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【大人げない】ガチレンジャー、3つの楽しみ方。「みつどもえ第122卵生」【矢部っち】

122卵生はガチレンジャーマニアのひとは、矢部っち、龍太の話。
まあ、今までも矢部っちはガチレンがガチで好きなのはよく描写されていました。握手会の回では、隠さないオタっぷりと、先生としてのささやかな思いやりで株が赤丸急上昇でありました。
 

●矢部っち、素で大人げなくなる●

なんですが、いやあびっくりするほど矢部っちが大人げない回でした。
ガチレンの映画見たー?と子供達がしている場面があるのですが、そこに割り込む矢部っち。

大人げないにもほどがある。
いやいや、オタク同士ならそういう話もするけど、相手子供よ?生徒よ?嫌がらせてどうするの。
 
しかし、微妙に彼の気持ちがわかってしまう部分はあります。
ほんとうに、人間の差とか年齢とかそういうのぶっちぎるくらい、好きなんですよガチレンが。もう話したくてしかたないんですよ。
そもそも大人になって、ネット以外でオタ話するところなんてそうそうありません。職場ではなかなかできません。フラストレーション溜まりまくりです。
だが、教師はそういう話が日常的にできるのだ。できるのだ。

顔真っ赤にして喜ぶ矢部っち。
とっても幸せそうです。よかったね。こんな彼のことを憎めるわけがない。
 
でもやっぱり大人げないね。
 

●3人の楽しみ方●

はて、上に引用した絵を見ると分かると思いますが、矢部っちとひとはのガチレンジャーの楽しみ方は大分違います。
矢部っちはどちらかというと「ガチレンジャーの熱さとノリ」を一番に楽しんでいるようです。
また、彼の「好き」は、男の子が持つ独特のコレクター欲求も体現しています。
次のコマを見てください。

さらに大人げなさ全開の矢部っち。いいのかそれで。
まあそれはともかく、矢部っちはガチレングッズを相当な量もっていました。またDVDも持っています。加えて今回、ガチレンの知識量をも誇っています。
まさにオタクらしい行動そのものなんですが、どちらかというと「感動したものに浸り続けるのが好き」というタイプのはまり方のようです。
お金出してグッズ買う時って、その作品に浸れて幸せなのよねー。
 
一方ひとはは、興奮はしているものの割と冷静に見ています。演出の話をする小学生ってなかなかいません。
じゃあ特撮マニア的にディティールを見ているのかというと、そうでもないです。
この後のガチレンごっこをやるときに、彼女がチョイスしたのは怪人役。

もうごっこじゃないです。ガチです。憑依してます。
彼女はガチレンが好きで、おそらく矢部っちよりも何度も繰り返し見ていることでしょう。多分知識量も矢部っちより多いんじゃないでしょうか。ひとははそんなことは言わないけど。
通常であればガチレンジャーをやりたがるのが小学生。しかし相手は龍太、自分よりはるかに年下です。以前84卵生でもそうでしたが、ここはすんなりと譲っておくのが得策。
そしてもう一つ。実は「ガチレンの本当のかっこよさ」を演出するには、ガチレンになるよりも敵役の方が都合がよい上に、高度なテクニックを要するのです。敵が本気であればあるほど、ガチレン役は窮地に追い込まれます。敵が派手にやられるほどにガチレン役はかっこよく勝てます。
そう、ひとはは敵役を演じることで今回、大好きなガチレンそのものを演出しているのです。
ひとはのガチレンの楽しみ方は、もはや「愛」に近いですね。
 
龍太はそういう意味では、非常に子供らしい楽しみ方をしています。

矢部っちがレベルをあわせているのか、はたまた同じレベルなのかは分かりませんが。
ガチレンは「かっこいい」のです。そして「ガチレンみたいになりたい」のです。極めてシンプル。
矢部っちのように物を集めたり、ひとはのようにディティールに凝ったりは出来ないけど、ガチレンの話はほとんど覚えています。彼もまた、純粋にガチレンが好きです。
 
三者三様の「好き」ですが、ガチレンが共通言語になって通じ合う流れは見事。年齢差もものともしません。
好きな物があるって、いいよね。
 

●そして吉岡。●

今回の影の主役は吉岡。
ガチレン話で盛り上がっている3人の話を勘違いするのですが。

1歳。
いや、それは、うん。なんだ。
トゥルー家族的に言うとあさひとか青空級ということですか。
「愛の形は人それぞれ」が座右の銘の吉岡でも、これはだめだったようです。つかだめだろ。
勘違いと暴走で妙な方向に突っ走っちゃう彼女ですが、その手綱を握って突っ込みを入れるのが宮森さんなのが微笑ましい。やっぱり宮原さんと吉岡さんはセットじゃなきゃだめですね。

そんな宮内さんと吉岡さんがほとんどのコマで一緒に描かれているのですが。
この奥見てください。
みつばが杉崎の髪伸ばしてる。細かいな!
 
みつどもえはメインキャラがわいわい動いて絡み合って変な方向に爆走するのが楽しいですが、やはりこういうコマの隅で、別のキャラが並行して動いているのが最大の魅力。
まるで6年3組という箱庭でわらわら動いている子供達(+矢部っち)を見ているようです。
 
それにしても、握手会の話で矢部×ひとは進展か!?と思ったのですが、…うーん、どうなんだろう、今回ので不安になったよ。
あ!でもねでもね、さっきのもう一回引っ張ってきますが、

ごく自然にガチレン話で盛り上がっているってすごい進展じゃない?ですよね?ですよね?だよね?
考えてみればあれだけ色々罵詈雑言浴びせながら、今までで一番仲良かったですしね。これってラブ?らぶ?
(吉岡のように目を輝かせながら)。
 

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結構本気で、矢部×ひとを応援しています。
んで今回ので、矢部×吉岡フラグ、ってのもあるんだろうか?ないか。
余談ですが、読者投稿ページCTCの宮うざさんイラストがうざすぎて吹いた。うまい!