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もっともっと、女の子に(おちんちんとか)振り回されたい!「つぐもも」二巻

つぐもも 2 (2) (アクションコミックス)
つぐもも」2巻の後書きの浜田よしかづ先生のコメントに、惚れました。
いきなり後書きから紹介とはなにごとかと思われるかもしれませんが、すげーかっこいいんですよ。

今後の目標は、登場する女性キャラ全て裸にする事です。

かっこいい…ここまで明言するだなんて。ハートにドキュン、くらっと来ました。
実際、今のところほぼ全員脱いでます。有言実行かっこいい(鼻血を拭きながら
まあとはいっても、お色気漫画というよりは「ボーイミーツガール+伝奇アクション+お色気+フェティッシュ+コメディ」をがっちがちに詰め込んだ、一粒で3000mくらいおいしいエンタテイメント作品になっています。
それを1コマ1コマ、イラストレーションのような緻密な構図で描くからたまらんのですよ。
ちょっとそれぞれの視点から魅力を見てみます。
 

●ボーイミーツガールとしての、キャラクターの成長●

この「つぐもも」という作品の主な部分は、ごく普通の少年一也が着物の帯の付喪神である桐葉に出会う、ボーイミーツガールストーリーです。
まあ「ガール」といっても一也よりはるかに桐葉の方が年上です。いわゆる「のじゃロリ」とか「ロリババァ」。なので桐葉がすでに一也が幼いころからのことを知っているというギャップの中、下僕状態の一也は振り回されまくるわけです。
ああ…なんてMにやさしいマンガなんでしょう。

1巻より。
こんな感じで自由奔放な桐葉に、一也は振り回されまくる日々が続きます。さすがにMの芽が芽生えてはいないので、本当に苦労しているようですが、それを見るのは我々の業界ではご褒美です。
自分も、ののしられながら少女の背中のツボ押ししたいです。
 
閑話休題
そんな中で一也は一也なりに成長していきます。
やっぱり少年が成長するのに一番重要な鍵になるのは、女の子なんですよ。実質一也は最初の時点ではライナス症候群気味な子で、中学二年生の割りに幼いです。そして重要なこととして真性包茎です。
なぜ重要かは詳しくはあとで書きますが、それが彼の現在の子供っぽさを象徴していると思います。
 
一巻では振り回されっぱなしでしたし、実際そのままでも桐葉が強すぎるので問題はなかったのですが、二巻ではそんな彼も自らの意思で行動します。
なぜか。
そう、桐葉のため、女の子のためです。
これでこそ男の子じゃないですか。
 
象徴的なこんなシーンがあります。

コレを見て、ぐっ、と来るオトコノコ(特に「かつて」)は多いのではないでしょうか。
未来少年コナンをはじめ、様々なアニメや映画で描かれる「緊急時のキス」。これで奮起しない男はいるだろうか!?少年漫画的な意味で!
男はこうやって、一歩ずつ大きくなるのです。人間としても。おちんちんも。
 
ちなみにオトコノコが成長するのは、「出会った女の子」だけではありません。もう一人の存在によって成長します。それが何かは・・・読んでのお楽しみ。
 

●アクションとパース●

先ほどもちらっと書きましたが、この作品1コマ1コマがまるでイラストのようです。
漫画というジャンル自体確かにイラストの集合体なんですが、なんか違うんですよ。意識してイラストレーション的な手法を取り入れているので、コマの印象がものすごく残るんです。
たとえばアクションシーン。

なんてことのない「腕相撲」がものすごいことになるシーンなのですが、スピード感や動きの滑らかさを描いた上で、それでもさらに桐葉の不敵な性格と魅力を織り込むようなアングルを取り入れています。
それまでの描写が桐葉が右から攻め込んでいるので、勢いとしては視点が右から左にうつる流れになっているのですが、このコマでがつんとわざと切り替えて、ここと次のコマの印象を強めるように描写されています。
 
