たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

「マイマイ新子と千年の魔法」個人サイト感想リンク集〜なんでぼくは泣いているのか教えてくれ〜


今週は新子ウィークです。
今まで色々集めていた「マイマイ新子と千年の魔法」の感想リンクを一旦まとめてみようと思います。まとめなので今までリンクしていたものの重複が多いですが、いっぺんにまとめて見られるようにしておきます。
主に自分のために。俺得。4回目視聴のための準備も兼ねています。
何と言うかそもそも「偶然見た」というタイプの映画じゃなくて「気になって、時間と労力をかけて見に行く」タイプの観客を集める作品なので、まあ感想の熱いこと熱いこと。火傷しそう。
見終わったあとに「なにかいいたい!」「誰かと話したい!」というのは…まあうちのサイトのアホな熱狂っぷりを見ていただけると分かるかと。ほんと自分でもアホだと思う。思うけど話したくて仕方ない。
ネタバレメインな記事は「ネタバレあり」、微妙に本編のネタに触れているのは「微ネタバレあり」と記載しますので、参考にしていただけると幸いです。あと、もちろん全部が全部100点満点の絶賛ではないです。指摘点などが載っている記事もいくつかあります。それでもなおかつ「おすすめ」している記事が比較的多いのが圧巻。
 

●オフィシャルっぽいのとか批評とか。●

【特設】『マイマイ新子と千年の魔法』報道スクラップブック - 未完の映画評
メディア報道のまとめ記事。
プレセペ特集[マイマイ新子と千年の魔法]
「マイマイ新子と千年の魔法」公式サイト(2009年公開映画)
メイキング・オブ・マイマイ新子
インタビュー・片渕須直監督演出の魔法(1)
WEBアニメスタイル | 【artwork】『マイマイ新子と千年の魔法』第1回 イメージボード(1)
WEBアニメスタイル | 【artwork】『マイマイ新子と千年の魔法』特別編 原撮・動撮(1)
asahi.com(朝日新聞社):映画「マイマイ新子と千年の魔法」 片渕須直監督にきく - マンガ+ - 映画・音楽・芸能
映画評 『マイマイ新子と千年の魔法』(アニメ!アニメ!)
マッドハウス公式チャンネル。-ニコニコチャンネル
【サブカルちゃんねる】劇場アニメ「マイマイ新子と千年の魔法」が見せる魔法 (1/5ページ) - MSN産経ニュース
超映画批評『マイマイ新子と千年の魔法』70点(100点満点中)
『マイマイ新子と千年の魔法』と『アリーテ姫』: 氷川竜介ブログ
アニメーション映画「マイマイ新子と千年の魔法」で、『考証協力』と云う事をやった。
「マイマイ新子」片渕監督が防府に ネットでの感想にも言及(アニメ!アニメ!)
補助席まで満席、ラピュタ阿佐ヶ谷で上映が始まった「マイマイ新子と千年の魔法」レイトショーレポート - GIGAZINE
『マイマイ新子と千年の魔法』地味すぎるアニメ映画が起こした小さな奇跡(前編) - 日刊サイゾー
『マイマイ新子と千年の魔法』地味すぎるアニメ映画が起こした小さな奇跡(後編) - 日刊サイゾー
「オジサンが泣いている」と評判の「マイマイ新子」、涙の理由は?:日経ビジネスオンライン
THROUGH OTAKU EYES / Falling under the spell of 'Maimai Shinko' : DY Weekend : Features : DAILY YOMIURI ONLINE (The Daily Yomiuri)

WEBアニメスタイルの記事とメイキングは、見終わって「面白かった」と感じた人なら必見。本一冊どころじゃない情報量です。サブテキストとして読むならプレセペ特集が非常に秀逸。

 

●個人サイトの感想色々●

 
一応お恥ずかしながらうちのも。
「マイマイ新子と千年の魔法」を迷わず見に行ってほしいんですよ!!!! - たまごまごごはん
ガールミーツガールとしての「マイマイ新子と千年の魔法」 - たまごまごごはん
 
『全身で感じろ』 - プカプカ散策記

とにかく、この映画を「昔(昭和30年代)は良かった」「田舎は純朴・純粋で素晴らしい」礼賛映画だと思ったら(いや、俺が出だし思ったさ)火傷するぜ。(中略)こんなに『ドラマチックでない素晴らしいドラマ』に出会うことなどそうそう無いだろう。

 
子どもの想像力の素晴らしさと、時の重層を描いた傑作「マイマイ新子と千年の魔法」すげええ!記念特別コラム(You Look'in 華々しき Rock'n Roll WOW!)

