たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

矢部っち、裸で立ち向かう(小学生の前に)。「みつどもえ第124卵生」その2

124卵生のクリスマスの話は、もう一点矢部っちとひとはに大きな進展があったので、別記事で取り上げます。
ぶっちゃけ興奮した。
 

●矢部っちは節操が本当にない●

まあ、矢部っちといえばロンリー童貞先生を地でいく純朴さんなのですが、さすがに今回の足の浮きっぷりは異常でした。

これは吉岡たちが「合コン」の話をしていたときに「クリスマスパーティ僕も行きたいなあ」と言って首を挟んだときに誤解を受けるシーンなんですが。
っていう説明だけでも「ん?」となるはず。
小学校の先生、寂しいからと言って女子のパーティに本気で入りたがるの巻。
…それは誤解じゃなくて節操なさすぎるよ!
ぼくもいきたいよ!
 
もう矢部っちの空回りっぷりが痛いのなんの。

サンタ服を男女分揃えている矢部っち。
引くわぁほんと…。節操がないにも程がある。
 
はて、ここで重大なことに気づくと思われます。
「なぜひとはが、矢部っちのプライベートを知っているか」です。
 

●ひとはの見る矢部っち●

まず、ひとはの趣味を思い出しましょう。
家事とエロ本です。
以前何回か矢部っちの家には遊びに行っています。そのため先生のエロ本探しを隅々まで行うことなんて朝飯前だと思われます。
むしろ綺麗に並べて片付けて帰るくらいではないかと。
 
ではそんなダメさ溢れる赤裸々な矢部っちを知っているひとはは、矢部っちをどう思っているのでしょうか。

なんか見るからに「寂しいところ呼んでくれて超うれしい!」的なオーラあふれています。ああ、恥ずかしい大人すぎる。あいたたた(自分の心の過去の傷が疼く)。
しかし、よくひとはを見てください。

なんか、喜んでない?
いや、大げさかもしれません。しかし少なくとも嫌がってはいません。そもそも呼んだのがひとはです。
まあそのへんの誤解を招かないために、上記のように彼の秘密を暴いて優位に立つ辺りは、いつもどおりのひとはさん。
今までであれば、そんな駄目な矢部っちを受け入れはしなかったでしょう。
しかし、ちゃんとダメなところをよく知った上で、それでもなお呼ぼうとしたことにでかい進歩があります。
 

●男として、先生として●


そのあと、矢部っちがいつも通り大ポカをかましてしまいます。
これも今までであればそしらぬ顔でさらっとそれを暴露していたであろうひとはさん。今回は自分の身を挺して矢部っちをかばいます。
そのかばいっぷり、驚きますよ。本誌で見てください。女の子の楽しみの一つを、諦めてまでの重大な選択だったと思います。
 
ひとはの心中は色々なものが巡っていたことでしょう。
呼んでしまった自分の責任や、この後どうすればいいのか分からずとっさにそうせざるを得なかった引っ込みのつかなさなどなど
しかし、ひとはが矢部っちを最後まで庇おうとしていたのだけは間違いないのです。
 
矢部っちはどうしたかというと…。
彼は「かっこをつける」ということは出来ません。
彼は「ずうずうしく逃げる」ということもしません。
ならまっすぐに立ち向かうのみです。大切な教え子の、大切な物を奪うわけにはいきません。
ばかだけどね。いい先生なんです。

なにが起きているかはまあ見てのお楽しみとして…ひとはのこの時の表情。
バカで、幼くて、節操なくて、甲斐性なしな矢部っち。分かってる、そんなのはもう十分いやってほど分かってる。でもその彼が見せた精一杯の誠意が、ひとはの心に何かを芽生えさせたのも、間違いありません。
 
ここまでは全て先生と生徒の関係の枠の中での出来事なんですが、それでもここ最近の急接近っぷりと、「お互いの欠点を補い合い、一緒に笑えるのはこの組み合わせしかないんじゃないか?」とすら思わせる矢部っちとひとはです。
年齢差はあるけれど…おいらは応援しちゃうよ、しまくるよ!!
まあ、それまで矢部っちの命が持てばね!
 

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矢部×ひとは本が読みたいなあ。プラトニックな、きゅんきゅんしそうなやつを。