たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

「アダチン(ちん!)」のヒロインがものすごくツボを突いている件について。

フレッシュプリキュア面白いんですが、スパッツ分激減でさみしい私です。
そんな私を、心の底から「スパッツってなんてすばらしいんだろう!!」と感じさせてくれるアニメに出会いました。
それが、「アダチン」です!
 
なんやねん、と言う人が多いと思いますし、自分も知ったばかりなんですが、まあ見てください。

あだちんちん。
いやあ、久しぶりにスマッシュヒットなのに出会ってしまった。
 

●世界に発信!近所のお店●

何がいいって、まずこのローカル感ですよ。明確に世界向け発信をしている、と言っているのに、めっちゃ足立区ローカルすぎです。
文具のトラヤに「アダチンのCM見たよ!」と言ったらクリアファイルプレゼント!
行けるかい!(欲しいけど)
また、教えてもらったのですが途中出てくるレトロ家屋、「かどやの槍かけだんご」実在するそうです。
すばらしい、ほんとうにすばらしいよ。
 

●教育文化「風」アニメーション●

これ、元があるんですよね。こっち。

見ての通り、かなりアートアニメ風の味が強い「アダチン」。ちょっとびっくり。
ようするに、この「アダチン」という企画、教育番組でやっていそうな、日本アニメらしいアニメ作りの上にできた作品のようです。
まあそのパロディ感は「ワンチャリ、ツーロックだチン!」あたりにもにじみでまくりですね。あるある、そういう標語。
前作が都会性あふれる雰囲気だったにもかかわらず、思いっきり時代に逆行して、日本の住宅地っぽさを強調したのもまたうまい。
もちろん完全パロディというわけでなく、本当にそういう「教育アニメ的」な用途にも使われるのでしょうけれども、この懐かしさあふれまくりの学研の付録感覚は、おっさん世代にはたまりません。
あとは藤子不二雄作品世代の大人にもたまらないですよね。キャラ配置こそ違えども、このだみ声、人間と異生物との関係性、耳にキャッチーすぎる音楽、どれもこれもが懐かしさ満点。
これをよく、わざと作り上げたなあと。見事です。
 

●スパッツ少女とオデ子メガネ●

ここまでは前振りです。
ここから本題です。
こういうのだと女の子って一人じゃないですか。テンプレ的には。
だがいいか、あだちんちんには、女の子が。
二人いるんだ。


やったーーースパッツだ!
おれ、足立区に引っ越すよ!!
 
少し錯乱してしまいました。
 
なんせスパッツですよスパッツ。
スパッツって履き方によっては胴長になってしまい、体ののラインが幼いとぽっこりむっちりになるわけです。
この絵でその日本人スパッツ体型を表現しているわけです。すげえよ。スパッツすげえよ。
また、この笑顔が素晴らしいですね。元気っ子ですよ。超元気っ子です。主人公やアダチンとがんがんやりあって「信じらんない!」とか「やったねアダチン!」とか言うんだぜ多分。
まだ育ちかけのイカ腹体型といい、ふくらはぎ太もものむっちり具合といい、貧乳でショートカットといい、この子を抱きしめるために足立区に行きたいです。
 
あと後ろの、きつそうなメガネっこがまたすばらしいじゃないですか。
多分淡々と罵る言葉を浴びせかけるタイプなんだぜ。まじめな委員長タイプだぜ。
んで多分アダチンチンにエロい事(スカートめくりとかだよ!ほんとだよ!)をされて、「アダチンったら本当にえっちなんだから!」って怒るんだぜ。だぜ。
 
「萌え」というのは、与えるものではなく、心から引き出すモノです。
そういう面において、アダチンは全然萌えのために作られたわけではないですが、このものすごいピンポイントな、大人の「男の子ゴコロ」を突いたデザイン、キャラクター、配置に感激であります。まさに「媚びはしないけど、魅力は見つけてね」という自然体!
それがぼくの、少年のころから抱いていた「学習マンガキャラのかわいらしさ」という萌えポイントをズドンと打ち抜きました。
最近だと「ホームセンターてんこ」でそれが撃ち抜かれていたのですが、二巻で「おっさんのハートを天然で掴む少女」というのがはっきり描かれていて、「やっぱりそうなのか!だがそこがいい!」と感激したものです。

20代後半から30代男性は、学習マンガ的ヒロインに弱いんだよ。インプリンティングされているんだよ。
それにしてもデブのガキ大将風の男の子といい、たったこれだけでこのキャラ達のいろんなモノを想像させるだけのパワーはすごい。日本人に育って、日本のアニメを見ているからこそ、なのかもしれませんが。
 
なんかこれのアニメがすっげー見たいのですが。
なにげにアダチンチンの傲慢っぷりもよさげですし。3分アニメくらいで見てみたいです。
もう勝手に色々妄想しちゃいますわ。お節介なショートカットヒロインが「アダチンチンに何か買っていってあげようか−?」メガネっ子が「いいわよそんなの!実は帽子君にプレゼントあげたいんじゃないの?」「そ、そ、そんなことないよー!やだもう!」「図星なんじゃない…なんか、嫉妬しちゃうな」「なに?なんかいった?」「ううん、なんでもない。」みたいな。
ヒロイン二人ってのがいいよなー。夢膨らみまくります。
 

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んでどうでもいいですが、検索ボタン連打しすぎ。
まあこれがあるおかげで「あ、これは半分ネタなんだ」というのが分かるオチですね。
うまいなあ。
 
ちなみのちなみにこれ、「文化庁メディア芸術祭」とも連動しているようです。
文化庁メディア芸術プラザ
WEB拍手より。

文化庁メディア芸術祭」にいってきました。
アニメーション部門で推薦されていた「ストライクウィッチーズ」やら、「みなみけ」やら「さよなら絶望先生」やらが、現代アートの群の中で普通にプロジェクターで放映されている様はシュールでした。
あとfontpark2.0というのが滅茶苦茶に面白い。創作意欲刺激されまくりです。誰でもできるので、どうぞ。

「こっからはアート、こっからは大衆向け」というのは曖昧ですものね。文学以上に。絶望先生に至ってはギャグで100%大衆向けアニメでありながら、その手法や見せ方においてはアートアニメでもあるだけの力量がある作品だと思います。
ストパンは…そこで流してもいいのかしら?いや、ズボン以外はアニメーションのかっこよさにおいてもものすごくステキなんですが!
 
〜関連リンク〜
それゆけ★アダチン!
アダチンチン本人が更新してるんだチン!
語尾がチンって卑猥なんだチン!
<アダチン>グッズ ボングゥー・オンライン・ショップ
アダチンチンぬいぐるみはちょっと欲しい。そしてですね、なによりですね。スパッツっ子とメガネっ子のグッズをですね(略
 
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