たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

ムギの眉毛で見る「けいおん!!」第14話の新しい人間関係

けいおん!!」14話見たよー。
いやー最高でしたね。

指スマな!
あれ? 違う?
「いっせーのーせ」?
正式名なんていうんでしょうね。
いやいや、そんなのどうでもいいんですよ。
なにがすごいってムギの手だけすぐわかるのがすごいんですよ。
白くてむちむち。やべえムギさん腕からオーラでてる。
 
そんなわけで、原作でも名作回と名高いムギと律のデート回でした。
うまい具合に原作のいいところを抽出しながら、二人の関係のみならず他のキャラをも増幅して描き出したなかなか素敵な回になっていました。
キーワードはもちろん、ムギの眉毛。
 
 
ではネタバレ有りなので収納。

ペロペロ(^ω^)
 
 
 
 

けいおん!!キャラは眉毛が髪の毛で隠れる●

で、前置きとして。
友達に言われて初めて気づいたんですが「けいおん!」シリーズのキャラデザって、髪の毛で眉毛がきちんと隠れるんですよね。
例。

唯の髪の毛で眉毛ちゃんと隠れてますね。髪の毛オン眉毛。
「当たり前じゃん」と言われそうですが、これが意外とギャグマンガ・萌え系マンガだとそうでもない。
感情をはっきり見せて、かつ分かりやすく伝えるためには眉毛と目は必須。となると分かりやすさ重視のギャグマンガなんかだと眉毛が髪の毛を透過することが多々あります。
例。

B型H系」より。言われないと気づかないくらい、違和感ない日本アニメ・マンガのテクニックの一つになっています。メリットはどんな角度でも表情が分かること。
 
けいおん!!」がギャグアニメかシリアスアニメかと言われるとなんとも分からないのですが、原作はあくまでもギャグマンガなのでこの眉毛透過技術が採用されています。
しかしアニメ版のデザインは一切、眉毛が透けて見えません。
そのせいか、唯、梓、澪あたりのキャラは感情の機微が見えたり見えなかったりする、という逆手にとった描写方法が用いられます。
そして逆に、髪の毛に隠れなくても眉毛が見えるキャラが二人ほどいますね。
そう。律とムギです。
律は髪の毛が基本オールバックなので眉毛は必ず見えます。ムギは眉毛がごんぶとな上、髪の毛の色よりちょっと濃いです(原作はほぼ髪の毛と同じ色)。
細かいところですが、そこが「なぜ」なのかを突き詰めていくと、「けいおん!!」という作品でどうやって人間の感情を描こうとしているかが浮かび上がってくると思うのです。
眉毛は口ほどにモノを言うのです。
なんせたくあんだからね。
 

●3通りのムギ眉毛●

さて、ムギの方から見てみましょう。
ムギの眉毛、基本的に三通りの描写がベースになっています。
ひとつずつ確認していきます。
 
1・充実型眉毛

けいおん!!」二期になってから急激に増えた、いわゆる充実眉毛。
やる気満々の状態のムギのこの「\ /」字眉毛は二期の象徴と言っても過言ではありません。

この眉毛になる時は基本物語が動く瞬間でもあるんですよね。
何かをしたい。
何かを刻み込みたい。
そう考えたときに出てくるこの眉毛に、軽音部の面々は左右されることになります。
たとえば律が皆を動かすエンジン、唯が背中を押す車のキーだとしたら、ムギの充実眉毛はガソリンです。
みんなが「ムギが楽しいことは軽音部が楽しいと思っていること」だと認識しているからこそ動くわけで。なので二期の充実眉毛増量当社比較200%は伊達じゃなく、三年生の一年間をよいものにする原動力になっていること間違いなしです。

加えてムギの充実眉毛、地味に本当に真剣な時に描写されないというのも特徴だと思います。一期はガチ喧嘩もあったので描かれていましたが、二期は基本的に「どう時間を充実させるか」に全力を費やしています。まーそれがいわば、大人からしてみたら「どーでもいいこと」も多いわけですよ。その「どーでもいいこと」に真剣になるのがムギです。
「どーでもいいこと」に真剣になって取り組むことが、実は一番人生で楽しかったりするんだよねえ。
ぼくは本当の意味でいま、彼女くらい「真剣」になってるだろうか。
 
