たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

アメトーークの「グラップラー刃牙芸人」の濃さがハンパなかった件。

 
アメトーークの「グラップラー刃牙芸人」見ました。キャオラッ!
 
ガンダム芸人エヴァ芸人はまだ、アニメ見ない人でも知ってるわけですよ。
ところがそれらと違って、知る人ぞ知るレベル、知らない人は全く知らない、どちかというとマイナー、でも漫画好きならだいたい読んでいる……!という絶妙な作品なわけですよ。なんでそれ選んじゃったの!っていう状態ですが狭く深いほど面白いんだよこういうのは!
 
どこまでやってくれるのかなー、薄っぺらいキャラ説明なのかなーと思いきや、まあまあ、濃いこと濃いこと。
キャラ説明はもう適当、むしろ彼らがどのくらい「すげー」のかを声をからして熱弁。普段のアメトーークでもその熱弁はデフォルトですが、今回の熱弁っぷりは熱を入れるポイントが間違っているのが素晴らしい。
たとえば、次長課長の井上のコスが「地下闘技場の上(東京ドーム)の異変に気づいた清掃員」で、ずっと安藤さんの話をするとか、ツボつきすぎ面白すぎだよ……。思い出して笑っちゃったよ。手元にないのに思い出しちゃったよ最高だよ! 
あんだけかっこいいキャラいるのによりによってそこかよ! なんで安藤さんだよ!
 
あと柴千春の話が延々と盛り上がっていたのは素晴らしかった。
「ちっはーる!ちっはーる!」「頑駄無ーー!」もそうだし、腕を自分でバキバキに折るシーンも、あと柴千春だけは一回も負けていないという話も出てきて、ああ本当に好きなんだなーと楽しませていただいたよ! なんで柴千春の話でそんなに時間とるのってくらい盛り上がっていてニヤケて仕方なかったです。
だったらイケるぜ!
チャンピオン・刃牙感想の大御所サイトさんのタイトルが「だったらイケるぜ!」というくらい柴千春は刃牙ファンには欠かせない、愛されまくりの存在であることを考えると、限られた時間の中、正統派(?)の愚地克巳みたいな重要キャラの話をせずにあえて柴千春の話で盛り上がるのはとても正解、刃牙的に。
あとローランド・イスタスのジョイントアレルギーの話や、鎬昂昇の紐切りの視神経の位置ははあり得ないという話まで。こまけえ。細かすぎる。誰得だよ。俺得だよ!
 
驚いたのは、まさかでないだろうと思っていた「バキSAGA」の話もきちんと出たこと。

伝説のというか。
これが出るとだいたいバキファン・チャンピオンファンは歓喜しますね。ニヤニヤと。
 
そして、TI(マウント斗羽と猪狩完至戦)の時の関根勤さん(注・実際に漫画に関根さん出てます)は当然そのまま再現。
というかやはり関根さんは偉大だった。
関根さんの愚地独歩VS渋川剛気」のシャドウファイトが素晴らしすぎる。芸人魂を見ました。
渋川の足の指でおさえつけられた独歩のシーンの再現は、あまりにも見事すぎて笑うの忘れて感動しました。天地の構えも、「本当の正拳」も完璧。散眼が割と本物っぽくて、刃牙ファンなら笑うの通り越して関根さんを尊敬するんじゃないかと!
 
その他にも、土下座に対しての土下寝のシーン、まだ井上が「土下座ってあるじゃないですか」とフリップを出して説明すらしていないのに、みんな知っているから参加している芸人さん達が思い出してニヤニヤ笑い出しちゃうんですよ。
だよね。土下寝は笑わざるをえないよね! 完全にあの空間での共通言語と化していました。
加えて、まさか出んだろうと思っていたカマキリとのシャドウファイトのシーンまで解説。
残念ながら師匠(ゴキブリ)までは出ませんでした。まあ単行本になってないのでしょうがない……。
 

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ああー、自分も一応バキは全巻読んでますが、改めて「オレバキ好きだなー、板垣先生大好きだなー」と再確認させていただいた次第です。
うん、ぼく刃牙すきだよ。大好きだよ。宮迫がツッコミを入れずとも、そのシーン見て思い出し笑いするのに共感しまくり。まったく同じ顔してました自分も。
刃牙」の、外側から見た「おかしさ」をきちんと「ギャグなの?本気なの?」というあたり笑いに昇華しながら、「ここがかっこいいんだよ!」という熱弁が楽しかったです。「ギャグマンガなの?」というツッコミも、ある意味適確。そうでもあり、そうでもない!そこがいい!
一番ひどかったのはケンコバ刃牙 VS TENGAだったのは言うまでもありません。
ケンコバも大好きなので仕方ありません。
 
あえていえば、こりゃめでてーなの伊藤さんは出して欲しかったです。
やりすぎコージー「本当の隠し芸大会」より「バキのヒトコマものまね」 - さよならテリー・ザ・キッド
 

チャンピオンで欠かさず読んでますが、引っ張りすぎとかまだ親父と戦わんのかとかそういう問題じゃない。
刃牙」ワールドがチャンピオンに載っている!
それだけで満足な自分は本当に刃牙好きなんだなーと痛感しまくりでございました。この番組見てよかった。
刃牙は、作品を知る男たち(女たちでも無論可!)の共通言語、ですね。
 
つーわけで次は「シンシア・ザ・ミッション芸人」でお願いします。
関根「でこうやって、久我阿頼耶のキックが途中で曲がるんですよ!魔弾っていって軌道が変わるんですよ!」とかいって真似てみたり。
井上「でもね、この漫画で最強なのはネコのミイラなんですよ!」みたいな。