たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

あずにゃん、りっちゃんと二人きりになったらどんな顔するだろう。「けいおん!!」第16話 その1

けいおん!!」16話見たよー。

いやー、最高でしたね。

ここな!
あ、軽音部じゃないです。
全然関係ないモブです。
このシーンでた瞬間、ぶわー!て。ぶわー!て。
なんでかってーと。

この先輩と後輩、一緒にとったプリクラ常時飾ってるんだぜ!
なにそれ。
ファンタジー?
うん、ファンタジーかもしれない。
でもいいじゃん。
それが見たいんだよぼくは!
軽音部の先輩後輩の関係もニヤニヤもんですが、他のところでも先輩後輩の温かい関係ができているということにぐわー!っと胸が締め付けられてとんでもないことになりました。
マリみての番外編読んでいる時の気持ちとでもいいましょうか。
いいね、ほんといいね。
けいおん!!」は極めてインナーな、視線自体は内輪な話なのに、どんどんキャラそれぞれの視野は外側に広がっている。内側に向いた仲間関係を大事にしながら、個々が外に向いている。いい、とてもいい。モブの中に物語が生まれている、素敵じゃないか。
 
というわけで、今回は「先輩と後輩」をテーマにした話でした。
梓視点の話本当に増えましたね、二期。
いい具合に主人公が「唯」と「梓」の二人になって、その二人から見た世界が並列して描かれつつ、梓にバトンタッチされている感覚を強く感じます。
で、梓から見た個々の先輩をピックアップしつつ、特に律について書きたいと思います。
なんでかって。
好きだからだよ言わせんなよ恥ずかしい。
というのは冗談で、律だけ特別扱いだったからです。
加えて、純・憂・梓ラインの話も。
 

ではネタバレ有りなので収納。

ペロペロ(^ω^)
 
 
 
 

あずにゃん百面相●

今回最高に特筆すべきだったのは梓の表情の変化でしょう。
けいおん!!」は比較的他のアニメに比べて、表情の激しすぎる変化は抑えめだと思うのですが(そこまで強烈な感情の噴出がないので)、随所で「これは!」という顔があるんですよね。分かりやすいのはムギの充実眉毛や、唯の「えへへー」や律の「な?」という顔、澪の困惑顔などでしょう。
今回は……もう梓ハイパー表情祭りでしたね。
では一挙にどうぞ。




いやあー。
よくぞここまで微細な表情を表現するもんです。
個人的には1列目右上の焦りを感じている顔や、二列目の赤目になって衝撃を受けている顔、4列目の引きつった顔と、その隣のほっとしている顔が好きです。
あなたはどのあずにゃんが好きですか。
 
あ、そういうコーナーじゃなかったですね。
今までも梓は割と表情にすぐ出るキャラではありましたが(感情の高ぶりがとりわけ強い子だと思います)、ここまで激しくコロコロ表情が変わったのは珍しいんじゃないかと。
アニメ見ている人なら、彼女の表情の変化でこの16話の流れが理解出来ると思います。表情が話の展開そのままなんですよね。
一番左上の顔と、右下から二番目の顔の違いだけでも、この話の流れがわかると思います。
 
これが番組の最初と最後。
すごく似ているのは、実はシチュエーションが同じだから。
左は番組冒頭で、お菓子をもらうシーンです。
この時の梓は「こんなんでいいんだろうか?」と困惑しているんですよね。
で、右の梓は先輩たちそれぞれを見て、自分なりの着地地点を見付けている状態。このシーンでも冒頭と同じようにお菓子をもらっています。
この二つの表情の差で、梓の心境の変化を表現しているんです。ほんと、ほんのちょっとの差。だがその「ちょっとの差」がものすごくでかいんだよ!
 