2・感動型眉毛

今度は「/ \」の字です。充実眉毛をひっくり返した状態ですね。マンガでもあまりのひっくり返りっぷりに「どうやって表情が変わっているんだろう」というのがカバー裏のネタになったりしていました。そのくらい逆さま。
ムギはお嬢様です。……という設定にあんまり最近意味がなくなってきた気がします。無論お嬢様だからあらゆることが初体験で楽しい、というのはあるんですが、それ以前に彼女のアンテナめちゃくちゃ高いんですよね。
あらゆることを逃さない。微細な電波もキャッチできる。とにかく「楽しい!」「嬉しい!」「面白い!」一つ一つが心に深く刻まれていきます。
この心の動きを「感動」と言わずして何と呼ぼうか。

泣いてるわけじゃないです。
感動しているんです。
ムギがみんなに、視聴者に愛される理由の一つは、この「何に対しても感動できる」事だと思います。
いま私はこの瞬間、本当に嬉しくて、楽しくて、幸せで仕方ないんだ!
その幸せはお金では買えないのは、大人になって気づくことも多いでしょう。気づいている人は小学生くらいから気づいているかもしれませんが、それはとても幸せなことだと思います。
些細な日常一つ一つの中から、「楽しい」を見つけ出せる。それが軽音部一同の能力でもありますが、ムギの「楽しい」発掘能力は飛び抜けています。
見ている側はムギが感動眉毛しているのを見て娘を見るような心境になることもあるでしょう。
と同時に、自分もまたこのくらい感動をしたい、という思いも湧き上がります。
 
3・喜び眉毛

同じ「/ \」の字ですが、こちらは山なり。2の眉毛がひっくり返っています。とてもわかりやすい笑顔ですね。
これは一期から多かった眉毛ですが、二期になって位置づけがかわりました。
「充実→喜び→感動」と眉毛が変化する過程が描かれるようになったんですよね。
じゃあ一期の最初の頃の喜び眉毛はなにかというと、あちらはまだ人間関係が出来ていない、心を開ききれていない状態の社交辞令の笑顔。

今回の喜び眉毛に関しては、はっきりと言うことが出来ます。
明らかに、相手に対して心を開いている、と。

本気で相手に対して心を開いていないと、そうそうこんなにいい笑顔できないですよ。
無論、こういやって律に対して本当の意味での喜び眉毛を見せられるようになったのは、一期や二期前半を通じて様々な時間を一緒に過ごしたからに他なりません。
特にこのカット、家族と過ごしているかのようにも見えますね。
 
ムギ自体は多分様々な人に愛されるタイプの子だと思いますが、本当の意味での親友はやっぱり軽音部の面々ではないかと思われます。SPがいるからというせいもありますが、基本一人行動多いですしね。
ここまで作っていない表情を鮮やかに見せる事ができる相手がいる。とてもじゃないけどちょっとやそっとの知り合いでは見せられる顔ではありません。それなりに共に過ごした時間の積み重ねが必須になります。
ムギの眉毛がここまで強調されているのは、ムギが人間関係を築いていきたことそのものの表現です。
であると同時に、軽音部という絆が深まった証でもあります。
 

●ゲル状●


唯の夢の中で、両方の眉毛が取られたムギがゲル状になるというわけのわからんシーンがあります。夢なのでしょうがない。ちなみに3巻のカバー裏マンガのネタです。
かぶっちゃけこれかと思った。
ぷるむぎ! 〜ぷるんぷるんっ! むぎちゃん〜
いやまさかね。あはは。
 
ただ、ゲル状で思い出したものがもう一つあります。

私なりに考察すると、『放課後ティータイム』とは、物理ゲルの一種だと思います。

「けいおん!」ライブ Let's GO! 〜はじめてのアニメ系ライブ陶酔日記〜
年末の「けいおん!」ライブパンフレットにあったムギの書いた作文です。
全く意味が分からなくてゲラゲラ笑っていたんですが、ここに来て「むむむ?」と。
眉毛が取れたムギは、ゲル状になっちゃうんですね。つまり物理ゲルのつながりが弱くなってしまって、形状を保てないということですね。
放課後ティータイム」は絶妙なバランスによって人間関係が保たれているゲル状の組織体ということですね。
 
つまり、ムギの眉毛はゲル状な軽音部の形を保つ絆だということですね!
 
