡フラグ」も怖いですが「死亡できないフラグ」はもっと怖いです。
ブンビーさん、ここまでか、ここまでなのか…!!!!
 

しぶといな!
 
 

とても心臓に悪い回でした。
何はともあれ、これで「エターナルに戻る」という選択肢は完全に消えました。
どうするのブンビーさん。
もう諦めて…新聞配達とかしようよまじで。タコカフェで働くとかさ。ルミナスと並んだらパパっぽくていいとおもうよ。
はいこれ。

 

                                                                                                                    • -

 
とりあえずブンビーさん、あまりにも現実的な意味で悲惨で目も当てられない有様なんですが、スタッフに愛されているのは痛感しました。大丈夫、まだ大丈夫。
映画版にも出てましたし、これからもブンビーさんの活躍に期待です。
希望としては最終回まで生き延びて、そこそこのところでそこそこに暮らしてくれることです。ほんとまじでそれだけでいいから。