●反復しながら変化する世界●

個々の細かいエピソードに入る前に、少し16話の話の構造について書いておこうと思います。
 
これは冒頭部分、純ちゃんが部室に入ってきてわいわいやっている一同を見ているシーンです。
梓はこのシーンを見られたことを恥じているんですよね。あ、だめだ私と。
で、最後のシーン。
 
おんなじアングル、おんなじ見せ方で部室を映しているんですよ。
こちらは梓が見た「軽音部」という空間です。
全く同じアングルなのは、これが部室の扉を開いた時に見える空間だから。
ですが、最初のが「やばい、見られた、恥ずかしい」だったのが、最後のは「この空間にいたい」に変わっています。見てくださいこの全員の顔!先輩4人が快く迎えてくれるこの空間!
そうなんだ、私は、今、幸せなんだ。
 
繰り返しの描写は、同じモノを見てどう感じるかの視点の変化を強調してくれます。
今回は梓視点だったので、特に「梓から見た空間の変化」が強めにアクセントとして入っています。
逆に「変化しないループ」が外部からのカウンターとして入ります。両方がぶつかることではじめて「あ、ここはこうなんだ」という認識がキャラクターの中に芽生えます。
変化していない様に見えるのはここ。
 
連続したシーンに見えますが実は違います。左はほぼ最初の方のシーン。右はかなりこの話の後半、数日経った後のシーンなんです。
ほぼ変わっていませんね。しかし注目すべきは純ちゃんにちょっと変化があるということ。
これはまた後ほど詳しく書いてみます。
 
カメラは外側から見ています。外部から見たら特になんにも変わってないんですよ。
しかし、上の様に部室の見え方は、同じ視点なのに全く違う。
ようするに総ては梓の気の持ちようというわけです。
梓の認識が大きく劇的に変化する。しかし外部の先輩たちは何も変わっていないし、日常自体はいつもどおりの繰り返し。
この繰り返しを「だめな繰り返し」と見るか「幸せな居場所」と見るか。前者と後者で、梓から見える世界は変わってくるのです。
ただし、ぼくら第三者から見える世界は変わらない。
それが、高校生らしさなんじゃないかしら。イベントのない、何でもない日々が幸せな日々だったなあと思えるのは時間が経ってからのこと。
 

●ムギ先輩マジ天使●

ここからは、梓が見た「個々の先輩」について書いていきます。
まずはムギです。
というか原作で描かれていた(単行本未収録分)ムギと梓の話、どう昇華するのかと思ったらまさかこんな形でとは!
ちなみに原作のムギと梓の話は、今までほとんど接触がなかったムギと部室で二人きりになった梓が、ムギ先輩って不思議な人だ……とほっこりしながらも笑えるギャグマンガオチになっているいい回でした。
でもアニメではもうすでにムギと梓自体は接触が多いので、ちょっと変化させないといけなかったんですよね。
それがこれだ!
 
天使降臨。
ちょっとちょっとちょっとなんなのこのヴィーナスは。
別にあざとく美人に描いている感覚はないです。
なるほど、梓から見たムギは、美人でかわいらしい人ということなんですね。
これ視点の角度が梓の目を通じて描かれているのがミソです。
モノローグで「目もすごく大きくて素敵だし、色白さんだし」と。
同時に、「読めない人」という梓の感覚もきちんと描かれています。

ギターの準備をしていたところ、気配もなく側にいて驚く梓の図。
うん、ムギは確かにかわいらしいけれども、同時に「いまいちよくわからない」というのが梓の中にはあるんですよね。これきっと唯目線だったらこういう描かれ方はされないと思います。
 
うん、いい充実眉毛だな!
視聴者側はすでに「ムギは日々を全力で楽しんでいる」というのを理解しています。それはもう、貪欲なほどに。全力で。
しかし梓はそれを知りません。ムギとの接触はあるけれども、その「全力」っぷりが不可解なんです、現時点では。
なので、ムギのこの充実っぷりを見て「なんかかわいい」と評します。大きな気づきの一歩です。
 
