よしきた、三十路前独身女性教師！「みつどもえ第１２７話」
●だめな感じの女教師が大好きです●
以前メカビでも書かせていただいたのですが。
私、だめな感じの独身女教師キャラがすごい大好きです。
「あずまんが大王」のゆかりちゃんをはじめ、「らき☆すた」の黒井先生、「ちとせげっちゅ」の麻子先生、「ももいろスウィーティー」のひろこ先生、「とらドラ！」の独身（３０）などなど。あー、好きダー！
エロゲ普段やらない自分も、「この青空に約束を」のさえちゃん先生目当てにがっちりクリアしたのはいい思い出です。
独身で、「３０歳」が境界線になっていて、いい先生っぽいけど子供と変なところで張り合ってしまうような、どことなくだめーな感じの女の先生。おしゃれなようで時々だらしない。…かわいいよ、すごいかわいい。
きりっとした先生もいいけど、なんだか人間味があってぎゅっと抱きしめたくてたまらなくなるじゃないですかー。
実際、上記にあげたように、割と需要のあるキャラ性だとも思うんです。やはり実際にそういう先生が多くて、そういう人ほど接しやすいという感覚も相まってなのかもしれませんが、受け手である自分たちが大人だからこそ気づく魅力かもしれません。
エヴァのミサトさんの魅力は大人になってから…みたいなもんですね。
ようは、「実は自分とその先生は今となってはほぼ同じ歳で、その先生の気持ちが分かるようになった」にもかかわらず、「あくまでも先生キャラなので、自分は生徒としてその先生に接することができる」という二重構造が魅力なわけです。んでちょっとおっさんくさいところを見せてくると「一緒に酒飲みたいナー」なんて気持ちもまた別に起きます。
あとは「独身」という言葉に過剰反応するのもいいですね。その痛みと教師生活の苦労が分かるからこそなんですがー。
前置き長くなりました。
なんでこんなに興奮しているかというと、ついに、ついに、みつどもえにも三十路寸前独身女性教師が登場したからなのです！！！
●ハリツヤある肌しやがって！●
名前は海江田先生。
このいっぱいいっぱい感が個人的にはもうたまりません。２９歳ということで結構ベテラン（矢部っちより先輩）のはずなんですが、全然余裕が見えません。
独身女性教師メソッドにのっとりながら、さらにみつどもえワールドらしく、いい具合の落ち着きのなさを見せます。
「ハリツヤのある肌しやがって……」
なんという本音！
でもね、変にかっこつけて大人ぶるよりさ、本心がストレートに出ていて、おれは好きだぜ。
とにかくこの海江田先生、「大人」であることを主張します。
この後の展開を見ると分かるんですが、多分普通に接している限りものすごくいい先生なんだと思うんですよ。言ったことはちゃんとやるし。約束は守るし。たとえそれが勘違いや理不尽でも。
それだけストレートな感情の持ち主だからこそ、「ハリツヤ」なんていうド正直な感想も出てきちゃうのでしょう。
まあね、口に出していっていませんし。言ったらさすがにアレですが、おいらは…言っちゃうような女の先生も好きだな！
海江田先生の髪型もまた、なんとも「らしい」デザインになっています。
後ろで縛って、くるくると巻いて片方に寄せる。
とても清楚で落ち着いた髪型で、確かに先生らしいです。
マシュー正木先生の「こどもブロッサム」の先生もそんな感じですね。この先生も好き。
いいね。もっとカモン！
ちなみに海江田先生の魅力はもう一つあります。
勘違いが勘違いを呼んで、校庭を走るはめになった海江田先生。
よく見てください。よく、よく見るんだ。
胸が…小さい！
はっきりいって、ふたばより小さい。
なんだろうこの妙な生々しさ。それでいて腰は安産型という。
「みつどもえ」の持つむっちりリアリズムは、彼女にも適用されているのです。
どうしよう…たまらなく海江田先生が好きだ。
●みそじ●
まー大人同士になってしまえば「三十路」の楽しさも分かるので対して気にならないもんですが、さすがに子供達に言われると堪えますよ、三十路ってワードは。
学校環境はどうしても子供達ばかり。当然自分だけ飛び抜けて歳をとっている事実に直面せざるを得ません。
普通の会社員だったらスルー出来る部分も、独身女教師にとって日々「三十路三十路」言われるのはなかなかハードです。だからこそこういうキャラ性が生まれるんだと思います。そこがいいのよね。
まあ、子供達は悪気ないんです。
桜井先生は「三十路」の語を悪口で使わないのがとてもあったかい。子供達にしてみたらたわいもない言葉なのをちゃんと分かっているんでしょう。だから、この「みそじ」コールがとてもやさしく聞こえます。
いいんじゃない？みそじ。
同じ学校の新キャラとして、今後も出てくることを希望します。「三十路」と「痴女」という立ち位置で、是非とも再登場を！！
はいおつかれちま。
