たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

「けいおん!!」OPが紡ぎだす、今までと未来。

けいおん!!」第一話の感想を書こうと思いましたが、その前にOPのよさに触れたい!と思ったので先にそっちの話からします。


 

●澪×律●

なんといってもここですね!

ここ最高! いやあ、このシーンだけで日本全国2億人が盛り上がりましたね。
拡大しましょう。

澪が! 滑って転んで、律に、しがみついて。
二人で転ぶんですよ!
うぉぉ!(※外人4コマのカットを想像してください)
これで誰か同人誌作ってください!
 
……おいといて。
いやね、大事な点がひとつありまして、ようするに「普段だったら律が転んで澪にしがみつく」方が有り得そうなワケじゃないですか。そこが今回に限っては逆なんです。
なんかむちゃくちゃおおげさだろうと思われるかも知れませんが、自分は今回のこのOP、今までの育まれた人間関係の再生だと思っています。
つまり、澪は意地をはらずにドジを律の前では出せるということなんです。
色々あったもんね、ふたりともお互いに、ね。
 

●澪とその周辺●

澪絡みは人間関係が特に育っているので、描写が非常に顕著でした。
そもそも、澪はこの放課後ティータイムの中でも「格段の寂しがり屋」という役でした。極度のあがり症「だった」ため、新しいクラスで新しい友人を作れない、という子です。
漫画でも描かれていたのでそれほど不安はなかったですが、一期で「寂しい・・・」と彼女がつぶやくシーンで心臓を痛めた人は多いんじゃないでしょうか。いやほんと泣きそうになる。友達が作れないんではないかという彼女の心境に。
ところが、澪は変わりました。あがり症はあがり症ですが、人前で演奏して、イザというときは歌えるようになりました。特に最終回を思い出してください!
その上で、まずこのカットを見てください。

澪が、和のメガネをかけているんですよ。
あの「律におんぶにだっこ(お互い様だけど)」だった澪ですが、新たに和が親友と呼べる友人になった証と受け取りました。
これだけでこみ上げてくるものがあるんですが、それだけではありません。

MP3プレイヤーを律と共有するシーン。
今までもおそらくあったであろう二人の関係ですが、面白いのは「澪から律へ」という部分です。
律が無理やり澪に曲を聞かせるシーンは容易に思い浮かびますが、澪が自分のお気に入りの曲かな?を律に勧めるんですよ?しかもみてくださいこの律の絶妙な表情。
澪はもう、受動的じゃないんです!
人を信用し、人から信頼される、そんな少女になったのです。あ、信頼は元から「されて」はいましたね。
人に自分をさらけだしていい、と一期を通じて彼女はもう分かっている。二期はそこからのスタートなのを、OPは語っているのです。
 

●ムギのあゆみ●

もう一人、スポットを当ててみなければいけないのはムギです。
言うまでもなく一発で「わー!」とファンなら感じるのはこのシーンだと思います。

そう、ポテト!
150円。
ムギがファーストフードのポテトに憧れていた第一期第一話。みんなで食べるために「だばぁ」とトレイにあけるのを真似して喜んでいたあの日のことを覚えているでしょうか。
そして番外編では、とうとうファーストフードでバイトに挑戦したムギ。色々な心労はハラハラと戦いながら、彼女は一歩踏み出しました。
そのムギが、とうとう極自然にポテトを食べるようになったんです!
ムギ、成長したね!
 
そしてもう一つ。こちらは原作でも描かれているのでかなりキーになるカット。

ムギと梓です。
実はムギと梓は原作のとある回までほとんど絡みのないキャラでした。無論「全く無い」わけではありません。しかし「意図的にお互いが絡む」ということがないんですよねこの二人。嫌いだからとかニガテだからとかじゃなくて、たまたまです。まあー、ムギはマイペースですし、梓は唯に振り回されているので当然といえば当然。
なのでここで二人が笑顔になって一緒にいるというのは「たまたま一緒に映った」以上の重大な意味があります。
おそらく、ムギと梓の回はアニメでもやってくれると思うので、その伏線だと思っておくことにします。
 