同時に、「自分はこの人達と違う」と距離を置こうとしていた梓も、ムギを見ることで変化が生じます。

毎日の練習が大事なんだ、という話をしているシーン。
まあムギはキーボード(ピアノ)、梓はギターと楽器は違いますが、努力が必要なのは同じです。
ムギは自分の努力を全く人に見せないタイプです。後述する澪や律と違って、その努力が普通の日々の一環になっているからです。「努力じゃなくて楽しいこと」という唯の感覚に近いかもしれません。
梓は「練習をしている形」と求めます。だから「こんな軽音部は、私には合わない」的な発想になります。これはまあ、うん、二年生の時の澪を思い出せば、わかりますよね。「らしさ」が欲しい、手応えが欲しいってのはどうしてもありますよ、ましてや後輩なら先輩に対してなおのこと。
しかしそれは見えないだけで、「あ、この人も努力しているんだ、その上で楽しく過ごしているんだ」と理解できたら一気に考えるのがバカバカしくなる。
人間の信頼関係って、こうやって生まれるんだよなあ。目に見える努力ばっかりが大事では、ないよ。

さりげなく新曲の準備をしているムギ。
いやいや、これものすごいことですよ。ムギは天才肌ではなく努力家なタイプの子。一生懸命やろうと自分から手を伸ばす子。
だからこの曲も、こっそり内緒で作って、みんなを驚かせようとしていたのかと思うと……自分が梓みたいな後輩の立場なら、絶対うれしくなると思うなあ……。
 

●理想の空間●

次は澪です。
澪に対しての感情は分かりやすいですよね。今までも何度も描かれていましたが、基本的に梓は澪に非常に憧れている部分があります。
かっこよさ、努力家なところ、自分をリードしてくれる優しさ、などなど。
まさに理想の先輩像です。

そして、この引きの図が、梓の望む「理想の軽音部の姿」

「なんかこうしていると、本当の軽音部みたいですよね」

このセリフがキいてきますね。梓は自分の理想像を澪に重ねている部分があります。
まー、梓じゃなくても数多くの後輩たちが澪に憧れているのも納得。

黙々とベースの弦の張り替えをしながら、梓の求めている音楽の会話を受け入れてくれる澪先輩!
かっこいい! 素敵な先輩! こうなりたい!
 
ところが状況はちょーっと違っています。
澪もかつて梓みたいな感覚でしたが、今はちょっと違うんですよね。
いわば、ムギの考え方に似てきているんです。
どういうことか?
毎日を楽しもうという感覚になっているということです。
 
これを「澪がゆるいテンポに毒された!」と見る事もできるかも知れませんが、実際はそうじゃないと思います。
むしろ澪は、今まで「楽しむ」ということをしたくても出来ない心の壁のあった子です。友達も自分から作れないあがり症でしたし、感情を表に出すことを躊躇うような子でした(律以外には)。
しかし、二期に入って、つまり三年生になってから澪の感覚は「楽しんでもいいんだ」という方向に拓いていきました。
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このへんですね。
澪の心は急に開けて「楽しもう」にシフトしたわけじゃないです。
一期の一年目の学園祭で無理やり歌ったことで心の扉が開き、後半の二年目学園祭で唯が遅刻したときに自分から必死に歌えるようになり、そして二期でじわじわと「今を楽しんでいいんだ」と理解し、開いた扉がさらに大きく開かれることになります。ちゃんと時間を重ねて丁寧に描かれているんですよね。毒されたんじゃなくて自分から開いたんですよ。
 
現時点ではもうすでに開かれているので、梓の求める「らしさ」は澪にはありません。といっても捨てたわけじゃなくて「肩肘はらなくていいかな」となったということでしょう。
後半出てくるシーンですが、こんなカットがあります。

澪が部室に行く前に、一人で掲示板をみているシーン。
これ何を見ているかというと。

大学入試の案内なんですよね。
澪は澪なりに、見えないところで努力しているんです。それを無理に「カタチ」しなくてもよくなった。
梓は澪の、頑張り屋ではあるけれども無理に自分を演じなくてもいい「自然体な姿勢」に触れることで、また考え方は変わっていきます。
 

