たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

あれ、みつばとしんちゃんそんなに仲良かったの?「みつどもえ191卵性」

9巻でたよ9巻!
そしてアニメが7月からだよ!
これからはみつどもえウェーブが来る!
きっと来る!
来るよー。
 
で、原作の方は相も変わらずの進行で……と思ったらあれ? なんだか今回引っかかるぞ?

このコマ。
別になんてことの無い普通のシーンですが、何かがおかしい。
何かが……。
 
あっ、そうか。
みつばから、しんちゃんに話しかけるのが珍しいんだ。
 

●しんちゃんとみつばの不思議な距離●

ちょっと復習してみます。
187卵性を思い出してみてください。
うちのいもうとがばかでさー。「みつどもえ187卵性」

ふたばとしんちゃんが幼馴染で超絶仲良しうふふなのはご存知の通りですが、ということはしんちゃんとひとは・みつばも幼馴染、のはずです。
しかし幼馴染とはいえしんちゃんはサッカー少年、ひとはとみつばがサッカーをやるとはとても思えません。
おそらく子供の頃からずーっと一緒にサッカーをして外で遊んでいたのはふたばだけでしょう。ひとはとみつばはインドア派だと思います。
となると、知り合っている時間はそこそこ長いけれども、幼馴染で仲良し、というレベルではないんですよね。単なる幼馴染、会話自体187卵性でしたのがふたりっきりだと初めてなんじゃないかという勢いでした。
ちなみにふたばがいる場合は、しんちゃん、ふたば、みつばでの会話はすんなりできるようです。しかし、しんちゃんとみつば、一対一だとまだまだ壁がここまでではありました。
 
そこに来ての最初にコマもう一度見てみます。

すごい自然に話かけているんですよね、みつばが、しんちゃんに。
これすごい人間関係の変化じゃないですかね?
 
そういえば187卵性でも、なんだか険悪なムードになったのを打ち破ったのはみつばの方からでした。
どっちが悪いとかじゃないんですよ、もうしょうがないんですよ、よく知った顔見知り過ぎるのに会話した事自体が6年になるまでそんなになかったんですもの。それを打ち破ったみつばは「がんばった」としか言いようがないです。
あの出来事が引き金となって、ごく自然にしんちゃんに対してみつばから話しかけられるようになった。
それどころか、話の進展を見ているとみつばがしんちゃんの身の危険を案じてすらいます。
加えて、しんちゃんの血が体についても、嫌がっていません。
およよ、急激に距離縮まりましたね。
 
なるほど、しゃべったことの無い幼馴染、逆を返せばしゃべったことがないだけでお互いよーく知っている相手です、ちょっと一歩踏み越えたら一気に仲良くなるのは自明の理。
みつばとしんちゃんの間は、以前とは大きく変わった、そう考えて問題はないと思われます。
 
にしても、小学六年生女児のぱんつに血とか、セーフなラインでこちらの妄想にチェストしてくる。
のりお先生マジ奇才。
 

●しんちゃんの意識●

じゃあしんちゃんの方はどうかというと。

「最近ホントついてないからな…」というセリフがぴったりすぎて泣けてきます。ほんとついてないというかいじめ?と思われるくらいしんちゃん不幸ですよね。
まあそれはおいといて、このシチュエーションが面白い。親友と千葉氏としんちゃん、そこにいて、白髪を抜いてくれるみつば。
おや、ずいぶん心を許してるじゃないか!
 
しんちゃんの方も別にみつばが「嫌い」なわけじゃあありません。
しかし、やはり幼馴染だけど話したことが無い相手だからこそ、以前はなんともどうすればいいのか分からず困惑していました。
ただ、187卵性を見るとしんちゃん側からみつばの向かいに座ったりしていたくらいなので、しんちゃん側はみつばほどバリアーはなかったようにも思われます。距離感が絶妙ですね。
それも、187卵性の出来事で一気にクリアー。今後は普通の幼馴染として接するようになった、という感じでしょうか。
 
で、もう一点気になるところがあります。

ここ。
ふたばの行動のおかしさと、古典的ギャグマンガ鼻血が愉快なシーンです。
しかしみつばのぱんつってそこまで価値があったのか?という疑問がわいてきます。
そもそもみつばは無防備の権化みたいなキャラです。ぱんつくらいクラス全員が見ているはず、ってなくらい。
ところがそのみつばのぱんつを見てしんちゃんが鼻血。
ピュアだからというのもあるけど……これ、なんかおかしいぞ?
 