いい人も悪い人も、生きている人も死んだ人も、みんな「いい人」なのだ。「いい人」という、人間存在の全肯定の言葉だ。

 
子供の想像力の映画『マイマイ新子と千年の魔法』 - さよならテリー・ザ・キッド

ここまで書いた感じだと楽しい映画に見えるかもしれないけど、それだけじゃないのがこの映画のわけわかんないところなのでそのへんは実際に見てくださいとしか言いようがない。

 
今年のベスト映画は『マイマイ新子と千年の魔法』に決めました! - 嗚呼、テレ日トシネマ−雑記−

ファンタジックなことなんて何も起こらないし、ドラマチックな展開はクライマックスにちょこっとあるだけで、これまでの経験値からすれば『マイマイ新子〜』は「自分の子供時代を懐かしみつつ、こどもたちのかわいらしさ、純粋で健気な姿にちょっとうるっときてほんわかあったかくなる映画です」ぐらいの評価で終わるはずなのに、これが想像以上に…というか自分自身当惑するぐらいに感動しちゃったんですよ。

 
「マイマイ新子と千年の魔法」という「環境ノイズ」映画 - 速報ダム日和

日常に広がる雑多な風景をきちん注意深く見て行くことで想像もしないような歴史等が見えてくる感じというのは、ラジオのチューニングをするときにダイヤルをまわして行くとノイズのなかから突然放送がフッと現れる感じに似ていてるなーと思いました。

 
Friends - One Day Gladness / Next Day Sadness

というかマイマイ新子、音楽はもちろんのこと、サウンドトラックにすごく意識的で、印象的な夜の場面でずっと聞こえる牛蛙の鳴き声なんかすごくすごくよかった。うるさいんだよ。会話に被るぐらい。うるさいの。でもそれがいーの。単にリアリティーってことじゃないんだ。牛ガエルが鳴いてなきゃだめなんだよ。あそこでは。

 
東のウタヒメと千年の魔法- ファンタジア領の鍵番

タイトルやクセのないキャラクターの印象から、子供向けの教育的な内容や、わかりやすい物語を想起するかもしれない。ところが、そうした思い込みはあっさりと打ち砕かれる。小学三年生の女の子、新子を語り手に据えたこの作品はなかなかに複雑で、それでいてするりと観る者の心に忍び込んでしまうような浸透力を持っている。大人はすぐ忘れがちなのだが、共に生活している家族にも隣人にも、もちろん自分自身にも子供時代が必ずある

 
感想『マイマイ新子と千年の魔法』: N氏の映画館:不定期日記

しかしこの映画、一体誰に向けて作っているのか、というか商業アニメとして儲ける気があるのか、そもそも何のために作ったのか、分かりません。

 
『マイマイ新子と千年の魔法』は奇跡そのものじゃないか at フリーランスシステムエンジニアの日常

常識的に考えるなら、本当はこんなダイナミズムのない物語で心を動かされたりはしないはずなのだ。だが、私はこの映画を観て大いに感動したし、観終わって何時間も経過した今ですら『マイマイ新子』について真剣に考えている。

 
『マイマイ新子と千年の魔法』 - こづかい3万円のひび

でも、空想は、現実を変えようと思う人の心を支えることはできる。空想と現実は両極にあるものではなく、常に隣り合い、お互いを補完しあうものなのかもしれない。そういう希望をこの映画は提示してくれる。

 
マイマイ新子と千年の魔法 - 富むヴァーレイン

かと言って、「昔は良かった」みたいなノスタルジーを描いてるわけじゃない。
昭和の日常を丁寧に切り取った、ただそれだけなのだ。

 
マイマイ新子と千年の魔法を観よう!観ないと! (;´Д`)後悔するよっ!|ぜろのぶろぐ

余談ですが、私は新子と貴伊子が仲良くなっていくシーンがとても好きです。
わざとらしさが一切なく、とっても自然なんですよ。
派手なイベントもなく、いつのまにか 仲良くなっている というのがいいんです。

 
「マイマイ新子と千年の魔法」感想 - 慣性飛行

じゃあ誰に勧めるべきなのか? 昔は良かったと言いたい大人?いいえ。 自然を知らない子供?いいえ。
正解は?そう 「アニヲタ」です。

 
『マイマイ新子と千年の魔法』は凡作か傑作のどちらか: カナエジュンネット

監督の持つフェティッシュで満ちあふれているぜ!!

 
千年の魔法 - pastel madness

片渕須直がついに作り上げてしまった映画史上に残る少女映画の大傑作。

 
マイマイ新子と千年の魔法 - 青年大頭春

ただ,こうして上に並べたゴタク以上の,心揺さぶられる何かが確実に存在していて,そうでなきゃおれは胸が詰まって泣いたりなんかしないのだ.で,それが何なのかっていうと,構成,映像,キャラクター,演出,全部揃って起きたこととしか思えなくて,要するにそれはこの世の中で,映画だけが持つ力,映画だけが持つ魔法なのだと思う.

 
マイマイ新子と千年の魔法: Poiのこべや

別に大泣きするとかではないのです、でも目の端に涙が溜まるとかでもなく、とにかく泉の如く湧き出してくるのです。自分でも「え?何で?」という状態なのですからどうにもなりません。(汗)

 
ポンタがアニメ化されるまでがんばる!Blog: マイマイ新子感想、土地からの視点

「地面からの俯瞰」って、絵を描く人にはかなり矛盾した言葉だと思います。それでいて確かに千年を感じるスケールって…ただ事じゃない。この映画は神様が作った映画だと思います。

 
 マイマイ新子と千年の魔法 - イチニクス遊覧日記

それと同時に、私がこの作品を見ていてぐっときたのは、子どもの頃の、いろんなことの境界線が曖昧で潔い感触についてだった。

 
12/6 映画「マイマイ新子と千年の魔法」@チネチッタ川崎 - her sleepy holiday

私、この作品のことを知ったのはtwitter。友達が次々とこの映画に足を運んではよかったと言っている。どんどん連鎖して、観に行ってる。何度も。私も気になった。マイマイ新子ってなんだろう?

