たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

ロリマンガを探すなら、この雑誌をチェックだ!

「インターネットが40周年 最初に送られたメッセージは…」
(http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0910/30/news040.html)
これについてのコメントをいただきたくw
え? 私ですか? …えぇ, "あちら"を思い浮かべてしまいましたとも!w
…うまれてきてすいません。 by C-flo

インターネットが40周年 最初に送られたメッセージは「LO」 - ITmedia News
これは釣られざるを得ない。
へっぽこなエピソードも面白すぎるのですが、「LO」て。「LO」て。
LOは偉大ですね。うん。
 
はて、「LO」といえばネット界隈ではもうエロマンガ雑誌の方があまりにも有名なのですが、ロリマンガ=「LO」、というわけではないです。
せっかくなので、自分がロリマンガを求めて徘徊している雑誌をまとめて見たいと思います。
あ、出てくる女の子はみんな18歳以上だよお兄ちゃん!
…って最近言わなくなったね。
こっから18禁ネタなので収納ですよー。
 
 

●ロリマンガ専門誌●

まずは言わずと知れた、ロリマンガの切り立たれた楽園、COMIC LO
相並ぶレベルのロリ雑誌は他にもありましたが、気づいたら頭2つくらい飛び出ている状態になりました。
たかみち先生の表紙の洗練されたデザイン、やたら記憶に残る哲学的なキャッチコピー、自省をうながす後書きなどなど、雑誌としての体裁もハイレベルな「作品」になっている雑誌です。
個々の作家さんのレベルも高い上に、どこかから引っ張ってきたわけではなくデビューから育てる形式で掲載しているので、「LOでしか見られない」作家さんが多いのも特徴。
 
で、ロリマンガ好きならまず外せない雑誌なわけですが、「ロリマンガ興味あるんですけれどもー」という人への入門書には不向きです。
それはいわゆる、レモンピープル時代からあるような「ロリコン(ようは二次コン)」の意味でのロリマンガではなく、極めてリアル路線だから。最近は明るくハッピーな萌え系も増えつつありますが、鬱マンガ率も昨今の雑誌の「ハッピーエンド主義」を考えると比較的高め。町田ひらく先生の最近終わった長期連載や、これから単行本の出る浦井民先生の強烈すぎたシリーズ連載などは、『ロリマンガとはなんなのか』『ロリコンのあり方を真剣に考えながら、清い心でオナニーしたい』というモットーを掲げているこの雑誌以外では掲載できないでしょう。
同時にかなり実験的な描写方法(サイレントや一人称視点など)マンガも増えています。
なので「ロリマンガがどうしても見たい、見たいんだ!」という人や「ロリマンガで出来ることの可能性を見ていきたい」「マンガの技術を楽しみたい」という人向け。それだけソリッドだからこそ、ここまで伸びたんだとも思いますが、万人に勧めるというのはちと難しいです。
分かる人だけ分かってね、という世界です。ロリマンガをやるからにはある程度のリスクと覚悟が必要、と言うのを編集部が掲げているというのは、なんとも18禁文化的にも興味深いところ。エロマンガ雑誌史には確実に名を残す雑誌でしょう。ロリコンじゃなくても、マンガ愛好家なら読んで欲しい雑誌。
関連・ロリコンは「正しく」なんてないから〜LOが払った小さな配慮〜
 華陵学園初等部。隔月刊です。表紙はYan-Yam先生で固定なので、これも見つけやすい。
サイズはA5、厚さもエロマンガとほぼ似ているので、一緒の棚に並べられます。
この本の面白いところは、全員が「華陵学園」という学校を舞台にして描いている、というしばりがあること。もっともこの学校、かなりフリーダムなのでなんでもありです。一冊丸々同じ学校という試みは非常に面白く、各作品で微妙にすれ違うところもあったり。
とはいえ縛りというほどきつくないので、作家さんの個性ものびのびと入っているのが特徴。特ににくきうー先生や猫守麻里鈴先生など、かなり濃いめでクセのある作品が多め。だからこそ固定ファンもついている雑誌です。ちなみに宇宙帝王先生だけロリじゃないです。
最近はこの雑誌も少し色々な諸問題に目を向けてきているようで、個人的に目が離せないところ。
実はロリマンガのみの「専門誌」はLOとこれの二冊だけなので、今後も積極的に頑張って欲しい雑誌でもあります。
 