まあ、たしかにふたばがなんかしても真っ赤に照れるようなシャイな子だからおかしくないといえばそうなんですが、深読みしまくれば仲良くなってからちょっと意識しているように見えなくもありません。
恋愛感情ではないですね。でも女の子として意識しはじめたというのはありそうです。
 
ふたばとしんちゃんの関係が強固すぎるので揺るぐ感じは全くありませんが、例えばしんちゃんとみつばが笑いながら話しているのを見てモヤモヤするふたばなーんてシーンが見られるんじゃないか!?とあらぬ期待をしてしまいたくなっちゃうんですよってことですよ!
見たいよねー。見たいよー。
 

●腹黒伊藤さんと、仁義貫くおがちん●

さて、みつばが面白い今回でしたが、しょうが隊も久々の大活躍でした。
しんちゃんの髪の毛を取って100%かなう恋のおまじないを伊藤さんが提案します。
まー、久しぶりに発揮された伊藤さんの腹黒さですが、これが半端じゃなかった

ねえよ!
それ多分黒魔術とかそういうのだよ!
そもそも血液採取できるような相手だったら恋愛とかどころじゃないですから!
人体の一部を取って保管したい、その一番最たる例が髪の毛、というのはよーく分かりますが、髪の毛でも保管されるってのは嫌なもんですね。
なんかさ、怖いよ!
そういやむかーしビートルズリンゴ・スターが盲腸の手術をしたとき、切除した虫垂が欲しいとファンからメッセージが届いた、なんて怖い話がありましたが……わからんでもないけどやっぱそれはないよ、ない。
血液は、やっぱない。ないない。
伊藤さんのは腹黒なのかヤンデレなのかわからなくなってきましたよ。
 
それに対してのおがちんの仁義貫きっぷりがかっこいいんだー。

エス! 君は正しい!
……いやまあ言ってることは当たり前なんですが、普段めちゃくちゃな彼女が正しいことを言うととてもかっこよく見えます。
でもおがちん、こういうところものっすごくしっかりしてるんですよね。確かにしんちゃんのこと好きだし、時々頭悪いこともするけど、絶対人に迷惑をかけないように心がけてはいます。まあ、彼女たち基準なので実際は迷惑かかってるんだけど、その中でもギリギリのラインで、くらい。
彼女のこういう芯の通った性格が、ばらばらな3人をうまーくまとめている感はありますね。以前のふたばがしょうが隊に入隊した時もそうでした。加藤さんが気弱だけどおがちんにずっと付いているのも、彼女のことが大好きだからにほかなりません。
 
ところが伊藤さん、さりげなくひどい感じです。

一見よさそうな会話に見えますが、伊藤さんのセリフこれなにげに上から目線ですよね。おがちんに対しても、みつばに対しても。
一枚ももってないことは、別にここで取り出たさなくてもいいわけですし。煽る必要もない。
そういや、伊藤さんさりげなーく抜け駆けするキャラだったなあ……。
伊藤さんはおがちんのことが好きなのかどうなのか分かりません。まだまだ要注意人物の可能性大です。まあ……その毒っぷりこそがみつどもえなんだけども!
もっとやっちゃえ。
 
しっかし、そうだよなあ、まだおがちんぱんつ履いてないんだよなあ。

このシーン、角度を変えたらノーパンなのが見えると思うと心が激しくヒートアイランドです。
千葉氏的テクニックで滑り込みたいですね。
 

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余談。

この左端の子が可愛くてしかたない件。
また出るかな!? また出てくれるかな!?!?
 


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みつどもえ9巻、6月8日発売!
 

チーム杉崎の声が3人ともはまりすぎです。
あと矢部っちが「そのまんま」すぎて、素晴らしい。
 
Made in USSR : みつどもえ191卵性 俺の体どうなってんの!?/ヒルのごとく連中が・・・

何が言いたいかというと巻きタオルの吉岡さんこそ至高。

目の付けどころがシャープすぎて脱帽。