たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

矢部っちのエロ本を考える。「みつどもえ150卵性」

これは先週分の150話の感想になります。
今週分は北海道ではこれから発売なのでまだ。
 

●矢部っちのエロ本●

で。矢部っちのエロ本に注目したいわけですよ。
エロ本コレクターひとはのエロ本趣味って、ちょっと古くさいんですよね。
ひとはの読んでいるエロ本について考える。「みつどもえ第120卵生」
エロ本…それは男子の持つ、偉大なる母性への憧れ(とロマン)「みつどもえ第137卵生」
見ての通り、エロチカだのエロリーナだの、ちょっとエロ本趣味がおっさんくさいというか、いわゆる売れ線ぽさがあんまりないです。人妻もの、女教師物が多いあたり、ロマンポルノ臭すらします。あとは素人投稿好きみたいですね。
まあ、小学生が買うなよっていう時点の話ですし、みつばは代理で買わされた時に書店員さんにNGがでていたことがある(一巻参照)ため、彼女が別のルートから仕入れている可能性も考えられます。
誰かからもらうとか・・・でもエロ本にカバー付けてますし自分で買っている感じはあります。このへんはみつどもえ7不思議の一つかも。
いずれにしても、「エロければいい」というワケではないひとは。エロ本文化そのものが好きなようで、相当なこだわりが感じられます。
 
さて、一般的な成人男子やべっちのエロ本を見てみましょう。
 
一冊目。

「爆乳野郎」
ひとはの「相変わらずエロ本の趣味が悪い…」に注目です。
ようするに「エロければいい」「おっぱい大きければいい」という矢部っちの買い方に対しての批判(?)とも考えられます。まあひとはのことだから単に矢部っちをいじくって遊びたいだけのような感じもしますが、このエロ本への反応の違いは彼女の性格を考える上でちょっと面白いですね。
 
二冊目。

ちちマガジン。
またおっぱいかよ!
しかも特集がおかしい。

母乳ばっかり50連発
乳輪の大きさGP!

ひとはの読んでいた「ママにボクのブリーフをはかせてみました」もすごかったですが、こちらもすごいですね。なんだよ乳輪の大きさGPて。
かなりの巨乳フェチっぷりを披露する矢部っちです。
 
もいっちょ。DVD。

「おっぱいDVD」。まあそこまではいい。

搾乳だらけの90分!!
授乳だらけの90分!!

90分搾乳とか!
何その牛。
 
母乳ネタはひとはのエロ本の時にもあったので、桜井のりお先生の持ちネタ(?)の一つなんだと思いますが、にしても乳にこだわりすぎですよ矢部っち。
授乳シーンのDVD買うとかどんだけですか。
悪くないね!
 

「意味がわからない」じゃないですよ。
変態だろう!!母乳フェチめ!
最近はみつばが一番まともな思考回路にすら思えてくるから、この世界はすごいですな。
 

●ひとはの視野、矢部っちを通じたこちらの視点●

とはいえ、ひとはの気持ちも少し考えてみたいところ。
矢部っちの家に入り浸るのは、ハムスターのチクビがいるからに他なりません。
他なりませんが半ば通い状態で、勝手に開けて入れるというのはなんともすごいです。
 
ひとははそもそも、そんなに無礼な子ではないです。誰かの家に行くときもきちんと挨拶が出来る子です。
なのに矢部っちの家には平気で入って長々といられる。これ、ひとは側にしてみたらそれだけ矢部っちに対して気を許しているからに他ならないわけです。
特に今のところ、矢部っちへの好意は直接的には描かれていませんが、積み重ねられてきているのは読んで分かるとおり。

このコマなんてひとは視線で見てみたら「知り合い(ここではみつば)を自宅に呼んだ子」状態です。
それが彼女流のネタなのか本気なのかが分からないギリギリのラインなのが上手い。明確にネタというわけでもなければ、本気で矢部っちハウスの居心地がいいというわけでもなさそうで、読者側の判断に任されているんですよね。
 
さて、同じコマを矢部っち視点で見たら、とても迷惑千万なわけですが…これをもうちょっとひねってみます。
「矢部っちの立場にたったぼくら」視点だと、一気にこのシーン見え方変わるんですよ。
「オトコノコの家に突然遊びに来た、女の子」これです。
自分のテリトリーの中に急に入ってきて「変態!」とか言う女の子ですよ。こりゃときめかないわけにいかない。相手が小学生だとか、先生と生徒ってのはありますが、そういうのは超えた部分の、オトコノコ独自のドキドキの部分ですよ!
もっとも、ひとはだけじゃなくてみつばがいるから、なおのこと新鮮味があると思うんです。

みっちゃんマジ雌豚天使。
自分の家の寝床でゴロゴロしているかわいい女の子、しかも裸足でくつろいでるんですよ。
加えて自分の秘蔵DVDとかを見られて「変態!」って。
矢部っちだと「ないわー」かもしれませんが、ここに描かれている「夏の日にオトコノコの部屋に女の子遊びに来たよ」という根本の部分はオトコノコ思春期本能くすぐってなりません。
まあ、それで実際何にもないのも上手いというか。安全というか。
ときめいた。それで十分じゃないか。
 

●ひとはの行動とみつばの反応●

蛇足気味になりますが、気になったシーン。

これ。
ひとはがみつばを置いて矢部っちの家に行こうとするシーンなんですが、みつばの反応に注目です。
どうもみつばは「家に一人でいる」というのが寂しいようですね。
みつば自体はひとはが比較的苦手だという意識があったんですが、それでもやっぱり好きなようで。このへんの幼さがさりげなく出ているのがキュートすぎるじゃあありませんか。
 
で、ひとはがみつばを置いていこうとしたのは…。
・みつばをいじめたかったから。
・矢部っちの家に一人で行きたかったから。
なんとなく前者っぽいんですが、これも明確には分かりません。
ひとはの行動一つ一つが意味深に思えるのは、自分が矢部×ひと病だからでしょうか。
 
おまけ。

みっちゃんの上あごマジ天使。
 

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