で、ここからはアンソロジーとして展開しているロリ専門本です。comic ino.いぬぶろ先生の表紙とお洒落なデザインが目印。
元々は「少女天国」というB5版の中綴じ雑誌でした。ストレートな名前が結構好きでした。
そこから一転して「comic ino.」という月刊雑誌に変更。しかし継続することができず、あえなくアンソロジーに変更されました。
噂によると編集さんがすごく少ない人数だったため、経営が立ちゆかなかったという説も。「LO」と「ino.」がロリマンガの二大巨塔の一つだったので非常に惜しいところです。雑誌時代にはゴージャス宝田先生、てっちゃん先生、滑空先生、きりりん先生、岡田コウ先生、ほしのふうた先生、魔訶不思議先生など、かなり豪華なメンツと濃厚なストーリーで構成されているすごい雑誌でした。
アンソロジー化で刊行ペースががた落ちしたとはいえino.はしっかりとヒット出版流のロリマンガの作り方を引き継いで、有名作家さんが軒を連ねる本になっています。
ただ、看板作家さん達は本家の阿吽の方に吸収される形になります。ここに弊害がありまして…そのへんはまた後述。
 

●ロリマンガ中心雑誌●

ここからは、「ロリ多め」な雑誌を紹介。全部がロリではないので専門誌ではないです。

「ロリマンガ」に興味がある人に一番勧めやすいのが、COMIC RIN。表紙のKIMちー先生のイラストも非常にとっつきやすい。
極めてオタク系一般誌に近いマンガ雑誌でもあります。とにかく女の子達がかわいくキュートで、非常にアニメ的デザイン。同じ茜新社でも「LO」はリアル描写が多めで、「RIN」は二次元的です。なので萌え系のマンガが好きならすんなり入れるんじゃないかと思います。
とはいえ、RINは作中キャラの年齢制限があんまりありません。よく「ロリマンガ」の筆頭にあげられますが、あまり過剰にロリを期待して見ると意外と大人で巨乳が多かったりするので注意!
限りなく一般萌え雑誌にも近い雑誌なので、作家さんも一般とエロをまたいでいる方が多いです。特に最近は「電撃」系や「いちご」との行き来がものすごい盛んです。
あとは猫玄先生、みずきえいむ先生、関谷あさみ先生あたりが、絵柄、ストーリー、雰囲気など総合して、非常にこの雑誌らしい作家さんの代表格なのではないかと。
地味にエロマンガで萌え路線というのは少数派なので、安心して二次元ファンタジー的なエロを楽しみたい場合はここからがいいのではないかと思います。
 ぺたふぇち。アンソロジーです。
「貧乳アンソロジー」シリーズ(貧乳デパート、など)の後継として作られたこの本、不定期刊行?ですが確実に巻数は続いています。
ただ、この本あくまでも「貧乳」のアンソロジーなので、ロリもあるけれども「大人の貧乳」も扱っています。
個人的にはそこがレアなので、非常にかけがえのないアンソロだったりします。そもそも「貧乳」ってのは大人でおっぱいがないことを差すのであって、子供が貧乳なのは育ってないだけだよ…!ここ重要。
海野螢先生や大庭佳文先生、流星ひかる先生、こけこっこ☆こま先生など個性的な世界観を描く作家さんが集っているので、エロマンガの場を利用して自由にマンガの幅を広げる勢いが感じられるのが最大の特徴。久保書店の自由な編集方針が功を奏しています。逆にエロ度自体はそこまでキツくないです。
あとなんといっても、表紙をめくったところにあるやけくそなまでの読者投稿欄がカオス。誤植もたくさんありつつ、妙なパワーが炸裂していてなんだかアングラ。
 

