たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

だらしない変なお姉さんは好きですか。好きです。「うちの姉様」

●恋に落ちました。●

人にはね、ストライクな人間性ってのがありましてね。
たとえば自分の場合は「ムダなくらいよく動く女の子」とか「えらそうな少女」とかなんですが、もう一個ガチガチに好みの女性のタイプがあるわけですよ。
それが、ちょっとだらしない女の人。でも一時期話題になった汚ギャルとかじゃなくて、普段は頭がよくてしっかりしていて。なのに猛烈に抜けている感じの親しみやすさのある人。女の先生とかだと更にGOOD。どじっことは違うんだな、マイペースな女性が好きなわけですよ。
そんな自分が、ハートをがっつり打ち抜かれました。
野広実由先生の「うちの姉様」の日高涼音さん。
ショートカットの美人で、東大首席。スタイルも抜群。ああそうさ、それ自体じゃハートには来ません。貧乳好きだし。だが、彼女は・・・彼女は輝いているんだ・・・。
もうね、どうしようかと。恋かと。恋だよ。変かも。
 
どのくらいマイペースなのかはこれを見ていただければ一発で分かると思います。

これが涼音姉さんです。
普段からニーハイソックスを愛用している(←ここポイント)のですが、なぜかいつも片方しか履いていないことが多いです。
ファッション?いいえ。

講義中に暇になると、脱ぐ癖があるから。
 
・・・ね!!!!!!
かわいいでしょう!?かわいいでしょう!?
・・・なんか猛烈に他の嗜好のあわない人にヒかれている気がしますが、続けます。
 
この漫画、基本的には素直でおとなしい男の子倫くん(二年生)と、おませで元気なるるちゃん(1年生)の二人の弟妹から見た、大学二年生の姉、涼音の生態を描いています。
とにかくアクの強いこのお姉さんの特徴を箇条書きにしていくと・・・。
 
1、おっさんくさい。

健康ランドでくつろぎまくるお姉さん。
妹のるるが、ものすごく「女としての自覚」を持っているので、その対比でやたらとお姉さんはだらしなさ全開なのが強調されています。
当然のごとく突っ込まれるのも毎回のこと。まあ妹としては恥ずかしいわなあ。
これ、突っ込み待ち狙いじゃなくて、ごくナチュラルにここまでだらしないのが重要です。
「変」を演じているのではなく、変なんです!
ああ、かわいい、どうしよう。
 
2、自分ワードをよくつかう

意味が分かりません。
どうもお姉さん、自分にしか通じない新語を作るのが趣味なようで、いつも変な単語を作っては周りを困惑させます。
これも困惑させるのが主要な目的ではなく、単に自分が楽しいから、のようです。
ああ、キュート。どうしよう。
 
3、頭はよい。センスは悪い。

運動神経抜群、東大首席、と才色兼備文武両道な彼女。
時々言うことがものすごくレベル高いです。
高いんだけどどうにもものすごくずれています。ずれまくりです。そもそも弟と妹を暴風雨の遊園地に連れて来て「メメントモリ」の話されたって。どうしろと。
見ているものもなんだか一般人とちょっと違う。考えているものも頭がいいのか悪いのか分からない。ものすごくリアクションに困りまくる。
とりあえず間違いなく、「考えていることは割と間違っている」のがよいのです。そのへんずれていても気にしません。
ああ、プリティ。どうしよう。
 
4、弟妹思いな、姉。

相当にズレているため、妹のるるからは怒られっぱなしではあるんですが、それでも慕われているのはこの姉が極めて弟と妹を愛しているから。
何があっても気にかけます。姉として立派なことをしてあげよう!と気を張っています。
張れば張るほどとんちんかんなことしかしないのが玉にキズですが、それでも心から歳の離れた弟妹がすきなんです。
ああ、いいお姉さん。どうしよう。
 
ここまで見ても分かっていただけるように、魅力的なお姉さんなのです。
しかし、彼女にはもう一つ最大の魅力があります。
すごいよ。恋におちるよ。
 

●ガードがゆるゆる、お姉さん。●

とにかく涼音姉さんは、ガードがゆるいです。
たとえば家にいるときですが。トイレから出てくると。

短パンはき忘れます。
ぼけて履き忘れているというのもあるんですが、何しろ彼女「パンツ見えててもいいじゃん」と気にしないんですよ。
おおお・・・なんて素晴らしい姉なのでしょう!
あ、でも家の中ならまあなくはないですよねこういうの、
しかし彼女のガードゆるゆる伝説はまだ続きます。
 
温泉に出かける時のエピソード。
朝が苦手なお姉さんはほうけた頭で。

下着はいてない
いいですか。
忘れたんじゃないんだよ!
「どうせすぐお風呂だからいいや」と下着を履かないんですよ!!!!!!!111111
何このだらしなさ。
いや、いやいや、でもまあまだ「車で行き来」だから家族内として見てもいいでしょう。さすがにないとは思いますが。
彼女のガードゆるゆる伝説は家庭から出ても広がっていきます。
 