 
マイマイ新子と千年の魔法 - ぼうふら漂遊日記

けれど、よくよく思い出してみると、経験の蓄積のない子供にとっての現実の把握というのは、まさにこういう白昼夢のようなものだった気もする。

 
「マイマイ新子と千年の魔法」: みんなシネマいいのに!

それは懐かしさとか都合の良い美化されたものではなく、大人になると胸の奥に閉じ込めているものだったりする。

 
やや矢野屋 : 「マイマイ新子と千年の魔法」まとめレビューその1

この作品は、是非とも映画館で公開中にご覧になっていただきたい。
常に光源の種類と位置がわかるほどに繊細な「明るさと暗さ」の表現は、映画館の暗闇と大きなスクリーンでこそ味わえる。

 
ある意味時をかけるちびっ子少女「マイマイ新子と千年の魔法」 - タニプロダクション

とにかく気軽になんとなく観に行って、個人的には誰かと感想を語り合うことで確実に良さが増すと思うんじゃ。

 
マイマイ新子と千年の魔法 レビュー - 今日は虹色〜経済とアニメメインのブログ〜

常に太陽の光が新子や貴伊子たちにあたっているような感じになっている。
次に自分はロリでも足フェチでもないけれど、新子や貴伊子の足の描写がいい。いかにも子供らしい健康さにちょっと艶かしさが混じっている描線はなかなか描けないよ。

 
「マイマイ新子と千年の魔法」感想 - 狂人ブログ 〜旅立ち〜

山口が舞台という事を加味しても、これだけシンプルながら、想う気持ちの大切さや郷土愛、その他たくさんのメッセージが込められた作品は、めったにお目にかかれまい。

 
パキラ マキナ マイマイ新子と千年の魔法

特に女の子キャラは、媚びた芝居をしているわけでも,フェチ全開って感じでもないのに、スゲー可愛く感じました。
清潔感があるのに、生っぽくて、いやらしくない気が。
完全にツボです。

 
【コラム】『マイマイ新子と千年の魔法』はなぜ泣けるのか、についての考察、みたいなもの - 未完の映画評(微ネタバレあり)

舞台が山口という理由で気になる映画ではあったんだけど、チラシを見て「防府市とタイアップのご当地紹介に、ありがちなちょっといい話を添えた子ども向けアニメ」ぐらいにしか思わなかったのよね。うーん。
そういう誤解を解くため、あらためてこの映画の魅力について述べてみる。

 
【映画評】マイマイ新子と千年の魔法 (2009) - 未完の映画評(微ネタバレあり)

「うちらの明日の約束を返して!」との叫びは、子どもがさっさと大人にならなくてはならない、伝えるべきことが伝わらない現代にこそ向けられている。

 
片渕須直監督 『マイマイ新子と千年の魔法』 - 博物士(微ネタバレあり)

ただ,このような《幼年時代には立ち向かい難い壁》が描かれているのは,宮崎駿の作品観(コンテンツは何をテーマとして持つべきか?)とは明確に異なる方向性を指向しているところであります。『新子』の世界は明るく晴れ渡ってはいても,ジブリ的な快楽原則によって支えられているものではない。

 
■マイマイ新子、6回目と7回目■: 550 miles to the Future(微ネタバレあり)

その海のほうが、千年の過去よりは、むしろ遠い未来に見える。……こりゃあ、7回見ても、足りないね。

 
2009-12-06 - honkyochinikki(微ネタバレ有り)

あぶねえ、見逃すところだった…なんという「見逃すべきではないのに上映時間と期間にハンデのある映画」っぷり…レイトやらないとダメですよこれは…てかむしろレイトにしぼれと…

 
佐藤秀の徒然幻視録:マイマイ新子と千年の魔法(ネタバレあり)

マイマイとは、髪の毛のつむじなのだけれど、別の意味でミズスマシの意味もある。実際、背の低い新子が麦畑を駆け回ると、まるで麦畑の池でマイマイがすいすい泳いでいるような感じで描かれている。

 
もう上映館が減ってネタバレも何も無い気がするのでマイマイ新子の感想を。 - mkr の日記(ネタバレあり)

この物語は複数の時間で成り立っている。
以下ネタバレなんだがもうまともにみられる上映館も少ないんで、ネタバレ回避より映画の面白さをメモした方がいいか。

 
マイマイ新子と千年の魔法とヤクザ屋さんのこと - 華々しき鼻血の果て(ネタバレあり)

別に思い浮かべようと意識しているわけでもないのに、脳内であらゆる映像がリフレインして、ふとした拍子に「あ、ここはこうだったのか」と気が付くと同時に、人に見せられないほどひどいツラになっていること多数なのです。

 
「マイマイ新子と千年の魔法」。 - 怒濤のくるくるシアター。(ネタバレあり)

