みつどもえの世界にも犯罪者はいるんだな。「みつどもえ１７３卵性」

今回は異例の６ページ（普段は８ページ）の「みつどもえ」。
とはいえ、内容のテンポがいいので、あんまり読んでいて気になりませんでした。ちょっとびっくりしましたが。
　

●みつばかわいい●

今更言うまでもないことですが…。

みっちゃんはかわいいね！
このコマ一つでみっちゃんのかわいさ濃縮ですよ。
説明するまでもなく伝わるタイプのかわいさなんですが、空気を読まずに「どこがいいか」を記述してみます。
・なんだかんだいってパパを巻き込んでいる
パパ嫌いとかパパ寄らないでとか言いながら、ダイエットのジョギングにパパを呼んでいる。本当に嫌いなら一緒に走らないよね！うふふだね！
・すごい勢いで汗かき
夏は滴る滝状態のみっちゃんですが、走っても当然すごい汗です。ムンムンしそうです。塩キャラメル味。
・キューティーガーリージャージ
みつばのジャージのセンス、子供っぽくて…かわいいんだ…。他のコマですが、ズボンの丈が７分なところにキュンときました。
・おっぱいがゆれてる。
小さいけどちゃんとゆれてるよ！走ったら上にも向いてるよ。
　
うーんみっちゃんかわいい。

なので、個人的にはこうやってやせてほしくはないところです。
ちなみに「みつどもえ」キャラで、ここまでやせている女の子いないですね。おそらく痩身だと思われる筋肉質の宮下でもけっこうむちむちしています。ふたば・ひとははなおのこと。吉岡あたりだとみつばと余り大差ないように見えます。
　
しかしみつば、決定的に他のキャラと違う点が二つ。
一つは先程も書いた、汗の量です。むんむんとゆげが立ちそうな体温高い系のオーラと、実際にジョバジョバかく汗の量が他の子と一線を画しています。
もうひとつは、重心の低さ。
なにげによく見るとこの子胴体が末広がりです。他の子もおなかポッコリなんですが、おなかというよりも胴体全体が末広がり。
すっごい転んだりひっくり返ったりするのも、彼女の行動する際の重心が低いことを考えると納得がいきます。
　

●悪人？もいる世界●

さて、勘違いコメディの多い「みつどもえ」ですが、大抵の場合「本当に悪人はいなくて、勘違いに勘違いが重なった結果」というオチが多いです。今まで決定的な「悪人」ってそんなにいなかったんですよね。
そもそも最近になるまで、子どもたちの視野中心だったため世界がそれほど広くありませんでした。学校と家族くらい止まり。
ところが、今回ちょっと驚きました。

あ、
この世界でも本当の犯罪者はいるんだ？
いや、当たり前なんだけども！
当たり前なんだけども、罪というより「失敗」と「誤解」メインなマンガなので、そこまで絶対的に「やっちゃいけないことを踏み外した人間」っていなかった気がするんですよ。
パパがよく誤解される程度で…。この警官、おがちん兄も相当ヒマそうでしたし。
しかし今回のこの男、現時点では普通に悪人なんですよね。露出狂の変態として「誤解」じゃなくて、本当にヤってしまっている、道を踏み外した人です。
＜あくまでも現時点。来週辺り「実は矢部っちが偶然この格好になってしまって！」というオチもありうるので。エロ本の回のオチみたいなびっくりの可能性も…。＞
　
「みつどもえ」の世界は、最初は家庭と教室のみでした。そこから「友人の父母」「隣の教室」と世界が広がり、さらに「町内」に拡大。全く知らない第三者との接触も増えました。
そこにきて、この「犯罪者」の登場。
まあ出ないに越したことはないんですが、こうして「外の世界には外の出来事がある」ということがちょっとずつ明確化しているのは面白いところです。
　
追記・コメントで「みつどもえの悪人（？）」の話を書き込んでいただきました。ありがとうございます！
町外では「ガチピンクの盗撮男」、学生レベルで「千葉市を殴ってエロ本奪った人」、あとは刺青してお風呂に入った人なんかがいますね。
　

●ひと。●

余談的になりますが、自分はふたばがひとはのことを「ひと」と呼ぶのがすっごい好きです。

ふたばは常時「ひと」と呼んでいるわけじゃないです。
むしろ、ひとはに対してお姉さんな時に、そう呼びます。
ふたばはものすごく家族に気を使う子です。といってもそれが重荷になるでもなんでもなく、優しい上に許容力もある、信頼もしている、という良い子オブ良い子。家は壊すけどな。
かつてのひとはは、他の人に心を開かない子でした。なのでふたばが「ひと！ひと！」と積極的に手を引いて、輪に連れ込んでいました。
現在、その甲斐あってひとはは人の輪に入れるようになりました。自然に。
今回のこの「ひと」という会話、二人きりで家で待っているところで使用されているのがいいですね。
　
ところで、ひとはは誰のためにマフラーを編んでいたのか。そこが問題だ。