●さあ、レッツプレイ!●

さて、OPで面白いなあと思ったのはここです。





それぞれの自己紹介枠が楽譜だったりTAB譜だったりになっています。
一応簡単に解説を入れます。
「そんなの説明されなくてもわかってます!(CV:竹達彩奈)」と言われるのは承知の上で。
楽譜はもちろんそのまま音階です。ムギのキーボードパートですね。
そして、唯と梓は6弦、澪は4弦のTAB譜になっています。これはそれぞれの弦の何番目のフレットを押さえるかを示す記号です。みおのはかなり分かりやすいですね。
加えてゆいの「×」印は、ブラッシングと呼ばれる、ミュートしたままかき鳴らして、音程の無い「ジャカジャカ」を鳴らす記号です。
りつのはドラム譜です。×マークはシンバルやハイハット、あとそれぞれの音符は上からスネア、タム、フロアタム、そして下がバスドラです。
まあ、ぐにゃぐにゃにまがっているので「この通り演奏」しても曲にならないと思いますが、確認はしていないのでそこらへんは不明。
 
かなーり、今回のOPは「演奏してみてね!」というのを意識していますね。
ぶっちゃけ「歌難しすぎ!」と思うんですが、それぞれのパートは一期の「Don't Say Lazy」や「Cagayake!Girls」を練習して演奏してきた層が聞いたら「うお、これは……やってみたい!」と思うレベルに調節されていると思います。
といっても自分はドラムとベースしかわからんのですが、少なくともドラムはかなり歯ごたえがある上に、メリハリがあるため叩いていて相当楽しいはずです。しかもアレンジ入れられるパートが意外とある。これは面白そうだぞ……!

ここの律を見ているだけでも気持ちよさそうでねーーーー!!
もうばかっ!夜中にドラム叩きたくなるじゃん!!
大好き!
 

ちとわかりづらいんですが、動画で見てもらうとわかるようにフレットの押さえ方もかなり「こんなふうにやってみてね」というのを具体的に描写しています。
ベースのスライドは体力的にハードですが、決まると見た目にかっこいい。音も「ぎゅおんぎゅおん」と伸びが良くて、これまたかっこいい。見せどころです。
澪は魅せるプレイに進歩しています。
 
「さあ、ついてこれるかな? 追い越してね!」という作曲者側の意図がじわじわ見えてくるのがたまりません。
曲のレベル的にはどの楽器も「Cagayake」より難しいかな?というファーストインプレッション。とは言ってもまだ耳コピー段階なので分かりませんが……。
もし仮に一期で楽器を始めた人達がいて。
その人達が「よし、『Don't Say Lazy』慣れたし、もうちょっと難しいの行くか!」となったときの受け皿が来た。
そんな感覚です。

にしても、バンスコでるスピードの音速っぷりにはびっくりしましたが。
5月26日発売だそうです。まー、確かにオフィシャル出る前に他の色々なバンスコ出ちゃうパターン多いので、早ければ早い方がいいですね。
 

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それはともかくとして、OPのマイベスト律はここです!

気を抜いた時のスキでかすぎりっちゃん隊員!!!!!!11111
ああ、田井中律さん……。
あなたは僕の心をどこまで奪っていくんだ。
だめなんすよ。もう、だめなんすよ。
気を抜いたときにふっと見せる女の子の顔に極端に弱いんですよ……。
またさー、これがさー。

気を抜かない時は小走りでチョコチョコしてるでしょ!?
一期11話の二人の話(律が風邪ひいたとき)を思い出しながらここ見たら泣くよ!?
 
りっちゃん大好き!!!愛してる!!(澪が
 

にしてもBD7巻パッケージの逆っぽくつないだりと、もう色々反則。
けいおん!!」最高!!!!
……あ、まだはやいですね、そうですね。まだ一話の感想すら書いてないですね。

 
非常に無念なことに、ファッションに死ぬ程疎いので、どなたかファッションに詳しい方、一期・二期EDの衣装やモード考察してください!
読みたいんですよ!!