しかし、ただソレだけなら唯の過去懐古アニメで終わってしまうのですが、そんな中で「マイマイ新子」が絶賛されている理由としてはその眩しい世界がリアルにそして理不尽に大人達の事情によって(大人達はそんな意志がなくとも)汚されていく課程が描かれているからだと私は思うワケで。

 
「マイマイ新子と千年の魔法」に出会った! - 挑戦者ストロング(ネタバレあり)

ふざけんなよ、この映画は日本映画史が、世界のアニメーション史がひっくりかえる大事件だぜ魔法だぜ。ろくに宣伝もされてないし上映館数も少ないけど、これが無惨にコケて忘れ去られるような世の中なら、オレは現代を生きてるのが、ちょっと恥ずかしい。そうまで思える特別な映画に出会えたことが、オレは嬉しい。

 
映画『マイマイ新子と千年の魔法』感想メモ - umgrの「オタジ」自営日記(ネタバレあり)

「見るべき!」「今年のベスト!」みたいな称賛が飛び交いつつ「上映が終わってしまう!」「応援しよう!」みたいなつぶやき(もはや叫び)に押されるかたちで先日金曜の夕方の回に見てきた。

 
今日追加分
 
マイマイ新子と千年の魔法〜こどものじかんは特別な時間〜 - 凪風新聞号外(ネタバレあり)

それにしても難しい…。ぶっちぎりで誉めたいのにどうにも言葉が見つからない。こういう映画もあるんだなあ。

 
マイマイ新子を見ずに年を越すんじゃねえ!──マイマイ新子と千年の魔法が凄すぎて号泣した - 基本読書

ぼくはもう、映画の中でみんなが楽しそうに遊んでいるのを見るだけで、幸せなのです。この作品、みたら誰かと語り合いたくなると思います。そう言う意味じゃ、エヴァと同種なのです。「なんだかよくわからんがすげぇ!」そういう作品が、世の中にはいくつかあるんですなあ。

 
片渕須直「マイマイ新子と千年の魔法」

現実は残酷であったとしても、それを癒せる「勇気」が、あるいは「勇気」を持った友達が傍らにいることが、どれだけ生きていく力になることか。ほぼ完全に後半は物語の中に入り込んでいた。
それを通して本作を「羨ましい」と言おう。

 
ether2001のブログ : 『マイマイ新子と千年の魔法』でボクたちは、ようやくトトロの昭和日本から脱却できる

昭和30年代の猥雑さ生臭さもすごいんだ。一時期邦画を席巻した昭和30年代ノスタルジア万歳主義とは一線を画している。

 
マイマイ新子と千年の魔法(超ネタバレ注意): オタク商品研究所plus(ネタバレあり)

ドラマと言うのは、葛藤であるといわれますが、この主人公新子にはそれが見当たらないような気がします。

 
Maimai Shinko - Some Came Running

それを「期待はずれ」としてかたづけるのでなく、映画というものに普段から何を期待していたかをもう一度問い直すべきなのである。

 
2009-12-11 - 恋愛

この映画は「物語とは一体何を成し遂げられるのか?」を描いた作品ですと。でありながら「物語」の持つ分かりやすいポテンシャルに対して全く甘んじてないっていうのが、本当に凄まじい挑戦だと思うんです。劇中でも描かれるように、現実とか、人生っていうのは、あまりにも厳しくて。ただそれでも「物語」は死なないし、「物語」を紡ぎ続けられる限りは、絶対に「物語」は死なないんですよ。

 
あにめ感想にっきV3 マイマイ新子と千年の魔法

どう見ていいのか全くわからなかったのは事実で、視聴中も見終えた後もどう処理していいのかわからなかったのも事実です。

 
かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY : 『マイマイ新子と千年の魔法』

いくつかの宮崎アニメがそうであるように、本作もまた人物の絵の好み具合なんてほとんど気にはならないほど、この物語世界/世界観にぐわしっと心をつかまれてしまった。

 
2009-11-22 - 図書館の海辺

言うなれば「ブラ新子」。想像力豊かな新子にかかれば、川も、田んぼも、道路も、遥か千年の昔に繋がるタイムマシン。

 
S.K式*:マイマイ新子と千年の魔法観てきた!

まあ、良くこんなものが映画になったもんだ!終盤に“ある”事件が起きる以外は基本的にほとんどただひたすら、新子とその友達貴伊子の二人を中心に子供達の世界を描いている、だけなんですわ。だけ、なんだけど何故かちゃんと映画として成立してる。開始十分でそのことに気付いて軽く衝撃。ありえないよね。こんなの。ありえないことが起きてるからには勿論ちゃんとした理由がある訳で。

 
「マイマイ新子と千年の魔法」 - OnFire

何が素晴らしいって、空想が現実逃避の空想じゃなくて、現実と完全に地続きになっているところ。妄想が妄想として力を持つ、という映画も嫌いじゃないが、余りにも都合が良過ぎる。現実はもっと強固で酷薄だ。