ダイナミックじゃないシーンでも、印象が強まる描写がとにかく多いのは、パースの取り方の妙だと思います。

なんてことのないシーンですが、こういう感じでアングルがぐりぐり変わる上に、絵ひとつひとつにものすごい奥行きがあります。
積極的に消失点のある絵を多用されることで、背景の中に人間がいる、というのがしっかり描れています。これものすごく大変だと思いますが、それをすることで世界観がしっかりとにじみ出るので、コミカルな漫画ながらも和風伝奇がとても身近に感じられる効果を生みます。
 

●幼女におちんちんを色々されて大変●

ここからが本題です。自分的に。
この作品はとにかく「女の子に振り回されたい」願望を恐ろしいほどに満たしてくれます。
それが先ほど述べた「真性包茎」と絡んできます。
というのも、桐葉が勝手にその皮をむくからです。
何を書いているのか分からないかもしれませんが文字通りむくのです。

わーおサディスティック(股間をおさえながら)
しかし、何度でも言いましょう。
我々の業界ではご褒美です。
はだしの少女に! おちんちんが色々されて! 大変なことに!
まあ直接的なエロシーンはないのですが(一般向けですし)、もう十二分なほどにワクワクドキドキです。最高です。自分も幼いころに戻って色々されたいです。
どんなことがあろうと桐葉が動じないのもいいですね。中身が子供ではないので「無邪気」というより「おばあさん」に近いです。悟りの境地の向こうで色々するんです。幼い子をあやすかのごとくに。
また、人間ではないので全裸になることに何の抵抗感も持っていません。
ビバ!そうですよ、半裸もいいけど、全裸大事。とても大事。全裸でどなりつける少女の素晴らしさがびっしりつまっています。一番最初に書いたように「登場する女性キャラ全て裸に」という浜田先生が描く、全裸のよさ満載です。
それだけじゃなく、桐葉の言動一つ一つがあまりにも「性に目覚めていない少年の性を刺激する」という理念に基づいているため、読んでいるこっちがじわじわとその年齢に引き戻されます。
思い出してください。
おちんちんが小さくて、まだ色々知識がなく、それが元気になるときに恥じらいを感じていたあの頃のことを…。

これはオトコノコだから仕方ない、仕方ないよ!(股間をおさえつつ)
「ピュアな頃の性感覚と女の子へのときめき」を、マゾヒスティックな快感を楽しみながら蘇らせるこの作品に心から感謝しまくりです。ありがとう、ありがとう浜田先生。
 

                                                                                                              • -

 
はて、後書きにこんな言葉がありました。

今回のかきおろし用のネームに「けつまくら」というネタがあって、ぶるまくらの上位技を描く予定でした。

なんですと!!!!!
あの、伝説の(?)ぶるまくらの上位技が・・・。

一巻のぶるまくら。
しかも一巻には「ぶるまくら・改」という更なる技があります。
それを超える「けつまくら」とな・・・。後書きを見る限り、いつか描かれるようです。
…待てよ?ぶるまくら・改がアレだったから、けつまくら・改は…チーン☆
 
色々期待してます。心の底から。
期待といえば、これも。

今回このカットのほか、別キャラも含めてスパッツがあるんですよ!別キャラはネタバレになるので内緒ですが。
つまり、もしかしたらだ。
もしかしたらぼくの夢である「スパッツまくら」が実現するのではないだろうか!?!?!?
いや、妄想ですが。妄想ですがあああ。
 

和風伝奇アクションものが好きな人も、ボーイミーツガールものが好きな人も、とにかく女の子にひどいことされたいMな人もオススメなエンタテイメントな一作。幼い少年になった気分で、すっきり爽快に楽しめます。
それにしても全編にわたってエロさを感じるのは絵の色気なんでしょうか。
一巻の時の感想はこちら。
ボーイ・ミーツ・えらそうな女の子の”ぶるまくら”「つぐもも」
 
〜関連リンク〜
2巻表紙絵動画公開中


二巻サンプル
浜田よしかづ『Yの食卓』