●心の支えか、唯先輩●

で、律の話が入るんですがそれは一旦おいといて……先に唯の話をします。
梓は澪に憧れていますが、唯は梓をめちゃくちゃかわいがります。
それを邪険に扱うというか、あんまりにもうざったくて「もうやめてください!」という梓の気持ちは分からんでもない。だけど同時になんだかんだで唯のマイペースを保てる心意気に惚れ込んじゃってるのもわからんでもない。うふふ。
以前の「私の目の届くところにいてください!」にはにやけましたね。
今回もそれは健在でした。

あいかわらず唯はマイペースなんですよ。
しかし彼女、意図的にさぼりたいとかというんじゃないねすよね。ただ自分の思ったことをそのまま口から出しているだけ。思ったことをそのまま行動に移しているだけ。
ということは。唯がさぼるのは「適当だから」だとするなら、唯が練習するのも「適当だから」なんですよ。この適当は「適切」という方の適当です。
そうしたいから、する。
このカットは唯が梓の新曲の練習をして、おぼえられない、楽譜が読めないというシーンなんですが、唯は「この曲を覚えたい」から練習しているのがもう梓には分かっています。そしてそれを「努力」だと思っていないことも。
基本的に汗水流して努力する認識の強い梓にしてみたら、唯ほど極端に自分の感覚と違う人間珍しいんだと思うんですよ。それこそ最初は、泣くほどに(一期参照)。
すごい極端な話ですが、多分唯は楽譜で覚えるよりも、曲を耳コピさせたほうが演奏出来るタイプだと思います。天才肌だから、というのも、感覚的な人間だから、というのもあります。が。唯はすげー練習してるんですよね。家で。
ただ、努力だと思ってないから見えないだけ。

あずにゃんはなかなか難しいこと考えるんだね、私はあんまり考えたことなかったな。だって、あずにゃんあずにゃんだもん。」

全然理由とか解説とかない、ものすごく感覚的な発言なのに、なんでしょうこの説得力。
それは唯が「本当にそう思っているから」です。
梓はそれを知っています。だから唯の言うことに反論ができないだけでなく、自分の視野の狭さに気付かされることになります。
それが現れているのがこのシーン。

ちゃんと練習してください!と怒っている(と見せかけて、いつものやりとり、ほんとは怒ってない)時の梓の脚。
この微妙なもじもじ感!
ムギ、澪、律、唯と見てきて、最終的に梓がたどり着くことができた、どうすればいいか分かった瞬間でした。
 
唯の不思議でありながらも納得させられる言動と、そのまま総てを楽しむ姿勢が現れていた細かいシーンが一点ありました。

このシーンです。セリフがすごいんですよ。

「ごはんはすごいもんね!」

……。
何が!?
でも誰も突っ込まない。これが唯クオリティ。
彼女の言動に「理由」はありません。感じたままに口から言葉が出るだけです。
それこそが、梓のように物事を考えすぎてしまって立ち往生しがちな子にとって一番重要な相手なのかもしれません。
 

●ところで……りっちゃんは?●

ここからが本題です。
実は今回律と梓が二人きりのシーンありません。
それ以外(ムギ・澪・唯)の子は梓と二人きりのシーンが反復のようにあるのに、意図的に律だけ二人きりにならないんですよ。
無論尺の問題だったり、物語が単調にならないようにするためというのもあるんですが、これものすごく意味がある表現だと踏んでます。
 
律は、唯のように感性のままに生きられるほど強くありません。ムギのように何もかもを楽しむ前に考え事が多くて立ち往生してしまうことがあります。澪のように心を開いて
克服するタイミングを手にしながらも、三歩進んで二歩下がってしまいます。
実は考えが先に走ってしまうという点で、梓と似ている気がするんですよね。
そして、ムギや唯のように「それを努力だと思っていないから表にでない」のではなく、意図的に努力している姿を隠すような部分が多々あります。照れてしまうというか、道化を演じてしまうんです。

 
それを梓視点から見るとこうなります。
 
ダメな感じの先輩の代表格、と。
まあうん、だめだよね。課題ができなくて澪に泣きつくとか。
 
しかしだ。
本当に「課題が出来ない」というだけでみんなを家に呼んだんだんだろうか??
ちなみに課題はスカート。ミシンが使えないからということで澪に泣きつきます。しかし律はボタン付けなどが非常に得意。古風なの……か?
このへんに律のアンバランスさが隠されている気がするんですよ。
しかもね。
 
スカート縫ってくれている間に全員の分のハンバーグの準備をしているって、ちょっと出来すぎじゃね?
 