 
映画「マイマイ新子と千年の魔法」を見てきました。 帰ってきた、水池屋無呂具堂。/ウェブリブログ 

個人的になんですが、「マイマイ新子と千年の魔法」は「点」と「線」の映画だと思いました。
新子が線で紀伊子が点、そして受け手の自分自身も点のような気がします。

 
「マイマイ新子と千年の魔法」について - mike_nekoのアニメ雑感(ネタバレあり)

千年の魔法の伝承は、新子が役割を終えて退場した後も続いていくのである。

 
「意味がわからない!」私(『マイマイ新子』と『いつも何度でも』) - まっちゃんの狂人日記

今なら、それらもやもやーっとした諸成分を自分なりに位置づけて消化できることも可能なんだろうけど、当時はただいろんな「世界」を、あたかもシャワーのように浴び、自分自身のわけがわからない感情を発見し、翻弄され、しかしそれでもけっして自我が崩壊したり欝になったりはせず、日々を過ごしていたように思うんですね。

 
マイマイ新子 - 0324制作所

紀伊子が「そこからは私が空想するよ!ちょっと待って!」と意思表示をしたとき
新子が「待ってるよ〜」と、とてもいい笑顔ですんなり言ったシーンにたまらなく心が暖かくなりました。
待っててくれる。

 
2009-12-21 - 実物日記

上映から21年経って、トトロはいないことを知りつくしたおっさんたちでも、そういった思い出はかろうじて持っていた! 忠実に再現された昭和30年代の周防地方の子ども時代こそがトトロ以上のファンタジー。おそらくアニメに詳しくない原作者にとって、そこは予想の範疇の外のことだったろう。

 
■明日も遊ぼう■: 550 miles to the Future

マイマイ新子』は、あるがままを描いて、美化せずに「許す」。だから、自分の人生が祝福されたように感じるんだと思う。
「自分が生きてきたのは、無駄ではなかったんだ」と、疲弊した人間こそ、思いたいわけですよ。疲れた人間に「頑張れ」ではなく、「明日も遊ぼう」。これは、今の時代に効く。

  
「マイマイ新子と千年の魔法」: お楽しみはココからだ〜 映画をもっと楽しむ方法(ネタバレあり)

戦後10年を経た、ひなびた田舎町で、子供たちが空き地に自分たちだけの遊び場をこしらえ、空想の世界に浸りながら遊ぶ日常を淡々と描いているだけである。
なのに、観ていて何故か胸が切なくなり、涙が溢れて来るのである。

 
O-Planning ゲーム制作のちょっといい話: 実写を超えたリアルなファンタジー!? 「マイマイ新子と先年の魔法」

この世界の子供を取り巻く環境は、今も昔も必ず闇の部分が存在します。そして子供たちは、それを「ある方法」で乗り越えてきたのです。ただ、その方法は大人になると忘れてしまいやすいので、この映画を見て思い出し「ハッ」とさせられるのです。

 
2009-12-23 - Parergon(ネタバレあり)

「特権的な時間」を描きたかったのではないか、と思います。

 
「マイマイ新子」、観て来ました。 | 今週のアニメセクハラ掲示板!(ネタバレあり)

恐ろしく"澄んだ"映画って事でした。

 
【「マイマイ新子と千年の魔法」は素晴らしいの巻(3)】-【です☆です】φ(.. )

旦那さんや、奥さんと一緒に行ったりしていてね、
途中で、隣で泣いてるのが感じられたりするとね、
あぁ。この人と結婚して良かった、と思いますよ。

 
観たよ♪マイマイ新子と千年の魔法|" 木の住まい " に出会って、杉の家(微ネタバレあり)

娘には受験勉強より大事な何かがこの映画にあるかもしれない、と、
息子には、翌日にワンピースも観に行かせてやるからこれには黙ってつきあえ、と。

 
普通ってなんだろう。映画「マイマイ新子と千年の魔法」|忍之閻魔帳(微ネタバレあり)

舞台になった周防の国を訪れるのも良いかもしれないが、
私としては、この映画をきっかけにして自分の田舎を見つめ直すことをお勧めしたい。
目を凝らして良く良く見ると、次の世代へ繋げていかなければいけない
「大切なもの」がきっと見つかるはず。そんな気がする。

 
「マイマイ新子と千年の魔法」の感想 - 電気ウナギ的○○

俺はアニメはそんなに見ないので実際のところはわからないが、これ、線もきれいだし、色も良いし、カメラワーク(と、言うのか?アニメでも)とカット割りも良い感じじゃん。品質高いアニメなんじゃないの?

