たまごまごごはん

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ブンビーさんも大活躍、プリキュア5GOGO映画版「お菓子の国のハッピーバースディ」

お菓子の国のハッピーバースディ
映画見てきたよ!
周りは幼女だらけだったよ!ああ、ペンライト振りたかった…。
まあそれはともかく、感想です。
以下ネタバレ多数のため収納。
 
 

●1、ちょ〜短編の出来が異常●

映画の前に先に、全員集合クロスオーバー版のプリキュアオールスターズが上映されました。
いやあ、単に全員出しておけばいいんじゃないの、と言うレベルではないです。あの出来はおかしい。
ストーリーはもちろん0に等しいのですが、プリキュアのキモである「ガチな戦闘シーン」を濃縮して還元しない状態で「さあ飲みやがれ」と出されたような状態です。
マックスハートからはなぎさとほのか、そしてルミナス。あの名OPを再現したようなアクションシーンに思わず涙。
スプラッシュスターからは咲と舞。最終回前後の最強威力を誇る攻撃を、さらにパワーアップさせたような状態で帰ってきました。飛び道具型プリキュアの本領発揮です。薫と満は出ません。そこだけ不満。
そしてプリキュア5とくるみ達。尺の都合であまり時間かかる技は出来ませんでしたが、流れるように繰り出されるアクションは見物。
ここまで派手にアクションかまされると、興奮しないわけにはいきません。テンション上がりまくりです。大きなお友達から小さな子供まで単純明快にわかりやすくてかっこいい。これははやくDVDでおうちに欲しいです。作業用にループしまくりたい。
 
しっかしクロスオーバーものって…燃えるねえ。来春の映画が楽しみです。
 

●2、ブンビーさん大活躍●

映画版でテレビのサブキャラが出るってほとんど無かったと思うんですが、ここにきてブンビーさんがエターナルじゃないところでお仕事をして、かつ報酬がもらえないというおいしい役を演じてくれました。
序盤の盛り上げ役としては確かに適役。にしてもほんと愛されてますねブンビーさん。
 

●3、お菓子は「かわいい」●

女の子の夢である「かわいい」を体現するのが、お菓子。
その代表格の存在が、ロリポップとゼリービーンズだと思います。逆に言えば日本では普通買わないですよねこれ。おもちゃに近い位置のアイテムだと感じられます。
そのへんを散りばめた本作。子供向けとしての「かわいい」は思い切りしっかりとカバーされていました。
しかもこれ、食べても太らないんだぜ。何その完璧アイテム。でもまあ映画だからいいよね。
ちなみに大人が見ていると、あまりにもあっちもこっちも甘そうなので、げっぷがでそうになります。最近胃がねー。
 

●4、大人視点・子供視点●

物語は「のぞみの誕生日をみんなで祝う」というコンセプトで、のぞみを中心した軸から一切ぶれません。
そのためすごく分かりやすく「のぞみがみんな好き!」「みんなをのぞみが好き!」の気持ちが伝わってきます。それをびしばしとスクリーンから感じ続けられるのはとても心地いいですね。
加えて新キャラのチョコラも、ぽわぽわしていて綿菓子のよう。かなりかわいいです。
この子視点が入ることで、小さな子供でも「プリキュアってかっこいい」が非常によく分かる仕組みになっています。
 
じゃあ大人向けじゃないのかというとそうでもない。
敵役のムシバーンというおっさんがいるんですが、こいつが「おいしいものが食べたい」を連呼して世界を破壊しようとするんです。
何その子供っぽいわがままな理由は!とか思うんですが、実は途中で傀儡状態だったデザート女王に見せる仕草にアダルティーなものが。
外面上は自由に操っているムシバーンですが、実はデザート女王の心を操り切れていません。そしてこのおっさん、女王にどうやら思いを寄せている様子。一切セリフでは描かれないけれども感じ取ってね、という仕草が挿入されます。
いくら相手を好きになって自由に操っても、本当に好きな人の心と共に無ければなにも「おいしいものなど存在しない」。
子供にはわかりずらい隠喩的な内容ですが、大人なら見終わった後にしみじみと感じられるような演出になっていました。うまい。
そしてそれと対比されるのが…。
 

●5、プリキュア史上初の…!●

対比されるのが、ココとのぞみの関係です。
最初の時点からココ田先生ったら妙に色気づいたようなこと言ってやがるなあとか思ったんです。キスで起こして欲しかったかい?とか。なにさセクハラココ田め!(ニヤニヤしながら)
んで、ですよ。体を乗っ取られたココと戦うのぞみが、心を通じ合わせるために、ついに。
チ…キ…チュッス!*1
初チュッスですよ!まじで!
しかもチュッスのあと、唇をのぞみがぬぐうの。
エロい!生々しい!やわらかい!
 
うん。
意外とショックでした。あれー?ココ×のぞ派なんですが。
それを友人にいったら「それはパパの気持ちなんだよ」と言われました。自分もそうだと思います。
いずれにしてもとうとう一線を越えてしまいました。テレビではできないだろうから映画でやるのは正解ですね。いいチュッスでした。
なにはともあれ、ココ×のぞ派なら全編に渡って感じられる甘い雰囲気に身もだえすること間違いなし。
劇中のチュッスも、なかったことにするのかとおもいきやちゃんとエンディングで、獣状態のココにチュッスしようとしてるあたり、のぞみも大人の階段一歩登ってしまいました。
 

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そんなこんなで、チュッスのインパクト強すぎて他のところが吹き飛ぶくらい衝撃でした。いやあ驚いた。
んで映画ならではのアクションシーンは、今回も健在。いつも思うんですがプリキュアの映画のアクションって香港映画のそれと同じ構造なんですよね。サブキャラのビターとドライの技自体も中国拳法ですし。拳の連打のかわしあいとか、吹き飛び方のワイヤーアクション的な動きとか。まったくもって手抜きなしでよく動くので、存分に楽しんでください。
余談。ビターとドライはなんだかCLAMP先生が描いたみたいでした。おわり。
 
 
…あ!言い忘れてました。

りんちゃんの私服超かわいいです。MP回復率がみょんみょんと音を立てるほどの威力です。