仮説。
実は律は、ミシンが使えないのを大義名分にして、全員を喜ばせたかったんじゃないか説。
まあ、妄想ですけどね。でも単なるネタとして見るにはよく出来すぎています。

みんなが喜んでいる時も「我が家自慢の炊飯器ですから!」とか冗談を言って場を和ませます。
もう体が全員をどうやって喜ばせようか考えることから始まってるんですよ。
本当にミシンが使えないのかも知れない。しかし労力的にはハンバーグのみならずご飯にサラダに惣菜まで準備する方が大変(まあ比較は出来ないですが)ですし、5人分の用意をしているというのもどうにも妙。

宿題手伝ってもらってるだけじゃ悪いじゃん?と言いつつ、ここまで出来る律すごいよ。
その言葉の通りでありつつ、同時にとんでもなく気を使っている部分あります。
これも仮説ですが、みんなを喜ばせたいけれども単に喜ばせるだけというのは恥ずかしいから自分の位置を押し下げて、宿題をやってもらうという名分を作ったとしたら……いや考えすぎですかね。
 
答えはどちらかはわかりません。でも多分、梓と澪は気づいていると思います。
梓が律を「ダメな先輩」ではないと気づく大きなポイントになったのはこの無言のカットでした。

家でドラムは叩けないから、いらなくなった雑誌を叩いて、しかももうボロボロになっているのに気づいたの図。
律はそれについて何も言わないし、梓も気づいてそっとその雑誌をなぜるだけ。
でも、十分、何があったか、伝わりますよね。
また演出がにくいんだ。
拡大します、どん。

料理の本だ。
叩いてボロボロにしているということは、いらなくなるほど買っているということ。律はつまり、普段から料理などについても勉強している、ということです。
なんて家庭的な!
澪は幼なじみだから、そのへんもあわせて知っているんでしょうね。ボタン付け上手いのも知ってましたし。
梓はアンテナの高い子です。多分、律が色々感情を押し隠しているのを分かっていると思います。
 
先程のムギのシーンでも、ムギがギターを持ったときに「りっちゃんもこんなことしてたことがあった」とほのめかしていましたが(3話)、3話の律のわがままを見てもっとも理解していたのは梓でした。わたままとか苦悩じゃなくて、律はそういう気持ちなんだ、というのを梓は3話の時点で分かってるんですよ。
どうして律が拗ねたのかを、澪と梓は知っていると思うんだ。「けいおん!!」第三話
かなり、律と梓の感性、そして不器用な部分、似ているんじゃないかしら。
 
だからこそ。
律と梓が二人きりになったらどんな会話が起きるのか、見たい。

これは一期11話より。まあ二人きりじゃないのですが、こんなこともありました。
面白い化学反応が起きるか、さもなくばお互い気を使いすぎて変なことになるか。
ただ、唯やムギのように「自分と違う素質」を持った人を頼もしく思い、澪のように理想でありつつ自分を素直に出せる人に憧れつつも、自分と似た性質の律がそばにいるのは梓にとってほっとする事、なんじゃないかなーと思うんです。

ラストの方で、さりげなく心配りを見せる律。こういう事が出来るのが律。
今回のは梓から見た律という一人の人間。
律から見た梓は、どう見えるんでしょうね。
 

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さて今回の話のカウンターとしてもう一人重要な人物がいます。
純ちゃんです。
この話は次の記事で。
 
続き。
純ちゃんという、もう一つの視線「けいおん!!」第16話 その2