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オタク文化斜め切り!「現代視覚文化研究Vol.4」発売

今年もやってまいりましたほぼ年1企画。
オタクサブカル文化をちょっと斜めから見たなんでもありムック現代視覚文化研究Vol.4」が4月19日に発売になります。
現代視覚文化研究Vol.4 三才ブックス


現代視覚文化研究 vol.4
今回も参加させていただきました。
が。
正直最初見たとき「えっ!?」ってなりました。
だって、今までの3冊、白かったんだもの。
ゲームラボ特別編集 現代視覚文化研究 現代視覚文化研究 2 (三才ムック VOL. 185) 現代視覚文化研究 3 (三才ムック VOL. 235)
白い白い。
POP先生の絵が急に黒くなって、ドキリとする感じの一冊。
ですが中身は相変わらずオタク文化斜めぶった切り。
 
「文化部少女だいすき!」が割とストレートな愛の告白だったのに対して、「現代視覚文化研究」は特殊視点でオタクサブカルチャーを、ちょっとずれた感覚を通して楽しむような本になっています。
是非楽しんでいただければーと思います。

〓内容〓
同好の士が3人集まると朝まで話題が尽きないあのテンションを誌面で再現する−−それが『現代視覚文化研究』のコンセプトです。今回も、Webや雑誌媒体で活躍する気鋭の筆者たちに「いま一番面白いこと」について語っていただきました。オタ話のお供にぜひ一冊!
 
時の流れが速すぎる! 記録に残して記憶したい
2009−2010年どきどき☆メモリアル
 
●巻頭特集 オタクの10年●
 アルティメットアキバ対談 すがやみつる×桃井はるこ
 カトゆー家10大ニュース
 このアニメスタジオがすごい!
 21世紀の少年漫画誌におけるエロスについて考える
 廃刊されたオタク向け雑誌
 西尾維新ファンが観たアニメ『化物語
 エロゲーマー回顧録
 萌えアニメから男性主人公が消えるまで
 次元の狭間の男の子たち 〜テニミュに捧げた青春
 ウルトラマン、ライダー、戦隊……特撮の10年
 TENGAが変えたオナホール
 「可愛いヤンデレ」を正ヒロインとして迎えるまで
 ゼロ年代のコスプレ史
 ハルヒYouTube
 「百合」ジャンル創成期!
 ニコニコ動画×アイドルマスターの3年
 長寿漫画の巻数を調べてみた。
 丹下桜とぼく
 当世美少女イラスト事情
 『ラブプラス』という名のリア充生活〜俺の嫁10年史
 年表 2000年〜2008年
 
マンガ『放課後ちゆタイム』ちゆ12歳
 
●特集 アニメ「どうしてこうなった!」●
「どうしてこうなった」45作品一挙レビュー
『ソラカケ』はどうしてこうなったのか
エンドレスエイト」全話レビュー
切込隊長インタビュー「化物語には12万枚は売れてほしかった」
劇場公開アニメの仕掛人に聞く!
 
いますぐ始めよう! 僕たち男の娘宣言!
聖コスプレ学園のちょっといい話
マンガ『するめいか番外編』ルーツ

はやぶさ」6月帰還! 『現代萌衛星図鑑』番外編
初音ミクはちゅねミク 14000人の力で宇宙初飛行!
 
●アニメ会の現代視覚文化放送局●
オタクすべらない話/素晴らしき痛絵馬写真展/今日から使えるBL会話/こんなラブプラスは嫌だ!/懲りない萌え話
 
●こんな時代だからこそ考えたい 特集 ロリコンは文学●
 
Twitterはオタクの遊び場! アニメ実況、なりきりBot、ネタ投稿……一般誌が取り上げない部分が面白い!

腰の低い鬼大佐がおくる「アニメ軍事描写」教練

この社長を見よ! 「痛車製作の第一人者」沢田弘インタビュー
 
●巨乳も貧乳も抱きしめたい! アンソロジーコミック『バストサイズ・コンプレックス』●
青本もあ八神健/伊藤ひろゆき吉井ダン|原案・アニメ会

価格 1500円(本体価格:1429円)
判型 A5版 並製
ISBN 978-4-86199-251-3
発売日 2010/04/19
 

                                                                                                                                          • -

 
で、自分はというと、「オタクの10年」のうちの2ページで「百合の10年」について書いています。
あと、ロリコンは文学」という特集16ページやらせていただいています。
 
なぜこうなったか。
 

三才ブックス編集さん「今年も現代視覚文化研究でるので記事書いてみません?」
ぼく「あ、どんなのですか?」
三才「じゃあ、ロリコンは文学』でお願いします!」
ぼく「えっ!? 題名決まってるの!? つか、こ、この時期にですか!?怖い!
三才「いやいや、まあ、この時期だからこそ言えることってあるんじゃないかなと。法律云々の話ではなくて、もう実際にある『ロリコンとはなにか』を内から外から概観出来る内容を、今だからこそ、過去から現在までを通じて見てみる、というのは面白いんじゃないでしょうか?」
ぼく「あ、……おお……なるほど……」

 
すごい説得力で納得させられてしまいました。
というわけで、題名考えたのは自分じゃなくて編集さんです。
ある意味とても考え方によっては的確な言葉だと思うので、見事なもんだなーと。
それでいてパロディですし。
クラナドは人生、けいおん!は生きがいロリコンは文学(←now!
 
内容は、ロリコンの歴史や、文学・漫画作品の紹介というベーシックなところから、ガビョ布先生による「ロリコン」の心理をついた漫画、ロリ漫画一筋10年選手のみずきえいむ先生のインタビュー、ゆすらさんによる女性からみたロリ漫画視点、永倉さんロリコンの深い考察など。
 
ロリコンだと自認する人はもちろん、そうでない人にも興味をもっていただけるような多様な視点でなりたっている内容になっています。
法律に楯突くためのお話はありません。二次元オタクのロリコン文化ってなんだろう、どんなことを考えているんだろうという、昔、そして今実在している概観の一部を中心に書いてます。
むしろロリコンで、こんなことを考えている人がいるんだー」という視野を広げられたらいいなと思っています。
あ、でもLOについて延々と贔屓して書こうと思いましたが、それは我慢しました。でもちょっとだけ書いてます。

ガビョ布先生の漫画とみずき先生のインタビューだけでもかなり「ロリコン」の考え方のいろんな面が見えるので、見る価値あると思います。
エロ漫画に偏らず、オタク社会の中の肥大化した「ロリコン」という現象についての話になっていますが、やはりエロマンガは欠かせないところ。
それだけではなくガチガチの純文学におけるロリコン描写の話なんかもあるので是非ー。
 
他の部分についてはどんな内容か知りません。
が、多分かなーりアレな話もポンポン平気で飛び出すタイプの本なので楽しみです。特に「僕たち男の娘宣言!」が気になるぞ!
あと「TENGAが変えたオナホール界」ってこれ書いた人あの人しかおらんじゃろ。違ったらビックリ。
10年のコーナーは2ページごとにいろいろな人が書いているので、当ててみるのも一興かもしれません。自分も全然想像がつきません。
 
現代視覚文化研究 vol.4

三才ブックス
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