たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

「男の娘」ネタに飛び込む前に、一旦心構えしておきたい。

 明日のNHK BSのMAG・ネット「男の娘」特集らしいですね。
是非視聴して勉強しなくてはと意気込んでいます。たまごまごさんが以前BSご覧になれないと記事に書いていらっしゃったのに空気読めないコメですいません…。
 ってか、NHK何考えてんでしょう?毎回ラインナップが素敵でびっくりです。地上波では、再放送やらないのでしょうか?BSはやはりNHKの中でも別天地なのでしょうかね。サブカルを取り上げる番組でも良質なものが多い気がします。
 一般人を装いつつ、可愛い女の子の出るアニメやドール大好きの自分としては、周りにその筋に詳しい方がおらず、知らないことだらけで常にいろんなとこググッたりはしているのですが、新しい情報をTVから得られるのは新鮮です。もちろんたまごまごさんの記事はいつもとても参考になっています。私「男の娘」という言葉、このブログの読者になるまで知らなかったような本当に知識のない奴なので…。
 では、また更新楽しみにしています。ラジオ放送頑張って下さいね! by とん

NHKすごいな!
なんというか、あらゆるテレビ局の中で一番オタク先鋭化している感じがします。さすが日本ひきこもり協会。
実は民放が一生懸命オタク系のネタを扱うよりも、NHKが扱う方がいいんじゃないかなーとは思っています。あと地上波じゃないのも、いい。
なぜなら、やっぱりゴシップっぽさが単純に(思い込みのレベルですが)NHKだと激減すること、あと「オタクは面白い現象」だからといって「全員が『いいね』と見るものではなくて、あくまでもサブカルチャーだ」ということがあるからです。だから地上波でやって好奇の目に触れなくてもいいかな?と思ったりもするのです。BSとかくらいが適切かもしれないなーと。
とはいえやっぱり見たいので、地上波再放送はしてほしいですねー。
実際問題、ネットユーザーでも「男の娘」という言葉そんなに知られているわけがないというか、盛り上がっているのは意外とごく一部だと思います。

だから、正直この「わぁい!」が発売になったとき、危惧したんです。
アングラサブカルなジャンルだった「女装少年」が大々的にあつかれて、好奇の目にさらされるのではないかと。
しかし作っている編集さんの本気度合いと愛情度合いが半端ではなく、広告まで女装についてのもののみという徹底っぷり。選ばれている作品のチョイスも確実。漫画を描いている人も完璧という素晴らしい本に仕上げっていました。
ここまで本気でいいものを作られたら、好奇の目にさらされても、いい。むしろ引き込める。
まあニッチジャンルですけども。
 
女装少年・男の娘(正確にはちょっと違います。女装少年は女装させられている少年、男の娘は女の子の服を自ら着たい少年)の広まりは、なぜこんなに突然広まったのか不思議。
「男の娘」と「女装少年」は違う。
まあ「ちょっとおもしろくね?」という明るいノリもあれば、「男の子の心を持った、女の子らしい姿って究極形!」とか「男の性から開放されたい、かわいい女の子になりたい!」という切なる願いの具現化でもあったりします。
そして、実際に体験出来る人は出来る、というのも魅力なんでしょう。二次元と三次元の壁突き破るんですよね。えーとこれはガチガチにエロなので、買う方は注意。男の娘のヌード満載です。
が、とにかく実写でも存分すぎるほどかわいい。しかもこれ、いがらしゆみこ先生の息子(娘?)さん。
2巻を取り上げたのは、この号が女装少年漫画家さんが結集しているからです。上連雀三平先生などのインタビューものっています。
二次元と三次元を突っ切った「男の娘」に興味があって、一線越えてみたい人にはオススメ。そうでない人はすすめない。ほんとにガチなので。
個人的には非常に面白かったです。
 
たぶん「わぁい!」も「オトコノコ倶楽部」もそうですが、実際に「男の娘」ネタが好きになる場合、ライトな世界とディープな世界に、大きな溝が一つあると思います。作る側はその溝を越えないと、おそらく本気の「男の娘」作品は作れないかもしれません。
 

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アニメ・漫画・ゲームは「きれいなところ」をうまく見せているので、非常に扱い易いのは事実だと思います。
受け取り手がとても食べやすい、消化しやすいように出来ています。特にエロゲなんかはそうですね。ものすごい男の娘キャラ増えまくってます。
そこ止まりで「かわいければいいじゃん!」「かわいいは正義!」だったらいいんですが。
上にも書いたようにもしさらに一歩踏み出したい場合……たとえば様々な女装少年作品を読みあさりたかったり、むしろ自分が女装してみたかったりする場合、あるいは自分で女装少年作品を作りたい場合、ある一線を越えないといけないかもしれません。
精神的な。
 
「わぁい!」の付録はブルマ(のようななにか)でした。
しかも明らかに男性大人サイズでした。
つまり、履いてね!と。
ガチですね。
たぶん、履いた瞬間色々なものが目覚めるはずです。それを意識して、此の本作られていると思う、ほんとに。
たとえ実際女装してみてそれが醜くとも、「女装をしている」ということによる興奮を潜在的に持ち合わせている人は多いと思います。
はたして、今の「男の娘」ブームは、その意識・リビドーを呼び起こすのか?
それとも「観賞用」でとどまるのか?
今の盛り上がり以上に、今後どうおさまってファンの間で落ち着いていくのか、あるいは深化していくのか、楽しみです。
ヤンデレ」がテンプレ的に定着したように、男の娘も(元からあったものの)「ギャルゲにひとりはいる」くらいの定着を見せるんでしょうか。
 
あ、「わぁい!」は100点満点中98点あげるくらい素晴らしい本なんです。ほんとデリケートな部分も含めて、頑張って作っている!
だが、一つ不満があります。
ブルマがあずき色なのは違うよ!
ブルマは、紺がすきなんだよぼくは!!!!
 
次号付録は「スパッツのようななにか」でお願いします。
黒な。
 
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