 
「マイマイ新子と千年の魔法」ネタバレ感想(文化的塩こしょう)(ネタバレあり)
ぜひこんな人に(文化的塩こしょう)

なぜこの映画が評価されているか、よくわかりました。かつて子どもであり、小学三年生だった人たち
あの空気を知っている人たちが作ってくれているからなんじゃないかと思います。

 
マイマイ新子と千年の魔法(ミニクロワッサン)(タツヨシイラストあり)
島津貴伊子(ミニクロワッサン)(イラスト)

起承転結が無い映画で、会わない人には淡々と物語が進んでいくかもしれませんが合う人には合うと思います。
そう、合う人には合う。感覚というか何と言うか……。

  
「マイマイ新子と千年の魔法」見ました。 (Angel's Fear)

ほんと見ていくうちにジーンときてしまい、見終わったあとっていうのは
なんで感動したのかって言葉にはできない(こう感じる人多いっぽい)
んだけど「見てよかった」って思える映画でした。

 
ニコニコアニメ夜話第17回放送『マイマイ新子と千年の魔法』〜戦後日本の総決算的アニメ。すぐそこにある希望〜 - アニオタ保守本流
トークラジオ音声あり。
  
『マイマイ新子と前年の魔法』大人のためのレイトショー | ◆S.blog ◆◆◆

子供に向けた作品ではあるけれど、むしろ大人の人に観て、感じて欲しいと思いました。
大人のアナタ、今 観とかないと、損するかもですヨ。(^_^)

イラストレーターのさべあのまさんの記事。
 
こてつエンジン: 『マイマイ新子と千年の魔法』観て来ました。:1/28追記

こどもたちの、触れ合えばあっさりと馴染む水のような友情、
難しい事になってしまった大人たちの、ぎこちないけどたくましい生き方が
おだやかに淡々と紡がれるさまに、カントクの慈愛の視線とハードボイルドさを
感じました。(やっぱりハードボイルドだ!自分内で納得。)

原作ブラック・ラグーンの彩色をされている山中虎鉄さんの記事。諾子のイラストつき。
 
新子と、貴伊子と、タツヨシと。(結城の小屋)(12月9日分 イラストと感想)
新子・貴伊子・タツヨシのイラストと感想です。
 
マイマイ新子と千年の魔法@山口県防府市 - 人は島嶼にあらず
「監督と歩くマイマイ新子と千年の魔法探検隊2」の写真レポです。
 

●ファンアート●

縁側にて、新子と貴伊子と光子と…そして1000年前の彼女たちと。(YOU Look'in 華々しき Rock'n Roll Wow!)

 
縁側の新子と貴伊子(間借りさん2)

新子と貴伊子が仲良くしているところを見るだけでも頬が緩むよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
「よく廻るベーゴマの話」/「BLZ」のイラスト [pixiv](ネタバレあり)
 

WEB拍手とコメント●

こんばんは、『マイマイ』がこんなすごいことになっているとはまさに思ってもいませんでした。
感想系のサイト・ブログをリンク集にするそうですが、拍手ネタもできればそちらのブログに載せて欲しいと思います。結構興味深い発言があるかもしれません。たまごさんのところは、何か似たもの同士を吸い寄せているような感じがしますので…。

本当にありがたいことです…! 自分がなんだか分からない感情のままだったものを、WEB拍手で教えてもらうこと多々なのです。せっかくなので、いただいたWEB拍手とコメントの中にある感想を、いくつか拾ってみたいと思います。

こちらの記事を拝見して、マイマイ新子見に行ってきました。面白かった……!
個人的にふたりの百合描写ですごく印象に残ってるのは、「耳元に口を寄せて内緒話をする」という動作だったり。新子は赤毛のアンなんかと違って、自分の空想を誰にでも語る子ではないんですよね。だからこそ、そんな動作ひとつに、秘密の宝物をそっと共有しようとする彼女の気持ちが表れてるような気がします(考えてみればこれって、子供にとって最高の友情表現のひとつですよね)。

これは「はっ!」となったコメント。確かに「誰にでも」じゃないですね! ちょっと恥ずかしがったりしますよね。二人単位が非常に強調されているこの作品、新子と貴伊子の間でしか話せないことだからこそ、何よりも尊い宝物なんだ。耳元でささやく距離が、貴伊子にとっても初めての感覚だった気がします。

マイマイ新子見てきました。たまごさんに教えてもらわなければ気付かずにスルーしていたであろう名作なので、たまごさんには本当に感謝です。山口の田んぼの中を走り回る子供達の輝きは勿論ですが、未成年の僕からすれば大人達もまた魅力的に見えました。純真無垢な子供達とは異なり清濁併せ持った大人達ですが、最後に○○が綺麗だったように様々な顔を持ちいくつもの経験を感じさせる大人だからこその魅力も感じさせる映画だったように思います。
蛇足ですが、新子を見てたのは年配の方ばかりだったのですが、上映後老夫婦が昔旅行に行った山口の風景を思い出しあっていたのを見てほのぼのした気持になりました。 by 新妻タムラ

○○はネタバレなので伏字にしました、すいません!
子供を見守る視線の映画なので、子供の本当に「今」を生きる姿が基本的に描かれていますが、その周りを取り囲む大人がぞんざいに扱われていないのが本当にいいですよね。そのへんの絶妙な機微は、「ブラックラグーン」を撮った監督だけのことはあると思います。老夫婦のお話はなんだか素敵ですね。きっと自分が見ているのと違う光景がその方達には見えているんだろうなあと思うとうらやましいです。