ナンダッテー。
いや、これ案外トンデモ解釈じゃないような気がしてきました。
ムギの眉毛が上記の3種類になる様子にあわせて、放課後ティータイムというバンドは成立していました。彼女たちが一つになって動くとき(個別行動除く)、常にムギが渦の中心にいるんですよ。

彼女の眉毛は、彼女の心理そのもの。
ムギが喜ぶから、ムギが楽しそうだから、私たちも楽しもう、頑張ろう。
第一期ラストでアンコールをの演奏をはじめたのがムギだったのが、いまになってまた思い出されます。

一期12話より。
思えばここが大きなゴールであり、スタートラインであり、分岐点だったのかもしれない。
ちょっとしたことで崩れそうな物理ゲルが、その形状を保つためにみんなが真剣に努力をして、喜びの時間を勝ち取ろうと腐心するようになった、スタートライン。
 

●ムギ律の距離、ムギ澪の距離●

さて、ムギと律の距離ですが、実はこのエピソードの前の時点でかなり近いところにあります。
律自体が渡り鳥なので、他の人に対しては誰に対してもかなり積極的に自分から詰め寄って距離を狭めるタイプの子です。全員に対して公平に、というのがミソだと思います。もっとも、澪は特別、その次に唯も特別ですが。
なので、ムギも律にとっては梓やさわ子と同じくらい大切な距離感を持っている存在です。十分に近い距離だと言えましょう。
しかし今回間違いなく一歩踏み込んでいるんですよね。
それはここ。
 
この二人手の接触が今回あるんですよね。
しつこいようですが、ハグよりキスより、手をつなぐ描写は女の子同士にとってものすごく重要なことです。
特に練り飴のシーン、原作でも出てくるのですが、これを律がムギの手をとって練ってあげているとか最高すぎてもう、
あー!
すいません取り乱しました。
とにかく、いままでも多少の接触はあったと思いますが今回の手を取りあうシーンは間違いなく二人の距離を縮めました。
 
ムギが憧れていたという、特別な人間関係の回想。
澪は本気で律を叩いてくれる。だから私のことも同じくらい叩いて欲しい。
この気持すごくわかります。同じ友人を持っていても、どついたり悪口を言い合えるくらいの仲の良さを見ると軽く嫉妬したり、なんて経験男女共にあるんじゃないでしょうか。嫉妬とかは言い過ぎかもしれませんが、自分もそのくらい仲良くしたいな、と。
唯のはちょっとまた別ですね。別に梓は喜んでいるわけじゃないので。でも最近は唯のハグがものすごく安心感のトリガーになっている事実があることをムギは見抜いています。うらやましいのはよくわかる。
でもね、ムギちゃん。
あなたはもう律と一緒に遊んでいた時点で、特別な絆をクリアーしていたんだよ!と言いたい。
手をとりあって遊べる大切な仲が生まれているんだよと。
 
比較対象として澪があがっているのが面白いですよね。
ムギ澪は逆にお互いが気遣いができすぎるが故に接触が最も少ない部分だったりします。
まあムギは相当に攻めていくタイプなので、澪に対しても抱きついたり今ならできそうですが、澪はきっと飛び上がって驚くかもしれません。澪側にまだ心構えができていないのです。まだまだストッパーの多い子です。そのストッパーが夏フェス回で少し外れて、ほっとしたのは自分だけじゃないはず。

ムギが「私を叩いて欲しい!」と言った時に、どうしても叩けなくて律をぶん殴ってしまう澪さんのシーン澪かわいい。

最後あたりの澪がムギに叩いてと頼まれ拳を上げたまでは良かったが、
結局、叩けず、何故か律に拳が振り下ろされるシーンはどう思いましたか?
自分は最初、「えぇ!?理不尽じゃね!?」みたいなことを思ってましたが・・・
 