海に行ったときのお話です。
と言われた時点で色々な妄想がわきますが、ええ、だいたいあってる。

というか余裕で妄想を超越していました、お姉さん。
水着が流されてどうしよう、なんて焦ることもありません。余裕で手ブラです。
やばい、やばいよ姉さん。周囲にいた男連中がみな前かがみになったのが容易に想像できます。
また彼女は自分がスタイルいいの自覚ないから大変ですよ。弟妹からしてみたら「もういい加減にしてー!」となるでしょうが、お兄さんとしては「いや、いいんじゃないかな!」と言わせていただこう。
ちなみにこの後、下着を忘れたお姉さんは電車で帰ります。下着つけないままで。
 
このだらしなさ・ガードのゆるさは時にプラスにも働きます。あ、自分的には何もかもプラスだよ!
彼女は普段から適当な上着(そんなにダサくはない)+ミニスカート+ニーソという格好です。まあ、今ニーソ流行りですし、標準的な女子大学生らしい格好といえましょう。
しかし彼女は体を動かすのがめちゃめちゃ好きなわけです。特に野球の好きっぷりは半端ではなく、バッティングセンターに通ってホームラン打ちまくるほどです。
ただ問題は、そのミニスカート姿のままだということです。
いいですか。ミニスカニーソですよ。ミニスカニーソで野球ですよ!!!!!
それだけじゃない。

ミニスカニーソで縞パンスライディングですよ!!!!!
何コレ、何だこの感情。
性的興奮もあるけれどそれを超越して、萌えとかそういうレベルもはるかに超えて。
す、
好きだ・・・っ!!!
 

●お姉さんらしさとかわいらしさ●

変なキャラを作品の中心に置く、というのは4コマらしい描写方法の一つですが、この作品の面白いところは彼女を見ているのが一定して弟・妹からの視点だということでしょう。
正直第三者視点で見たら、こんなに無防備でエロいキャラなわけです。エロいです。エロいよ。(ソース→だらしなさのちらリズムが好きな俺)
しかし弟・妹視点なので「お姉ちゃんもういい加減にして!」でまとまるわけです。ここがうまい。
加えて、るるちゃんなんかからすると本当に見ていてイライラするはずなんですが、それでもお姉ちゃんが弟・妹を本当に大事にしているのが分かっているので、お姉ちゃんのこと大好きなわけですよ。
だから、やっていることはとんでもなくても、ずっと視線はあたたかいまま。
時々、同じ大学の同期の男の視線が入って「いかにこのお姉さんが魅力的か」が描かれますが、あくまでも重要なのは「ぼくらの(変な)お姉ちゃん」なのです。そこにぶれがないので、安心して楽しめますし、恋もできます。
 
そうなんだよね・・・。だらしないのに、しっかりしていて、しかもおねえちゃんらしいところもたまに見せるからさらに凶悪なのよね・・・たまらない、大好きすぎる。結婚してくれ。
 

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そうそう。妹のるるちゃんも非常にキュートでポイント高いです。

1年生にして、お姉ちゃんよりはるかに「女」の自覚あり。おませで彼氏持ち。
でもお子様なので一つのことに夢中になると他がすぐ抜けてしまう。
いやー、めんこいめんこい。
弟の倫くんの病弱的なかわいらしさ、大学同級生遠野君のツンデレストーカーっぷり、友人あさみさんの無口+科学オタクっぷりなどなど、キャラ配置やアクの強さも抜群。姉の魅力を引き立てつつ全員がかわいらしいというよくできた傑作になっています。おすすめ。んで涼音姉さんは俺の嫁。いや姉。

萌え系4コマは萌えの宝庫ですが、そうではない普通の4コマ(これはまんがくらぶオリジナル)は更なる萌えの宝庫ですよ奥さん。最近の4コマは面白い+萌えるのバランスがよくてたまらんたまらん。「キラキラ☆アキラ」とか、「森田さんは無口」とか「恋愛ラボ」とか「みずたま注意報」とか。
問題は入手のしずらさ、ですね。ネット通販も割と初版はすぐ売り切れるし、書店でも4コマコーナーは小さいため見つからないこともしばしば。
良作が本当に多いので、安定して供給されるといいなあ。
余談ですが、「うちの姉様」を読んでいると、べびプリの霙姉さんを思い出してなりません。いや、ここまでだらしなくないけど、なんとなく。
 
〜関連リンク〜
末広八宝会(作者サイト)

主人公の日高涼音さん(トップイラスト参照)が
フランスあげパンを食べたり
縞パンを見せたり
フランスあげパンを食べたり
縞パンを見せたり
同級生からツンデレストーカーにあったり
また縞パンを見せたり
ヘチャイと言ったり
いろいろある漫画ですので
よろしくお願いします。
 
いや、違います、
三人きょうだいが仲良くするホーム4コマです。
本当です。

縞パン的にもおいしいマンガなのです。