たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

泉こなたの家の正月に行ってきたよ!

こなたんちに行ってきましたー。
 
って、まるで友人の家に行ったかのように書いてますが、いやほんと友人の家に行く気分で行けるマジ泉こなた宅があったので、友人に連れていってもらってきました。
色々「らき☆すた」のモデルになった土地を巡ったのですがここのインパクトというか面白さが半端じゃなかったので、まずこなたんちの話をメモしておこうと思います。
先に一言だけ言っておくと、ちょっと気合入れないと簡単にはいけない場所だけれども、らき☆すたがちょっとでも好きなら行って損はないと思う。
 

●そのまんま、こなたんち。

きまぐれスタジオ美水かがみギャラリー幸手
ここ、なにかっつーと原作の美水かがみ先生の元自宅だったりします。
アニメではほぼ完全に間取りや家のつくりを利用してこなたの家として描写しているのですが、もともとはこなたの部屋=美水かがみ先生の仕事部屋
それを昨年からアニメで使われていたこなたの家として、こなたの部屋の様子、ゆーちゃんの部屋の小物、そうじろう達のリビングとしてほぼ完全再現してるんでるんですが、あんまりにも見事な再現率と、びっくりするほどの「普通」っぷりにえらいくつろげる空気になってます。

こなたの部屋の机の様子。
某オンラインゴルフゲームのキャラのフィギュアやみくるさんフィギュア、ミクさんフィギュアがあるあたりの基本再現はもちろん、こまごまとした小物の雰囲気もそのまんまオタクのお部屋。こなたが部屋でごろごろ遊んでいるところをそのまんまにして出かけていったんじゃないかというような有様です。


びっちりつまった本棚もそのまんま。棚もまんま。ナイスオタク部屋。


制服や脱ぎ散らかしたトレーナーもそのまんま。後ろのハルヒポスターは「らき☆すた」を見たことのある人なら一回は見たことがあるであろう良く出てくるやつですなあ。
いやーアニメのまんまの場所を見ることができるのがなんとも面白い、ってのが聖地巡礼の楽しさのひとつだとは思います。それをいやみなく増幅させて演出して見せてくれているもんだなーと思ってみていたら、ごく当たり前のように美水かがみ先生のお母さんが出てきてびっくり。
もうあれだ、このギャラリーはモデルとかじゃなくて本物ですよ。
 
で、原画やグッズなんかも大量に保管されていてそれを見ているだけでも面白いんです。しかしそれだけじゃなくて、あまりにも自然にキャラ性が保存されてもいるので、まーえらいくつろげるのなんの。アニメ見てのんびり楽しめていた人なら、相当の確率でこの空間にいると和みまくり馴染みまくりで1日過ぎる気がします。
 
そんなことを思っていたところ、突然美水先生のお母さんがお雑煮とお汁粉を持ってきてくれました。
えっ、まじで?
気づいたら、目の前にはお雑煮が。手抜きとかのない、ガチお雑煮が。うわあ美味しい家庭の味にもほどがある。うまい。あったかい。
まさかこなたんちで日本らしい正月を過ごすことになるとは思わなんだ!
ほんと、美水先生のお母さんがまたサービス精神旺盛な上にものっすごいいい方なんですこれが。気軽に話しかけてくれるすてきな方でした。
そこが! 友達の家にふらっと遊びに行ったような気分になる上に、とんでもない心地よさすぎる雰囲気でして。
1日いっぱいいて840円、1時間で420円なんですが、見るものも多いだけでなく、写真とったりのんびりしたりだべったり出来る、割といい意味でマナーを守ることで保たれているフリーダムな空間なので、一日多分あっという間にすぎます。ほんとぬるま湯温泉にのんびりつかっているみたいな場所です。
あ、美水先生のお母さんがいつまでいるのかはよく分かりません。お正月特別なのかしら。なんにしても「元自分の実家を公開した上に、ファンにお雑煮を振舞う」ってすごい気がするんですが。みかんも持ってきてくれたよ。


ゆーちゃんの部屋も完全再現。日のあたるステキな部屋です。ベッドが特徴的なのは、体が弱いから。
こちらは女の子の部屋っぽさがにじみ出ていて、割とドキドキします。あ、こなたの部屋はすっごい男オタクっぽいです。そこがいい。


こんなかんじで原画なんかも展示されています。
また屋根裏部屋みたいな3階(アニメにはないです)にはファン交流の場が設けられていました。もうみんならき☆すた好きならお友達状態でこれがまたいいんだ・・・。定番交流ノートもありますし、同人誌や関連グッズなどファンがもちよったものもあちこちに散乱していて、まるで「らき☆すたの湯」状態です。
 