マイマイ』本日難波にて観ました。やはり、たまごさんの記事でリスペクトするくらいのすばらしい作品だということを改めて認識しました。マイマイ新子は、略したらマイコー!?。偶然の一致かもしれませんがまさしくこれは、「知ってしまった者」にとっての”THIS IS IT”です。『THIS IS IT』は再上映されるとのことですが、『マイマイ』もぜひ再上映の機会が来ることを願っています。
さて、作品の印象ですが、(作品中の時代における)現代の光景に過去の光景をイメージさせるという描写は、『電脳コイル』の電脳映像を髣髴とさせます。自分自身にとって確かな実感をともなう、”本物”と感じさせるようなイメージを持つということの大切さを再認識させられました。もしかしたらコイルのイマーゴとは、メガネがもたらすものではないのかもしれない、あるいは、イマーゴなんていうものは最初からなかったのだ、とも思えそうです。同じマッドハウスが製作したこともあるのでしょうが、『マイマイ』には、『コイル』での電脳メガネに対する肯定であるとともに否定でもあることを提示した作品ではないのかとも思えてきます。
すばらしい作品に接する機会を提供してくださったこのブログに改めて感謝します。 by kongdra

「よかった!」という思いが共有できてなんだか楽しいです!
電脳コイル」での衝撃は、「感覚や思いすべての肯定」でした。デンスケはいると感じていたから、間違いなくそこにいた! 新子も同じようなビジョンを見ますが、メガネはない。時代は違えども感覚は変わらない、そんな人間の思いをがっちり受け止めてくれるのが嬉しかったりします。両作品とも根っこに人間のイマジネーションの世界が横たわっているのが興味深いところです。両方ともながく視聴される作品になるといいなあ、というか自分は周りの人にそうしたい。

mami:私は、この映画の劇中音楽にも惹かれました。映画の中の「平安」も「昭和」も「今」と繋がっていることや、「古臭く見えない」ことは、音楽のチカラも大きいのでは。
この監督さんの、音楽へのコダワリも凄い、と思います。
映画の製作にエイベックスが入っているのに、サントラCDがインディーズからの発売。これも、コダワリなのかしら。

声だけを重ねてつくった音楽が斬新すぎて、古さを感じさせず、むしろ昭和30年代を今の世界のようにたたき出していました。あれは面白かったなあー。宣伝の写真だけみるとレトロモノっぽく見えますが、実際音をあわせて動かすとそうではないというマジック。

ミスワーズミスワーズ :心を遊ばせる、と言えばいいのでしょうか
アリーテ姫」の監督だと知ってなんだか納得してしまいました
うちの最寄は11日で終いなんですが、もう一度みてこようと思います

心を遊ばせる、っていい表現ですね…。
アリーテ姫をちゃんと見直したくなって、DVD買いました。札幌が11日で終りなので、11日に見納めしたらDVD化されるまではアリーテ姫を見ることにしますじわじわ。

佐々木バレット:貴伊子=歩けるようになったクララという解釈は素晴らしいと思います。また、最後の場面で、新子から何かをもらうのではなく、「上げる」ということをしていた貴伊子の姿が非常に印象的で、しみじみと「嗚呼一緒に遊ぶ中で、新子の想像力が貴伊子に入り込んだと同じように、スクリーンに描かれない所で、貴伊子の心のいろんな要素も新子の中に入っていっていたのだな」と感じていたのですが、百合モノとして考えると、この場面にも、ほんの一滴、淫靡さが混じりますね。あげる品自体は、本当にさりげない物ですが。ほんと、見立てやシンボルが多いです、この作品。

一つ一つのアイテムに意味があるのがすごいですね。見れば見るほど「あっこれは」とスルメのように味が出てくる。百合ものという見方はあくまでも一視点ではありますが、逆に「いまいちあと一歩が踏み出せない」人はそういう入口から入るのも大いにありだと思いました。

かみぃ@未完の映画評:こちらのほかmixiTwitterでもご紹介いただいたようで、ありがとうございます。
お陰でたくさんの方に来ていただき、挙げ句に監督ご本人にも読んでいただいたようで、恐縮の限りです。
後で読み返すとぜんぜん言葉足らずの感想で、“伝える”ことに着眼して書いておきながら、肝心のこの映画の良さがまったく伝えられていなくて反省しきりでした。

ところで、公式サイトなどでは諾子役の森迫永依ちゃんは実写版「ちびまる子ちゃん」のまるちゃん役と紹介されているのに、そのときのおねえちゃん役が福田麻由子ちゃんだったことが、公式サイトはおろか一般の感想ブログなどでもまったく触れられていないのがちょっと気になりました。
それがどうしたと言われるとそれまでなんですが、自分はそのときのドラマにちょっと関わっていまして、福田麻由子森迫永依と聞いて、真っ先に「ちびまる子ちゃん」以来の競演じゃんと思ったものでして。
今のところの客足の鈍さに、そういった話題作りもちょっと下手だなと思った次第です。

自分もこの映画を溺愛したひとりとして、できればもっと多くの人に観て欲しいと思っています。
とりあえずこれから2回目を観に行ってきます。
長文失礼しました.

