あずまん○大王一行は、オナホ工場に行きましたとさ。
WEB拍手より。
北海道でも今日発売になったので見ましたよー。
各地で話題にはなっていましたが…いやはや、道満晴明先生のフリーダムさは重々承知していたつもりですが、予想の遙か成層圏を越えていました。
そもそも、呪田さんと大阪がコラボするなんて…「性本能と水爆戦」の時誰が想像しただろうか! 少なくとも想像して口走っても「ないないwww」と言われたに違いない。
だがしかし、ここに確かに、コラじゃなくそれがあるのだから世界は不思議なものだ。
溶けてる溶けてる。溶け込んでる。
よもやあずまきよひこ先生も道満晴明先生も、まさかお互いの髪の毛が絡み合う事態が発生するとは思わなかっただろう…。
これ勝手にやっているわけじゃなくて、『よつばスタジオ』の許可取得済み。
一応経緯を説明。
あずまんが大王10周年記念本「大阪万博」の後半のページがあずまんが大王のトリビュートコミックになっており、その中に道満晴明先生が呼ばれているのです。
「大阪万博」より、さらっと道満晴明ワールドにしてしまうのシーン。
「大阪万博」の道満晴明先生もひどいなあ(褒め言葉)と思いましたが、やはり快楽天という舞台でのはじけっぷりはとてもひどかった(褒め言葉)です。
そもそも今回なんでクロスオーバーしたか、という設定の時点からの問題ですよ。ぱら☆いぞチームとあずまんがチームでオナホ工場に見学に行くという。
あずまんが大王のキャラがまさかオナホ工場に見学に行くなんて、誰が想像しえようか…しないよ普通は。
こうじょうけんがくのようす。
とてもゆるゆるあったかですね。
オナホがじゃないよ。
冷静に考えなくても、一応18禁マンガ雑誌に「あずまんが大王」のパロディが載るようになった(注・でも「ぱら☆いぞ」は18禁ではありません!)っつうのは面白い事態ですね。
とはいえ「あずまんが大王」をリアルタイムで見ていた年齢層はもうほとんど20代でしょうし、多少のブラックジョークが許容されるような土壌は10年の間に出来ているでしょうから、問題はない、けれども、うん、これは道満晴明先生じゃないとできないし、やらないなあと思いました。
ただのパロディじゃなくて、完全に道満晴明ワールドに紛れ込んじゃったあずまんが大王キャラ、という感じなのもいいですね。
いやはや、いい物を見せていただきました。
ところで、道満晴明先生はよみがお気に入りのようで。
「大阪万博」でも大活躍だったよみですが、ぱらいぞでも無駄に大活躍。
「ヨミはエロい」というのは「あずまんが大王」ファンの間でも何度も言われ続けて10年です。ええそうですとも、よみはエロいよ!
特に身体が柔らかい所とか。肉とか。やよエな。
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「ぱら☆いぞ」の毒っけと破天荒さは、かつての村田蓮爾表紙時代の「快楽天」を濃縮したような特殊空間になっています。極端な話、かつての匂いがするのは村田蓮爾先生のイラストと「ぱら☆いぞ」くらいしかないんですよね。一応かるま龍郎先生など以前からの作家さんもいますが、全体的な路線は「普通のエロマンガ」になりつつありますし。
道満晴明先生が持つ独自の「悲しみ」や「死の匂い」「終わりの感覚」が表現される場がないのは非常に残念ですが、「ぱら☆いぞ」はそれを踏み越えてでも描いてやるという気迫を感じる、ギャグ表現の皮をかぶった無法地帯になっています。
上手い具合にエロを笑いに変え続けてくれればもう幸せで…。
おっとやべえ。
逃げろ!
一つ一つの話はとても短いですが、強烈な作品だらけでやっぱり天才なんだなあと感じ入る次第です。
どこかでこのあふれかえる死と性の匂いをまた読みたいのですが…。
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こんな流れで色々なコラボが成立しないかしら。マコちゃんVSちよちゃんとか。