たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

大黒黒客日記

ばたばたして一回休み。たまごまごです。
最近ちょっと休み多いですね。がんばります。
 

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音楽とエロ漫画というと、やはり東山翔先生の『Stand By Me』は外せない一冊という気がします。
各話のタイトルがジャズスタンダードから取られており、それらが作品にぴったりはまっています。
去年の年末に出た『Gift』でも「Bewitched」「We Will Meet Again」とか痒いところに手が届く選曲です。
 
しかし鬼束先生の『Life Is Peachy?』はどうしても元ネタがちらついて安心して読めません(笑)

どっちもLO作家という罠。でもすごいわかるですよー。本当に「音楽好き」と「マンガのセンス」と「エロ」がうまいことつながっているなーと。
特に鬼束先生は元ドラマーだということもあり、マンガもとても読みやすく歯切れがよく、ノリもいい、というセンスのよさがある気がします。
やっぱりエロマンガには音楽大事ですなあ。「この人の作品はテクノ」「この人の作品はパンク」「この人の作品は演歌」なんていう見方で楽しむのもありなんじゃないかな?
「さよならストレンジャー・ザン・パラダイス」さんの睦先生のレビューを見て「コミックプラム」買ってきたんですが、いやあ、思った以上にこの話濃いわ!
サイコビリーをフィーチャーしまくりで、地下でこっそり異常な非日常を過ごす、という空気がびりびり出ていました。そして異常であるがゆえに消え去っていき、つかめない一瞬であるのも、音楽が一度限りであるのとシンクロしていいかんじ。
睦先生が、ものすごいきれいなロリ絵で、ものすごいおかしな状態を描く強烈な作家さんなので、興味がある人は読んでみるのをオススメです。MOOGとモモパンが混じったこの雑誌、両方の濃さとロリ・巨乳のバランスもとれて、なかなか読み応えのあるいい雑誌に。これからに大いに期待です。
 

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届いたおー。
周囲で大いに話題になった一冊で、どんだけ凄いのかと思ったのですが…いやあ、ここまで愛情こめてつくられている本はなかなかないかも。
絵が多い本を期待するとちょっと違うかもしれませんが、ストパン好きならむしろ膨大な資料と文章にニヤニヤすること間違いなしです。なにげに「カウントダウン・ウィッチーズ」が、あらゆるものを数えてみようという企画でなかなか面白いです。果たして芳佳は何回乳を揉んだのでしょうか!?
あと、最近シャーリー派な自分ですが、やっぱり改めてみるとエーリカかわいいなあ、どうしよう、どうすればいいんだ!と悩みました。悩んでどうする。
そんな話を友人にしたら「君のチョイスは『俺の嫁』的な方向が強いね」と言われ、なるほどと納得。女の子だらけ物のわりに、百合をあんまり求めてない段階に自分がいる気がします。エイラーニャとか好きですけど、ちょっとなんか違う。
これはあれですね、すごくいい百合物件の同人を探せって事ですね!でもできればエーリカに振り回される話の方が読みたいな!
 

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田中ユタカ「愛人[AI-REN]」が装いも新たに再販
「愛人」はもうね、開くと泣く。読んでないのに。そのくらい好きでした。
マンガって、こんなにダイレクトに感情を伝える事が出来るんだ、って驚愕した作品でもあります。読んでいて田中ユタカ先生が倒れるんじゃないかと心配したほどです。実際体調崩されたようですし。まさに漫画家が命を燃やしながら、命を燃やす人間を描いた作品だったなと。
特に連載時と単行本化でラストが大きく書き加えられ、最高のしめくくりに向かったことに震えたものです。
永遠の名作だと思っているので、今回の新装版が楽しみでなりません。インタビューも楽しみですが、個人的にはリアルタイム世代として「連載終了後の空白から最終巻発売までの日々について」が死ぬほど気になります。
「愛」する事への賛美と崇拝を感じるこの作品。これを機に色々な人が色々な感想を書いたりしたらいいなーと願うばかりです。
そして、過去作品も全部再版を!ぜひ!まじで!