たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

みっちゃんによるフェティッシュ肉のオンパレード「みつどもえ第133卵生」

今回は神回だったね!
と毎回言っているような気がしますが、いやまじで今回の完成度の高さは異常でした。
先週一週間お休みだった寂しさが一気に吹き飛ぶくらいに「王道」にして「みつどもえらしさ全開」な回だったと思います。
ではどのへんがそうなのか、いくつかの視点から見てみます。
まずはフェティッシュから。
 

●肉・オブ・ジ・みっちゃん●

みっちゃんと言えば肉です。

扉絵のスパッツからして最高ですよ!
そもそも、ふたばでスパッツを描き慣れている桜井のりお先生ですが、みつばがふたばとちゃんと肉付きが違うわけですよ。
背中のところの肉っていうか背脂っぷり…。鍛えられていない二の腕…。尻肉および腹肉…。そこにスパッツの光沢があるんだもの、ずるいよね。もう貪るように見るしかないよね。
今回は特に「ダイエット」がテーマということで、徹底的なまでにみっちゃんの肉描写がされるのですが、もうそれがフェティッシュでたまらない!
贅肉が贅沢に楽しめる、スペシャルコースです。
たとえばこのシーン。

「ぽっちゃり気味の小学六年生がバランスボールを脚で挟むシチュエーション」を今まで描いた人がいただろうか!?(いたかもしれないけど)
まずみっちゃんと言えば、ニーソックスの食い込みなわけですよ。彼女にこれがあるから「ああ、あの脚は筋肉じゃないね、贅肉だね」と感じさせるパワーがあります。そこに加えてのこの大開脚。
みつどもえ」の脚のフェティッシュさって、脚だけじゃないところなんですよ。
そもそも、ぱんつ見えないじゃないですかこの作品。だからおしりから太もものラインがやたら丸いんです。特にみっちゃんのそれは芸術的曲線といっていい。肉的な意味の。
ぱんつが見えないがゆえに、彼女の脚はエロくなるのです。すばらしいすばらしい。
 
ぱんつが見えないのにすごいといえば、ここ。

どう見ても腹の肉が巻き込まれているようにしか見えないんですが、それもぱんつが見えないゆえに。
すごいよ…ぱんつが見えないことがここまで女の子のぷにぷにっぷりを表現するだなんて。と言うか全部特殊シチュエーションすぎる。
 
そして、鉄壁伝説はまだまだ続きます。

何が起きているかは本誌を読むんだ!
ここまできて…ここまできているのに…ぱんつが見えない!!!
だが!尻肉は見えている!
感じるだろうか、右脚・左脚付け根の尻肉のボリュームを…。これぱんつが見えたら確かにそちらに目が行ってしまって、このもりもり感は出なかったでしょう。
そのもっちり感にあわせての、ニーソのしましまによるふくらはぎの丸み。
小学六年生少女が描く肉の柔らかさのシンフォニーがここにあります。
 
もう一つ、強烈なサービスシーンがありました。
ここです。

風呂上がりのみっちゃん。
いやあ、おっぱい育ってきてますね…それはともかく、ここですよここ。

…。
(本を下から覗き込むオレ)
はっ!
いやあ、素晴らしいチラリズムですね。
たった8ページで、このみっちゃん肉描写のばらけっぷりときたら。今回のフェティッシュ濃度、あまりにも半端じゃなさすぎです。
 

●一つのシーンで複数同時進行する「みつどもえ」らしさ●

はて、「みつどもえ」の面白さの一つは、1カットで複数人が色々なことをばらばらにしている、同時進行っぷりです。
今回もそれは発揮されていました。このコマを見てください。

3人は多分いつもこんな感じで過ごしているんでしょうね。
一つのコマでたくさんの会話が行われている様子が極めて自然です。特に最後の「ノリつっ込みヘタ…」が効いてますね。
また、ふたばがなんの興味もなく飲み物を飲んでいるのがかわいらしくて仕方ありません。
こういう1コマの中での「個々の行動」「時間の流れ」が本当に巧みな作品だと思います。
個々の感情がこもっているといえば、このコマも面白いですね。

チーム杉崎が遊びにくるシーンなんですが、3人の意図が本当にばらばらなわけですよ。
この個性が1コマに詰まっているのも素晴らしいんですが、何よりも杉崎、杉崎です。

この表情にどれだけの情報量がつまっていることか。
彼女が何をこの瞬間考えていたか、想像するだけで楽しくなりますね。うひひ。
吉岡のやさしい笑顔、宮なんとかさんのさりげないうざさ、3人のファッションの個性、いやはや、いいコマです。
今までもそうでしたが、コマそれぞれの情報量(特にキャラ個性)の多さという意味では、非常にイラスト的な面があるよなあ、と再認識です。
ああ杉崎かわいいなあ。みつばとちゅっちゅすればいいのに。
 

バモ

みつどもえの面白さの一つが擬音。
今までも名擬音がいくつかありました。「ぽてちてと」とか。
今回はこれだと思います。

バモ
なんだろう、この妙に心に残る感じ。今まで見たことがありそうで、ない感じ。
だが確かに「バモ」ってなりそうなんですよね。多分ふたばだったら「バン」でしょう。みっちゃんだから「バモ」です。
この擬音、一発ネタじゃなくてちゃんと後からフォローされることで、きちんとした「一つの話の柱」になっているのが面白いわけですよ。

これだけで「何が起きたか」が分かる仕組み。
この擬音の感覚こそが「みつどもえ」らしさ、だと思います。
 
そうそう、下のバモのコマですが、よく見ると杉崎と吉岡が「ピチレモン」読んでいるあたり、とても生々しく小学生でいいですよね。ふひひ。
あと、特に説明もないんですが、このコマがあることでみつばの個性がひそかに引き立っていたりします。
というのも、「3人が遊びに来ているのに、バランスボールを一人でやっている」というのがこのシーンで明らかになるから。
いやはや、「マイペース」というのもあり、「なんとなく自尊心的に恥ずかしい」というのもありの、不器用な子です。それに対して帰らずに滞在している(ふたば・ひとはと会話していたと思われる)チーム杉崎も、相当寛容だなあと思いますわ。
愛されてるね。
 

                                                                                                                    • -

 
色々書きましたが、今回一番のカットは間違いなくコレだと思います。
今まででも、屈指の素晴らしい表情のみっちゃんです。

物欲みっちゃん。
破壊力あるわー!口!口!
みっちゃんってこういう風に、何かにのめり込むと周りがまったく見えなくなる子なんですよね。そこがかわいいところでもあるんですが、こんな顔されたら、杉崎ママじゃなくてもなんかを無条件に与えたくもなるっつうもんです。
 
あれだなあ、宮下は恋人にしたいけど、みっちゃんはやっぱり娘にほしいなあ。
ねー。
みつどもえ 1 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 2 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 3 (少年チャンピオン・コミックス) 
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あと、今回のベストセリフ。
「忘れた頃にサドになるのやめて」
キャラ紹介の「サドガール」が「肉ガール」になる日は近い。
 
はて、来週は表紙&巻頭だよー!