これって「澪が本気でぶつかることができるのは律だけ」ってことを
言いたかったのではないでしょうか? by ふなしゅう

WEB拍手より。全くもって同感です。
けいおん!」一期でもなぜか律をボコボコ殴る澪に「なぜそこまで暴力的なんだろう?」という疑問があがっていましたが、今は律を殴る澪を見てニンマリする人のほうが多いでしょう。二人の絆が分かっているからです。
確かに理不尽なんですこのシーン。律殴らなくてもいいわけですよ。だけど澪は律をつい殴ってしまう。「照れ隠し」ではあるんですが、もうこれは特殊な信頼関係すぎて他に変えるものがないんだと思うんです。
澪だって、ムギと同じくらい軽音部の面々には心を開くようになりました、が、スタートラインが違います。澪はとにかく人との距離をうまく取るのが苦手な子です。新しいクラスで友達を積極的に作れない子です。澪を見ていると時々猛烈に胸が痛くなるのは彼女の不器用さにハラハラしたり、自分の一歩踏み出せない勇気の無さがオーバーラップするからなのかしら。
そんな澪、3年間一緒だったムギでも、大声で怒鳴りつけることが出来ません。律と唯にはできても、ムギには出来ないのです。


律ラブな自分ですが、実は今回一番ときめいたのはこのシーンだったりします。
ムギが突っ込んで欲しい、怒って欲しいがゆえに、澪のショートケーキの苺を取るシーン。多分律だったらたんこぶ三発じゃすまなかったでしょう。唯でも「あー!それとるなー!」とか叫ぶ様子が目に浮かびます。
なのに! ムギには怒れなくてマジ泣きしてしまう!
かわいい……じゃなくて。これが澪のムギへの距離なんです。

「なんでその時私も誘ってくれなかったんだよ! 私もムギと遊びたかった!」
律に八つ当たり。
そして律にだけ言える、本音。いいじゃん。
澪のモノローグは今回語られていませんが、ムギ同様「もっと仲良くしたい」という思いはあるのです。あるけど言えない。それが澪という子。
ただ、今回律だけではなく澪も巻き込んでムギが一歩踏み出した、ということは、今後軽音部に大きな変化が起きるかも知れませんね。
 

●モノローグのない少女●

これも友人に教えてもらって初めて気づいたのですがムギだけは今まで一度もモノローグがありません。
他の子は全員モノローグあります。ムギだけないんです。
ということはどういうことかというと「ムギ視点」の物語は描かれていないということです。
誰かがムギを見ている、という描写の仕方で徹底しているんですよ。
 
たとえば、ツッコミのネタを仕込んでドヤ顔をするムギさん。
これムギ視点ならモノローグ入りますよね。アングル的にも。
しかしモノローグ入りません。それはなぜかというと「律や澪がムギを見ている」という描写だからです。

気づいてもらえず膨れるムギさんかわいい。
この時もモノローグありません。あってもいいシーンなんですけどないんです。
 
ムギが色々画策しているシーン。
こちらは逆に律の方にモノローグが入ります。つまり律視点でムギを見ている、ということになります。
 
なぜモノローグがないのか。それはムギがゲル状だからです。
ゲル化させるときのつなぎのように、軽音部の個性の強い面々をつなぐ架け橋になっているからです。
いわば中心軸。周りの子は飛んだりはねたり心の内を語っても問題ありませんが、軸が心情を語ってしまうと物語がぶれます。あくまでも軸の周りにいる子が軸をしっかり見つめることで、物語は上に伸びていきます。

このカットなんかうまいですよね。(小さかったので切り抜いて拡大しています)
なんてことはないシーンなんですが、律がムギに気づく寸前、感情のアンテナが受信する寸前であるのを描いているカットです。

ムギの対極レベルでモノローグの多い少女が律です。数えてないですが下手したら唯・梓よりも多いかも。
そして、最初に書いたように眉毛が常に見えている、感情が顕な少女です。
まあムギのストレートな感情と違って、律のは変化球な感情なのがクセモノですが、それも含めてのおでこです。
ムギも律も、非常に人間関係に対してのアンテナの高い子です。空気の読める子というか。そしてあえて空気を読まずにうざい行動をとって、わざとボケに回るのが律。本音であると同時に照れ隠しでもあるように見えます。
一方空気を読んだ上で自分の主張を出来る範囲でするのがムギ。やりすぎはしない。
この二人が一緒にいることは本当に化学反応的だなあと感じます。律澪や律唯、律梓、律さわ子と全然違う、特別な関係。


空気が読めるけど反応の違う二人が出会うと、こんな面白いことになるんだね。
二人は多分卒業してからもずーっと仲良しだろう。そして写メとプリクラを大人になってから見直しながら、ほんのり笑えるんだろう。
律と澪みたいな特別な関係にはなれなかったけど、律とムギにはまた一つ違った特別な関係ができているんだよ。
OPでマンボウ止めてくれたのは律じゃん!
ムギちゃん、それは宝物だよ!