●ロリマンガ枠のある雑誌●

ロリマンガはメインじゃなく、あくまでも枠の一つだという雑誌類です。

ヒット出版の阿吽。「うん」の字は口に伝えるの右側。
元々はロリマンガのほとんどない雑誌でしたが、ino.が雑誌ではなくなったため、定期的に描いている作家さんがこちらに大量に合併されました。そのため雑誌自体のロリマンガの割合が非常に高くなっています。犬星先生やハッチ先生などもこちらに移動したため、ロリマンガ好きには欠かせない雑誌になりました。
しかし問題も一つありまして。
そもそもロリマンガ専門誌(ino.のこと)はいわばロリ作家さんの「ホーム」なわけです。読んでいる人はみんなロリマンガ好きだから、ある程度冒険や実験をしてもオーライだったのです。しかし「阿吽」は思い切り「アウェー」。自分のようにロリマンガ目当てで買う人もいますが、そうではないかつてからの阿吽ファンも多いです。そうなると、読者さんの比率を考えると「ロリマンガでしか出来ない描写」が不可能になって、窮屈になってしまうという欠点が生まれてしまいました。特にハッチ先生のように、少女であることを物語の中心に据えて人間像を描くタイプの攻撃的な作品が面白い作家さんには、なかなか難しい問題かと思います。「ロリマンガ愛好家じゃない人でも読めるロリ」を模索していくことになります。上手い具合に着地しているのは岡田コウ先生やがたやん先生、てっちゃん先生、伊佐美ノゾミ先生などでしょうか。
なにはともあれこのご時世でロリマンガをきちんと独自のカラーを持って、保護して出し続けていることは非常に貴重なので、なんとか頑張って欲しいところ。
 メガストア系列は今もロリ枠が毎月1つか二つ必ずあります。OEXは表紙が小宮裕太先生で、アニメ調なため結構エロマンガ棚では目立ちます。
有名どころだと御免なさい先生やよしの先生、ねんど。先生などです。特に「LO」と掛け持ちでOEXに描いている作家さんが多いです。
メガストアはわりと最近っぽいノリの作品(濃いめのエロを、高度な技術で描写するタイプの、徹底した抜き系)が多いのですが、OEXはかなりの超絶変化球雑誌。なんせジョン・K・ペー太先生や山文京伝先生やすえひろがり先生などがいる雑誌ですし。
そんなわけでEB110SS先生、みかんR先生などの超個性派ストーリータイプロリマンガ家さんを読むこともできる稀少な雑誌です。ロリマンガの大御所中の大御所、智沢渚優先生が安定して10年以上独自の道を崩さずこの雑誌で続けているのがまたいいんだなあ。昔ながらのエロマンガらしさのサブカルっぽさを求めるならOEX、エロいのを安心クオリティで、しかもハッピーエンドを見たいならメガストア、という感じ。ロリマンガ好きなら、どちらのロリマンガ枠も狭いだけあって相当レベル高いので、チェックして損はないです。
ちなみにEB110SS先生はメガストアでは昔ながらのハッピーエンドハードコア系ロリマンガで徹底していますが、LOではほとんどがバッドエンドだったり鬱展開、と切り替えているのが非常に面白いです。
 コミックPLUMは雑誌「Moog」とアンソロジー「MOMOPAN」が合併して出来た新雑誌。「MOMOPAN」にロリ作家さんが多かったため、Plum内におけるロリマンガ率は少し高めです。
もともと「moog」も「MOMOPAN」も、フェティッシュな性癖のために作られたようなマイノリティ狙いうちの雑誌です。なので、PLUMという雑誌の片寄りっぷりは半端ないです。通常の性癖ではなく、なんらかのクセがあるのでえらい読む人を選ぶ雑誌に。まさに行き着いた先の核実験場です。
だからこそ、好きな作家さんがいたらとことんまでハマってしまう中毒性がある雑誌でもあります。そういう意味では、いかにも「エロマンガ」らしい雑誌とも言えます。
特筆すべきはロリと言うにしてもあまりにも幼すぎる女の子達を描く、まさに幼女の世界の作家てつ先生とトリノ宗肉先生の存在。最近はロリマンガと言っても年齢層がある程度いっている「少女」作品がメインのため、これらの作家さんの存在は好きな人には国宝級。
変わったタイプのマンガの一つとしてロリマンガも楽しみたい人向けな、なんともパンクな勢いの雑誌です。とても素人向けじゃない。いい意味で。
ちなみに雑誌を買うと、オンラインでマンガが読めますので、サービス感も抜群。栗田勇午先生が読めるのは貴重な気がします(獣姦じゃないけど)。
 コミック・マショウは毎回ではなく、号によってロリマンガもあるよ、という雑誌。
基本的にはにったじゅん先生を筆頭に、年上お姉さんに男の子がガンガンやられるタイプのマンガの方が多いです。
しかし、今月を見るだけでも、あーる・こが先生、やながわ理央先生、五月五日先生とロリマンガ3本も載っているから気が抜けない。
しかも今月からなんと、上連雀先生が、「バーコードバトラー」のさくらちゃんを主人公にしたエロマンガを描いているよ!しかもれ連載。アナルジャスティス再びか!?つうかもうふたなりですらなくて、完全に男同士のおちんちんらんどだよ!
ロリマンガも先ほどのラインナップを見て分かるように、独自のタッチの作家さんが多め。後藤寿庵先生も時々ロリを描くのでチェック欠かせません。しかし全くロリマンガがない号もあるので要注意。
全体的にかなり飛び抜けた方向性でサブカル臭も強めなのは、さすがエロ本の老舗三和出版といったところ。雑多感がたまりません。
 