もう諸手をあげて「いいとこよー」と言いたいのですが、いかんせんとにかく場所が分かりづらい上に行きにくい。バスは30分に一本、へたすると1時間に一本あるかないか。駅から歩いて30分くらいあるので、急ぐ場合はタクシーのほうがいいかもしれません。あと当たり前ですがごく普通の家なので、周りは一般の民家。看板などがなく、ほんと普通の住宅地です。バス降りてから見つけられない可能性もあります。入り口には「泉」の札がある程度なので、よく注意しないと見つけられないくらいの勢いです。そこがまた「こなたの日常生活」に入っていくみたいでとても楽しいー。
一般民家の中にあるゆえに、周囲の家に迷惑がかからないように細心の注意を払いマナーを守るのもとても大事。家の中でも各々がマナーを守ることで保たれている、ファンと経営者が手をとりあって大切にされている空間です。
ここはとても丁寧で繊細なバランスで保たれている、ステキであったかい「帰ってきてもいい場所」なのですよ。
 

●つかさ、コンプリートへの道。●

詳しい「らき☆すた」ファンの方には言うまでもないことではありますが、一応簡単に書いておくと、「らき☆すた」キャラが住んだり働いたりする場所は下記のとおり。

泉こなたの家・・・埼玉県幸手市
柊かがみ・つかさの家・・・埼玉県鷲宮町
モデルになっている学校・・・春日部市 共栄中学・高等学校
こなたがバイトしているところ・・・秋葉原
かがみやこなたが遊びに行っているアニメイトなど・・・大宮

今回詳しい方に教えていただき、朝7時出発の夜19時終了という、12時間で「らき☆すた」舞台巡りに挑みました。本当に貴重で楽しい体験だった・・・!
まずは秋葉原のこなたのバイト先に向かい(車と自転車の位置まで同じ!)そこから春日部の学校へ。そしてこなたんちに行って、鷲宮神社にお参りをしてラスト大宮のアニメイトゲーマーズ。めぐっためぐった!
これなにげに位置設定がよく出来ていて、春日部駅から電車が東部動物公園駅で二股にわかれていて、幸手鷲宮につながっています。なるほど、つかさとかがみ、こなた、みゆきさんがそれぞれ東部動物公園駅で乗り換えなのね。
 

駅前もアニメのとおり。OPのつかさが歩いてくる場所です。写真はみゆきさんが踊っている高校の前。このフードのところでバス待ってたりしましたね。やっぱりそのまんま。
で。自分はつかさ大好きつかさ大々々好きなので、「よし、つかさのストラップを集めよう!」と思い立ちました。
最初の春日部市の和菓子屋さんでは、普通に売っていたので購入。ゲット!つかさのドラ焼きもゲット!
春日部市のは羽子板型です。
 
次に幸手で降りたのですが、

一気に雰囲気が変わりまくり、うお、これはなんというか、田舎じゃないけれども商店街的には小売店が多く、ものすごい住宅地+80年代よりも前の町のにおいがする!ペルソナ4の商店街みたいな感じ。
お正月なのでお店のシャッター降りまくり。いきなりつかさゲットの旅はここで終了なのか、と思いきや一応せんべい屋さんが開いていたので入りました。
せんべいやさんにはおばちゃんがおりまして、「ストラップありますかー」と聞いたところ、つかさがないとのこと。うーん残念。
・・・と思いきや「おいてそうなところに聞いてあげるねー」といきなり電話。
え、まじですか?
近所の洋品屋さんに電話をしてくれました。
「今日はおやすみだけど、開けるって。」
え、まじですか!?
っていうか、ぼくがつかさのストラップを買うためにわざわざお店開けてくれるの!?
いやいやいや、も、申し訳なさ過ぎる!と思いつつも嬉しさににやけながら、あわてて洋品屋さんへ。
洋品屋さんのおばちゃんがこれまたいい人で、笑顔でつかさを出してくれました。ゲット!
いやあ・・・本当に申し訳ない、と思いつつ、あまりにもみんな優しすぎて幸せ満腹。なんていい町なんだ。
幸手のストラップは、名物の桜の花びら型です。多分可愛さで言えば一番可愛い気がします。
 
ちなみに「なんでせんべいやや洋品屋でつかさのストラップ?」と思われるかもですが、幸手鷲宮では商店街あげての「らき☆すた」グッズ販売をしているので、極端な話床屋さんでも売ってたりするのです。入り口にポスターが貼ってあるので分かりやすいはず。
 