そして本当の意味で逆境に弱い、褒められるのが苦手なりっちゃん隊員がかわいすぎてぼくがゲル状になりました。
これだから律は!律は!かわいいな!
 

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余談コーナー。
 
余談その1。
ケーキで苺を取られて大騒ぎしまくっていた唯ですが、OPでこんなシーンが。

苺、食えて、ない!
なんだこれは。「おジャ魔女どれみ」みたいに「唯苺食べられないエンド」への布石でしょうか!?
今回の尋常じゃない苺への執念、唯が超一点突破型の視野を持った子だというのが改めて見えた気がします。受け流せる和ちゃんもすごいが、ショートケーキの苺だけ食っちゃう和ちゃんは相当な大物だと思います。
そりゃOPで抱きつかれても表情変わらないわけだ。
 
余談その2。

うーん、北海道だからなのかな、いやそんなことないかな、自分もいいおっさんだと思いますが駄菓子屋経験ないんですよね。
だからなんかムギとおなじくらい見ていて新鮮なんですが、駄菓子屋ってそんなにあちこちにあるものなんでしょうか。行きたいんですが。誰か連れてって。
あと律の横にある玩具、これは温泉とかで見たぞ!
はて、今もこういう古きよき駄菓子屋は多数存在しているんでしょうか。
 
余談その3。

梓のところにまで和が苺を食べたことを報告する唯の視野の狭さがすごいんですが、個人的にこのカットめちゃくちゃほっとしました。
憂が! 梓の家に! 一人で遊びに来てる!!!
お姉ちゃんが勉強しているとなったら、絶対心配して家にいると思ったのに、お姉ちゃんを置いて遊びに来てる。
よかった!!!!
正直、名前の通りじゃないけど「けいおん!!」キャラで誰が一番心配ですかといったら「憂です」と即答できるくらい心配だったので、ほんとほっとしました。ほんと「憂いていた」ですよ。
やっぱり5話や前回の梓と過ごした時間がじわっと効いてきているんでしょうか、姉依存症から脱却できているようです。
同時にみんなが卒業して梓が一人きりになっても、こういう光景を目の当たりにしていると安心感わきますよね。絶対唯は大学行っても梓に電話かけてくるぜ、和ちゃんが苺とった!って言って。
 
余談その4。

うざ律さん発動中。
一見澪をいたぶるのを楽しんでいるドSなように見える律ですが、「はやく突っ込んで」的な、いわば「押すなよ!絶対押すなよ!」みたいな律の行動はほんとニヤニヤします。澪のこと好きなんだねー。えへへー。
 
余談その5。

りっちゃんのふくらはぎ生脚ペロペロ(^ω^)。
 
余談その6

二学期始業式のアンニュイ律発動。
一学期始業式のアンニュイっぷりがずーーーーっと引っかかってたんですが、こうしてまた強調されるとやはり何か有るようですね。まあまだ予告の段階なので、単に眠いだけかもしれないけど……。
1クール目は「不安」と「めいっぱい楽しもう!」が入り交じっていましたが、2クール目は正直ガチ喧嘩をしたり、めいっぱい泣いたりして欲しいなあと密かに願っています。でも願うだけ。彼女たちが最高の幸せを手にするために頑張るなら、それを見守ります。
 
EDについてはもうちょっとだけ書きたいことありますがもういっぱいいっぱい(文字数が)なので別の機会に。

 
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OPとEDの絵きたー!
けど、これは悩む!
EDは断然限定版の方がジャケ好きなんですが、OPはどっちもいいというかむしろ通常版がよすぎる。姫子と腰巻子的な意味で。
り、両方買うべきなのか、どうしよう。
 

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第二期のスーパームギ祭りっぷりは本当にすごいと思います。
律祭りと純ちゃん祭りも……いえなんでもないです。
 

※本感想は、本放送放送地域在住の友人が録画したものを送ってもらった上でキャプチャ・引用しております。