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以上、ロリマンガ愛好家の自分がチェックしている雑誌でした。
その他、ホットミルクや桃姫などでもまれにロリマンガが載ることがありますが、確率は相当低め。やはり世間一般の受容的にはマイノリティなんだなあとしみじみ感じます。「姫盗人」は結構ロリも載っていたのですが、お亡くなりになってしまいました。残念…。
極凌辱系が好きであれば「Mate」もチェックしておくといいかもです。「やったねたえちゃん」で有名なカワディMAX先生やオイスター先生が描いているよ!
あとコンビニ誌はどうしてもNGラインがあるので(厳しいところだと学校制服NG。そうでなくてもランドセルなどは基本NG)、ほとんどロリマンガ掲載されません。単行本が18禁扱いにならないマンガだとむつきつとむ先生などがさらっとコンビニ誌に描いていたりするので、やっぱり気は抜けませんが。もちろん「年齢不詳」という伝家の宝刀を使って。
あとは「チャンピオンREDいちご」などの、エロマンガではないけど萌え部分を増幅しまくっている方向で、「エロいマンガ」の技術の裾野は広がっています。もちろん個人的には18禁で出して欲しいのですが、マンガ全体を考えるのなら、そしてこのご時世にロリマンガを楽しむ手段がそれならば、応援する次第です。
がんばれ・・・っ!
 

追記・コメント欄より、COMICムクというのが10月30日に創刊したらしいですね。

COMICムク 1 (成年コミック) 文苑堂 ライスリバーコミックス
らする の 絵描き部屋 * Rustle's atelier *
作家さんなどは、らする先生のサイトに大きな絵があるのでそちらで確認できます。サイトはなし。うーん…買ってから確かめます。
とりあえずらする先生の表紙と大庭佳文先生のマンガだけで1000円分の価値はあると思ったので買い。