その後鷲宮でつかさ探し。
鷲宮は行った方すごく多いので分かると思いますが、なんせとにかく商店街の雰囲気の渋さが半端ない。
幸手が80年代とかきましたが、鷲宮はそれなら70年代か60年代の空気をたたえていて、「日本の街」っぷりがとてつもないのです。魚屋さんや八百屋さんが昔ながらの空気を持っています。
正直、「らき☆すたネタって、町で浮くんじゃないの?」と自分は思ってました。
でも行って初めて理解したですよ。
ふるーい八百屋さんのおじさんやおばさんに入ったのですが、「柊つかさちゃんがね」とか「かがみちゃんのお弁当ですねー」とか「ちゃん」付けなんですよ。絶対アニメなんて見てない、商店街のお年寄りのおじいさんおばあさんがですよ。
もうね、アニメっぽいとか萌えとかどうでもいいレベルでの浸透なんですよ。自分の町に住んで生きている、という設定のキャラクターを愛して、大切にして、かわいがってるんですよ。「うちの町に有名な女の子いるらしいよ!」「おお、そりゃいいもんだ!」みたいな雰囲気なんですよ。
ああなにこれ。
最初は戸惑いすらありましたが、気づいたらあっという間に自分もなじんでいました。
めでたくつかさストラップゲット!鷲宮は絵馬型です。人がたくさん来ているので販売数は多そう。
ただ淡々と売る買うではなく、地元の方の「つかさちゃん」「かがみちゃん」という会話を通じ、コミュニケーションをとりながら手渡される感覚はなにものにも変えがたいものでした。
 
その後、商工会を覗いたところ「おお、入りなさい!」と気さくに招き入れてくれました。
え、商工会って人の入る場所なの?
入ってみると中は「らき☆すた」ポスターだらけ。当然グッズも飾りまくり。へたな「らき☆すた」ファンの部屋よりもはるかにらき☆すた。なぜかハルヒも貼りまくり。すごい職場じゃのう。
「どこから来たの?」「北海道です」「おおそうか!じゃあ飴でもなめなさい」といってなぜかドロップをくれたり。なんという気さくワールド。
 
しかしつかさのストラップを巡って、こんなにも地元の人の空気に触れたり、会話を重ねてあったかい気分になるなんて夢にも思わなかったよ!
最初行く前は「ネタみたいなもんだろうなあ」程度にしか思ってなかったのですが、幸手といい鷲宮といい、アニメと原作と舞台の町とファンとの、類まれなくらい幸せな融合なんじゃないべか? 確かに一点だけ切り取った写真を見ると違和感だらけに見える部分もありますが、実際飛び込んでみるとこんなにも絶妙なバランスで愛し愛されて保たれ続けているのってそうそうないんじゃなかろうか。うーんすごい奇跡だ。リピーターの人が多いのもよくわかる。自分も多分こなたの家と鷲宮の町はまた行きそうな予感です。
 
 
今回の「らき☆すた」の旅でゲットしたもの一覧。限定住民票もゲットしたお。幸手のこなた住民票は今回はムリなのであきらめ。
つかさは他にもバリエーションがあるみたいですが、絵柄(漫画絵、アニメ絵2種)と3町の形はとりあえずそろったので大満足。ありがとうつかさ、ありがとう町のみなさん。本当につかさストラップのために色々話しかけてくれたりわざわざ店を開けてくれたりだなんて、感謝する以外思いつかない。
もちろん、店を開けてまで売ってくれるのはかなりのイレギュラーすぎです! こっちから決して要求することではないです。
ただそのくらい人のつながりのある町だったという話はここに書いておきたかったのです。
 
鷲宮は今後、4町合併するので、商工会がどうなるのかちょっと気になります。続くか続かないかは自分には分かりません。
とはいえ、「はい、つかさちゃんのソースねー、重くてごめんねー、ありがとうー」と言って出してくれたおばちゃんの笑顔を、自分は一生忘れられない気がしました。
 
鷲宮町商工会ホームページ
ツンダレソースの値段について
こういう本気は大好きです。もちろん両方買ってきたよ!
そうそう食べ物ですが、「お弁当」シリーズは500円・600円とお手ごろ価格なうえ、とてもおいしいです、おすすめ。かがみのシャケのほうがいいかも。
大酉茶屋のそば・うどんはもともとあったメニューにだじゃれでらきすたネタもりこんだだけっぽくて、むしろ名前はともかくめちゃくちゃうまい、という感じ。三十路けんちんとか最高に煮込まれていて味が出まくっており、汁飲み干しちゃったよ。大根うますぎ。
そのほからきすた関係ないですが、肉屋のコロッケは行列が出来ていて完売していました。うあーたべたかったーーー。
 

らき☆すた in 武道館 ~あなたのためだから~ [DVD]

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figma TVアニメらき☆すた 柊つかさ 夏服ver.

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ほんと「らき☆すた聖地巡礼のよさをなめてました。これはすごい。もう結構前の作品なのにここにくるとぜんぜん魅力が衰えていない。
今回巡礼方法を教えてくれた人が、動画を持って歩いてくれたのが分かりやすかったです。PSPやiPhoneなんかに動画を入れて見ながらその土地をまわると、すごい楽しい上に、作品の見え方が変わって面白いです。うーん、けいおん!巡りもしたいですが、ここまで地域密着型、人間味あふれるのはそうそうなさそう。ほんと見事なものです。