実写まる子役が諾子、そして新子役がなんとまるちゃんのお姉ちゃん役! 彼女らの劇中でのシンクロも考えるとなかなか感慨深いものがありますね。ある意味それも宣伝材料だったのかしら。
普通の声優ではない子役を集めて起用しつつも、しっかりと子供らしさを演技しており違和感がないのはすごかったです。
個人的にヒトシの声の子供っぽさと、光子の泣きっぷりには「すげえ!」と感嘆しました。貴伊子の「うぅっ、にがっ!」はちょっとエロかったです。

マイマイ新子と千年の魔法を11日に見てきました。
……確かにコレはなんと言ってよいのかわかりませんね。
新子と貴伊子が夜に金魚のひづるを探しに行くシーンで
分けも分からずに涙が流れてくる自分に驚きました。
何というか、目の前に広がる世界が素敵すぎて涙が出る…。

とにかく、すごいよかったです!!
これはまさしく名作といわざるを得ません。
本当にたまごまごさんには感謝しております。
年末には東京にいく用事があるので
私も阿佐ヶ谷に行ってもう一度見る予定です。 by amokey

本当に不思議。何故か分からない心の奥底のスイッチ押しまくられるんですよね。なんで!?と思うんだけど泣いてしまったらもうそのまま泣いてもいいのかなという気持ちになるもの、心地イイ。
阿佐ヶ谷の上映、是非ともみたいです。

ぴゅんぴゅんぴゅんぴゅん:山口在住です。
地元ではラジオでの宣伝も結構入りますし上映映画館も多いです。
まさに舞台の防府市でも上映されていますが。
あえて近くの山口で観賞しました。

見たいみたいと思っていましたが。
こちらのレビューに背中を押してもらいました。
おかげで良い映画みられました、ありがとう。

実は自分もとある人に薦められての視聴でした。正直、最初気にもとめてなかった(あー、マッドハウスなにかやるんだ?教育もの?程度だった)んですが、その方がうまく興味をひいてくれたおかげで、自分にとってはかけがえいのないいいものに出会えました。本当にありがたい! 作った人、教えてくれた人、感想を読ませてくれた人、多くの人に感謝したい気持ちでいっぱいです。

 

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マイマイ新子」感想をずらーっと見ていて一つ感じたのは、こんなにすごい文章書ける人がいっぱいいるんだ!という当たり前のこと。この作品の何がそうさせるのか分かりませんが、ものすごい熱意で書いている方が多いので圧倒されまくりです。それをなんとかして、押し付けがましくなく、相手の好みにあうかどうかを伺いながら、でも自分の中に湧き上がる「すごいんだよ!」の気持ちを書きたい。そんな試行錯誤の様子すらも感じる言葉の波がえらい心地いいです。感想がたわわに実った麦畑状態。
自分もアホなくらい絶賛していますが、見る人を選ぶ作品なのも間違いないと思います。100人が見て100人とも「いい」なんていう映画は当然ないんですが、特に物語の起承転結がある映画ではないし、強烈なカタルシスがあるわけでもない。かといって懐古主義だったり、いい話なわけでもない。そこに生きている人間の姿を黙々と、かつ観客の経験や感覚を反映するように描いています。
エンタテイメントではなくて、純文学的だと友人が言っていたのですがまったくもってそうだなあと。だけれども人によっては理屈で解釈するのではなく、感受性のアンテナがビビっとキャッチして興奮のスイッチを入れちゃう、そんな作品。
作品本体ももちろんすごいけれども、それを相手に伝わるように、様々な視点から語っていこうとする数々の感想に込められた、愛情と熱意がなんだかすごく気持ちよかったです。すべてひっくるめて、ほんといいもん見たなーと感じます。
 

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アニメージュ1月号では片渕須直監督インタビューが載っているそうな。久しぶりにアニメージュ買うかなー。
 
にしてもなーんつーかさー。
声優さんが12歳とか15歳とかすごいな!
特に諾子役12歳ですよ。自分のロリコンレーダーがうごめくわけです。
 
おまけ。
りんたろう監督の登場です : Pop Styleブログ : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
読売新聞にちらっと載っていました。リンク先で、うちのサイトの感想を紹介いただいています、うへえ、恥ずかしかったりありがたかったり! 正直すごい感想が多いので穴掘って埋まりたいくらいですが、やっぱりありがたい限りです。
 
マイマイ新子と千年の魔法/ラピュタ阿佐ケ谷
ラピュタ阿佐ヶ谷で12月19日〜26日の間、夜9:00からの上映が決まっています。レイトショーでしか見られない一部の人達にとってこんなありがたいことはないので、行ける方は是非。
 
新着情報 | アート・アニメーションのちいさな学校-Laputa Art Animation School-

09.12.7 「アニメーション監督術」第5回
●12月26日(土)午後7時〜9時 講師:片渕須直さん
・各回受講可能(要予約)です。
1回:1,800円(学生 1,500円)
・先着順
受講予約は"申込みフォーム"からお願いします。

片渕監督によるアニメーション講座。生徒じゃなくても受講出来るようなので、興味のある方は是非。
 
12月12日、13日防府での『マイマイ新子と千年の魔法』イベントのついて - メイキング・オブ・マイマイ新子
12・13日に山口県で実際に監督と一緒に舞台探訪するそうです。県外からも受け付けているので、こちらも行ける方は是非。っていうか行きたいよ!行きたいけど、ちと遠いよ! 
いずれは是非山口県行きたいなあー。じっくり腰を据えて。