たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

なんでもない日常が一番エロい。「日々是…」

以前「いちゃラブ大全」でもちらっと書いたのですが、「ヤングコミック」連載の4コマ漫画「日々是…」が死ぬほどエロいのですよ。
作者はかがみふみを先生。
現在では「コミックハイ!」で、純愛照れ照れカップルものの名手として有名なかがみ先生。「ちまちま」「まちまち」「きみといると」など、読むもの皆転げ死に寸前のいちゃドキラブを打ち付けてきます。まさにいちゃラブ博覧会。とりあえずニヤニヤしながら転げ回りたくなったらかがみふみを先生でまず間違いない。
 
で、以前からのファンの方だとむしろ「Song」シリーズの方を思い出すでしょう。
幼いユカと大人なケンちゃんの、いちゃいちゃベタベタチュッチュクチュクチュな恋愛模様はそりゃーもうー、興奮するどころの騒ぎじゃないです。本能の中の「好きな人といちゃいちゃしたい!」という欲望をがんがんに刺激してくるわけですよ。
コミックハイ!」や竹書房で連載している方はエロシーンなしの一般向けですが、「Song」は18禁。ですがあくまでも根っこは一緒。
 
好きな人に「触れたい」、「キスしたい」、「エッチしたい」、そして「一緒にいたい」。
好きをどう表現するかの違いです。
 
「日々是…」は久しぶりにエロあり(18禁ではない)の恋愛模様を描いた、4コマです。
どんなストーリーかと言うと…何もないわけですよ。
そして、何もないことがいかにエロいかを、これでもかと目の前に開いてくれるからたまりません。
 

●何にもない日々●

主人公は、外に働きに行っている男性コーゾーと、家で仕事をしている女性たまきのカップル。
それぞれの仕事している時間が違うので、一緒に暮らしていても生活リズムがずれます。
ずれるっつったって、一緒に住んでるんですもの。しかも大好きな大好きな相手。
特にすごい出来事も何もないけれども、何もない日々が一番幸せなわけです。

たまきが起きたところ。
この異常なまでの生活臭と、「事後です!」という雰囲気のエロいこと!
まあエロマンガだと確かにマンガ故の異常さがエロさの鍵になりますが、かがみふみを先生はエロ…ひいては愛情を日常の中に求めます。
ロマンチックな場所もいい。ありえない場所でのドキドキも楽しい。
でも汗のにおいが染みついたいつもの部屋が、一番ラブに満ちていて、エロい、と。
ああもうコンチクショーだね!
 

●日常スイッチ●


エロはこんな感じ。そんなに詳細には描かれません。
ただ、この作品に関してはこれで十分というかこれがベストというか。
二人がお互いを好きで仕方ない視線を通してマンガを読むことができるのですが、同時にピーピング的な楽しさもあります。
なので、いかに二人の愛の生活がほのめかされるか、がこの作品のキモ。

「パンツのとこまではダメだよおフロまだだから」
もう色々考えちゃいますね。
またたまきの下着が、普段はベージュで地味っつうのがなんとも生々しくて。
 
結婚生活の長い人だと「いやあ、それはちょっとなあ」とおっしゃるかもしれません。まあ現実はそうです。
が!
つき始めたばかりの甘いとろとろな蜜月な時期は、そんな日常そのものが一番ドキドキ楽しいわけですよ。
起きたら隣で好きな人が寝ている。そのにおいがする。
それが最高にうれしくて、何もない日々が一番幸せ。
そんな一番ハッピーな時期に、いつまでもかがみふみを先生作品を読んでいれば浸ることが出来ます。
 
「日々是…」はまだ単行本になっていませんが、ヤングコミックを適当なところから読んでも十分ドキドキできます。
基本事件がおきないので、どこから読んでも二人のラブが見られるのです。ここがいい。
「もっと!もっと!」という方は是非過去のエロ漫画作品に遡って欲しいです。残念ながら一部は廃版になっていますが、中古本屋さんを探せば結構あるのではないかと。

一番手に入りやすいのはこれ。「Song」シリーズも少し収録されています。
中古であれば「加賀美 ふみを」名義の方も是非。エロなしでもエロありでも、まったく同じ感覚でむずむずドキドキヒャーなのはすごいです。
 
かがみふみをのうぇぶさい